記念すべき10回目の開催です!
以下問題文
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サプライズでケーキを貰った女。
女は喜んだ後、顔からケーキに突っ込んだ。
なぜ?
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【正解を創りだすウミガメ】第10弾!!
この問題には解説を用意しておりません。皆様の質問がストーリーを作っていきます。
前回に引き続き、 今回のストーリー作成の質問(要素)の数の制限は無しにします。
(15個出た時点で締め切ります。)
質問の採用・非採用は、私の独断と偏見で行います。ごめーんね。
※ただし、矛盾が発生した場合は、条件に合致していても早いものを優先します。
例)田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね?等
その後、選ばれた要素を取り入れた解説の投稿フェイズとします。
解説投稿フェイズでは、要素に合致するストーリーを考え、質問欄に書き込んでください。
ネタ設定ももちろん大歓迎です。 ネタ設定ももちろん大歓迎です。
今回は私が質問者として不在なので、私の代わりにどんどんムチャ質を振ってください。
みんなで様々なストーリーを考え、みんなで楽しみましょう!
※説明が不十分な部分がありますが、過去の「正解を創り出す」もぜひご覧ください。
魅力のある名作揃いにきっと興味が湧いてくること請け合いです。
※チャットルーム ルームキー「正解を創りだす」もご参照ください。
■時間割
・要素募集期間
出題~15個要素が揃うまで。
・投稿期間
15個揃ったあと~08月31日(土)22:00
・投票期間
08月31日(土)22:00~09月02日(月)22:00
そして今回は、以下3賞をご用意いたしました。
なお、見事シェチュ王になられた方には、次回の【正解を創りだすウミガメ】を出題お願いします。
■最も好きな解説に投票
・最優秀作品賞 (投稿毎 別々にカウント)
・シェチュ王 (投稿者毎 でまとめてカウント)
■最も組み込むのが難しかった要素(もしくは投稿してない人は、難しそうな要素)に投票
・最難関要素賞 (最も票を集めた要素に与える賞)
なお、質問欄の文字数制限は全角300文字?のようです。
それでは、今回もたくさんのご参加お待ちしております!
質問した人は、できるだけ正解を創り出すと投票にも参加してみてください。
難しそうに感じるかもしれませんが、やってみると意外と何とか創り出せるものです。
(Mr.創り出すのお方は3個も4個も創ったりします)
参加していない方の投票も大歓迎です。超ウケたw、感動した!、超ウケたwっていう
作品があればぜひ投票頂ければ嬉しいです。
※注意
・あまりにも解説の幅が狭まる質問はご遠慮下さい。
(例)ノンフィクションですか?
それでは開催いたします!
解説出しました。皆さん、本当にお疲れ様でした(。-_-。)
手羽先が大好きな女性は登場しますか?
YESNO! 重要ではありません!
スライディングしますか?
YESNO! 重要ではありません!
サンタクロースから逃げ出してきたトナカイは重要ですか?
YESNO! 重要ではありません!
せんせー、恋人はいますかぁー?
YESNO! 重要ではありません! 先生は既婚者です(´・_・`)
女のせいでチェリーブロッサム星に未曾有の危機が発生しますか?
YESNO! 重要ではありません!
落ちてきたタケコ◯ターが頭に刺さって空を飛んでゆきますか?
YESNO! 重要ではありません!
女はスクワットしていますか?
YESNO! 重要ではありません!
同居者はいますか?
YES! 重要です! 誰かと住んでいます! [良い質問]
女はタンスにたこ焼きを隠していますか?
YES! 重要です! お好み焼きではなく、たこ焼きを隠しています! [良い質問]
同居者の口癖「これはこれでいい・・・」ですか?
YES! 重要です! これでいいのです! [良い質問]
へい!へい!カマン!へい、カマン!カマンベール!ですか?
YESNOw どういうことよ?w
解説に天童魔子さんが登場し、よからぬことを企んでいますか?
YESNO! 魔子さんは魔子さん好きねぇw
食べ物でできた化物が登場しますか?
YES! 重要です! マシュマロマンみたいな。 [正解]
ケーキに何か変なのが仕込まれていますか?
YESNO! 重要ではありません!
悪の組織がセコイ悪事を起こしていますか?
YES! 重要です! わーるいこーと、してるでしょ? [良い質問]
両腕で必死に羽ばたいたら土管にもぐりましたか?
YESNO! 全く想像つかんw
一緒にリンボーダンスを踊りますか?
YESNO! 重要ではありません!
女の頭はお花畑ですか?
YES! それはもうお花畑です! [良い質問]
女は鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆいですか?
YES! 重要です! 何でこんなにかゆいんだろ? [良い質問]
線って色んな種類がありますけど、ところで女は「流線」が好きですか?
YESNO! 重要ではありません!
同居者は50円玉にものすごいこだわりをもっていますか?
YES! 重要です! 50円玉にはちょっとうるさいよ。 [良い質問]
ケーキに突っ込んだ時はキメ顔でしたか?
YESNO! 重要ではありません!
垂直の壁を登ろうとして、一歩目でズリッってなってヒザを強打する少年は友達ですか?
YESNO! 重要ではありません!
勢いよくドアを閉めると、どぎゃん!という音がしますか?
YESNO! 重要ではありません!
女は13の化物とプロレスを始めますか?
YESNO! 重要ではありません!
女は無類の海パン好きですか?
YESNO! 重要ではありません!
ラテシンメンバーが突然家を訪問しますか? [編集済]
YESNO! 重要ではありません!
黄色いかぼちゃは重要ですか?
YESNO! 重要ではありません!
得意料理はツチノコのみそ汁ですか?
YESNO! まず材料探すの大変w
女、「私、魔法少女なの!!」と叫びますか?
