その店の看板メニューである「牛肉のスープ」の注文が激減した原因は、
牛肉のスープに使われている牛に【 A 】をはったせいだという。
【 A 】とは何だろうか?
15年01月23日 21:31
【20の扉】【批評OK】
[牛削り]
解説を見る
ある男が、とある海の見える食品宅配サービス会社に電話をかけた。
ウェブサイトでメニューを見ながら、男はあるメニューについて尋ねた。
「すみません。7番のメニューは牛肉のスープですか?」
「はい・・・ 牛肉のスープに間違いございません。」
男は別のメニューを頼むことにした。
───────────────────────────
──────────────────────
─────────────────
────────────
───────
──
食品宅配サービス「㈱牛の塊」の看板メニューは「牛肉のスープ」である。
こだわり抜いた牛肉の品質に一家言ある牛田社長、この度ウェブサイト上に牛肉の紹介ページを作成した。
お食事メニューの「牛」の字をクリックすると、牛肉紹介ページに飛べるようにしたのである。
「これで牛肉マニアの注文が殺到するぞ」とご満悦の牛田社長。
ところがその直後から、「牛肉のスープ」の注文がぱったりと途絶えてしまった。
不審に思った頭脳派社員の鳥羽君、ウェブサイトを総ざらいチェックし、ついに原因を発見した。
牛田社長が中途半端に、メニュー名に使われている「牛」の字のみにリンクを張ったために、「牛」に下線が引かれ、メニューは次のように読めたのである。
「生肉のスープ ¥1,200-」
食の安全が叫ばれる昨今、こんなものを注文する猛者はボブ・サップくらいである。
事実、牛肉紹介ページ開設からの売上げの80%はボブ・サップの注文によるものだった。
鳥羽君の忠告により反省した牛田社長は、メニュー名を「ギュウニクのスープ」に変更した。
よって、【 A 】に当てはまるのは、「リンク」である。
総合点:8票 20の扉部門8票
20の扉部門低空飛行便【
投票一覧】
ネタバレコメントを見る
「言葉遊び+図形的要素というエキセントリックな発想に驚くしかない。ちなみに、本投票をしている時点でのラテシンのシステム上、実は答えは問題の中に出ていたりします。気づきました?」
2017年10月30日01時
20の扉部門からす山【
投票一覧】
ネタバレコメントを見る
「牛削りさんらしい問題、というべきなんでしょうねw 素晴らしいです。そこに目を付けてこんな問題にするとは。そして解説前半の男がボブ・サップだったとは。彼はむしろ生肉のスープを食べたがっているというのか。なんてことだ。」
2017年10月25日20時
20の扉部門蓮華【
投票一覧】
「まさにこれを解いている時に視界に入っているはずのモノですが、見方を変えると。まだまだスープのネタになるものは日常生活にゴロゴロ転がっているのだと実感できます。」
2016年05月29日10時
20の扉部門甘木【
投票一覧】
「この着眼点のすばらしさ!」
2016年01月09日21時
20の扉部門とかげ【
投票一覧】
「この扉には仕掛けが2つある。1つは「牛肉のスープが売れなくなった理由」として、比較的容易に思いつく。けれど2つ目の仕掛けは……この2つ目の仕掛けこそ、この問題をより納得感のあるスープに仕上げている材料。ぜひご確認を。」
2015年10月30日21時
20の扉部門エリム【
投票一覧】
「身近な題材を見事な扉問題に転じた1作。これで1トリックを作ると言うのが非常に素晴らしいです」
2015年10月23日23時
20の扉部門天童 魔子【
投票一覧】
「www面白かったのです」
2015年10月22日22時
20の扉部門まぴばゆ【
投票一覧】
「水平思考ならではの問題です。そして、牛削りさんならではの問題でもありますw」
2015年10月22日22時