問1 次の計算をしなさい。
(1)1+1
(2)9+8
(3)7-2
(4)12-4
(5)5×6
(6)7×7
(7)18÷3
難関私立カナヘビ中学校は、算数がよくできる子どもを入学させるため、入学試験の最初の数問は、上にあるような誰でも解ける簡単な問題を並べることにした。
なぜだろう?
17年03月19日 20:07
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[とかげ]
解説を見る
すべての数字を書かせることで、字が下手で何が書いてあるかわからない答案を採点するときの判断材料にするため。
問1 次の計算をしなさい。
(1)1+1=2
(2)9+8=17
(3)7-2=5
(4)12-4=8
(5)5×6=30
(6)7×7=49
(7)18÷3=6
このように、問1の問題は、答えに0~9までのすべての数字が登場するようになっている。
私立カナヘビ中学校は、とにかく算数ができる子どもを入学させたいと考えていたため、「算数はできるけれど字が汚い」という子どもの答案が、見間違いで減点されることを防ぎたかったのだ。
もちろん、全問正解できないと意味がないので、受験する子ども達が必ず解けるような簡単な問題にしている。
■注意■ でも本来は採点する人にわかるように書くのが基本だよ! 試験を受けるときは字を丁寧に書こうね!
総合点:5票 納得感:3票 伏線・洗練さ:2票
納得感部門エリム【
投票一覧】
「目的の本質を見失わないということについても考えさせられる1問です」
2017年03月26日12時
納得感部門甘木【
投票一覧】
「視点を変えて考える水平思考の基本をおさえた良問題です!」
2017年03月25日07時
納得感部門ぽんぽこぺん【
投票一覧】
「現実にこんなことがあるとは思えないのに、この納得感。さすがです。」
2017年03月19日22時
伏線・洗練さ部門低空飛行便【
投票一覧】
ネタバレコメントを見る
「問題を解くためのクルーが日本語の単語や文にあるのではなく、数学そのものにある珍しいタイプの問題。数学スープの名は伊達じゃない。」
2017年10月29日23時
伏線・洗練さ部門甘木【
投票一覧】
「トリックの核になる情報を堂々と問題文に組み込む技術に拍手!」
2017年09月08日23時