YES! 重要です! 頭お花畑ですから。 [良い質問]
ケーキには食べる以外の重要な意味がありましたか?
YES! 重要です! どんな目的でしょうか? [良い質問]
化物はどんな時でもカニ歩きですか?
YES! 重要です! もういっそカニでいんじゃね? [良い質問]
女は、【ボンバヘッド】という店の常連ですか?
YES! 重要です! 酒屋? 八百屋? それとも… [良い質問]
男がオカマに目覚めますか?
YESNO! 重要ではありません!
女は大富豪になりますか?
YES! 重要です! [良い質問]
女は毎日、ガチャガチャのカプセルに自分で書いた紙を入れたやつを、一個引きますか?
YESNO! 重要ではありません!
女は夢の中でこそ真価を発揮するタイプですか?
YESNO! 重要ではありません!
女は佐野元春ですか?
YESNO! どういうことやねんw
妄想の中でくまもんと出会いますか?
YESNO! 重要ではありません! くまモンはラテクエの公式キャラクターです(嘘)
じゃあ、なんか、サムウェイですか?
佐野元春おすねw
女、「なんでやねん!!」と突っ込みますか?
YESNO! 重要ではありません!
Dr.田中は登場しますか?
YESNO! 重要ではありません! 惜しい!
田中は登場しますか?
YES! 重要です! 出ますとも、そりゃ。 [良い質問]
女のイビキがうるさいのは重要ですか?
YESNO! 重要ではありません!
はいっ!田中!田中!田中のやつ!
田中は一回まで!
田中が率いる悪の組織は世界中のたこ焼きのソースを ケチャップにすり替えるという恐るべき計画を実行にうつした。それを阻止しようと、 銭形平次の子孫の女(33)は50円玉を武器(投げ銭。なぜ5円ではない?夫「色がキライ」)に、 夫(34)にも言わずに一人組織と戦っていた。 しかし、一人では多勢に無勢。見る見るうちにソースのたこ焼きが無くなっていく・・・ その魔の手はとうとう、夫の誕生日を祝うたこ焼きパーティーにまで伸びてきた。 家に侵入し、たこ焼きのソースをケチャップに変更しようとする田中。 しかし、テーブルの上にたこ焼きは無かった。 [編集済]
ソースをケチャップに…恐ろしくはないなw
女(33)は、いち早くたこ焼きの危険を察知し、タンスに隠していたのだった。 敵の裏をかき喜ぶ女(33)。 しかし、「タンスの中に何をいれとるんじゃ」と後ろから、やくざキックの夫。 その勢いでケーキに頭から突っ込む女(33)。 その間に田中に隠していたたこ焼きのソースをケチャップに変えられてしまった。 呆然とする女(33)、なんとなく食べてみる夫「これはこれでいい・・・」と夫。 ぶち切れの女(33)。すると、女(33)の髪は逆立ち、お花畑が現れた。 「今まで黙っていてゴメンなさい。実は私、魔法少女なの!!」叫ぶ女(33) 「そんなこと知っていたさ!」と夫。「ええ!」と女(33)。放っておかれる田中。 [編集済]
だんだん混沌としてきたw
ふと、鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆい女(33)。「フッフッフ」と田中。 「こんな事もあろうかとお前の買ったショートケーキ(1ホール¥3980)に 我々のナノマシーン(くすぐりマシーン)を忍び込ませていたのだー!!」 チャンと電子顕微鏡を持ってきて、説明する丁寧な田中。 内部(くすぐり)攻撃にやられる女(33)。 ここぞとばかりに田中は最終兵器、見た目はカニ、材質はイカののタコヤキングを出してきた。 当然カニ歩きしかしない。 [編集済]
こんな事もあろうかと…が好きです。
何となく美味しそうと言う理由でフラフラ寄って行く夫。あっさりタコヤキングに食べられてしまった。 「マズイ」吐き捨てるように言うタコヤキング。 それを聞いて「マズイだと、それはクリリンの事かー!!」とワケのわからない女(33) ふと目にしたとんがりコーンを指にはめ、「ロケットコーン!」一斉に飛び出すとんがりコーン。 タコヤキングに命中。見事タコヤキングを倒した。しかし、女(33)の最愛の夫はもういない。 女(33)は、自暴自棄になってバー【ボンバヘッド】で毎日のように酒を浴びるように飲んでいた。 そこで知り合ったアラブのオイルダラーと結婚して大富豪になり幸せに暮らしましたとさ。(おわり) [編集済]
ケーキのサプライズ要素がないのが少し残念ですが、4つでまとめてしまうのはさすが。もう女も夫も田中もタコヤキングもアホばっかw あ、ちなみに私はまだ33歳です(。-_-。) [良い質問]
女は、【お花畑】率いる悪の組織【来た時よりも美しく】のメンバー【こんにゃく畑】である。ある朝、女は鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆかった。触るとうっすら生えたヒゲがチクチクしている。「もー!3日前に【ボンバヘッド】でフェイシャルケアしたばっかなのにぃ!」(同居人の【ライ麦畑】は「これはこれでいい・・・」と呟いた。)………………………………………………………………………………………女がやけ食いでケーキを食べようとした時、【お花畑】の使者が訪ねてきた。【来た時よりも美しく】は贅沢を禁じている。おやつは1日1個しか許されない。女は慌ててたこ焼きをタンスに隠すと、とんがりコーンを指に装着してドアを開けた。使者の【さとうきび畑】が睨んでいたので、女は「私、魔法少女なの!!」と、叫んでポーズを決めた。(【ライ麦畑】は「これはこれでいい・・・」と呟いた。)………………………………………………………………………………………新技【とんがりコーンレジェンドサイクロンフレアァァッ】を練習していただけだと主張したが、結局ケーキは没収されてしまった。【来た時よりも美しく】は食べ物を粗末にする事も禁じているのだ。.………………………………………………………………………………………女がとんがりコーンを残さず食べるまで監視した【さとうきび畑】は【お花畑】からの指令を読み上げた。「今回のミッションは、“ 全国の田中という田中の苗字を苗中に ” グラスクラウン計画だ!」 [編集済]
