動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録
項目についての説明はラテシンwiki

ラテシン王国にようこそ!(問題ページ

ミガメ王国に住む私は仕事の用事で「ラテシン王国」という国に行くことになった。

仕事中、ラテシン王国で仲良くなった男に、何かウミガメ王国のおみやげをあげようと思った。

ポケットをまさぐると、個人的なコレクションで集めていた「ただの綺麗な石」が入っていた。流石にこれをやるわけにはいかないか。
かと言って、仕事道具以外は全て置いてきてしまったので、他にあげるものはない。私は仕方なくその綺麗な石をあげることにした。
すると、男はたいそう喜んだ。

仕事が終わり家に帰ったあと、私は男が大金持ちになったという事を知った。

一体何があったのだろう?
13年01月27日 20:10
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [ruxyo]



解説を見る
は21XX年。
かつてUFOで騒いでいた私達も、今では騒がれる側である。
私は仕事で、ラテラル星の調査を請け負った。上空のUFOからラテラル星で最も栄えた国「ラテシン王国」の様子を伺う。しかし、運悪く雷の直撃を喰らい、森の中に墜落してしまった。

・・・

私が目を覚ますと、目の前にはラテラル星人の男がいた。どうやら気絶した私を介抱してくれたらしい。
その日から、迎えが来るまでの一ヶ月間、私と男は仲良く生活した。寝食を共にし、写真や手紙、映像なども残した。
そして迎えが来た時、名残惜しくなった私は、たまたま持っていた大事なコレクションの石をあげたのだ。
友だちとの、友情の証として。
言葉は通じなかったが、私達の間には確かに「友情」と呼べるものがあった。

・・・

自分の星にたどり着いた私は、別の報告隊の知らせを聞いてショックを受けた。
ラテラル星には今、大金持ちがいるらしい。
そいつは宇宙人と出会った話を種にメディアで一儲けし、彼が持っていた記録媒体には我々宇宙人の姿、文字。極めつけには「ラテラル星に存在しない金属原子を含んだ石」を持っていたという。

私との「友情」はラテラル星の研究機関に売られ、大金となった。

かつて我が星に飛来していた宇宙人たちも、同じ思いをしていたのだろうか。
自慢げに宇宙人との接触を語る我々を、こんな表情で見ていたのだろうか。

今や宇宙人となった我々には、ラテラル星の人々の心を知ることは出来ない。
総合点:2票  物語:2票  


最初最後
物語部門とかげ
投票一覧
「他国で出会った男に、ただの石をあげたら、大金持ちになっていた? その裏に隠れた意外な真相に、思わずにやっとしてしまいました。」
2015年05月07日22時
物語部門tsuna
投票一覧
「これは映画になります」
2015年05月04日11時

最初最後