怒っている妻に、どれほど自分が漫画を好きか、いかに漫画家の仕事が素晴らしいかを語る漫画家の夫。
妻はそれを聞いている途中で恥ずかしくなってやめさせた。
一体何故?
17年09月04日 20:32
【ウミガメのスープ】
[春雨]
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「私と仕事、どっちが大切なの?」
激昂して、つい、訊いてしまった。
「……どっちも、同じくらい大切だよ」
私の方だと、即答してはくれないのか。
言いかけた私を遮り夫は続けた。
「漫画というのは世界を創造し表現するものなんだ…
…(中略)…
それに漫画家というのは、
…(中略)…」
聞きたかった、言ってほしかった答えでは無かった。
しかし思っていたよりも夫が情熱を持っていることを知った。
…あれ?
「どっちも、同じくらい大切」ということは、
この長い演説そのものが…
考えると何だか恥ずかしくなってきた。
「わ、分かったからもう良いよ…」
要約:「私と仕事、どっちが大切なの?」に「同じくらい」と答えられた後に
仕事の大切さを懇々と語られたので照れた。
総合点:1票 トリック:1票
トリック部門甘木【
投票一覧】
「そんな方法が……!まさに「発想の転換」を味わえる良問題です!」
2017年09月05日19時