国民的日曜日（問題ページ）

某磯野家のような広い平屋暮らしは今は昔。平成の磯野と中島は団地暮らし。ちょうど上下の部屋に住んでいる。
中島は自分の家のベランダから、下の部屋の磯野に声をかけた。その日は晴天でベランダには布団が干してあったので、その上から身を乗り出して。結果中島は勢い余って布団の上から滑り、とっさに掴んだ布団とともに地上へと落ちてしまった。
家で中島の呼ぶ声を聞いた磯野が自分もベランダに出ると、ちょうど落下する中島が自分の家の前を通過していた。
慌てて地上まで駆け下りた磯野が見たのは、布団の上にいる無傷の中島。
磯野は、「今日が良い天気で布団が干してあったから良かったけど、そうじゃなかったら死んでたかもしれないぞ！」と言った。
中島は、「今日が良い天気で布団が干してあったから、僕は滑って落ちたんだよ！」と言った。