【内容】
簡単に言うとラテクエの逆バージョンです。
ラテクエは、一つの問題に複数の解説があるのに対し
こちらは一つの解説に複数の問題文があります。
同じ解説から、参加者それぞれの味付けで問題文を作成するという企画です。
秘密の部屋ID「設問しようぜ」も参考にしてください。
【目的】
さまざまな設問の仕方を目にし刺激しあうこと、そしてその刺激の結果
より良い設問スタイルを互いに築きあげることを目的とします。
同じ解説から問題を作ることで、自分の設問の仕方と他の人の設問の仕方の違いが浮き彫りになり
議論が容易になるとともに、自分の問題も客観視しやすくなるというメリットがあります。
「こういうアプローチの仕方もできるんだ。」「こんな先入観も植えつけられるんだ。」なんて思えたらそれは大きな収穫です。
それを念頭に置いて設問できれば、また一つ出題者としての技量も上がることでしょう。
以下、今回の解説となる文章です。
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【解説】
2、3日前から世間を騒がしている連続通り魔誘拐殺人事件。
犯人は未だ見つかっていない。
そんなある日、この事件の捜査部所に1人の男が「自分がやった」と自首してきた。
刑事が男に事件状況などを聞いていると、報告を聞いた上役が部屋に入ってきた。
しかし上役は、男を見るなり「またこんな事をしでかしたのか…」とため息をつく。
不思議に思った刑事は上役にわけを聞いてみると、どうやらこの男、虚言壁があるらしく
何か事件があるたびに「私がやりました」と自首しにくるらしい。
その度にこの男の話に基づいて調査を進めるのだが、わかるのは証言が全て作り話ということだけ。
今までこんなことが9回もあった。言い分を聞くと「警察の方が事件解決されて喜ばれるのをみると自分も嬉しくなるんです」とのこと。
「ということはこれも作り話か。全くいい迷惑だ。
いいか、今度やったら公務執行妨害で本当に刑務所送りにするぞ。
さっさと出ていけ!二度とここに来るな!!」
そう言って刑事は男を警察署から追い出した。
追い出された男はつまらなさそうに言う。
「あーあ、せめて10回目くらい本当のことで喜ばせてあげようと思ったのに
かえって迷惑だったみたい。なんか興ざめしちゃったな。」
自宅の車のトランクを開けると、今まで殺してきた死体が数体。
「さて、これどうしよう。腐る前に何処かに捨てに行くか。」
(星新一のssより)
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【流れ】
#red#12/16(月)20:00~23:00の間に、各自作った問題を投稿してください。
もっと早く投稿したい!という人もいるかもしれませんが、各々が他人の発想にとらわれず
オリジナリティあふれる問題を作るために期日は守るようにして下さい。
それまでは雑談欄で方針について話し合うもよし、雑談するもよしです。
それ以降はそれぞれの問題について議論し合う流れとなります。
また、設問するに当たって(文体を変えたい、ストーリー性を盛りたい、等の理由で)必要に応じて解説を書き換えるのはアリです。
ただし現解説からあまりにも大きくかけ離れた内容にするのはNG。
その場合は複数レスに渡ってもいいので書き換えた解説も投下してください。
【留意点】
・参加希望者は必ず雑談欄で参加表明をすること。
・投稿後の議論では、あからさまに批判をするような発言はしないこと。(なぜそう思ったのか、理由を添えるようにするとgood)
・問題文は複数個作って投下しても構いません。(前回yanさんは3パターン作ってました。すごい)
・問題文投下時に、自分のこだわりポイントなどを添えておくとよい。
・投稿された問題には、もれなく私なさの講評がついてきます(…え?需要ない?)