【 】と畑が異常に多いw
女はしぶしぶ田中家をめぐって、表札にマジックで草冠を足していった。3軒目の田中家から田中が出てきて驚いた女は、誤魔化す為に「田中さんは全国に何人いるんですか?」と聞いた。「327,593人くらいじゃないっすか?」と田中が答えたので、女はやってらんねーと思って家に帰った。.………………………………………………………………………………………家に帰るとテーブルにケーキが置いてあったので女は喜んだ。だが、ライ麦の花束と共に<あなたのファンより>というメッセージがあったので、「気持ち悪!」と言って顔からケーキに突っ込んだ。(【ライ麦畑】は「これはこれで…以下略)………………………………………………………………………………………すると、<ケーキ>とすっかり忘れていた<たこ焼き>が合体して【モッタイナイオバケ】が産声を上げた。「スモモモモモモモッタイナーイ」………………………………………………………………………………………潔癖症な【モッタイナイオバケ】は、汚部屋の隙間をカニ歩きしながら襲いかかって…来ようとしたらしい。遅すぎてイラッとした女は【とんがりコーンレジェンドサイクロンフレアァァッ】をお見舞いした。(※とんがりコーンはこの後【ライ麦畑】が美味しくいただきました。そして「これはこれで…省略) [編集済]
マジックで書き足すのかw 地道ね。
手下になった【モッタイナイオバケ】を使って、女は目障りな【お花畑】を倒し頭の座を奪った。そして【お花畑】の裏金を発見した女は大富豪になり、モッタイナイ御殿を建てた。.………………………………………………………………………………………引っ越し当日、またライ麦の花束とケーキが置いてあったので、女は喜んで顔からケーキに突っ込んだ。厳格な規則から解き放たれた女は、ケーキに顔を突っ込む事の楽しさに目覚めてしまったのだった。(【ライ麦畑】は「これはこれで…以下略)………………………………………………………………………………………女の引っ越しに合わせて新居の天井裏に引っ越した【ライ麦畑】は、いつもの様に天井の穴から<穴のずれたレア50円玉>を通して女の生活を見守っていた。その日の気分で変わるが、今日は昭和四十三年の50円玉を使用している。かなり見えにくいだろうが、【ライ麦畑】によると「これはこれで…略)」らしい。.………………………………………………………………………………………※ケーキはこの後、女の留守中に【ライ麦畑】が美味しくいただきました。そして「これはこれで…略………………めでたしめでたし♪ [編集済]
うむ、食べ物を粗末にすると、色々な団体がうるさいですからね。 誰だ?顔からつっこむなんて言ったやつ! [良い質問]
①ここはBAR【ボンバヘッド】 マスターは寡黙な男。ダンディ田中だ。 今宵は私が「なにこれ?マジやばい!マジやばい!」とパニクっていたあの日のことをどうかここで弁解・・・言い訳をどうか聞いて欲しい。 [編集済]
よし、聞こう。
②始まりは店の常連のあの女・・・名前は仮に「なの」としておこう。なぜ「なの」かと言うと彼女は良く「私、魔法少女なの!!」と、叫んでいるからだ。『魔法少女なの』かと思っていた。彼女はどうやらリリカらないらしい。
魔法少女には突っ込まないのねw
③私がいつものようにたこ焼きを焼いて・・・どうした?不思議そうな顔をして。あぁそうか、うちはたこ焼きBARなのだ。だからいつもたこ焼きを焼いている。
ちなみに私はたこ焼きが大好きです(´・_・`)
④すると何処からか、なのはふらりと現れる。「私、魔法少女なの!!」シャキーン今日もポーズが良く決まる。なのはとんがりコーンで出来た靴を履いている。全ての足にとんがりコーンがフィットしている。
不衛生!
⑤なの「おっちゃん、たこ焼き!たこ焼き!」田中「マスターと呼べ!お金はあるのか?」なの「・・・お金、ナイ」(´・ω・`)田中「・・・そうか。」私は作りたての入ったパックをなのに渡して。田中「これはタコがはみ出てしまった不良品だ。私はここに残らなければならないため代わりにゴミに出しておいてくれ。・・・どこのゴミ箱かは構わまわない。そこの公園でも良いし君の自宅のゴミ箱でもな。捨てたものだ君の好きにすれば良い。」なのは笑顔をぱぁ~っと輝かせた。なの「ありがと、おっちゃん。」っといって走り去っていった。田中「マスターと呼べ!」
田中、ダンディだなw ダンディな田中はちょっとやだな…
⑥???「おやおや!こんなところにいたのですか?Mr田中、いや被検体432号」戦隊モノの敵側の雑魚隊員のような服装をした奴がやってきた。私をこんな『化け物』にした組織の奴らだ。私は数年前組織に囚われ怪人に改造された。ガニ股怪人にだ。本当はモナカから作り出されたモナカ怪人なのだが、極度のガニ股のため前に歩けなくなり私はガニ股怪人っと呼ばれている。記憶を失った私はそれ以来組織のために働いている
モナカを超えるガニ股って相当よ?
