動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録

新講義:問題文の構成要素

作成者:牛削り
部屋名:新講義:問題文の構成要素
ルームキー:牛を削る
講義まとめ(2016.8.3更新)

☆0[講義の目的]
従来、チャーム、トリック、クルー、ベールが問題の四大要素と言われてきた。
これは問題作成をする際の指標にはなるかもしれないが、「要素」という呼び名には不整合である。
クルーは問題文の中の一単語だったりひとつのまとまりだったり、とにかくある部分を表している。
ベールは定義上、問題文には現れていない部分を表す。
これらに対し、チャームは問題文全体で実現される魅力のことであり、どこか一部分を指すわけではない。
トリックも、この部分がトリックだと指し示せるものではない。
このように、チャーム、トリック、クルー、ベールは、そもそも同格の存在ではないのである。
また、問題文の一部分を指す「クルー」という概念があるのに、クルー以外の部分を表す概念が存在しないのも、非常に中途半端である。
そして「要素」という概念は、それらを集めると全体が完成するという性質を持つはずである。
以上より、当講義は、存在レベルを「クルー」と同格のものに限定し、問題文の要素を過不足なく再定義するものである。

☆1[問題文の構成単位]
問題文は、単語ではなく意味を単位として構成されている。
単語とは、文の単位としての文字からなる単語である。
意味とは、単語の構成要素である。

☆1-1[構成単位を意味とする理由]
例えば「外国人」という単語は、「外国の」と「人」という2つ以上の意味に分割できる。
そして「外国の」と「人」とを、問題文の中で別々の種類の構成要素に分類すべき場合がある。
単語を単位とした場合、問題文に「外国人」と書かれていた場合と「外国の人」と書かれていた場合とで扱いが異なってしまうため、意味を単位とするのである。

☆2[問題文の構成要素]
問題文は、以下の4つの要素で構成されている。
①エレメント
 解説に不可欠な部分
②クルー
 解説に不可欠ではないが、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できる部分
③ノイズ
 解説に不可欠ではなく、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できない部分のうち、文体にあたるものを除いた部分
④文体
 要素の集合を文章として成り立たせるための構文的部分

☆2-1[エレメントについて]
エレメントとは、「解説に不可欠な部分」である。
問題文と解説とに共通して存在する部分のうち、解説で置き換えたり除外したりしたら問題として成り立たなくなるものをいう。

☆2-1-1[「解説に不可欠」であるか否かの基準]
ある部分が解説に不可欠か否かは、究極的には出題者の主観による。

☆2-1-1-1[「解説に不可欠」についての出題者の主観]
とはいえ、出題者が「解説に不可欠」の意味を誤解してしまうことは容易に予想される。
「出題者がその問題を通して実現したいこと」を実現させるのに最低限必要な部分かどうか、ということを基準にして、「解説に不可欠」か否かを判断すべきであろう。

☆2-1-2[エレメントの役割]
問題文の構成要素のうち、最も基礎的な部分である。
エレメントは、出題者と参加者とが同じ土俵に立つための設定部分であると言ってよいだろう。
これが存在しない問題は、ほとんどないはずだ。少なくとも当講義の執筆者は、エレメントが存在しない問題の実例を知らないし、想像できない。

☆2-1-3[ベールの位置付け]
解説に不可欠な要素を全て問題文に盛り込んだ場合、ベールはゼロとなる。
これはエレメントが飽和している状態と表現してもいいだろう。
エレメント飽和状態からはじめて、エレメントを少しずつ削っていくことが「ベールを掛ける」ことの意味である。
クルーやノイズを削ってもベールにはならず、削られたエレメントのみがベールとなる。

☆2-1-4[解説の省略についての注釈]
解説は、しばしば省略される。問題文の後日談のみが語られる場合や、理由のみが説明される場合などである。例として、「私が大根を買ったのは何故?」という問題文に対し、解説が「安かったから」となっているような場合が挙げられる。
問題文にあって解説に存在しない部分であっても、それが解説から省略されているだけの前提事項であるような場合には、その部分をエレメントだと判断してよい。
先の例であれば、「安かったから」という解説は、「安かったから大根を買った」という記述の省略であると見なせるため、問題文の「買った」をエレメントと判断することができる。

☆2-2[クルーについて]
クルーとは、「解説に不可欠ではないが、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できる部分」である。

☆2-2-1[クルーの役割]
クルーは、出題者からのヒントとして機能する。
別解を制限したり、質問のとっかかりとなったりする。

☆2-2-2[トリックの位置付け(クルー)]
トリックとは参加者を騙すことであり、結果として解決までに必要な質問の数を増やす性質がある。
そのため、クルーでありトリックの核となるような要素は存在しない。
ある単語がクルーでありながらトリックの中核であるように見える場合があるが、当講義の前提に従い、その単語を意味によって分析すれば、クルーに当たる意味とトリックの中核に当たる意味とに分けることができるはずである。

☆2-3[ノイズについて]
ノイズとは、「解説に不可欠ではなく、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できない部分のうち、文体にあたるものを除いた部分」である。