たくさんのご参加ありがとうございました。意見交流はチャットルーム(ID:設問しようぜ)。
また今日もだ。 暗く息苦しい部屋に光が射す。息をつけるのはその時しかないというのに、私は浮かばれない思いがした。__________ 再び暗い息苦しい部屋に、光が射した。やっと解放されるはずだった私は、そのために解放されなくなった。なぜ? [編集済]
神妙な感じがしていい雰囲気の問題文ですね。ただベールがかなり厚めのようで実際に出題するとなるとかなりの時間を要する気もします。問題文について一点。最後の方の「そのために」というのは誤解を招きやすい表現かなーと思います。 この文脈だと、「そのため=光が射したため」になるので、光を射させたのは犯人だという情報まで出させるのは厳しいかな~と。
【解説】 暗い路地を歩いていた。後ろから青白い街灯を切り取る長い影が見えた、と思うともう刺されていた。____________________ 「これできっと警察の方に喜んで頂けますね……」 _______________________________________________ 私はくず折れた。力の入らない体を、青白い光に照らされた男が担ぎ上げた。揺さぶられる私の頭は、その虚ろな目に逆さに映る背中の上を跳ねていた。_____________________________ 私の押し込まれたトランクには、次から次へと客がやってきた。その度に私は奥へ詰め込まれ、新たな死体の下敷になってゆく。トランクの中の空気は誰もがわかるほど侵されているが、換気もできない。空気が入れ換わる唯一の時は、新しい客が来た時だ……。_________________________________ また新しい客が私を押し潰した。声が聞こえた。 「……これだけ貯まれば充分ですね。きっと警察の人に喜んでもらえます……」 私から全てを奪ったこの男、その望みを叶えることだとはわかっていても、捕まってくれることを祈った。こいつに報いが与えられないうちは、私の部屋の住人たちは浮かばれまい。もちろん私も。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2、3日前から続く連続通り魔殺人事件。この事件の捜査部所に1人の男が「自分がやった」と自首してきた。 刑事が男に事件状況などを聞いていると、報告を聞いた上役が部屋に入ってきた。 しかし上役は、男を見るなり「またこんな事をしでかしたのか…」とため息をつく。 _____________________________________ 不思議に思った刑事は上役にわけを聞いてみると、どうやらこの男、虚言壁があるらしく 何か事件があるたびに「私がやりました」と自首しにくるらしい。 その度にこの男の話に基づいて調査を進めるのだが、わかるのは証言が全て作り話ということだけ。 今までこんなことが9回もあった。言い分を聞くと「警察の方が事件解決されて喜ばれるのをみると自分も嬉しくなるんです」とのこと。 _____________________________________ 「ということはこれも作り話か。全くいい迷惑だ。 いいか、今度やったら公務執行妨害で本当に刑務所送りにするぞ。 さっさと出ていけ!二度とここに来るな!!」 そう言って刑事は男を警察署から追い出した。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 薄暗く息苦しいトランクの中に、光が射した。彼が捕まり、警察が来てくれたのだろう。そう期待した私の耳に入ってきたのは、忘れもしないあの声。______________ 「あーあ、せめて10回目くらい本当のことで喜ばせてあげようと思ったのに かえって迷惑だったみたい。なんか興ざめしちゃったな。……さて、これどうしよう。腐る前に何処かに捨てに行くか。」________________ 生きているうちには、怨念や祟りなど信じはしなかったが。 今初めて確信した、自分がこれからそれを為すであろうことを。 [編集済]
被害者視点でストーリー性を付加した解説に仕上げてもらったようですね。被害者は成仏できずにさまよっている状態でしょうか。______ 生きているうちには、怨念や祟りなど信じはしなかったが。 今初めて確信した、自分がこれからそれを為すであろうことを。 最後のこの表現が秀逸ですね。ゾッとするのもありますが、なんだか応援したくもなります。
私は天童魔子。言わずと知れた通りすがりの親切な魔法使いさんなのです。
私は見知らぬ他人を『幸せ』にするために生まれてきた。をモットーに
人が喜ぶ笑顔が見たくて今日も頑張るのです。
おやおや、どうしたのですか?何か悩み事なのですか?
心配後無用!私に任せるのです!