⑦雑魚「たこ焼き屋ですか・・・油を売るにかけた作戦中でしたか?」田中「違う。『世界中から50円玉を組織の手中の収めて日本経済を混乱に落とし込もう』作戦の実行中だ。」私は吐き捨てるように呟いた。雑魚「そうですか、それはそれはw貴方に次のプランの作戦が回ってきてます。いかがです?」雑魚はタコを馬鹿にするような目つきで見ていた。雑魚なら大人しく食われてろ。
私が子供の時ってたこ焼きの相場は必ずと言っていいほど350円だった。 あの350円縛りは何だったのだろうか…
⑧田中「作戦?」雑魚「魚意!人々の頭に植物の種を撒き全世界の人類の頭をお花畑にしてしまおうっと恐るべき作戦がな!」田中「断る!たこ焼き焼くので忙しいのだ。悪いが帰ってくれ。」雑魚「断れると思っているのか?被検体432号。先ほどの少女の頭に既に植種した。発芽するのは時間の問題だ。」畜生!なんてことだ!私は無我夢中で駆け出していた。横向きに。
まあ別にお花畑になってもそれはそれでいいんじゃないかw
⑨なのは一人ぼっちです。数年前お母さんが死にました。数年前お父さんが行方不明になりました。なのは一人ぼっちです。
ここからなの目線なの。
⑩今日も変なおっちゃんのところでたこ焼きをもらいました。このところずっとたこ焼きばかりです。でも『今日は』食べたくありません。なのはタンスに隠してあるたこ焼きをそっと仕舞いました。頭が重い・・・目がしょぼしょぼする・・・鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆい。きっとこのまま死んでしまうのかな?なのは一人ぼっちです。きっと死ぬときも。
さっきからなの悲しすぎることばっかり言うなw
⑪・・の・・・の・・なの!おい、なの!しっかりしろ。」目が覚めたときたこ焼き屋のおっちゃんがなのを揺さぶっていました。親父にも揺さぶられたことがないのに
怒りのポイントがずれているなの。
⑫なのの頭はタンポポが咲き乱れていました。田中「ごめんな、なの。今まで淋しい思いをさせて。今日はお前の誕生日だろ・・・思い出したよ。何もかも・・・ごめんな、ごめんな」なの「おとっちゃん!おとっちゃんなの?」田中「あぁそうだ。そうなのだ。お前のパパなのだ。」なの「おとっちゃんなの!おとっちゃんなの!」田中「パパと呼ぶのだ!パパと呼ぶのだ!」二人は泣いて喜びました。
急展開キタ!
⑬なのは田中が買ってきたケーキを見るや突っ込んだ。なの「よく見たら食パンなの!」テヘッ。手作りしちゃったのだ。こうして親子は再び一緒に暮らし始めました。私は今まで執念で集めた限定希少価値の50円玉を売り裕福な生活を送っている。
組織どこ行った!?
⑭田中「これはこれでいいのだ!」(おわり)
なんか田中のキャラがブレまくってるなw 完全にパパなのだ! まあでもこれでいいのだ! [良い質問]
私は田中。そう、普通の田中だ。リーマンショックの煽りをうけ、毎日ヒヤヒヤしているしがない田中だ。そんな私にも妻がいる。愛してやまない妻なのだが、何やら最近様子が変だ。とんがりコーンを指にはめ、シッ!シッ!と腕を突き出したり、私が家に帰宅すると、苦しそうな顔をしてタンスに何か隠したりするのだ。不審に思い、タンスを開けてみると、たこ焼きが入っていた。まぁ、ソース臭い。3個だけ食べているたこ焼き。まさか・・3個でお腹いっぱいだったのか!大丈夫か!妻よ! しかし、何よりも気になったのは私のお気にのドクロのTシャツの前歯に青のりがついていた事だが、まぁよしとしよう。
妻の少食っぷり。タンスに入れるなよw この謎の奇行が最後に明らかに…!
不審に思い始めた日から4日、日曜日。きっかり2時に外へ出かける妻。すこしつけてみる事にした。 妻はキョロキョロしながら、カフェ【ボンバヘッド】へ入っていった。私も後から入り、遠くの席で監視していた。店員とは仲が良さそうで、ここの常連らしい。常連らしく、【いつもの】を頼んでいた。 5分後、そこに現れたのは、デカ盛りモンスターパフェとぜんざいだった。意味不明だ。何だあのセットは。もう見ただけで、おえってなる。しかも化け物パフェのデカさといったら。まさか、たこ焼き3個の女があれを食すと言うのか。すげぇな。
たこ焼き3個の女 (´³3³`)
いや、全然食べない。ぜんざい飲みながら、パフェに刺さったポッキーを食っている。6本で苦しそうな顔をしている。私は何故、この女を妻としたのか疑問を感じ始めた。
疑問はもっともである。
そんな当たり前のことを考えていると、妻が急にお腹を抑え、店員を呼んだ。何やら話すと、店の奥へ連れていかれた。 お腹を壊してしまったのか、ポッキーとぜんざいのMIXがSIXでMAXになってしまったのか、は、どーでもいい。もうしんどい。まぁ妻が出てきたら一緒に帰ろうかな。 〜4時間後〜 妻はここのトイレが好きなのだろうか。なかなか出てこない。モンスターパフェのチョコやらアイスやらが溶けてより凶悪なモンスターになっている。おえっ。 妻は食べる気なのだろうか。わからなかったが、私は妻の為、新しい【いつもの】を注文した。 〜五分後〜 私は妻と同じく、モンスターに負けた。
田中もMIXがSIXでMAXのRINAだったのだろうか?
