リカが、傘を差している人間は信用できないと感じたのは何故だろう?
15年09月11日 22:07
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[牛削り]
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リカは窓辺で、外の天気を確認しようと思った。
雨粒は見えないが、道ゆく人の中には、傘を差している人と、傘を持っていながら差していない人が半々くらいの割合でいた。
この状況で現在雨が降っているかどうかを推察するならば、傘を差している人を信用すべきでない。
何故なら、彼らは傘に遮られて、実際に雨が降っているかどうかを判断できないからである。
傘を持っていながら差さずに歩いている人が一定数いるのだから、今は雨が降っていないと推理するのが合理的といえよう。
「よし、お出掛けするなら今のうち」
リカはいそいそと準備を始めた。
総合点:1票 伏線・洗練さ:1票
伏線・洗練さ部門エリム【
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「これは見事な思考の流れです。結論に至るまでの判断力が美しい。」
2015年09月12日02時