そんなおり犯人を名乗る男から私の携帯にメールが届く
「逃げ回ることに疲れた お前の手で殺してくれ」
私は家にあった包丁を握りしめて、その男の元に向かった
【S】は命を狙っていた男が自分を殺そうとしているのを止めた
しかし男の携帯の着信メールを見て【S】は自殺することにした
一体なぜか?
※Special Thanks SP:水上さん
(出題文は水上さんに提案していただきました。ありがとうございました。)
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※今回は背景が複雑なので、キーワードがそろった時点で正解とし、
解説に移らせていただく予定です。
※また、ある小説の人物設定を少しイメージしています。人物設定
以外はオリジナルなので、元ネタ知っている人でも参加していた
だいて問題ありません。(むしろ人物設定も手を加えているので
跡形もありませんが。(汗))
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【ウミガメ】
※Special Thanks SP:水上さん
二重人格は関係ありますか?
No 二重人格は関係ありません
前半の『私』と、5行目以降の『男』は同一人物ですか?
Yes! 命を狙っていた男=私、男の携帯=私の携帯ということになります [良い質問]
『犯人を名乗る男』と【S】は同一人物ですか?
No!!! 犯人を名乗る男と【S】は別人物です!! [良い質問]
【S】が見た着信メールは3行目のものと同じ内容ですか?
Yes!! 同じものです [良い質問]
【X】の妻と息子を殺した犯人は、【I】ではなく【S】ですか?
Yes!!! 【S】が殺しました [良い質問]
【X】の妻と息子を殺した犯人は、【I】ではなく【S】ですか?
Yes
IがSが犯人であると嘘をついてXにメールをしましたか?
No >5より、【X】の家族を殺したのは【S】です
SはIの裏切りに傷つき、自殺しましたか?
No 裏切りに傷ついた訳ではありません ※ミスリード注意
5行目は、『【S】は、【X】が【S】を殺そうとしているのを止めた』と置換出来ますか? [編集済]
No!!!! 【X】は【S】を殺そうとはしていませんでした ※ミスリード注意 [良い質問]
【S】の自殺に、勘違いはありましたか?
No 【S】はすべてを理解して死にました
【X】?
No.12に集約
五行目で【X】は自殺しようとしていたのですか?
Yes!!!! 自殺しようとしていました [良い質問]
間違えました。すいません。
No.12に集約
多重人格者 登場しますか? [編集済]
No 登場しません
IはSを、助けようとして、行動していますか?
Yes!!!! 【I】は【S】を助ける行動をしました [良い質問]
Xは、Iを殺しましたか?
Yes!!!! 【X】は【I】を殺しました [良い質問]
死んだのは【S】だけですか?
No 他にも死んだ人はいます [良い質問]
Xはメールで呼び出されIを殺害。その後Xは、Iが仇でないと気づき、罪の意識で自殺をはかる。SはXの自殺を止めるが、メールよりIがSを庇って殺されたことを知り、後追いって自殺しましたか?
Yeeees!!!! ほとんど合ってます。下のヒントの謎が解けた後、正解にさせていただきます [正解][良い質問]
Sは、故意にIの妻と息子を殺しましたか?
Yes! 【S】は自分の意思で【I】を殺しました
双子は登場しますか?
No 双子は関係しません
重要人物S.X.Iは家族ですか?
No! 【X】、【S】、【I】は家族ではありませんが、【S】と【I】は親しい間柄でした
XがIを殺害→Xの自殺未遂→Sの自殺、は一連(1日以上の合間無し)の出来事ですか? [編集済]
YesNo!!! 【X】が【I】を殺害から【X】の自殺未遂までは2、3日かかっていますが、【X】の自殺未遂から【S】の自殺まではほぼ合間なく起こりました [良い質問]
「その後【X】は、【I】が仇でないと気づき、罪の意識で自殺をはかる。」について、【X】は"さいご"まで【I】が仇でないことに気づきませんでした[編集済]
【S】が【X】の自殺を止めたというのは、【S】自身が【X】を殺した(つまり自殺でなく他殺にした)という意味ですか? [編集済]
Yes!!! 【S】は【X】を殺すことで、【X】は自殺する前に死にました [正解][良い質問]
【S】は元凶が自分だとは知らず、【I】の仇であるゆえに【X】を殺したのですか? [編集済]
No 【S】は【X】が自分が昔、殺した人の関係者だと気づいていましたが、【I】のことを思うと復讐せずにいられませんでした。(詳しくは解説これから出します)
妻と息子と3人で慎ましやかに幸せな日々を送っていた
