俺は百発百中のスナイパーラテリッツ。今まで一発の弾丸も無駄にしたことはねえ
こんな俺だが、今回依頼をしくじっちまって大変なことになってる。
割りがいいから受けちまったがこんなことになるなら普通の依頼を受けとくんだったぜ……
状況を補完してください
15年04月02日 17:46
【ウミガメのスープ】
[ウニガメの]
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「ラテリッツ、今回君が担当する依頼は普通の暗殺任務ではない、カメイ家を知っているか?」
「あぁ、代々続く名門の暗殺一家だろう?まあ次世代の育成がうまくいってないみたいで最近は落ち目らしいけど」
「口を謹めラテリッツ、クライアントだ。任務の説明に戻るぞ。そのカメイ家のご子息が今回初任務をこなす。それの狙撃補助をしろ」
「狙撃補助?観測役ってことか?だったら…」
「いや、狙撃補助だ。君には別地点から同時刻にほぼ同タイムでの狙撃を行ってもらいたい。なおご子息にばれてもいかんぞ」
「?」
「鈍い奴め、カメイ家の『出来損ない』の尻拭いをしろということだ。カメイ家の当主は息子の腕を信じていないらしい『初任務を成功させて自信をつけさせたい』だと」
「なるほどねえ、落ちぶれたって言われるわけだ…」
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「暗殺対象が通る時間までまだあるな…」チラッ
「……初任務前の緊張をほぐすための一服もありかな…?漫画とかでもよく吸ってるし…」
「えーと、喫煙室は…と」
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XX時XX分 暗殺対象が目標地点に接近中
「ふー、落ち着いた、これなら集中できそうだ…ってやばい!急いでもどらないと」ダッ
「ギリギリセーフ!絶好のタイミング、これなら楽勝で」ガチャガチ
ターン!バタッ
「!?」
「俺はまだ撃ってないぞ…?どういうことだ?」
「まさか獲物の横取り!?許せねえ!親父に言いつけてやる!いや、俺の手でぶっ殺してやるぞ!」
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「と、言うわけで死ねぇっ!!ラテリッツ!」ガty
ターン!バタッ
「あーあぁ、こんな事になるんなら、割りが良くても普通の依頼を受けとくんだったぜ…まあ、次からはそうするか」フー
総合点:1票 斬新さ:1票
斬新さ部門シトウ【
投票一覧】
「百発百中の名スナイパー、ラテリッツ。そんな彼がしくじった!? ストーリーの斬新さと、それでいながら高い納得感。この問題を作ることの出来る発想力に賞賛を送りたい。」
2015年12月10日18時