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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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灰かぶりの(問題ページ

シンデレラ!靴を持ってきなさい!」

「シンデレラ!髪を結って!」

意地の悪い、姉と妹は、シンデレラを虐めていた


その国の王子が今度の舞踏会で、結婚相手を選ぶという噂が広がった

その舞踏会は全員参加、との御触れがでていた

意地の悪い姉妹とその母親は、当然のようにシンデレラは舞踏会へ連れていってはくれなかった


舞踏会の後、王子は結婚した

相手は、意地の悪い姉でも、妹でもなかった


そして、シンデレラでもなかった

しかしシンデレラはそれで満足だという


これは一体なぜだろう?

16年11月06日 16:10
【ウミガメのスープ】 [しおまる]



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次の舞踏会で、結婚相手を選べ」

そう王様から言われた王子は悩んだ


舞踏会では、みんな着飾り、みんないい顔をするだろう

たった数時間で、その中から、将来の王妃を選べというのは無理な話ではないか?


そこで王子は、城の召し使い達に、命令した

『それぞれの家の召し使いとして働いてこい』

王子は、本当に心の優しい人を、王妃に選ぼうと思ったのだ



舞踏会が終わった夜...

「王子、ラテシン家は、『全員参加』の御触れどおり、召し使いも舞踏会へ参加させていました」

「ほほう」

「とくにこの家の娘は、『召し使いでも関係ないわ』と、自分と同じ豪華さのドレスを、召し使いへ貸したそうです」

「なんと、心優しい...」


「次に、召し使いシンデレラを行かせた家ですが...ここはダメですね、召し使いを苛めるし、舞踏会には連れて行ってもいないですね」

「ああ...それはないな」


こうして、王子は心優しい人と結婚し、とても幸せに暮らしました

シンデレラは自分の仕事を全うできたことに満足し、城の召し使いに戻った後、素敵な王子と心優しい妃のもとで、一生仕えましたとさ

総合点:1票  物語:1票  


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物語部門牛削り
投票一覧
「名作「シンデレラ」の、現実的な別解釈。この解説を読めば、これこそが本物で、本家は偽者だと思ってしまう。優しい人だけが救われる世界。素晴らしい物語だ。」
2016年11月25日21時

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