口に含んだままお腹を抑え、店員を呼ぶ。もう出そうだ。口にモンスターを含み、顔面モンスターとなった私はお腹とお尻を抑えながら内股で、時にカニ歩きで店員についていった。 しかし、そこはトイレではなかった。 店員「あなたも、【いつもの】からの腹痛をするって合言葉を知ってるってことはこの組織の人ですね?どうぞ、奥へ。」 黙れ。私はお腹が痛いんだ。もはや頭痛もする。ストッパ下痢止めを飲み、なんとか落ち着いたが、残念ながら少しだけ、ほんの少しだけ、出ちゃった。もはやずっと、カニ歩きだ。
ずっとカニ歩きww 水なし一錠も意味ないw
目の前の部屋には【ちょいワル部】と書いてある。ネーミングセンスはウンコだ。いや、ウンコは私だ。すまない。 中から妻の声が聞こえる。こそっと中を覗くと、おっさん達と妻がトランプをしている。 妻「やったー!また大富豪だー!ふふふ。あんた達の考えなんて全部わかるのよ!私、魔法少女なの!」 どっ!ゲラゲラゲラゲラ あっそ。何、おっさん達、ゲラゲラしてんだ。どっ!じゃねーわ。46だぞ。妻。少女にはキツイでしょーに。でも、あのおっさん達、見たことあるな。
ウンコ田中と魔法少女(46)
私はストッパ下痢止めを飲んでも収まらない頭痛と戦いながらそのドアを開けた。 目の前には、30回連続大富豪の妻におっさん達が一生懸命作った花の冠を頭にかけてあげているとこだった。うん。タイミング間違えた。 全員あっ!って顔になったがその後、えっ!?って顔になった。私もなった。彼らが何故なったのかは知らないが、私は妻にかけられた花の冠の花の多さに度肝を抜かれた。あの小さなスペースに、わっしゃわしゃのタンポポ、その中にたまにあるヨモギ。お花畑が青臭そうだ。
ヨモギw その要素、必要だったのw?
大村「まさか・・田中?田中じゃねーか!」 高校時代の同級生の大村だった。その他に中岡、福島がいた。 中岡「そこ座れよ!これも付けろ!お前のんだ。」 私は言われるがままイスに座り、50円玉が大量に繋がったネックレスのようなものをつけた。 ズキューーーーーーン!! 〜〜〜〜〜 私は全てを思い出した。高校時代、生徒会長をしている裏で私が始めた【ちょいワル部】。そのメンバーの三人とマネージャーの妻。セコイ悪事をよくしたものだ。二ノ宮金次郎の銅像の名前を二ノ宮銅次郎にしたり、教卓の脚を一本だけ削ってちょっとだけガタガタするようにしてみたり。楽しかったなぁ。
ダメだ… 私はこのTakaさんの効果音にめっぽう弱いww
福島「田中、お前リーダーだったかなんか知らんけど、なんかかっこいい事言うの好きだったよな!これはこれでいい・・とか、渋い声出してさ!懐かしいなぁ。そうだ!丁度ケーキがあるんだ!みなみちゃん!ちょっと持って来て!田中にあげたら、一緒に食べていいからさ!」 妻は冷蔵庫からケーキを持ってきた。 みなみ(妻)「おかえり。・・ドーン!!」 喜びながら妻はサプライズのつもりで手にはめたとんがりコーンを私に飛ばして来た。うん。それ、家で見ちゃったわ。ごめん。 その勢いで頭のタンポポの綿毛が飛ぶ。妻の鼻の下のミゾをかゆかゆ攻撃した。 みなみ「かゆー!へ・・へ・・へっきちょんに!!」 [編集済]
へっきちょんに(46)
妻は顔からケーキにダイブ。 みなみ「えへへ!悪いことしちゃった!私の顔型がついたケーキもいいでしょ?どう?」 うむ。これはこれでいい。 わけね〜だろっ。 〜fin〜
大村、中岡、福島、みなみちゃん… 46にもなってすげえ楽しそうw こんな大人になりたいね。 これはこれでいい…わけないかw とりあえず田中お尻拭いとこう。 [良い質問]
「マスター、例のブツはどうなっている?」 女はバーボンのグラスを傾けながら問いかける。 ここは『バー ボンバヘッド』。女はここの常連だ。 「ああ、最高のデキだ。期待してくれ。」 そう答えるのは店のマスター。田中。 ここ『ボンバヘッド』は、バーとは名ばかりの武器密売屋である。 決戦は明日の夜。ようやく悪の組織 『苦魔門』との長き戦いに終止符が打たれるのだ。
苦魔門… めっちゃ悪そうな感じがします…
『苦魔門』・・・奴らが活動を開始したのは数年前。 突如姿を現した彼らによって、たこ焼きがバケモノ化するという怪現象が度々起こるようになった。 意思を持ったたこ焼き達は、販売された所へ帰ろうとする。抵抗するのでクッソ食いづらい。 そうして、一度買わせたたこ焼きをもう一度販売し、2倍儲けるというのが狙いだ。 あと、バケモノはカニ歩きするので、8本の足と2本の鋏が生える。正直かなりグロい。あと食いづらい。 そんなこんなでたこ焼き大好きな女は『苦魔門』を壊滅させることにしたのだ。
苦魔門の科学力?すげえなw たこ焼きに限ってだけどw
しかし、女を待ち受けていたのは悲しい運命だった。 なんと、『苦魔門』のリーダーは女のルームメイト、カメコだったのだ! 女は思った。 「あっなんだ~。カメコがリーダーなら話し合いで解決できるじゃん!」 そう、何を隠そう、女の脳内はお花畑である。残念な娘なのだ。 カメコは女の隙を突いて手裏剣で攻撃してきた! ・・・いや、手裏剣ではない。50円玉だ!
