【1on1】 お手紙着いた、読まずに……?(問題ページ)
牛削りさんの元へ、芽訪れさんから手紙が届いた。
しかし、牛削りさんは中身を見ずにすぐさまとかげさんに電話をかけた。
なんでだろう?
※ この問題は
牛削りさんとの1on1(1対1勝負)です。
※ 質問・推理に牛削りさん以外が参加されますともれなく牛削りさんが爆発しますのでご注意ください。
※ 牛削りさんを応援したい方は、牛削り×とかげ 1on1観戦チャット
http://chat.kanichat.com/chat?roomid=ushikage
にてお願いいたします!
15年01月13日 22:10
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[とかげ]
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芽訪れさんという人から手紙が送られてきて、牛削りさんは不思議に思った。全く知らない人だったからだ。
しかし、宛名が「午削り」となっていることを見て、即座に、誰が自分の住所を教えたのか理解した。
牛削りさんは先日、爬虫類カフェのポイントカードをつくる際、店主のとかげさんに住所と名前を教えたのだが、そのときわざと「午削り」という名前で登録しておいた。日々送られてくるダイレクトメールに嫌気がさしていた牛削りさんは、個人情報を求められる際にはこうしてあえて間違えた名前を書くようにしていたのだ。
「午削り」の名前で登録したのはあの爬虫類カフェだけだ。ということは、とかげさんが情報を漏らしたに違いない!
牛削りさんは、すぐさまとかげさんに電話をかけ、勝手に客の情報を漏らしたことについて、問いただした。
なぜ自分が教えてやったとすぐにバレたのだろう、と驚きつつも、とかげさんは謝り、そして理由を話した。
「中身はあなたの落とした手帳なんです。常連の芽訪れさんが、店の目の前で拾ったそうで……どうしてもあなたに直接渡したい、と頼まれましてね。ほら、何度か店で話したことがあるかと思いますよ。一人で来ている、若い女性の……」
思い返してみると、確かにそんな人と会ったような気はする。
女性一人で来るなんて、変わっているなあと、なんとなく眺めていた記憶はある。一人で来ている者同士、ちょっとした会話くらいならした。あの人が、芽訪れさんか。
「すみません、本当はよくないの、わかっているんです。でも、彼女が本当に真剣で…店主としては間違っています。でも……せめて、封筒の中を見てあげてくださいませんか……?」
電話を切った後も、勝手に個人情報を流した店主への怒りはまだ残っていた。けれど、これ以上彼を責めようという気持ちは生まれてこない。
そういえば手帳をなくした。店の外で落としていたのか。それをわざわざ拾って、店で連絡先を聞いて……。
改めて見直してみれば、宛名は端正な文字で書かれており、封筒はほのかに桃色に染まる可愛らしいものだった。
とりあえず、見てみるか。
牛削りさんは、記憶の中の芽訪れさんを掘り起こしながら、封筒を丁寧に開いていった。
うしけずりのはつこいのはなし~あなざーすとーりー~END
個人情報流出の可能性を考え、わざと名前を間違えて書いていた牛削りさんは、知らない人である芽訪れさんからの手紙の宛名が「午削り様」とあるのを見て、その名前を教えたとかげさんが情報を漏らしたと気づいたのだった
総合点:1票 納得感:1票
納得感部門牛削り【
投票一覧】
「実際にある分野で使われているテクニックを、日常的な場面に応用した問題です。「これは使える」という意味での納得感がとても高ポイントです。」
2015年05月01日14時