私は仕事が捗らず頭を抱えていたカメオの元へ現れ言いました。
『それは私がやったのです。だからもう【仕事】はしなくても良いのですよ』
カメオはすごく喜びました。その笑顔が嬉しくて次の日もそのまた次の日も
カメオの仕事を手伝いました。
しかしある日当然カメオは私に怒って私を追い出しました。
私は幾度も言葉を交わそうとしたのにカメオは聞いてはくれません。
しょんぼりな私は『食事』をすることにしました。
その後カメオは私の話しを聞かなかったせいで
さらに仕事が増えたのですw
(補足:カメオは上司の方です それ以外の変更は特にありません
[編集済]
核心をぼかして話のおおまかな流れをまとめておくタイプの設問ですね。文体が魔子さんらしくて和やかな戦慄を楽しんでいますw比喩表現やキーワードとなりうる単語にかっこを付けているのもテクニックだと思います。『食事』ってまさかカニバr・・・?『』と【】の使い分け方は何か違いがあるのでしょうか?個人的には最後の「w」で笑いましたww [編集済]
うれしそうにする顔が好き。男はそう言った。
それはある日突然起こった大事件だった。
つぎつぎと人々が誘拐され殺害されるなんとも恐ろしい事件だった。
きみょうなことに証拠も目撃者もいっさい現れず警察は迷走していた。
でもそんなある日、私が犯人ですと男が警察に自首してきた。
ゆかいに笑う男は事件の経緯を話し始めた。
うたがいなく男は『犯人』で『真実』を語っていたのに・・・
めいわくそうに結局警察は男を追い帰した。
いったいなぜ? 頭を切り離して考えてみるのです 特に変更はありません
[編集済]
この設問はかなり正解にたどり着くのが早そうな気がします。>うれしそうにする顔が好き。男はそう言った。>めいわくそうに>ゆかいに笑う男 このあたりの言葉は省いた方が謎が深まるかもしれませんね。すべて省くとベールが厚くなる懸念もありますが、他の方の設問を見る限り大丈夫そうな気もします。
チャットルームを読んで驚きましたが縦読み仕込んでたんですねwこういう遊び心大好きですw
[編集済]
薄暗い取調室の中、強面の刑事を前に
男は「私が犯人です」と繰り返し主張した。
しかし男が犯人だったにも関わらず
警察は男を逮捕しなかった。
一体なぜ?
※シンプル&ストレート案
「男が何回も警察に訪れて自首をしたこと」を
「1回の自首で、男が同じ言葉を繰り返したこと」にミスリードさせる
問題文です。
[編集済]
きましたねシンプル&ストレート案。このタイプの設問が必ず来ると思っていました。「男が犯人だったにも関わらず 警察は男を逮捕しなかった。」これだけでも矛盾系の謎になり得るのですが、魅力的であるかと言えばそうとは言えません。別解が割と容易に思いつくからです。このタイプの問題を上手く見せるためには先述の謎に加え、さらに興味を引かせるような情報や解を絞り込むような情報を付加するしかありません。その視点から見てみると「繰り返し主張した」というのがいいアクセントになっていると思います。
何度も何度も同じ嘘をつく彼に愛想が尽きた
けれど彼が旅立とうとしたあの日
疑わずにトランクの中のプレゼントを受け取っていたら
彼が飛行機に乗って遠い星になることはなかった
彼が用意したプレゼントとは?
※変化球案
トランク→旅行用かばんとミスリード、星→ホシ(犯人)
犯人が死体を処理した後、海外に高飛びする設定を解説に付け足し。
恋人たちのすれ違いのようなシチュエーションを見立てました。
[編集済]
これは面白いですね!ミスリードも綺麗!まさにおっしゃる通り、恋人たちのすれ違いをイメージさせられました。
良設問だと思います。
[編集済]
世間を騒がせている通り魔が警察に自首をした。
しかし警察は通り魔を相手にせず、「二度と来るな」と追い出してしまった。
通り魔は本当に何人も人間を殺しているというのに、だ。
一体何故なのだろう?
※解説に特に変更点はありません。
こちらもシンプルにまとめた設問ですね。複雑な要素は表に出さず、一番大きな謎で勝負をかける、の自分の設問パターンと一番似ている気がして親近感を覚えますw
見づらいので後ろに貼らせていただきます。 [編集済]
了解です
作り話をする男がいた。
人の喜ぶ顔が見たい一心で、有りもしない話を何回もし続けた。
ある日、男はふと真実を口にした。自分は殺人を犯した、と。
人々は殺人に恐怖し、世間を大いに賑わした。
しかし、別の男が彼の話を聞くと、口火を切って言った。
「またお前か。さっさと出て行け!二度と来るんじゃない!」
そして追い出された男は、死体を前に、処理の方法を悩み始めた。
別の男が男の話を全く信じなかったのは、何故?
※解説等、特に変更はありません。
[編集済]
>作り話をする男がいた。 人の喜ぶ顔が見たい一心で、有りもしない話を何回もし続けた。 この部分がいいですね。解説を見て「うおおっそういうことだったのか!」ってなりそうwただ、問題文の後半でせっかくの良さを半減してしまっている気がします。前半の良さを生かすなら、3の天童さんの問題のように、死や殺人を連想させるようなワードは避けた方がいいかもしれませんね。
「自分がやった」
そう言った男に対して、
「またこんな事をしでかしたのか」
と、刑事は叱りつました。
結果、事件は解決しませんでした。
どうしてでしょう?
