公園の貼り紙に書いてあったのは、よそでもよく見かける内容だった。
しかしカメオは「意味ないなあ」とつぶやき、持っていた油性ペンで貼り紙に手を加えた。
どういうことだろう?
15年11月09日 15:53
【ウミガメのスープ】
[えぜりん]
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新しくできた芝生の周りにロープが張られている。
貼り紙には手書き文字で『立入禁止』と書いてあった。
「だが、ここは公園だ。漢字が読めないような小さな子も来るだろう?」
そうつぶやくと、カメオは持っていた赤い油性ペンで、紙いっぱいに手の形をふたつ描いた。
立入禁止の看板に、時々制止しているような手のひらの絵が描いてあるのを思い出したのだ。
念のため『はいらないで』とも書いておいた。
「これで子供にも意味がわかるだろう。」
なお、この貼り紙は、正式な看板が設置される前に一時的に貼られたものであり、10分後にカメオの目の前ではがされたことを追記しておく。
「『はいらないで』って書いてあるぞ。子供が書いたっぽいな!ハハハ!」
「この線は手か?ホウキにしか見えんが?」
カメオ、れっきとしたオトナである。
某お絵かきサイトでは「画伯」として名高い。
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納得感部門桜小春【
投票一覧】
「あーなるほど!と納得してしまう問題です。これは手を加えたくなるのです」
2016年03月23日23時