夕飯の時間、カメオはカメタにご飯をよそってあげた。
お椀には白くてキラキラした美味しそうなご飯が入っている。
それを見たカメタはカメオに文句を言った。
一体何故?
15年03月25日 19:07
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[kiraku]
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アウトドア派のカメオとカメタはキャンプを楽しんでいた。今日の夕飯は缶詰めと飯ごうで炊いた白米である。
カメオ「しかし、飯ごうで炊いたご飯ってホント旨いよな。」
カメタ「そうそう、特にお焦げがな。旨いんだよなぁ。」
カメオ「そうそう… ほら、よそってやったぞ。」
カメタ「ありがとう。」
カメタがご飯を食べようとした時、あることに気がついた。
「お焦げがない…!」
カメタ「カメオ、これお焦げ無いぞ。」
カメオ「あん?知るか、んなもん。味は一緒だろ。」
カメタ「いやいや、お焦げこそ醍醐味ってさっき話してた…ん?」
そういうカメオのお椀にはお焦げがたっぷり…。
カメタ「お前、お焦げ、独り占めして…」
カメオ「…まぁ、ケチケチすんなって。な?」
カメタ「…こせ…」
「そのお焦げを寄越せぇぇぇ!」
…二人はそのまま大喧嘩したという。
その時ご飯を全てぶちまけたという。
総合点:2票 チャーム:1票 納得感:1票
チャーム部門春雨【
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「本当に何故?と思わせ、かつ色々思い浮かべられそうで、つい考え込んでしまう、そんな魅力。解説の納得感とともに。」
2015年10月05日22時
納得感部門春雨【
投票一覧】
「美味しそうなご飯をよそったら文句を言われる…解説を読んだ時の納得感が素晴らしい。何より埋もれているのがもったいない問題です。」
2015年06月07日23時