※コメント
変更無しでストレートなのを目指しました。
解いて欲しい箇所は、「男がいわゆるオオカミ少年だった」に絞ったつもりです。
「またこんな事をしでかしたのか」 なるほど、この一文だけを用いることで男が犯罪の常習犯であるかのような印象を植え付けられるのですね。これは盲点でした。解いてほしい要素もはっきりしていて、謎もシンプル、いい設問だと思います。
男は心優しい嘘つきだった。
喜んでもらう為なら、悪にでもなった。
それが男にとっても嬉しかったから。
だが、やはり嘘で喜ばせることはできなかった。
9つの嘘を重ねた男は、10回目に真実を告げた。
今度こそ、喜ばせてやれると信じたが
もはや、嘘つきの男を信じる者はいなかった。
男の真実を知っていた人々は、身を寄せ合って、
男の嘆きを聞いていた。
心優しい嘘つきは、いなくなっていた。
何があったのだろうか。
嘘つきに焦点を置いて設問したようです。テーマに一貫性があると問題文が呑み込みやすくていいと思います。設問方法としては、解説全体にベールをかぶせたような形ですね。ベール系のため、個人的には7や9のストレート系の設問と比べチャームがやや弱い印象を受けましたが、それも人それぞれでしょう。「男の真実を知っていた人々は、身を寄せ合って、 男の嘆きを聞いていた。 この表現が秀逸だと思います。
男は、ここ数日で3人の女を誘拐し、そして殺害した。
最初から男に逃亡する意思はなく、予定通り自首をした。
しかし、殺害状況を聞いた刑事は「またこんな事をしでかしたのか…」と呆れると、逮捕もせずに男を帰してしまった。
一体、なぜ?
*私もBB弾さんたちと同じく、シンプルに謎をまとめてみました。良い謎が示されている解説なので、素材の味を活かすのが一番かなと。
さすがはディダムズさんといったところでしょうか。問題文が一番具体的で謎がはっきりと目に見えて分かりますね。実際に普段設問していて痛感するのですが、問題文を具体的にするのって意外と難しいんです。ディダムズさんはそれを平然とやってのけるので、そこにしびれる憧れるぅじゃなくて、いつも参考にさせてもらっています。
【問題文】
ねえねえ。自己紹介しようよ。
僕は大好きな友人と良く一緒に食事を取るんだけど、
その友人はご飯を僕に差し出して、いつもの困った顔をするんだ。
僕は本当はそんな顔してほしくなくてさ。
最後の食事の時も、やっぱり友人は困った顔をしてご飯を差し出した。
今度こそ喜んでくれると思った僕は、ガッカリして友人と別れた。
この後、僕が失敗した事が原因で、友人に喜んでもらう事に成功した!!
それからは毎日美味しい物が食べさせてもらってる!
大体わかると思うけど、僕は何に失敗したと思う?
※この問題はウミガメのスープです。
※元ネタあり
▲補足
解説で食べ物の注釈。
及び、末尾に「後は分かるよね?死体処理に失敗して捕まった。願いは叶って嬉しいよ。それで君はどういう理由で死刑になったんだい?」を追加必要。
■感想
犯罪風味を消した問題になります。
問題から見える景色と正解から見える景色を変えてみました。
ただし、回答をそのまま使えないのが気になります。
[編集済]
新しい切り口の設問ですね。犯罪風味を上手く消せていると思います。自己紹介から切り出すところにセンスを感じますね。解説の追加の一文も問題文とのギャップにゾッとするような怖さが出てますね。ただ、「ご飯」の意味がよくわかりませんでした・・・取り調べの時に出されるかつ丼でしょうか?
その日人を殺した男は警察に自首をした。
しかし、警察は男を追い出した。
一体何故?