五円玉じゃダメなの。五十円じゃないと。
女はすぐさま戦闘態勢に入る。両手の指にオリハルコン味のとんがりコーン(田中作)をはめ、カメコと対峙する。 「喰らえ!50円玉手裏剣!」「50円玉ハリケーン!」「終わりだ!50円玉ビーム!」 女はその両指のとんがりコーンで全ての攻撃をいなしてゆく。いや、いなすというより、受け止めていた。 「オッヒョー金だ金だ!」・・・女の脳内はお花畑である。 その戦いは三日三晩続いたため、いつしか女の貯金は50円玉だけで5億円を超えた。
オリハルコン味? すげえ硬そうなんだけどw そして1千万枚の五十円を消費したカメコ。 [編集済]
カメコはこのままでは埒が明かないと踏んだのか、攻撃方法を変えた。 「喰らえ、50円玉ファイアー!」 説明しよう。50円玉ファイアーとは、50円玉2枚をこすり合わせた摩擦の炎で攻撃する技である。 これでは、女は受け止めることも出来ない。(受け止めても金にならない)逃げまわるだけの防戦一方である。 「痒っ、3日風呂に入ってないから痒い!」 どうしても鼻の下のミゾが痒くなり、とんがりコーンを外してかきむしっていた一瞬の隙をついて、 カメコの放った炎が女を襲った。
カメコの五十円玉への執着心たるやw
・・・?女は無事であった。何が起きた? 実は、突然空から巨大なケーキが降ってきて、女を炎から守っていたのだ。 「間一髪だったな。俺からのサプライズプレゼントさ。」 上空のヘリから、田中が親指を立てて笑う。 「ありがとう、田中さん!これで勝てる!うおおおおお!」 女は顔からケーキに突っ込むと、そのまま突き抜けてカメコを襲った。 体中をクリームでコーティングした彼女に、炎は意味を成さない。 カメコは膝から崩れ落ち、気を失った。
クリームでコーティングした彼女に、炎は意味を成さない←うそーんw
カメコが目を覚ますと、クリームだらけの女がそこに居た。 「私を倒すとは・・・、お前、本当に人間か?」 女は答える。 「私、魔法少女なの!!」 全く面白くないギャグだったが、脳内花畑の彼女は爆笑している。 「フフフ・・・私はこんなアホに倒されたのか・・・これはこれで、いい・・・。」 そう自嘲するカメコをよそに、女は話しかける。 「あ!タンスにたこ焼き隠してたんだった。はやくお家にかえろ?」 こんな事があった後で、私を許すというのか・・・どこまで頭が花畑なんだ? 心の中でカメコはそう思った。
カメコ納得しちゃったw いいんだw
その夜、彼女が食べさせてくれたたこ焼きの味は今でも忘れない。 タンスに放置されてカチカチで、入っているタコの量は少ない。 しかも、味に関してはクリームの味しかしなかった。到底食えたものではない。 はずなのに。 「これはこれで・・・いい・・・。」 その言葉が口をついて出た。何故か、今まで食べたどんなたこ焼きよりも美味しかった。 きっと、たこ焼きの中に入っているのは本当はタコなんかじゃない。もっと、もっと大事なものなのだろう。(おしり)
なんか感動的な終わり方っぽくしてるけど、全然感動的じゃないからねw (おしり)が気になる。 [良い質問]
うふふ、私、氷山冷子42才!少しお転婆で、おませさんな女の子!悪の組織「ペプシニエル」と闘う日々を過ごしているの。ペプシニエルはこの世からコカコーラを無くし、全てのコーラをペプシのコーラに変えるという悪事を働いているのよ。もちろんそんなことはさせないわ!今日も私は奴らの情報を得るべく、奴らが夜な夜な集まる場所「BARボンバヘッド」に出向き、情報を集めるのよ。潜入で長い間通っていたから、もう常連にも認定されたの。 [編集済]
ボンバヘッドのバー率が高いなw
常連を通り越して古参になるかならないかの時、私は彼と出逢った。そう、今の彼、暖澤温太君よ。とてもかっこいい子で23才という若さ!わたしコーフン!え、いやビーフンじゃないわよ。さらに私と彼は絶賛同棲中♥でも、ペプシニエルとの戦いに彼を巻きこむ訳にはいかない私は、1人、敵の本部に突入したの。門番の「カニアルキデコーラキライナキツネアタマシカドウタイタヌキウドン」をサクッと攻略し、奥に進む。
さらっと敵倒したねw 誰
ついに私は、ペプシニエルの女王「田中」の待つ、ペプシニエル中枢部へとたどり着いた。田中「ふっふっふ、よくぞ辿りついたな。さあてまずは私を倒すために、下っ端達を倒して御覧なさい!ゆけ!下っ端ども」下っ端達「イー!イー!」。 ついに来たわね私の能力を解放する時が!「私、魔法少女なの!へーんしん!!」
下っ端つったらやっぱりアレなんだよね。
田中「なんだと、まさか貴様・・・!そ、その指は・・」 「ふふ、驚いた?私の必殺[ユビニトンガリコーンドリル]喰らうがいいわ!」 田中「お、おいまて下っ端達!私を守れえええ!!」(ムヮッサーーーン!) 田中「ぐはあああああ!」 田中「・・・・と簡単に倒されるとでも思ったか?ふふふ」 「な、なんですって!・・・うっ、は、鼻の下がモーレツにかゆい!」 田中「ふふふ、残念だったな。その痒さが命取りだ!死ねえ!」 「きゃあああ・・・?あれ当たってない?私の前に誰かいるの?かばってくれたの?あなた・・誰なの?」 [編集済]
その痒さが命取りだ! これ名台詞だなw
ミスです [編集済]
オケ
数時間前・・・・・・ 冷子「はーい、これ50円玉12万枚♥ゆっくり堪能してね」 温太「おおおおおすげえ!!これならゆっくり堪能できるよ」 冷子「じゃあ、わたしちょっと出かけて来るわね」 温太「おう!ふんふん♪お、これはこれでいいな。 お、これもこれで・・・。ふんふn・・ん?これは・・」 ??博士「説明しよう!温太は50円玉がすきすぎて、50円玉を触ると、前に触った人の感情がわかるのだ」 温太「この触感は「隠し事」とか「迷い」の心だな・・・・まさか!冷子ォォォォォ!!」 [編集済]
温太がただのHENTAIにしか見えない。
ペプシニエル中枢部 冷子「お、温太!?」 温太「おい田中!こいつには手ぇださねえ約束あったろうが」 田中「ふふふ、先に手を出してきたのは彼女の方よ」 冷子「ねえどういうこと?」 温太「すまない。俺、ペプシニエルの黒幕なんだ!」 冷子「えっ?うそでしょ?ねえ!うそっていってよ!!私がでかける時・・わたし言ったよね?帰ったらたんすの中のたこ焼き一緒に食べようって・・・」 温太「・・・・ごめん」 温太の声はか細かった
温太の声はか細かった このフレーズもなんか好きだなw
温太「ごめん・・・このケーキで許してくれ・・・・」 冷子「物で釣ろうったってそうはいかないわよ。」 温太「俺は本気だ! ううっ・・(た、田中!?)」 田中(今ここで裏切ったらどうなるか分かってるんでしょうね?さっさとそのケーキ顔面にぶちまけてこっち来なさい) 温太(くっ、っわ、わかった・・) 冷子「ほ、ほんとなの!?温太!おんたあ!」
温太の二者択一…選ばれたのは…
温太「ふん!」 冷子「ぶべはっ!な、何するのよ!」 温太「ふふっ、しかたないんだ。許してくれるよね?ふふふ」 fin
田中だった!