☆2-3-1[ノイズの分類]
ノイズは、以下の2種類に分類される。
①善玉ノイズ
 参加者を騙すために盛り込まれるノイズ
②悪玉ノイズ
 善玉ノイズ以外のノイズ

☆2-3-1-1[善玉ノイズについて]
善玉ノイズとは、「参加者を騙すために盛り込まれるノイズ」である。

☆2-3-1-1-1[善玉ノイズの役割]
善玉ノイズは、解決までに必要な質問の数を増やす機能を果たす。

☆2-3-1-1-2[トリックの位置付け(善玉ノイズ)]
善玉ノイズは、従来の分類でいうところのトリックをなす中心要素となる。

☆2-3-1-2[悪玉ノイズについて]
悪玉ノイズとは、「善玉ノイズ以外のノイズ」である。

☆2-3-1-2-1[悪玉ノイズの役割]
悪玉ノイズは、問題文の中で特に役割を持たない。

☆2-3-1-2-2[悪玉ノイズの例外的機能]
悪玉ノイズが問題文の雰囲気を醸成し、結果としてチャームが高まることがある。

☆2-4[文体について]
文体とは、「要素の集合を文章として成り立たせるための構文的部分」である。
助詞や助動詞や接続詞などの補助的な単語や、単語の配置の仕方、その意味を表す語の選択の仕方などがこれに含まれる。

☆2-4-1[文体の役割]
エレメントやクルーやノイズを単純に集めても、問題文にはならない。
それらに語を当てはめ、配置し、補助的な言葉で間を繋ぎ、文章として成立させることで初めて、問題文となる。
このように、文体は各要素を問題文としてまとめ上げる役割を持つ。

☆2-4-2[文体を要素のひとつとした理由]
ノイズを文体を除かない定義にすれば、エレメント、クルー、ノイズの3要素で、論理的には隙のない分類にすることができる。
それにもかかわらず文体という要素を考えるのは、チャームやトリックを問題文の構成要素によって説明するためである。

☆2-5[構成要素の分析]
実際に出題された問題を用いて、構成要素の分析の例を以下に示す。
分析において、便宜上、問題文からの単純な抜き出しの場合は「」を、意味の抽出の場合は〔〕を用いることとする。

☆2-5-1[蓮華さん「秘密の暴露」]
蓮華さんの「秘密の暴露」
http://sui-hei.net/mondai/show/23139

<問題文>
カメオはここ最近で頻繁に発生している連続強盗事件の犯人です。
ある日、ブログで犯人しか知りえない情報をうっかり漏らしてしまいました。
当然、そのブログを見て警察がカメオのもとへやってきます。
しかしながら、警察はカメオを逮捕するために来たのではないのです。

一体どういうこと?

<解説>
カメオはその事件の犯人であり、なおかつ捜査関係者だったのです。
「おい、捜査情報を許可なく漏らすな」
「すみません…」
「まったく、犯人が見つかった時に特定する秘密の情報として使えなくなるかもしれないんだぞ。記事消して、始末書書いておけ」
「すみません…」

<構成要素の分析>
「カメオは……連続強盗事件の犯人です。」……エレメント
〔「犯人」が捜査関係者をも兼ねることは少ないという観念〕……善玉ノイズ
「ここ最近で頻繁に発生している」……悪玉ノイズ
「ブログで……情報をうっかり漏らしてしまいました。」……エレメント
〔「犯人しか知りえない」という文言の「犯人が知っている」という意味〕……善玉ノイズ
〔「犯人しか知りえない」という文言の「犯人と捜査側だけが知っている」という意味〕……エレメント
「そのブログを見て警察がカメオのもとへやってきます。」……エレメント
〔「警察が……やってきます」の「警察は通常、逮捕するために来る」という観念〕……善玉ノイズ
「警察はカメオを逮捕するために来たのではないのです。」……クルー

☆2-5-1-1[蓮華さん「秘密の暴露」の分析についての注釈]
2-5-1で行った分析は、一例にすぎない。
例えば、「カメオ」という単語を「カメオという名の」「人」という意味に分解し、「カメオという名の」を悪玉ノイズ、「人」をエレメントと分析することは可能である。
同じく、「連続強盗事件」を「何らかの刑事事件」であり、「連続して強盗が犯された事案」という意味に分解し、「何らかの刑事事件」をエレメント、「連続して強盗が犯された事案」を悪玉ノイズと分析することもできる。
このように、意味の分け方の細かさに応じて、要素の割り当ての仕方は多様でありうる。

☆3[従来の四大要素の位置付け]
従来の四大要素のうち、チャームとトリックは、問題文によって実現される効果や価値であるから、本講義で定義した構成要素によっては説明し尽くすことができない。
一方、"クルー"(本項では、従来の四大要素のクルーを区別のためにクォーテーションマーク付きで示すこととする)とベールは、問題文の構成要素によって語り尽くすことができる。

☆3-1[チャームについて]
チャームとは、問題文の魅力である。
チャームは問題文の各要素の組み合わせによって実現される効果あるいは価値であり、問題文の要素そのものではない。したがって、新しい要素のどれとどれがチャームに該当する、チャームを構成する、などという言い方は不可能である。
とはいえ、当項目を設けたからには、何かしらのチャーム分析の指針を示さなければならないだろう。

☆3-1-1[チャーム分析]
もっとも簡素な問題文は、エレメントのみの場合だろう。
そこに、クルーやノイズを肉付けしていくのである。クルーやノイズの肉付けの動機の一つが、チャームを高めることだといえよう。もちろん、エレメントのみの問題文が高いチャームを持つことは十分に考えられる。
チャームに関する詳細な論述は別の機会に行うが、大雑把に言えば、チャームは「参加容易性(参加を躊躇させないか)」「好奇心(解説を見たいと思わせるか)」「安心感(解説が満足のいくものであると期待させるか)」の三要素で構成されている。
親切なクルーを盛り込むことは、主に「参加容易性」と「安心感」を高めることにつながるだろう。
ノイズにより雰囲気を醸成することが「好奇心」に繋がる場合もあるだろう。
また、文体(新要素の一つ)は、チャームのすべてに積極的に関わってくる。誤字脱字や言い回しの不統一は「参加容易性」や「安心感」を低めるだろうし、同じ意味あっても「好奇心」をより惹起する単語とそうでない単語とがありうる。

