小さなつづらで金銀財宝を手に入れたと自慢する亀太。
大きなつづらならもっとお金持ちになれると思った亀蔵は、
強欲があだとなり、財宝を手に入れる事ができませんでした。
ところが、亀蔵と同じ大きなつづらを選んた亀吉は、
見事財宝を手に入れ、亀太よりもお金持ちになりました。
一体、なぜでしょうか?
15年11月22日 18:15
【ウミガメのスープ】
[みん]
解説を見る
池につづらを落としてしまった亀太。
「池の女神様に金と銀のつづらをもらった」と自慢しました。
それを聞いた亀蔵は、大きなつづらを池に落としました。
大きな方が、金銀の分量が多くなり、高価になるからです。
ところが、強欲な亀蔵は女神の差し出した金のつづらに目が眩んで、
金のつづらを落としたと嘘をついてしまいました。
女神様に嘘を咎められた亀蔵は、金と銀のつづらどころか、
落としたつづらさえも返してはもらえませんでした。
亀蔵の失敗から学んだ亀吉は、池に大きなつづらを落としました。
池から女神様が現れ、亀吉に問いかけます。
「貴方が落としたのはこの金のつづらですか?」
「いいえ、違います」
「では、この銀のつづらですか?」
「いいえ。私が落としたのは、竹で出来たつづらです」
女神様は、正直に答えた亀吉につづらを返し、
ご褒美に金のつづらと銀のつづらを与えました。
とても大きなつづらだったので、亀吉は亀太よりも儲かりました。
亀太に詳しく聞いていればこんな事にはならなかっただろうに。
慎重な亀吉は、かわいそうな亀蔵を嘲笑いましたとさ。
【要約】
池につづらを落として、金と銀のつづらを手に入れた亀太。
女神様に池に落としたつづらはどれか問われ、
欲張って嘘をついた亀蔵はつづらをもらえなかったが、
正直に答えた亀吉は、金と銀のつづらをもらえた。
落としたつづらが大きかった分、金と銀の分量が多く、
亀吉は亀太よりも儲かった。
総合点:2票 チャーム:1票 伏線・洗練さ:1票
チャーム部門かもめの水平さん【
投票一覧】
「この取り扱いが素晴らしいと思います。この問題が面白い!と騙されて楽しくなる魅力を持つにはこの材料しかないでしょう。お見事です」
2015年11月23日00時
伏線・洗練さ部門春雨【
投票一覧】
「「強欲」というクルーの美しさよ」
2015年12月28日20時