ちなみに「うふふ、私、氷山冷子42才!」より以降は、彼女の中二病的妄想を書きしるしたものです。これこそ本当に精神的に頭がお花畑ですね。彼らがどうなったのかは皆さんのご想像にお任せします 本当のfin [編集済]
そしてまさかの脳内オチだった! 彼らがどうなったか… まあそんなに興味ない(´・_・`) [良い質問]
鼻の下のミゾのところがものっそい痒かった。 いつものように【ボンバヘッド】へ行く準備をしていた時のことだ。 カサブランカを主として飾り付けられたお気に入りの花冠に軽く水をやってから頭にかぶり、右手の薬指のとんがりコーンに悪戦苦闘していた私。 ようやく納得の行く位置に出来たとんがりコーンに笑みを浮かべ、外出の旨を同居人に伝えたところでソレは起こった。 かゆい。 鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆい。 ことさらに自慢はすることは無いが、私は自分が美人だと言うことを知っている。 学生時代は幾度も告白をされたし、今でも道を歩けば振り向かれるし声もかけられる。 どちらも煩わしい事だけれど、顔のお陰で助かった場面も何度かあるので我慢できた。 そして重要な事が一つ。 美人は決して下品なことをしてはいけないのだ。 勿論、進んで下品な行為するつもりはないが、いわゆる「普通」の人より気を遣わなければいけない。 昔、ちょっとはしたないかな、と思いつつもどうしても我慢ができなくなり、後輩の女の子の前であくびをした事がある。 少し我慢をしていただけに、口を大きく開けてあくびしてしまったのだ。そしたら、烈火の勢いで後輩に怒られた。 曰く、美人はいついかなる時も完璧でないといけないらしい。 その後も度々その後輩に注意を受けることが有った。 彼女の言うことにも一理あるように思えたし、怒られるのも嫌だったので、普段の行動に気を配る事が習慣になり、今に至る。 その私からすれば、鼻が痒いからといって素直に鼻の下に手を伸ばし、思い切りボリボリと掻く、というのはとても受け入れがたい事のように思えた。 左手のとんがりコーンをポリポリ食しつつ心中の恐ろしい葛藤と戦っていると、外へ出ずにずっと玄関に立っていた私を訝しんだのか同居人が声をかけて来た。 「どうした花女、ついに脳に花の根を張られたのか?」 「……コイツに気を遣う必要はないかな」 この口の悪い上に頭のおかしい女は、私の同居人であり、この家の主でもある。 頭のおかしいというのは、この女の趣味だ。私はそれを狂信的五十円硬貨依存症と呼んでいる。早い話、この女は50円玉狂いなのだ。 いつもコレクションの50円玉(昭和34年銘のの物から今年の年数の物まであるらしい)を見つめてぶつぶつ独り事(「これはこれでいい……」「やはり~年代は良いな……」など)を言いつつ気味の悪い笑みを浮かべている。 正直こんなおかしな同居人とはさっさと縁を切り、別の住処を探したいところだが、そうはいかない事情があった。 家賃が安いのだ。 いや、安いなどと表現するのは不適切だろう。何せ50円なのである。1日でも1週にでも無く1月で50円。 新築の一軒家でゆとりのあるリビングに立派なシステムキッチンとそこそこ大きなバスルームが有り12畳の部屋が自由に使えクーラーも各部屋に完備。そして50円。 家賃は必ず五十円硬貨で支払わなければならないのが難点だが、これ以上の条件の物件は探しても絶対に無いだろう。 ・・・まあこれほど好条件でもコイツと一緒に生活するメリットデメリットを考えたらまだ後者に傾く。 しかし私は見つけてしまったのだ。 そう、たこ焼きを。 ――――たこ焼き それは失われた文明最大の遺産である。 たこ焼きを保有する数で国の力が分かると言われ、今でも世界中でたこ焼きを奪い合う戦争が起きている。 もし値段を付けるならば、その価値数十兆円を優に超えるだろうとまで言われている伝説の至宝だ。 そのたこ焼きを入居初日にタンスで見つけてしまった私は、初め、それが何であるかわからなかった。 まず文献でしかお目に書かれることがなく、唯一現存するたこ焼きの写真もぼやけたシルエットを写すのみなのである。 それでも無視できない高貴なオーラを放つその物体のことが気になり、Google先生(人間界宝)に聞いてみたら一発で答えをくれた。流石Google先生だ。 迂遠にそれとなく同居人に聞いてみたが、どうやら気づいていないようだ。 いや、もしかしたら50円玉以外どうでも良いのかもしれない。 口にするのも危険なたこ焼きだが、上手く売りさばければ大富豪だ。 この家からも出て行くことができるだろう。 閑話休題。 50円玉狂いでも一応ヒトである。 なればコイツの前でも鼻の下を掻くことは憚られた。 いつもなら適当に馬鹿にしてあしらうのだけれども、今はそんな余裕は無い。 