☆3-2[トリックについて]
トリックとは、参加者を騙すことである。
チャームと同じく、各要素の組み合わせにより実現される効果であるため、問題文の要素そのものとはいえない。
とはいえその性質上、解決に必要な質問数を増やす機能を持つ善玉ノイズと相性が良い。

☆3-2-1[トリック分析]
善玉ノイズはトリックを実現するための要素である。善玉ノイズを盛り込むことがトリックの一つだといってよい。
それ以外に、トリックは文体によっても実現される。単語の選び方を変えたり、文の順番を工夫したり、あるいは接続詞や助詞によっても、参加者を騙しうる。
クルーはその定義上、単体でトリックを実現することはない。
エレメントがトリックを実現するのは、問題文の物語内でトリックが使われている場合であろう。叙述トリックではなく、例えば、殺人事件の密室トリックなどが考えられる。
もちろん、各要素単体ではなく、要素同士の結びつきによってトリックが実現される場合も多い。むしろ、多くの場合はそのトリックを実現させている要素を特別に取り出すことは難しいだろう。

☆3-3["クルー"について]
従来の"クルー"は、「解決への糸口」と表現されることが多い。また、ラテシンwikiには、
>ベールを薄くしてもクルーにはなりません、クルーは答えに行き着くための「誘導」です。
とあり、これは当講義の定義する新しいクルーの説明とも整合する。
とはいえ、本家ウミガメのスープについて、「自殺」を"クルー"とする(当講義に従えばエレメントに該当するし、従来の四大要素に従うとしても、「男は死んだ」を「男は自殺した」に変更することは、ベールを薄くすることであり、上の説明と矛盾している)など混乱が見られる。

☆3-3-1["クルー"分析]
エレメントの一部とクルーとが"クルー"と呼ばれていたようである。
確かに解決への糸口という機能だけを見れば、解説に不可欠な要素であるエレメントにも当然、糸口を名乗る権利がある。
この考え方を認めるとすると、問題文のうち、意味をなさない部分や騙すためだけの部分を除くすべてが"クルー"ということになってしまう。それこそ「男は死んだ」という問題文なら問題文丸ごと"クルー"である。
しかし多くの人が"クルー"に求めるのは、このような性質ではないだろう。問題作成において、「糸口の量をどう調整するか」という考慮と、「解説の内容をどれだけ明かすか」という考慮とは、別物であることが期待されているように感じられる。またそうでなければ、ベールという概念が不要になってしまう。
したがって、当講義では、従来の"クルー"からエレメントを分離させたものを、新しくクルーと定義しているのである。

☆3-4[ベールについて]
ラテシンwikiには、次のような記述がある。
>問題文から情報を抜いていくことを「ベールをかぶせる」と言います。
>解説文から情報を抜いていくと、最終的に「男は死んだ、なぜ?」といったものになります。
これらは、当講義2-1-2で語ったベールの概念と合致する。

☆3-4-1[ベール分析]
当講義では、問題が次のような手順で作成されていると擬制している。
①過不足のない解説を作る。
②解説から適当に情報を抜く。
③そこに手がかりとなる情報や騙すための情報、雰囲気を作るための情報を付け足す。
もちろんこれは擬制であって、実際にはこのような方法で作られた問題は多くないだろう。しかし提出された問題に作成過程を限定するような要素が残されているわけではなく、それがどのように作られたかをいかように想像することも可能である。そこで当講義では便宜のため上記のようにみなすのである。
さて、すると、ベールを掛けるというのは、②の過程そのものである。①によってできたものは最もシンプルな解説であり、これをそのまま問題文にした場合、エレメントのみの問題文となる。そこからエレメントを削っていくことが、ベールを掛けることに他ならない。
③はクルーやノイズを付け足す過程であるが、これはベールを掛けることとは無関係である。

☆4[]
当講義の内容を受け入れたとしても、従来の四大要素の各概念を捨てる必要はない。
クルーは、当講義により従来よりも明確に定義づけられる。
ベールは、エレメントにより完全に説明することが可能である。
トリックとチャームは、問題の要素というカテゴリから外し、問題の評価項目として存続させればよい。

☆5[]
当講義は単なる言葉の戯れであり、問題作成や問題批評においては何の役にも立たない。

☆6[豆大福]
豆大福食べたい。

現在 牛削りさん ディダムズさん が入室してます。(2人)
【総発言数:161】
[276689]牛削り[★曹長➕]
【出題の十戒】(精査中。2015.12.28 重複のあった⑦の項目を削除。⑧を⑦に繰り上げ、⑧に新項目を追加。今後も見直しの予定)

★①問題文での誤字脱字・言葉の誤用は絶対にNG。
 まず出題者として誠実であることが重要だ。人様に解いてもらうのだから、問題文は何度も見返してしかるべきである。そのための確認画面だってある。明らかな誤字脱字があるまま出題するのは、参加者に対して失礼であると心得よ。
 さらに、誤字脱字・誤用をよしとするのであれば、その問題ではいかなるトリックも説得力を持たない。問題文のみのヒントしか与えられていない参加者は、誤字脱字・誤用を解決への手がかりだと考えるかもしれない。あるいは、誤字脱字・誤用を出題者のミスと許容するかもしれないが、その場合には問題文に仕掛けられた通常との相違点のうち、出題者が意図したもののみを参加者の手掛かりとさせるのは傲慢と言わざるを得ない。参加者はそれを選び取る術を持っていないのだから。