■感想
解説が長いからこそ、問題文はシンプルにしました。
これは5への返答で述べたように、一番シンプルでストレートな設問だと思います。たとえるなら、トッピングなしのラーメンみたいな。もちろんラーメン単体でも美味しいのですが、さらに美味しく食べようと思うとチャーシューや卵など様々なトッピングをするものですよね。問題作成も同じです。「犯人が自首をしたが、警察が追い帰した」というベースとなる謎に、いかにして美味しいトッピングを乗せていくかというのが今回の設問の鍵だったんじゃないかなと思っています。
なんかエラーが出たら二重に。本当に申し訳ありません。orz [編集済]
ドンマイです
男は私に向かって語りかけた。
「僕はあの人たちを本当に喜ばせたいんです。今まではぬか喜びしかさせられなかった。だから、今度こそ本当に喜ばせてあげたいんです。そのために、貴方にも協力してほしいんです。」
私はそれをただ黙って聞いていることしかできなかった。
数日後、トランクが開くと、そこには残念そうな顔をした男の姿があった。
彼の望みは、10回目となる今回も叶わなかったようだ。
仲間とその姿を眺めた私は、彼の失敗を喜んだ。
しかし、同時に警察の無能を呪った。
状況を補完し、男の行動と女の感情について推理してください。
被害者目線の問題。目の付け所は1のDukasさんと似ています。私が実は被害者であるということを上手くベールに包んでありますね。冒頭のセリフ部分で男の目的の構造を明かして、具体的な内容を伏せているのが上手いですね。誘導がやりやすそう。ひとつ気になったのが、「あの人」と「警察」二通りの言い方が問題文に出てくるところです。どちらかに統一した方が登場人物が少なくなってすっきりしますし、回答者に親切かなと思いました。
連れ去り、そして、殺す。
ここ2,3日、男はそれを繰り返した。
全ては彼らを喜ばせるため。
その後男は喜び勇んで彼らのもとを訪ねたが、
彼らは喜ぶどころか
「またこんな事をしでかしたのか…」
「二度と来るな」
と、男を門前払いした。
いったいなぜ?
*16は殺された女視点の話です。冒頭の時点で私は死んでいる設定です。女に関する補足や自首前の様子も解説に加える必要があるかもしれません。
*17はシンプルにただ警察は隠してみました。
警察を伏せることで、「彼らを喜ばせるため」という男の目的を明白にしていますね。「喜ばせるために嘘をついた、作り話をした」というのは上にも出てきましたが、「喜ばせるために殺人をした」というのは初めて出てきましたね。ぶっ飛んだ行動なので興味を引きますし、さらにそこが上質なミスリード(殺すこと≠喜ばせること)になっていて良い設問だと思います。
ミスです。すいません(。-_-。) [編集済]
ω
男は通り魔殺人事件の犯人。
警察に何度も何度も取り調べられ、
「私がやりました」と自白までしたのだが、
男は警察に「二度とこんなことするなよ」と言われ、
罪を問われぬまま釈放されてしまった。
一体なぜだろう?
解説の「二度とここに来るな!!」を「二度とこんなことするなよ」に変更。
私もシンプルに。
虚言癖の部分をベールにして、なぜ男は自白したのに逮捕されなかったのか?
という謎を活かしました。
問題文中、「こんなこと」は"殺人"ではなく"嘘の自白"を表しています。
「何度も何度も取り調べられ」9回嘘の自白をして警察に取り調べを受けた過去を、
さも今回の事件で取り調べを受けているような表現でクルーに取り入れました。
ヒントとなり得るクルーに問題文中の謎をさらに強める効果を持たせたつもりです。
[編集済]
まさに言いたいことがそのまま設問のポイントに書かれてるw「こんなこと=嘘の自白≠殺人」というのはBB弾さんのと同じ発想ですね。「何度も何度も取り調べられ」というのもいいミスリードになっています。表現が具体的なので、ディダムズさん同様謎が際立ってますね。良設問だと思います。
「なんで僕は人殺しなんてしたんだ…」
自分が殺してしまった死体を前にして、男は呟いた。
焦った男は数日の間、大量のミステリー小説をそこら中から集め、読みふけり始めた。
しばらくして、男は意気揚々と自首しにいった。そしてミステリー小説の話を始めた。
一体どういうこと?
(男は警察を喜ばせるために殺人を犯していますが、それでは動機にならない、と必死に理由付けをしようとしている最中です。そのためにミステリー小説を読んで動機を探しています。また、自然に捕まるより自首した方が警察も喜ぶと考えています。)
※セリフと一行目の位置を変えました
[編集済]
なるほど、これも新しい。あえて過去の9回のうその証言の部分を消したのですね。確かに「警察を喜ばせる」という発想自体がぶっ飛んでいて謎になり得るので、そこだけ切り取って問題にしてもシンプルにまとまっていますね。不可解な行動系のチャームも強烈です。文頭の「なんで僕は人殺しなんてしたんだ…」は、動機が分からないから呟いた言葉なんですね。気づくのに少し時間がかかりましたw「・・・」が最後に入ると、どうしても後悔しているように見えちゃうので、別の言葉に帰るのもありかもしれません。
本当の事を言え!
