カメオがペンを取り出したので、
ウミスケはしゃべることがなくなってしまった。
一体どういうことだろう?
15年08月23日 23:21
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[みたらし]
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カメオは新聞記者、ウミスケは大物政治家だった。
ウミスケはカメオに、
名前を出さないこと・録音をしないことを条件に取材を受けた。
カメオは取材をはじめるにあたり、
ペンが無かったらしくバッグの中を探り一本のペンを取り出した。
しかし、カメオの胸ポケットにはペンが入っていおり、
わざわざ取り出す必要はないように思えた。
ウミスケは、それをカメオに言うと、カメオはひどくうろたえた。
そこでウミスケは気が付いた。
それが、ペンではなくペンの形をした録音機であること、
カメオが約束を破って自分との取材を録音していることを。
念のためそのペンを調べさせてもらうと、案の定録音機であり、
怒ったウミスケは、
「君にしゃべることはもうない」
と言ってその場から立ち去った。
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「きわめてベールが厚いが、事実が明らかになるにつれ、ピンボケの映像にだんだん焦点が合っていくように、真相の「光景」が次第に姿を現す。その光景がすべて明らかになったとき、「なるほど!」と声を出したくなるだろう。それほど印象が強く、興味深い光景である。ベール問題の楽しさを教えてくれる問題。ぜひ質疑応答を追ってほしい。」
2017年07月17日20時