★②トリックやベールのために文法を犠牲にしてはならない。
 問題文は出題者から参加者へのメッセージである。であれば少なくとも表面上は、参加者に文意を伝えようとする態度を取るべきである。
 スナイプを恐れ、文章の一部を機械的に取り除いて不自然な問題文を作るのは安易にすぎる。
 歴代の名作の出題者は、「表面上は誠実に文意を伝えようとする態度を取りつつ、そこにいかに裏の意味を紛れ込ませるか」というジレンマと戦い、苦しみ抜いてその問題を作ったのである。
 文法的に整った問題文を作ろうとする努力なくして、一人前の出題者は名乗れない。
(この項目では、勘違いや無知による文法の誤りについては関知しない)

★③不思議でない文章は問題文ではない。
 複雑なトリックを考え、ベールや伏線を張った結果、問題文だけを見ると通常との相違点が消えている場合がある。これは問題文としては失格である。通常となんら相違しない文章のあとに、何故と問われても、参加者の心に好奇心は生まれない。

★④間違った知識をもとに問題を作るなど言語道断。
 要知識問題の要知識部分に関し、出題者自身が十分に理解していると言えない場合、どんなに魅力的な問題に見えても出題すべきではない。間違った知識をもとに作られた問題など悪問の最たるものである。その問題で初めてその知識に触れる参加者には誤った情報を植え付けてしまうし、正しい知識をもって参加した人は馬鹿にされた気分になるばかりである。
 青酸カリそのものからアーモンド臭はしないし、等速で走る電車内でジャンプしても後ろの壁には激突しないのである。

★⑤単なるクイズや日記はウミガメのスープには向かない。
 単に知識を問うだけの問題や、「こんな面白いこと経験したよ」という報告のためだけの問題は、ウミガメのスープとして出題するのに相応しくない。
 yesnoの質疑だけで専門知識や出題者の身辺情報を明らかにするのは至難だし、明らかになったところで大した満足感は期待できない。
 もちろん、専門知識や実体験中に水平思考的な要素が含まれており、その部分が焦点になるよううまくアレンジされているのであれば問題はない。

★⑥犯罪トリックや暗号文などには、それを仕掛ける動機と合理性がなくてはならない。
 例えば密室トリックの場合、「どうやって密室にしたか」だけでなく、「何故密室にしたか」という背景事情は絶対に必要である。同じく暗号問題ならば、「何故その解き方をしなければならないのか」という理由付けがなければ成立しない。ダイイングメッセージが暗号になっている場合には、何故死の間際に入り組んだメッセージを考えたのかという合理的な説明が必要だ。
 それらの細部詰めをせずにトリックのみを前面に出しても、納得感など得られようはずもない。

★⑦質問に対しては論理的に回答し、その結果誤解を招きそうな場合は補足をつけよ。
 論理的に答えればyes、誤解のないように答えればyesnoというような場面では、yesと答えるのが誠実な回答の態度である。「yesかnoで答えられる質問のみで真相を暴く」というこのゲームの趣旨に沿うのであれば、万人にとって一律である論理を基準とすべきだからだ。ただしあくまで人対人なので、それが誤解を招きそうな場合にはその旨を注記すべきである。

★⑧進行中、解説を示すまで、こだわりを捨てるな。
 その問題で何を伝えたいのか、どんな風に驚いてほしいのか。推敲を重ねた上で出題に至った問題ならば、出題者なりのこだわりがあるはずである。それを、周囲の状況に流されて捨ててはいけない。
 予想外に難航したり、設定の穴をつく鋭い質問がきたとしても、こだわりを捨てない道を全力で模索せよ。必要に応じてヒントを出すのもいいだろう。
「解説を出した時、みんな驚くだろうな」という当初の気持ちは、きっと正義だ。

★⑨問題が不出来であることの言い訳を参加者に向かってすることなかれ。
 「短時間で作ったから出来は悪いです」「○○という制約のもとで作ったから質は低いです」などという言い訳は絶対にすべきでない。
 時間的・条件的制約のせいで質が落ちているのなら、もっと時間をかけるとか、余計な制約を取っ払うとかして、高品質の問題を作ればいいのである。
 そういった努力を怠り、自分でも納得できていない問題を晒し、「努力できたのにしなかったので低品質です」などと言い訳するのは参加者に対し失礼なことこの上ない。
 経験や調子により質が低くなってしまうのは仕方ない。しかしそれを開き直るような発言は避けねばならない。

★⑩自分の問題を愛せ。
 自分が生み出し、育て上げ、参加者とともに成就させた問題を、愛せ。
 「出題した問題」一覧を見て惚れ惚れとしてしまうほどに、自分の問題を愛し尽くせ。
 問題を愛することを常に念頭に置いていれば、上記①~⑨は当然のこと、ここに書き尽くせなかった小さな戒めも、守らずにはいられなくなるだろう。
 自分が愛せないような問題を出題してはいけない。

[16年06月09日 23:19]
[276682]牛削り[★曹長➕]
蓮華さんこんばんは。
プロフィールから一旦外したのは昨日のことなのですが、その日のうちに気付いていただけるとは驚きでした。

十戒を引き下げたのは、マイページのプロフィール欄がやたら長く、自己主張が強すぎる印象になってきた感じがしてきたためでした。
独りよがりな主張のような気もしていましたが、蓮華さんが僕の十戒をそこまで大切にしてくれていると知り、とても嬉しく思っています。そういうことであれば、僕が作ったものとはいえ僕一人の判断で掲載したりしなかったりすべきものではないですね。
プロフィール欄に戻すかどうかは別として、とりあえずこのチャットに避難させておきたいと思います。どうぞコピペなり改変なりお好きなようにお使いください。
[16年06月09日 23:14]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年06月09日 23:14]
蓮華さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年06月08日 21:18]
[276513]蓮華
牛削りさんのプロフィールの、出題者の心得が無くなってしまったのには、何か理由があるのでしょうか…?
バージョンアップされますか?
コピーしておけばよかった(*'▽')とか思いました。
(だいたい覚えてはいるのですが…)

