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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【ラテクエ49リサイクル】答えは42(問題ページ

師である男はテストを作る際、自分でも解けないような難しい問題を必ず一問出すようにしている。
いったい何故だろうか?

*この問題は、ラテクエ49問題決定戦のなささんの問題文をリサイクルしました。
15年02月18日 22:38
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [とかげ]



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ての問いに答えがあるわけではないと、気付いたのはいつ頃だったか。
次から次へと知識を求めても、不思議なことに、知れば知るほどわからないことが増えるのだ。

愛とは何か。
なぜ自由が欲しいのか。
どうすれば平和になるのか。
そもそも我々は何のために、生きているのか。


そんな、自分でも解けない難しい問題を、教師はテストに必ず一問混ぜ込み、生徒に投げかける。
教師自身も答えがわからないのだから、正しいとか間違っているとかいう判断はしない。ただ、生徒が自分の意見を論理立てて書けていれば丸にしてしまうのだ。
試験範囲や時事問題に関連するようなものにしているが、この不思議な問題を、生徒達の方は楽しんでいるようだった。

教師は思う。彼らもいつか、知るだろう。
世の中には正解のない問いの方がはるかに多いということを。そしてそれでも、答えを求められることがあるということを。

それに対して、教師が言えることは、これだけだ。

考えろ。考えることを、諦めるな。

END

教師は、生徒に「考える」機会を与えるため、「正解がない問題」をテストに出した。正誤ではなく、きちんと自分の意見を答えられるかどうかで採点していた。
総合点:1票  伏線・洗練さ:1票  


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伏線・洗練さ部門ディダムズ
投票一覧
「非常にシンプル、これはありそうという解説。問題文を見ると不思議な状況なのに、解説を見ると当たり前のことのように思えてしまうその洗練さに投票しました。」
2015年03月01日19時

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