だが、ある日帰宅した私を待っていたのは
変わり果てた姿の妻と息子だった
私は心の中で強く強く復讐を誓った
だが、警察の捜査は時がたっても一向に進まず私は焦りを覚えた
進展のないまま1年が経ち、2年が経ち・・・
私はとうとう覚悟を決めて裏の情報屋を訪ねて
依頼主を聞き出すことに成功した 妻の関係者だった
依頼主は私の手で処分した
後は実行犯の情報を引き出す方法を考えなくては・・・
そんな矢先、犯人を名乗る【I】からコンタクトがあった
罠でも構わない 私は包丁を握り締めて
【I】との待ち合わせ場所へ向かった
妻と息子を殺した犯人が【I】ではないと疑うこともせずに
【I】は何も抵抗しなかった
私は【I】を殺した後、復讐を遂げた証明として現場に家族の写真を残した
「・・・すべて終わった 愛しい妻と息子に会いに行こう」
私の足は自然と、妻と息子が殺された現場の公園へと向かった。
俺は【S】。
少し昔話をしよう、って言っても数年前の話だけどさ
俺は何も知らないガキだったんだ
気づいた時には一人で路地裏にいて 雇われの殺し屋になってた
善悪なんてわからなかった 誰も教えてくれなかった
ただ黙々と依頼を受けて、ナイフを閃かせて、報告して
報酬を貰って、コンビニで食い物を買って、お金がなくなれば
また依頼を受けて・・・そんな日々の繰り返しだった
ある日、突然【I】に出会ったんだ
【I】は何かにつけて俺に構ってきてお節介を焼いてきた
初めて箸の持ち方を教えてくれた
初めてまっとうな仕事をくれた
初めて叱ってくれた
初めて認めてくれた
俺は毎日がキラキラ輝いて見えた
それなのに それなのに
「なんであんたは、1人で勝手に死んでるんだよ!」
また一人ぼっちになったという悲しさを怒りで塗り替えて
俺は現場に落ちていた犯人の家族写真から敵を探した
わかってる。きっと俺が殺した誰かの復讐だったんだろう
理解している。俺は今まで散々酷いことをしてきた
誰にいつ殺されたって仕方ないって
でも、許せない どうしても許せないんだ
何であいつが殺されなきゃならなかったんだ
やっと見つけた【X】は、公園の古井戸の前で立ち尽くしていた
俺は昔の様に、ナイフを閃かせ、【X】の頚動脈を切り裂いていた
ひとつ誤算が起こった
【X】は俺に向かって倒れこんできた
よろけた俺は古井戸に落とされてしまった
古井戸の中は、冷たい水で満たされていた
這い上がろうとしても周りの壁は苔で覆われていて
手が滑り、よじ登ることは不可能に思えた
何とか隙間に足の指を引っ掛けることができたので
それ以上沈むのは免れた
生物っていうのは不思議で
今まで死んでもいいって腹の底から思っていたはずなのに
土壇場になると死にたくないって感じるんだな
しばらく一生懸命足掻いていたが
そろそろ足の感覚がなくなってきた
ふと上を見ると壁に何かがキラリと光っている
暗くてよく分からないが 目を凝らしてみると
紐の先に四角い形状の固まりがついている様に見えた
精一杯 手を伸ばして取ってみるとそれは携帯だった
【X】が俺に倒れ掛かった際に落ちて 紐が引っかかったのだろう
明かり代わりに使えるなと軽い気持ちで携帯を開いて
俺は絶句した
*メール*
TITLE:(無題)
本文:
俺がお前の家族を殺した
逃げ回ることに疲れた
お前の手で殺してくれ
12月13日海鳴アパート202号室にて待つ 【I】
-END-
「馬鹿だなぁ。あいつ。なんで俺の身代わりなんか」
【S】は苦笑する
「今、そっちに行ってやるから待ってろよ・・・」
水の中でもがくのをやめ、身体から力を抜く
身体が重く水で満たされていくのを感じながら
俺は満足して水底へ落ちていった
翌日、冷たい井戸の底で微笑を浮かべて息絶えている男が発見された
IS IT A HAPPY END, ISN’T IT?
※【引用文献】
本ストーリの登場人物【S】と【I】は小説「グラスホッパー(著:伊坂幸太郎)」、
漫画「waltz(原作:伊坂幸太郎、漫画:大須賀めぐみ)」の設定を少し拝借しています。
実際は【I】が【S】に与えた仕事はまっとうでなかったりするのですが、、、そこはご愛嬌。
★☆批評、意見、感想などいただけると嬉しいです☆★
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ルームキー:「アマレットのティールーム」
私=【X】、【S】、犯人を名乗る男=【I】の3人
・【S】が見たメールは3行目のメール
・【X】の家族を殺害したのは【S】
・【X】は【S】に殺意を抱いていなかった ※ミスリード注意
・【X】は自殺しようとしていた
・【I】は【S】を助ける行動をしていた
・【X】は【I】を殺した
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