出題するからには、自分も回答者様も納得し、自分自身が誇れるような問題を作るべきだ(自分の問題を愛せ)、という考え方は初出題からずっと私の根幹にあります。納得できない問題は出題しませんし、出題した問題は回答者全員に納得して貰えるように工夫してきました。
特に、誤った事実を元に作られた問題は言語同断、というのは結構身に染みていて、友達と喋るような日常生活にも実は役に立っています。間違った事実からスタートしたお喋りは誰も幸せになりません。
こうして書くとなんだかストーカーみたいですが('Д')、私のラテシン初出題への衝撃と言いますか、出題(およびSP)の教科書的な記述が無くなってしまったのは少し寂しい気持ちもありましたので、書き込ませていただきました。新規登録者様に読み聞かせたいくらい、まとまった体系だったと思います。
[16年06月08日 21:16]
蓮華さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年06月08日 21:07]
牛削り[★曹長➕]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月30日 12:58]
[273974]牛削り[★曹長➕]
風木守人さんこんにちは。

ご来室いただきましてありがとうございます。
当講義は僕自身の素朴な疑問から始まっているので、同じような疑問をお持ちの方がいらっしゃると知り、頼もしく思いました。
独り善がりな講義をつらつら書き連ねているだけですが、何かのお役に立てれば幸いです。
ぜひ、疑問点やご意見があれば、お気軽に書き込んでくださいね。

それでは今後とも、よろしくお願いいたします。
[16年05月30日 12:53]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月30日 12:52]
風木守人[★美味イイネ!(味が)]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月29日 21:39]
[273939]風木守人[★美味イイネ!(味が)]
はじめまして。
面白い考察をされていて感慨深いかったです。

わたしはラテシン初心者ですが、チャーム、ベール、クルー、トリックの要素を聞いてもピンときませんでした。
牛削りさんの言われるように、今思えば同格でないというのが理由だったのだと思います。

特に、ベールという概念。
これは多ければいいわけでも少なければいいわけでもない。定義自体が広範で、多寡についても他の要素に影響を受けるような、曖昧なものに見えました。
その点、エレメントを削るという考え方は分かりやすかったです。
また、ノイズという表現は非常にしっくりきました。特に、善玉と悪玉に分ける分類は、問題を作る際に意識するといい概念だと思います。

とりとめのない感想のようなものですが、失礼しました。
[16年05月29日 21:30]
風木守人[★美味イイネ!(味が)]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月29日 21:30]
ディダムズ[★★幾星霜]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月28日 21:07]
[273769]ディダムズ[★★幾星霜]
牛削りさんご回答ありがとうございます。

これからも大いなる期待と共にひっそりこっそりのぞかせていただこうと思います。
[16年05月28日 21:07]
ディダムズ[★★幾星霜]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月28日 21:06]
しばらく発言していないので牛削り[★曹長➕]さんはスープになりました。
[16年05月27日 13:17]
[273432]牛削り[★曹長➕]
ディダムズさんこんにちは。
ご訪問&ご質問いただきありがとうございます。

ご質問にお答えいたします。

善玉ノイズと悪玉ノイズをそれぞれ独立の要素とせず、ノイズの中の小分類とした理由は、3つあります。

①要素分けの成立過程(消極的理由)
 新しい要素分けの方法を考えよう、と思い立ったとき、はじめに思い浮かんだのが、「エレメント」「クルー」「ノイズ」という3分類でした。
 そこから考えを進め、ある程度体系ができたきたところで、ノイズの中には良いノイズと悪いノイズがある、ということに気付いたのです。
 このとき、すでにエレメント、クルー、ノイズを三大巨頭とする理論から引き返せない状況になっていました。
 よって善玉ノイズと悪玉ノイズがノイズの小分類に入ったのは、僕の心情的には非常に自然なことでした。

②説明の簡素化(積極的理由)
 善玉ノイズと悪玉ノイズの定義には、「ノイズ」という語が入っております。
 こういうことが可能なのは、先立って「ノイズ」を定義しているからに他なりません。
 もし善玉ノイズと悪玉ノイズを大分類にまで引き上げた場合、それぞれの定義は下記のようになります。

 善玉ノイズ……解説に不可欠ではなく、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できない部分のうち、文体にあたるものを除いた部分のうち、参加者を騙すために盛り込まれる部分

 悪玉ノイズ……解説に不可欠ではなく、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できない部分のうち、文体にあたるものを除いた部分のうち、参加者を騙すという目的を持たない部分

 説明が非常にまどろっこしいことがおわかりいただけると思います。
 善玉ノイズと悪玉ノイズは概念的に被っている部分が多く、「ノイズ」という大分類の中で論じた方がすっきりするのです。

③当講義の性質
 当講義は、もともと問題の質について言及せず、単に機械的に問題文の構造を分析するという目的で始めました。
 したがって、その問題がどれほどの魅力を持つか、どれほど優れたトリックが仕掛けられているか、等については基本的には関知しないつもりです。
 エレメント、クルー、ノイズの定義をご覧いただければわかると思いますが、できる限り主観を排した機械的な説明になっています。
 ベルトコンベアで運ばれてくるものをあっち、こっちと無感情で仕分けしていくイメージです。
 善玉ノイズは、先入観トリックを使うようなある種の問題にとっては不可欠な部分だと思います。
 しかし当講義の上記のような性質に従えば、善玉であれ悪玉であれ、「問題の成立には欠かすことができる(クルーよりも必要度が一段階落ちる)」要素であり、主観的な「騙す目的」というものを考慮しなければ、どちらも同じものと判断できます。


