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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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かないませんな…(問題ページ

は、女に紙を渡した
女は、黙って要求に従った

女は、男に紙を渡した
男は、泣きながら返済することになる

何があったのだろう?
13年02月02日 20:30
【ウミガメのスープ】 [yan]



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曜日の朝、カメオが二階から降りてきて朝食の食卓に付いた時のこと。

カメオはお母さんのお皿の横に、丁寧にたたんだ一枚の紙を置きました。
お母さんは不思議そうな顔をしましたが、すぐにいつもの優しそうな顔に戻り、
その紙を読みあげました。 カメオの置いた紙の内容は、次のとおり。

 「お母さんへのせいきゅう書」
「お使い代 100円 おそうじ代 200円  おるす番代 200円  合計 500円」

読み終わった後、お母さんは何も言いませんでしたがにっこり笑いました。

お昼ごはんの時に、お母さんはカメオのお皿の脇に500円をそっと置きました。
カメオはそれを見て、上手くいった!と嬉しくなりました。

ところが、お金と一緒に小さな紙切れが置かれていました。
カメオが取り上げてみるとそれはお母さんからの請求書でした。内容は…

 「カメオさんへのせいきゅう書」 
「食事・料理代 0円 病気の時に看病してあげた代 0円  お部屋代 0円
  洋服や靴やおもちゃ代 0円   合計 0円

 カメオははっとしました。

一回、二回…。カメオは繰り返し読むうちに涙があふれてきました。
(ぼくは自分のことしか考えずに請求書を出してしまった。なのにお母さんは…)

カメオはお母さんの元へ駆け寄り、お母さんからもらった500円を返してこう言いました。
「お母さんごめんなさい!これからはせいきゅう書なんかなしで、何でも手伝うよぅ…!」

そう、少しでも、お母さんに恩返しができるように…
総合点:1票  物語:1票  


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物語部門牛削り
投票一覧
「短い文章で、主人公のいたたまれない気持ちがありありと伝わってきますね。」
2015年01月13日19時

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