私は山本社長と山谷を間違えた。
おかげで、本来なら首になりそうだったところが白紙に戻った。
一体どういうことだろうか？
15年09月01日 21:38
【ウミガメのスープ】
[さるぼぼ]
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社員旅行の夜。
私は山本社長と折り鶴をすることになった。
鶴の折図にある指示記号（山折りと谷折り）を私も山本社長も揃って間違えてしまい、
二人とも作るのを諦めたため、出来損ないの鶴は単なる1枚の白い折り紙に戻された。
ちなみに折り紙においては一点鎖線が山折り、破線が谷折りである例が多いが
ペーパークラフトではこれが逆の表記である例が多く、
明確に規定はされていないようである。
ー•ー•ー•ー•ー•ー•ー•ー•ー•ー（一点鎖線）
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -（破線）
総合点：8票 トリック：3票 伏線・洗練さ：2票 言葉遊び：3票
トリック部門YOUSUN【
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「問題文に使われた言葉の一つ一つが日本語の不備を鋭く突いています。恐怖を感じるほどに美しくハマる叙述表現のピースたちと、それを発掘し一杯のスープへと調える作者の手腕が出会って生まれたこの傑作は、もはや奇跡の産物とさえ言えるでしょう。叙述トリックの最高峰です。」
2017年10月29日19時
トリック部門松神【
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「これぞまさに言葉の魔法です。捻じ曲げられた言葉ではなくそのままの言葉で意図的に曲げられた自分の思考を修正する瞬間、まるで世界がひっくり返ったかのような衝撃と爽快感を得られることでしょう」
2016年08月05日12時
トリック部門牛削り【
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「解説を一読するだけだと、「あれ、この解説、問題文と何の関係があるんだ？」と思ってしまう。それほど、問題から受け取る印象と真相とが掛け離れている。すべての言葉に捻りが加えられた、かなり力技の叙述トリックです。しかし強引さではなくどこかスマートな印象を受けるのも不思議。さるぼぼさんにしか作れない問題だと思います。」
2015年09月02日19時
伏線・洗練さ部門からす山【
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「言葉遊びの伏線回収が見事すぎます。凄い問題。」
2017年10月09日17時
伏線・洗練さ部門のりっこ。【
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「叙述が実に素晴らしく、巧みです！ お見事！」
2015年09月02日14時
言葉遊び部門からす山【
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「言葉遊び全開の問題文。最初全然分かりませんでした。普通はそうか。」
2017年10月09日17時
言葉遊び部門蓮華【
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「「本来なら首になりそうなところが…」 日本語特有の表現でしょうが、非常にスムーズに溶け込んでいます。」
2016年07月17日21時
言葉遊び部門かもめの水平さん【
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「【首になりそうなところが白紙に戻った】の意味がわかった時に度肝を抜かれました」
2016年06月28日18時
