ヤギオの母は常々、「知らない人が来たらドアを開けちゃダメよ」
と言い聞かせており、ヤギオも母の言いつけはきちんと守っていた。
ある日、家にヤギオしかいない時に、ヤギオの家を訪れた男がいたが、
ヤギオは、「外にいるのは知らない男だ」と思ったからこそ、
ドアノブを回して、見知らぬ男を家の中に招き入れた。
一体なぜ?
17年05月18日 01:14
【ウミガメのスープ】
[みん]
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地震で家が倒壊し、ヤギオは、倒れたドアの隙間に閉じ込められてしまった。
ドアと床の間に瓦礫が挟まっていたので、潰されはしなかったが、
押してもドアはビクともせず、自力で脱出する事は敵わなかった。
救助に訪れた男が、ヤギオの家に向かって、誰かいないかと呼びかけるが、
「知らない人と話してはいけない」と言い聞かされていたヤギオは、
返事の代わりに、ドアノブをガチャガチャ鳴らして存在を知らせた。
その音を聞いた男は、瓦礫となった家の中に入って行き、
音の出所であるドアを持ち上げて、ヤギオを助け出したのだった。
【 要約 】
ヤギオは、倒れたドアの間に閉じ込められていて、救助に訪れた男に助けを求めたかったが、
「知らない人と話してはいけない」という言いつけを守る為、返事の代わりにドアノブを回して、
自分の居場所を知らせた。
総合点:1票 伏線・洗練さ:1票
伏線・洗練さ部門チリー【
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「問題文を成立させる為に機能していたと思われる部分が実はトリックになっていた、という無駄のない丁寧に練られた素晴らしい問題でした、問題文を作成する時には良きお手本となる問題だと思います。」
2017年05月18日01時