カメオは海を嫌いになってから毎夏必ず海に行くようになった。
何故?
15年11月22日 19:40
【ウミガメのスープ】
[ロシア人形]
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カメオの父親は漁師だったのだが、20年前漁をしていたところ突然の嵐による高波に呑まれ消息不明に。当時小学生であったカメオは自分から父を奪った海を嫌った。
法的に死亡となった後は、生粋の海男であった父は墓ではなく海にいるだろうということでカメオは夏のお盆には墓参りだけでなく海参りにも必ず行くようにしているのだ。
総合点:3票 納得感:1票 物語:2票
納得感部門かもめの水平さん【
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「嫌いなのに毎夏足を運ぶ……このチグハグさは、解説が出てもチグハグなまま。……きっと彼が父親を奪った海を許すことはない。だけれども、だからこそ足を運ぶ。この人間心理の調和のとれた不調和こそが納得してしまう力を持ちます。」
2015年11月23日01時
物語部門フィーカス【
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「解説を読んだ後に問題文を読むと、この矛盾した行動に込められた意味に強く心を打たれます。たった1行の問題文だからこその破壊力だと感じました。」
2016年03月28日01時
物語部門春雨【
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「「物語」に文章の長さは関係無い」
2015年12月28日20時