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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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20の扉(問題ページ

故で、エレベーターの中に閉じ込められた男と少女がいた。
閉じ込められて泣いている少女に、男はこう言った。

「ゲームをしないかい?」

少女はただ頷いた。

ゲームの内容はこうだった。
①少女が何かを思い浮かべる。
②男が少女に、思い浮かべたものについて「はい」か 「いいえ」で答えられる質問をする。
③20回質問をしたら、男はそれが何かを当てる。

それは、世間一般で言う「20の扉」という遊びで、
男が少女を元気付けるために行ったものであったが、

男が少女の思い浮かべるものを答え、それが間違いであったとわかった時、男はこのゲームはやるべきではなかったと後悔した。

なぜ?
16年02月22日 16:47
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [ごがつあめ涼花]



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レベーターの中、男は少女にルールを説明し終え、ゲームを始めた。
「じゃあ、はじめに………それは実在するものですか?」

「はい」

「それは食べ物ですか?」

「いいえ」


………………
………
 
「それは人間ですか?」

「……はい」

「男性ですか?」

「はい」 

………………
……… 

「それじゃあ最後の質問。その人はこのエレベーターの中にいますか?

………はい



「エレベーターの中にいる男性………まぁ、一人しかいないね。僕、でしょ?」


………え?うしろの、おにいさんも………



………え?


【まとめ】
質問が進み、エレベーターの中にいる男性だと分かり、このエレベーターの中には男性は自分しかいないので、自分だと答えたが、少女が思い浮かべたのは自分には見えないエレベーター中の男性であったので、恐怖を感じ、もしもこのゲームをしなければそんな事実がわかるはずもなかったのに、と後悔した。
総合点:2票  チャーム:1票  納得感:1票  


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チャーム部門エリム
投票一覧
「この場面を表現する問題は、いろいろ考えられると思います。あえて20の扉をウミガメに組み込むというのが、実に効果的です。」
2016年03月02日22時
納得感部門キュアピース
投票一覧
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「狭い閉鎖空間の中で、少女には見えて男には見ることのできない謎の存在。その存在を知ってしまった男の絶望感は容易に想像でき、出来ることなら気づかないままで居たかったと後悔するだろうと考えるに難くない。」
2016年03月08日04時

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