花子⊿（問題ページ）

花子が出張から帰って来た時のこと。
家に着いて、トイレに駆け込んで用を足すと、トイレットペーパーが三角折されていることに気が付いた。
自分も太郎も、こんなことはしない。
どうやら自分が留守中に、別の人物、おそらく女性がこの家にいて、きっといつもの習慣でやってしまったのだろう。
夫の太郎が留守中、浮気したことを確信した。
太郎の浮気の証拠を得るために、花子は、偽の同窓会の知らせを書き記し、自分宛てに投函した。
届いた同窓会のはがきは、食卓に何気なく置いておき、
「同窓会呼ばれたから参加してくるね」
と太郎に同窓会の日時をさりげなく伝えた。
調子に乗った太郎が浮気相手をまた家に呼ぶことを見越しての作戦だった。
嘘の同窓会の日、花子は家を出てから周辺で待機し、
何も知らない太郎が浮気相手と家でよろしくしているときに、乗り込んだ。
太郎の浮気の確固たる証拠を突きつけ、花子は離婚の慰謝料をたんまり手にすることができた。