この石に刻まれた願いは10つまで叶う(問題ページ)
この石に刻まれた願いは10つまで叶う
カメオがそんな噂が流れている石を探しだした時には、すでに10つ願いが刻まれていた。
しかし、カメオは何食わぬ顔で11つめの願いを「大切な人が泣き止みますように」と刻むと、その願いは叶った。
何故だろう?
15年04月29日 23:14
【ウミガメのスープ】
[えねこー☆]
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一年前…
カメコは願いが叶う石があるらしいという噂を聞き付けて、必死に情報を集めてその石を探しだしまし。
彼女にはどうしても叶えたいことがあったのです。
「カメオ君と恋人になれますように。」
幼馴染みだった彼のことが気づけば好きになっていて
でも友達としてしか見てくれない彼に何も言えなくて…
そしてカメコは探しだした石に、「ずっと好きだった人と恋人になれますように。」と刻みました。
しかし待てど暮らせどその想いが届くことはなく、カメコは次第に塞ぎこんでしまいました。それを気にするカメオですが、カメコは逆に気づかない彼に怒りました。
それでもカメオは心配するのをやめず、ついにカメコは「石に書いたのに願いが叶わないから」と一言言いました。
石の噂はカメオも聞いたことがあったのですが、どうやら探すのが大変な割りにデマらしく、今は10つ願いが刻まれているのでどちらにせよ行っても意味がないと言われていました。
しかし、カメオは考えました
11つめの願いを刻んで、ルール違反でみんなの願いが叶わなくなったとカメコに説明すれば少しは楽になるかもしれない
そう考えてカメオは石を探しだし、 「大切な人が泣き止みますように 」と刻みました
しかし、その時彼は見つけてしまったのです。
「ずっと好きだった人と恋人になれますように。」
そう綴られた、幼い頃からよく見ていた、カメコの字を。
カメオはやっと彼女の気持ちに気づきました。
ああ、カメコ、そうだったんだね。
カメオはいつもの町に帰ると、カメコを石のところに連れていきました
「ほら、願いが11こ書かれてたから叶うはずないよ~」
「え!?ほんとだ!?…なんだ…ごめんね、泣いたりして」
「いや、でも叶うかもしれないよ?」
「え?」
「カメコ、僕の彼女になってくれないかな?」
☆要約解説☆
願いを書いたのに叶わないと嘆く人のために、11個目の願いを書いて、それだから叶わないんだと説明した
総合点:1票 伏線・洗練さ:1票
伏線・洗練さ部門フィーカス【
投票一覧】
「ただ単に「願いが叶った理由」を問うだけでなく、「11個目を書きこんだ理由」などの細部まで問題に無駄がありません。オマージュを作らせてもらいましたが、そこまで考えることができず、本家を上回ることが不可能でした。」
2015年05月01日12時