何度もそのように言われてきた男が、ついに本当の事を証言しました。
しかし、そのせいで事件が一つ迷宮入りしてしまったという。
一体何故でしょう?
※コメント
自分の10とテイストが似ています。が、せっかくなので投稿。
1行目はセリフというより心境的なイメージです。
バランスのいいベール系問題。10とテイストは似ていますが、こちらは意図的なミスリードがない分10と比べて割とストレートに解説まで行ってしまうかもしれませんね。「本当のことを言え!何度も・・・」から、今までは嘘の証言をしていたということがすぐ割れる気がするので、それ以外のストーリーの補完がメインになるかな~という印象。
私がやりました!
私が元気良く答えると、皆はあっけにとられた。何回言ってもダメだった。
本当に私がやったのに一体何故だろう?
【ウソあり。】
回答が進まなかった原因の3割くらいw
というのはさておき、この設問の仕方からすると、「NO MORE人死に」でお馴染みのTakaさんは恐らく解説から殺人要素を消すのだと思います。そうすると解き明かすべき謎は「男がオオカミ少年だった」ことになりますね。【嘘あり】にすることで問題の難易度を上げると同時に、実は問題を解く上で重要な【嘘】という情報が問題文に書いてあるという遊び心も演出できている気がします。
[編集済]
『完全犯罪』
男が目指したのは完璧な殺人。
気に入らない人間を殺しながらも、犯行を見破られず、永久に捕まらないことだ。
そのために、男は自ら進んで九回警察の取り調べを受け、十回目で完全に捜査の対象から外れることができた。
男の手口とは?
ーーー
※男の水平思考的犯罪という視点で解説文を見てみました。(「虚言癖があるらしく」は地の文で書かれているものの、上役の台詞と取れるので)
九回の自首は十回目の殺人のために。
男は異常な感性はもちつつも、頭の切れる人間。
「警察の方が事件解決されて喜ばれるのをみると自分も嬉しくなるんです」は嘘、
「あーあ、せめて10回目くらい本当のことで喜ばせてあげようと思ったのにかえって迷惑だったみたい。なんか興ざめしちゃったな。」は、皮肉と、警察との知恵比べに少し期待していたのにがっかり、という心境。
[編集済]
上手い!自分も「もし一連の行動を意図的にやっていたとしたら」という視点で問題を作ってみようとしたことがあったのですが、うまく作れずに断念した記憶があります。それを見事に実現しているので、なるほどこういう風にやればよかったのか!という感じですw補足の設定も無理がなく綺麗ですね。
2、3日前から連続通り魔誘拐殺人事件が発生した。
程なくして犯人は自首してきた。
しかし、事件は迷宮入りしてしまった。
一体何故?
シンプルに事件が解決しなかった事に重きを置いてみました
14のとーふさんの問題と似ていますね。違うところは最後の文に「迷宮入り」という語句を使ったところです。「迷宮入りになった原因=警察が犯人の男を追い帰した」なので、そこも解き明かさなければならない分、少々重めのベール問題になってしまっているかなという印象です。自首したのに迷宮入りという明らかな矛盾はチャーミングですが、もう少しクルーを散りばめてもいいかな~と思いました。
また、回答が遅くなってしまいすみませんでしたorz
力作ぞろいな上に、自分では到底思いつかなかったであろう切り口の問題もいくつかあって、楽しかったと同時にいい刺激にもなりました!
一通り講評させていただきましたが、いち個人の考えにすぎませんのであくまで参考程度にお願いします。
引き続きの意見交流は雑談欄、もしくはチャットルーム(ID:設問しようぜ)でお願いします。
機会があればまたやりたいと思います。
「自分も開催してみたい!」という人がいればぜひお願いしますw
この後の感想言い合い?のスケジュールはどうなるでしょうか?[編集済] [17日01時10分]
長文チェック忘れたorz[編集済] [16日20時15分]
タグ検証してみました。()の半角記号を挟むと反映されないようです。全角にすれば大丈夫でした。[編集済] [14日10時47分]
tsunaさん
とーふさん
兎さん
ムクさん
Lennonさん
天童魔子さん
Dukasさん
みんさん
カゲリさん
水上さん
プエルトリコ野郎さん
BB弾さん
シチテンバットーさん
さしゃさん
ディダムズさん
ツォンさん
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。