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一悪の砂（問題ページ）

女は砂の海にポツンと立つ人影を見つけた。
女が近づいてみると、それは見事な女神像であった。
女はこの場所に女神像が置かれたおかげで救われた命があることに気付いたため、その女神像を持ち帰ることにした。

なぜ？

17年08月31日 23:27
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [滝杉こげお]

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女は以前、砂漠で気を失っているところを行商中の男に助けられていた。
ある日、女が再びその遭難した場所に立ち寄るとそこには女神像が置かれていた。
女は男が自分を助けるために、商品である女神像を降ろして女をラクダの背に乗せたことに気付き、
恩に報いるべく持ち主であると確信する男のもとに女神像を届けることにしたのだ。

総合点：4票　　チャーム：1票　　納得感：1票　　トリック：1票　　その他：1票　　

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チャーム部門ゴトーレーベル
【投票一覧】

「女神像と救われた命の相関。女神像というチョイスがすばらしく、想像力をかきたてます。」

2017年09月11日01時

納得感部門からす山
【投票一覧】

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「一見宗教が関係しそうな問題文、しかしどこかおかしい。解き進めてみると、全く違う、現実的で納得のいく理由があるのです。神秘的な感じの不可解な謎が、推理小説のように現実的な方向で解決されるのを見ると、大きな納得感と充実感を得ることが出来ますよね。」

2017年09月01日19時

トリック部門甘木
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「「なぜそれがそこにあるのか？」「それが何を示しているのか？」というストレートな謎から導き出される、練られた解説が魅力です。」

2017年09月01日19時

その他部門ゴトーレーベル
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「「砂の海の女神像」という絵がすばらしい。「砂の海に長い期間じっとたたずむ女神像」→「女登場」→「しばらく考え、女が女神像を持ち帰る」の時系列は、まるで映画を見ているようだ。この映画はその発端となる解説シーンを冒頭に付け加えて完成する。定点にカメラを置いた映画もかくやという、この印象的な映像的イメージに一票。このような問題はめったに見られず、私は大傑作だと思う。」

2017年09月11日01時

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