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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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平和のための革新的なアイデア(問題ページ

和のための革新的なアイデア

ある牧師さんたちがいた。
彼らは自分たちの尊い教えを広め、平和な世の中を作りたかった。
そこで彼らはある贈り物を送った。
すると送られた地域のほぼ全ての住人がその教えを信じるようになった。

牧師さんたちは何を送ったのだろうか?
10年12月03日 21:59
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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75平方キロメートルの島、エロマンガ島。
この島の名前を一度は耳にしたことがあるだろうか。
この島は悲劇の島。
人の残酷さを再確認させてくれる島。

かつてエロマンガ島には数千人から1万人をこえる人々が住んでいたらしい。
この地の交易船がくるようになったのは1820年代。

そこで現れた宣教師達。
彼らは病人が使った衣料や毛布を島民に与える。
島民は喜んでそれを使う。
そして伝染病が広がる。

宣教師達はこう叫ぶ。
これは神の怒りであると。
キリスト教に改宗しないから、こんな悲劇が起こるのだと。

わずか40年。40年だ。
人口は4000人にまで落ち込んだ。

そして始まる奴隷狩り。
働き手の喪失。度重なる伝染病。
1930年までで人口わずか400人。

現在は1200人にまで回復したエロマンガ島。
だがもうかつてのような活気を取り戻すことはない。
牛がこの島に入ったからだ。
そして島の資源の多くが牧畜に使われるようになった。
環境が全て変わってしまったのだ。

島民は侵略者達を恨んでいるのか。
恨んでいない。
自らの罪のせいで絶滅の道を歩んだと思わされている。
彼らはすでにキリスト教徒なのだ。

彼らを可哀想だと思うだろうか。
それはどういう感情で思っているのだろうか。
私たち先進国に住んでいる人間の過去は全て殺人者だ。
平和の大切さを叫ぶ私たちは、平和を知らない。

実は島民には食人の歴史があり、あなたはそれを怖いと思うかもしれない。
だが私たちも尊い命を糧にしてきたこと、ゆめゆめ忘れてはならない。
ここは悲劇の島。エロマンガ島。
総合点:1票  物語:1票  


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物語部門春雨
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「色々「効いて」ます」
2015年09月29日20時

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