と、こんな感じです。
ただしこの分類法について、僕は別に「これが唯一最高だ」とまでは思っていません。
人によっては、

・「エレメント」「クルー」「ノイズ+文体」
・「エレメント」「クルー+悪玉ノイズ+文体」「善玉ノイズ」
・「エレメント」「クルー+ノイズ+文体」

のような分け方もありうると思います。
何を重視するか、という違いでしょうね。

ご質問いただいたことで、自分の分類に対する考えを深めることができました。
ありがとうございました。
[16年05月27日 12:11]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月27日 12:11]
ディダムズ[★★幾星霜]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月26日 21:42]
[273374]ディダムズ[★★幾星霜]
素晴らしい御講義のため、感想は多々ありますが、おそらく空気が読めない感じになるので一つだけ。

四大要素にクルーとノイズがあり、ノイズの下位分類に悪玉、善玉を配置されていますが、五大要素にクルー、悪玉ノイズ、善玉ノイズ (名前は変わるかもしれませんが) が入るのではなく、ノイズがひとまとめになっているのはどういった理由によるものなのでしょうか?

[16年05月26日 21:38]
[273373]ディダムズ[★★幾星霜]
こんばんは、いつも拝見させていただきておりますが、実際に伺ったのは初めてです。

手土産にエレメントを含まないのではないかと思われる問題「http://sui-hei.net/mondai/show/8379」をお持ちしました。つまらないもの (一説によると最底辺の問題) ですが、よろしければどうぞ。
[16年05月26日 21:36]
ディダムズ[★★幾星霜]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月26日 21:34]
牛削り[★曹長➕]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月24日 18:36]
[273164]牛削り[★曹長➕]
皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
特に、まだこの体系が完全ではないと自覚しているので、矛盾点や不明点があれば、どんどん指摘、質問していただきたいです。
よろしくお願いいたします。
[16年05月24日 18:30]
[273163]牛削り[★曹長➕]
2016.5.24 以下の項目を更新。

2[問題文の構成要素]と2-3[ノイズについて]の、ノイズの定義を、文体を除く形に変更。
それに伴い、2-4-2[文体を要素のひとつとした理由]の表現を変更。

2-1-3として、[解説の省略についての注釈]を追記。

2[問題文の構成要素]と2-4[文体について]の、文体の定義の、「文法的部分」という表現を、「構文的部分」と変更。

2-4[文体について]の例示部分に、「その意味を表す語の選択の仕方」という文言を追加。
それに伴い、2-4-1[文体の役割]に、「語を当てはめ」という文言を追記。

2-5[構成要素の分析]に、分析におけるカッコの使い分けに関し追記。

2-5-1-1として、[蓮華さん「秘密の暴露」の分析についての注釈]を追加。
[16年05月24日 17:48]
[273162]牛削り[★曹長➕]
あと、いちいち過去の書き込みを更新するのが面倒なので、今後の更新は紹介文の更新のみとし、こちらには更新のお知らせを記載することにします。
[16年05月24日 17:45]
[273161]牛削り[★曹長➕]
更新予定

・エレメントの項目にて、「解説の省略」について注釈。
・文体の項目に、「言葉の選択」について追記。
・ノイズの定義から、文体が除かれるよう再定義。
・分析例についての注釈を追記。「カメオ」等。
[16年05月24日 17:24]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月24日 17:24]
牛削り[★曹長➕]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月23日 22:35]
[273120]牛削り[★曹長➕]
2016.5.23 以下の項目を更新。

2-5[構成要素の分析]に、この項目の説明を記載。

2-5-1として、蓮華さんの「秘密の暴露」を題材に、構成要素分析の例を示した。
[16年05月23日 22:22]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月23日 22:21]
牛削り[★曹長➕]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月20日 06:07]
[272660]牛削り[★曹長➕]
明日、少し更新するつもりです。
[16年05月20日 06:07]
[272659]牛削り[★曹長➕]
蓮華さん弟子入りだなんて畏れ多い。蓮華さんは素晴らしい出題者さんですよ。
[16年05月20日 06:06]
[272658]牛削り[★曹長➕]
テク彦さんありがとうございます。ゆっくり更新していきます。
[16年05月20日 06:06]
[272657]牛削り[★曹長➕]
とかげんありがとう。使わせてもらいますね。
[16年05月20日 06:05]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月20日 06:05]
蓮華さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月19日 00:50]
[272614]蓮華
弟子入りさせてください
[16年05月19日 00:50]
蓮華さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月19日 00:32]
低空飛行便[☆ラテペディア]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月11日 00:34]
[271391]低空飛行便[☆ラテペディア]
実は聴講しています。
[16年05月11日 00:33]
低空飛行便[☆ラテペディア]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月11日 00:31]
とかげ[★重曹]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月08日 17:46]
[271087]とかげ[★重曹]
(-)∀(-)つ【とかげのスープ好きに使っていいよ券】
[16年05月08日 17:46]
とかげ[★重曹]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月08日 17:45]
しばらく発言していないので牛削り[★曹長➕]さんはスープになりました。
[16年05月05日 08:02]
[270475]牛削り[★曹長➕]
2016.5.5 以下の項目を更新。

