雨は男を狂わせる（問題ページ）

カメオ一家はクルージングを楽しんでいたが
嵐にあい、遭難してしまった。
通信機器も嵐でやられてしまったうえ、
いつまでも雨が降り続き、天気も回復しそうにない。
こんな悪天候ではカメオたちの船を見つけることはできないだろう。
不安そうな顔をしている妻のカメコと、幼い息子のカメタ。
カメオは最悪の事態を覚悟しはじめていた…

雨が続いて3日目、食料が尽きてきたので
カメオは禁煙をはじめた。
自分を食べた時、少しでもカメタの害にならないように。

雨が続いて7日目、カメタが衰弱しはじめたので
男は服を脱いで頭から袋をかぶり、自分の手首を切った。
少しでもカメコが自分を調理しやすいように。


ーーーー　数十年後

母カメコの遺骨は、遺言通り海が見える墓に納められた。
幼い頃に父のカメオを失くし、女手一つでカメタを育ててくれた母。
哀しみを引きずりながら、海沿いをとぼとぼと歩いていたカメタの目の前に
一軒のレストランが現れた。どうやらウミガメのスープが売りらしい。

ウミガメのスープはカメタにとって思い出のスープだ。
父を失くした遭難事故で、カメタはウミガメのスープによって生き延びることができたのだ。
材料となったウミガメは父が命と引き換えに捕まえたのだと母から聞いた。
その後もウミガメのスープを飲みたいと母に何度かせがんだが
父を思い出すそのスープを、母は決してカメタに飲ませなかった。

母と父を弔おうと、カメタはレストランの扉をあけた。
そして、ウミガメのスープを一口飲んで店員にこう尋ねる。

「これは本当にウミガメのスープですか？」


【要約】
男は「ウミガメのスープ」の材料となった人。
自分を食べた時に害にならないように禁煙をし
解体しやすいように服を脱ぎ、
死に顔で躊躇しないように袋をかぶって顔を隠した。




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グロ注意解説ですが2年の節目に、
本家ウミガメ絡みの問題を出題してみました( ‘ ∀ ‘ ;)
色んな方のお世話になりながら今日もラテシンを楽しんでおります。
本当にいつもありがとうございます。

ものすごくマイペースですが、もっとみなさんが楽しめるものを
提供できるよう頑張りたいと思います。(*‘ ∇ ‘*)

これからも何卒よろしくお願いしますm(_ _)m