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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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ウミガメのスープ(問題ページ

尾は自ら出したウミガメのスープの感想を聞いた
その後亀尾は自殺したという。
なぜだろう?
16年05月21日 19:29
【ウミガメのスープ】 [ゴルム]



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尾は最近はやっている水平思考の問題「ウミガメのスープ」を見つけ驚愕した。

この問題の登場人物はまるで俺のようではないか!

だがひとつ違う所は「ウミガメのスープ」の彼は人肉と知らずに食べさせられていたが
自分は 人肉と分かっていながら食べたことだ


それは遭難した仲間うちでしかしらないこと
奇跡的に助かった彼らは仕方のない犠牲だったと自分たちに言い聞かせ
普通の社会生活に戻って行った。

亀尾はモヤモヤをしたものをいつも抱えながら生きていくことになった。
だが「ウミガメのスープ」をといた亀尾の心には言いようのない感情が湧き
その感情の正体を確かめるべく彼はある決意をする。


翌日亀尾は遭難とは関係のない知人達に「ウミガメのスープ」の問題を出し
感想を聞いてみた。

彼らには好評だったようで、面白い、他に問題はないのかなどと好意的な意見が出てくる。

意見が途切れだしたころに亀尾は人肉を食ったことについてどう思うか知人たちにきいた。
ほとんどは仕方ない、非常時だからといった意見だったが
自殺した男の気持ちもわかる、と発言したものがいた。


その瞬間、亀尾は自分の心に気づかされた。
ウミガメのスープをした時に抱いた感情、それは共感!
懺悔でも後悔でも人肉食がばれる恐怖でもなく共感だったのだ!


今まで抱いていたモヤモヤした感情の正体もわかった。
衰弱していく仲間達を助けようとするよりも、食糧が増えることを喜んだ
あの意地汚い自分の心を意図的に見ないようにしていた自分自身の闇。
そのくせ人肉を食べたことを仕方ないと正当化していたことに対する怒り。


ウミガメのスープの問題の彼のように自分も死ぬべきだ。
亀尾は知人たちが帰った後、すぐさま自殺した。


それは一時の激情が引き起こした蛮行かそれとも過去を清算する潔い行いか。

亀尾がだした「ウミガメのスープ」の答えは正しいのだろうか?
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納得感部門エリム
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「本歌取りと言えば本歌取りなんですが、それに留まらない考えさせられる1作です。物語に対峙する時にどうあれば良いのか、など考えさせられます。」
2016年06月05日23時

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