2[問題文の構成要素]に「④文体」を追加。
それに伴い、「2-4」として文体についての解説を追加。
以下の項目の番号を繰り下げ。

2-2-2[トリックの位置付け(クルー)]がわかりにくいと指摘があったため、これについて詳述。
[16年05月05日 00:02]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月05日 00:02]
しばらく発言していないので牛削り[★曹長➕]さんはスープになりました。
[16年05月02日 15:29]
[270052]牛削り[★曹長➕]
蓮華さん、ご入室ありがとうございます。
問題文の構造分析をしているだけなので、ベールの掛け方などに応用できるかはわかりませんが、何かの足しになれば幸いです。
例題のお申し出もいただき助かります。
実際に使わせていただくかどうかはわかりませんが、ありがたくちょうだいします。
[16年05月02日 14:12]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月02日 14:12]
蓮華さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月01日 22:49]
[269994]蓮華
こんばんは。
自分の問題は解いたときにあまりスッキリしてもらえてないんじゃないかなぁ、と常々思ってました。

問題文で隠さなければいけない情報、逆に明記していないといけない情報の理解が不足してるのでこんなことになるのかなと思っています。隠しすぎると別解が多くなり「え、これは正解じゃないの?」となりますし、書きすぎると謎や好奇心がなくなっちゃいます。難しいです。
質問に対してYes/No以外に言葉で補足するのもどれくらいがいいのかなぁ…などなど

講義内容を読んで精進します。
(追記)
もし、わたしの問題で大丈夫であればたたき台にしてください。いろいろ勉強になります。
[16年05月01日 22:20]
蓮華さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月01日 22:13]
しばらく発言していないので牛削り[★曹長➕]さんはスープになりました。
[16年05月01日 17:46]
[269955]牛削り[★曹長➕]
2-4で行う要素分析に使う例題を募集します。使ってもよいよという方、お知らせください。
[16年05月01日 16:35]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月01日 16:34]
しばらく発言していないので牛削り[★曹長➕]さんはスープになりました。
[16年05月01日 11:43]
[269842]牛削り[★曹長➕]
手弁当さん、ようこそ!
ヴィトゲンシュタインはノリですw

紹介文にこれまでの講義内容をまとめているので、皆さんも遠慮せずご意見ご感想を書き込んでくださいね。
[16年05月01日 08:25]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月01日 08:24]
手弁当[★ラテ・ヘイヘ]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年05月01日 07:32]
[269835]手弁当[★ラテ・ヘイヘ]
正座して謹聴します。
いずれはヴィトゲンシュタインまで到達する目論見なのですね。ついて行けるかなぁ…。
がんばります。
[16年05月01日 07:27]
手弁当[★ラテ・ヘイヘ]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年05月01日 07:26]
しばらく発言していないので牛削り[★曹長➕]さんはスープになりました。
[16年04月30日 22:56]
[269460]牛削り[★曹長➕]
☆3-4[ベールについて]
[16年04月30日 21:25]
牛削り[★曹長➕]さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[16年04月30日 21:25]
牛削り[★曹長➕]さんは勘定を済ませ、帰宅した。
[16年04月30日 16:50]
[269314]牛削り[★曹長➕]
☆3-3[クルーについて]
[16年04月30日 16:50]
[269313]牛削り[★曹長➕]
☆3-2[トリックについて]
[16年04月30日 16:50]
[269312]牛削り[★曹長➕]
☆3-1[チャームについて]
[16年04月30日 16:49]
[269311]牛削り[★曹長➕]
☆3[従来の四大要素の位置付け]
[16年04月30日 16:49]
[269310]牛削り[★曹長➕]
☆2-5[構成要素の分析]
実際に出題された問題を用いて、構成要素の分析の例を以下に示す。

☆2-5-1 [蓮華さん「秘密の暴露」]
蓮華さんの「秘密の暴露」
http://sui-hei.net/mondai/show/23139

<問題文>
カメオはここ最近で頻繁に発生している連続強盗事件の犯人です。
ある日、ブログで犯人しか知りえない情報をうっかり漏らしてしまいました。
当然、そのブログを見て警察がカメオのもとへやってきます。
しかしながら、警察はカメオを逮捕するために来たのではないのです。

一体どういうこと?

<解説>
カメオはその事件の犯人であり、なおかつ捜査関係者だったのです。
「おい、捜査情報を許可なく漏らすな」
「すみません…」
「まったく、犯人が見つかった時に特定する秘密の情報として使えなくなるかもしれないんだぞ。記事消して、始末書書いておけ」
「すみません…」

<構成要素の分析>
「カメオは……連続強盗事件の犯人です。」……エレメント
〔「犯人≠捜査関係者」という(誤った)観念〕……善玉ノイズ
「ここ最近で頻繁に発生している」……悪玉ノイズ
「ブログで……情報をうっかり漏らしてしまいました。」……エレメント
〔「犯人しか知りえない」という文言の「犯人だけが知っている」という意味〕……善玉ノイズ
〔「犯人しか知りえない」という文言の「犯人と捜査側だけが知っている」という意味〕……クルー
「そのブログを見て警察がカメオのもとへやってきます。」……エレメント
〔「警察が……やってきます」の「警察は逮捕するために来る」という(誤った)観念〕……善玉ノイズ
「警察はカメオを逮捕するために来たのではないのです。」……クルー
[16年04月30日 16:48]
[269309]牛削り[★曹長➕]
☆2-4[文体について]
文体とは、「要素の集合を文章として成り立たせるための文法的部分」である。
助詞や助動詞や接続詞などの補助的な単語や、単語の配置の仕方などがこれに含まれる。

☆2-4-1[文体の役割]
エレメントやクルーやノイズを単純に集めても、問題文にはならない。
それらを配置し、補助的な言葉で間を繋ぎ、文章として成立させることで初めて、問題文となる。
このように、文体は各要素を問題文としてまとめ上げる役割を持つ。

