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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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月曜日の一見客(問題ページ

ある夜。某所のバーにて。

貴方たちがウミガメ問題を出題して楽しんでいると、
一人の男が貴方たちの席に近づいてきた

響「楽しんでいるところすいません。俺、山崎響って言います。
何だかさっきから推理みたいなゲームしているのを見ていて…
実は今ちょっと謎な状態に陥ってるんです。
良かったら助けてもらえませんか?」

『謎』と聞いて貴方たちの目が輝く。考える間も無く快諾した。

響「あそこのカウンター席に座っている男性なんですが
俺、どこかで見た気がしてるんですよ。
気になって男性に話しかけようとしたら、
マスターに止められたんです。
理由をマスターに聞いても、答えてくれません。
あの男性は一体誰で、なぜマスターは僕を止めたのか。
一緒に考えてもらえませんか?」



※この問題は天童 魔子さんにSPをしていただきました!
本当にありがとうございました!!!(*‘ ∇ ‘*)

15年10月19日 21:56
【亀夫君問題】 [221aの住人]



解説を見る
「そうだ…余市の父親だ…」

響が中学の頃、クラスメートだった余市は中学3年の秋、交通事故で亡くなってしまったらしい。
クラス全員で余市のお葬式に行った時、父親のあまりにも悲痛な表情が記憶に残ったという。
父親が飲んでいるお酒は20年ものの「余市」。
事故に合わなければ成人式を迎え、一緒にお酒を飲んでいたはずだったのだ。
父親の隣のぽかんとあいた席には、きっと余市がいるのだ。

マスターは事情を知っていたのだろう。
だから余市と同じくらいの年の響が、父親に話しかけることを止めたのだ。

響「確かに迂闊に話しかけていたら、余市の親父さんに悲しいことを思い出させてしまったかもしれません。
でも、俺は大切な友達のことを思い出せて本当に良かったです。みなさん、ありがとうございました。」
そう言って響は自分の仲間の元へと戻り、お酒を注文した。

響「マスター、余市の20年を水割りで。今日は成人のお祝いだから。」


【要約】
響が成人式を迎えた日の夜のできごと。
カウンターの男性は響が中学の時にクラスメートだった余市の父親だった。
余市は中学の時に交通事故で亡くなり、お葬式の際に響は余市の父親と会った。
余市が成人したら一緒に飲みにくるはずだったバーで
父親は死んだ息子と思い出の中で杯を交わしていた。
マスターは事情を知っていたので父親をそっとしておくため、響を止めた。
総合点:2票  亀夫君部門2票  


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亀夫君部門キュアピース
投票一覧
「亀男君問題の中でも特に大好きな問題のうちの一つです。物語の背景設定や全体の雰囲気に非常に味があり、問題としてだけでなく一つの作品として味わうことが出来ます。」
2016年01月25日15時
亀夫君部門とかげ
投票一覧
「バーのカウンターで飲んでいる男性が何者なのか、一緒に考えて欲しいという語り手。参加者の行動を自然に制限するうまい設定や、魅力のある「日常の謎」はもちろんのこと、何より真相の物語性がオススメポイントです。」
2015年11月20日17時

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