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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【ラテクエ58リサイクル】失われた名所(問題ページ


の名所として名高く、毎年花見客がたくさん訪れる水平町。

しかしある日火事が起きてしまい桜の枯れ木一本も残らないほど被害を受けてしまった。
水平町には桜の他に名所は無い。

しかし次の春には例年よりも多くの人が訪れた。

一体何故?

【ラテクエ58選考会、ノーネームさんの作品】
15年11月23日 20:02
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



解説を見る
失われた桜を植樹するイベントを企画したところ、水平町の桜を愛する人々が集まって結果的に例年の何倍もの観光客を集めることとなった。


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桜の町・すいへいを、復活させよう!
ソメイヨシノの苗木を植えて、大火事で失われた名所をあなたの手でよみがえらせよう!
一株3000円、一名様一株限り。

という植樹の企画を町役場主導で立ち上げたところ、合計1万株の応募枠に対して3万人が応募してきたため、抽選と相成った。

それだけでも十分に驚くべきところだが、植樹イベントの当日、役場の職員は想定外の光景を目の当たりにしていた。

1万人の植樹参加者に対し、15万人以上の観客が訪れていたのだ。

この数は、例年の桜のシーズンの延べ観客数をしのいでいた。

そして、遠くからそれを見ると観客の頭上に桜が咲いているように見えたのだ。

観客が各々の思い出の「すいへい桜の写真」を掲げて、よみがえることを祈っているのだ。

町長のカメオは涙していた。

たった一つでも、愛される要素がある町は、その愛で救われるのだ、と。
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物語部門エリム
投票一覧
「決して長い解説文ではありませんが、問題と合わせて非常に効果的な展開。そして短いながらも故郷を愛する者の思いが溢れていて、思わず涙ぐんでしまいました」
2015年11月25日01時

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