☆2-4-2[文体を要素のひとつとした理由]
エレメント、クルー、ノイズの3要素で、論理的には隙のない分類になっている。
それにもかかわらず文体という要素を考えるのは、チャームやトリックを問題文の構成要素によって説明するためである。
[16年04月30日 16:48]
[269308]牛削り[★曹長➕]
☆2-3[ノイズについて]
ノイズとは、「解説に不可欠ではなく、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できない部分」である。

☆2-3-1[ノイズの分類]
ノイズは、以下の2種類に分類される。
①善玉ノイズ
 参加者を騙すために盛り込まれるノイズ
②悪玉ノイズ
 善玉ノイズ以外のノイズ

☆2-3-1-1[善玉ノイズについて]
善玉ノイズとは、「参加者を騙すために盛り込まれるノイズ」である。

☆2-3-1-1-1[善玉ノイズの役割]
善玉ノイズは、解決までに必要な質問の数を増やす機能を果たす。

☆2-3-1-1-2[トリックの位置付け(善玉ノイズ)]
善玉ノイズは、従来の分類でいうところのトリックをなす中心要素となる。

☆2-3-1-2[悪玉ノイズについて]
悪玉ノイズとは、「善玉ノイズ以外のノイズ」である。

☆2-3-1-2-1[悪玉ノイズの役割]
悪玉ノイズは、問題文の中で特に役割を持たない。
基本的には、省いた方が良い。

☆2-3-1-2-2[悪玉ノイズの例外的機能]
悪玉ノイズが問題文の雰囲気を醸成し、結果としてチャームが高まることがある。
[16年04月30日 16:47]
[269307]牛削り[★曹長➕]
☆2-2[クルーについて]
クルーとは、「解説に不可欠ではないが、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できる部分」である。

☆2-2-1[クルーの役割]
クルーは、出題者からのヒントとして機能する。
別解を制限したり、質問のとっかかりとなったりする。

☆2-2-2[トリックの位置付け(クルー)]
トリックとは参加者を騙すことであり、結果として解決までに必要な質問の数を増やす性質がある。
そのため、クルーでありトリックの核となるような要素は存在しない。
ある単語がクルーでありながらトリックの中核であるように見える場合があるが、当講義の前提に従い、その単語を意味によって分析すれば、クルーに当たる意味とトリックの中核に当たる意味とに分けることができるはずである。
[16年04月30日 16:47]
[269306]牛削り[★曹長➕]
☆2-1[エレメントについて]
エレメントとは、「解説に不可欠な部分」である。
問題文と解説とに共通して存在する部分のうち、解説で言い換えたり外したりしたら問題として成り立たなくなるものをいう。

☆2-1-1[エレメントの役割]
問題文の構成要素のうち、最も基礎的な部分である。
エレメントは、出題者と参加者とが同じ土俵に立つための設定部分であると言ってよいだろう。
これが存在しない問題は、ほとんどないはずだ。少なくとも当講義の執筆者は、エレメントが存在しない問題の実例を知らないし、想像できない。

☆2-1-2[ベールの位置付け]
解説に不可欠な要素を全て問題文に盛り込んだ場合、ベールはゼロとなる。
これはエレメントが飽和している状態と表現してもいいだろう。
エレメント飽和状態からはじめて、エレメントを少しずつ削っていくことが「ベールを掛ける」ことの意味である。
クルーやノイズを削ってもベールにはならず、削られたエレメントのみがベールとなる。
[16年04月30日 16:46]
[269305]牛削り[★曹長➕]
☆2[問題文の構成要素]
問題文は、以下の4つの要素で構成されている。
①エレメント
 解説に不可欠な部分
②クルー
 解説に不可欠ではないが、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できる部分
③ノイズ
 解説に不可欠ではなく、解決までに必要な質問の数を減らすことが期待できない部分
④文体
 要素の集合を文章として成り立たせるための文法的部分
[16年04月30日 16:46]
[269304]牛削り[★曹長➕]
☆1[問題文の構成単位]
問題文は、単語ではなく意味を単位として構成されている。
単語とは、文の単位としての文字からなる単語である。
意味とは、単語の構成要素である。

☆1-1[構成単位を意味とする理由]
例えば「外国人」という単語は、「外国の」と「人」という2つ以上の意味に分割できる。
そして「外国の」と「人」とを、問題文の中で別々の種類の構成要素に分類すべき場合がある。
単語を単位とした場合、問題文に「外国人」と書かれていた場合と「外国の人」と書かれていた場合とで扱いが異なってしまうため、意味を単位とするのである。
[16年04月30日 16:45]
[269303]牛削り[★曹長➕]
☆0[講義の目的]
従来、チャーム、トリック、クルー、ベールが問題の四大要素と言われてきた。
これは問題作成をする際の指標にはなるかもしれないが、「要素」という呼び名には不整合である。
クルーは問題文の中の一単語だったりひとつのまとまりだったり、とにかくある部分を表している。
ベールは定義上、問題文には現れていない部分を表す。
これらに対し、チャームは問題文全体で実現される魅力のことであり、どこか一部分を指すわけではない。
トリックも、この部分がトリックだと指し示せるものではない。
このように、チャーム、トリック、クルー、ベールは、そもそも同格の存在ではないのである。
また、問題文の一部分を指す「クルー」という概念があるのに、クルー以外の部分を表す概念が存在しないのも、非常に中途半端である。
そして「要素」という概念は、それらを集めると全体が完成するという性質を持つはずである。
以上より、当講義は、存在レベルを「クルー」と同格のものに限定し、問題文の要素を過不足なく再定義するものである。
[16年04月30日 16:44]