なので50円玉を家の奥へ投げ込んだ。 5つ程空中でキャッチされてしまったが、上手く転がった50円玉を追いかけ同居人は家の奥へ去っていった。 鼻の下の痒みに耐えつつ【ボンバヘッド】に着いたのは右手のとんがりコーンを食べ終わった頃だった。 雑居ビルの横に有る、地下へ続く階段を降り重い扉を開けると、いつもと変わらずおっとりとしたマスターの顔が見える。 「マスター、いつもの」 常連なのでそれだけで通じる。 実際、マスターは私の来店に気づいた時から準備をしていたらしく、然程待たずに熱々のパスタが出てきた。花冠を脱いでテーブルに置き、早速頂く。 【スパゲッティ・モンスター ~見えざるピンクのユニコーンを添えて~】 初めてこの店に来た時に食べて以来の大好物だ。 週に一度はこれを食べないと体の調子が悪くなるくらい、病み付きになる美味しさなのだ。 麺自体は普通の浮遊触手型だが大きなミートボールが二つ付いており、麺の美味しさと絶妙にマッチしている。 添えてあるユニコーンは、舌に乗せても其処にあるかどうかわからないような幽玄な味わいで、【ボンバヘッド】以外では中々見かけない珍しい不可視桃色種だ。 直ぐに逃げ出そうとする曲者だが4つ足の癖にカニ歩きしか出来ないので、目に見えない事を注意しておけば捕まえるのは容易である。 マスターと適当な雑談を交わしつつパスタを食べ終えた。食べている内に鼻の下の痒みも無くなったようだ。 そろそろ帰ろうかと思っていると、マスターが何やら奥からホールのケーキを持ってきた。 「おめでとう」 はてな。誕生日はもう過ぎたし、何かあったかな。 ケーキが貰えるのは嬉しいしまあ良いか。 そうしてケーキに手を出そうとすると、マスターが凄くいい笑顔でこう言った。 「あれからもう一年だね」 いち……ねん…… 一年前。 私は魔法少女だった。 ……一瞬だけ。 一年前のある日、家に私宛の宅配便が届いた。 とんがりコーンの予備はまだあるし、スイートピーの花冠もまだ瑞瑞しさを保っている。 品名が書いておらず、頼んだ覚えもない宅配物は怪しかったが、同居人が見つけたものでも送ってきたのかと思い開封したのだ。 中にはふりっふりの装飾がたくさんついた微妙に露出度の高い洋服と、花を象ったファンシーな意匠が凝らされている杖が入っていた。 特に説明書のようなものは入ってなかったが、小さい時にあるアニメを見たことが有る私は、この衣装を魔女っ子の衣装だと判断した。 勿論、私は成り立てとはいえ良識をわきまえた大人であるし、同居人の目があるので、普段ならこんなものは即刻ゴミ箱行きだったであろう。 しかし、同居人は数日前から50円玉探しの旅行中で家には居なかった。 着た。 にやにやしながら着た。 仕方ないのだ。 乙女はいつだって魔女っ子と王子様に憧れるのだ。 服のサイズがピッタリだったのは今思えば相当に怪しいが、杖も装備してすっかり魔法少女だった当時の私は微塵も疑心を浮かべなかった。 そのまま調子に乗って鏡の前でポーズを撮ったり踊ったり「私、魔法少女なの!」とか叫んだり必殺技を考えたりした。 楽しかった。 すっごく楽しかった。 声を出さずに大爆笑している男の姿を鏡に見つけるまでは。 【ボンバヘッド】は表向きは普通の地下Barだが、同時に悪の組織でもある。 目的は世界平和。構成員は4名で、他人を驚かせる事を生き甲斐に行動している。 老若男女問わず大人数を集めてパンツ一丁で電車に乗ったり、町中で突然ミュージカルを始めたりするのが主な活動だ。 党首は田中。Barのマスターであり、1年前の私にドッキリを仕掛けたのもこいつなのだ。 唐突に痛い過去をフラッシュバックさせられた私は、奇声を上げて顔からケーキに突っ込んだ。 [編集済]
これ、多分過去最長の質問だな。 まとめるとたこ焼きが何なのかすごい気になる。 Google先生に聞けばいいのか? ていうか美人は指にとんがりコーンはめてモシャモシャ食べちゃいけません! [良い質問]
頑張れば改行編集出来そうだけどめんd・・・アレなので終了します
これはこれでいい… まとメモに転載しますね。
みっちゃんは花の蜜の妖精さんヨ☆目が覚めたら、お昼寝してたお花が田中のママの頭の上に刺さってたの。動くお花畑は初めて。でもこれはこれでいい・・・かも☆.………………………………………………………………………………………田中はヘアサロン【ボンバヘッド】の花結い師。世界中の美女の頭をお花畑にするのが夢なの。でも人気がないからママが毎日サクラとして通ってるの。近所のこども達はママをお花畑ババアって呼んでるワ。人気者ネ☆.………………………………………………………………………………………最近、田中がかまってくれないから、ママはさみしいみたい。だからこっそり田中のタンスにたこ焼を入れるの。「ババアの奴またやりおった!」もちろん田中はぷんぷん怒ったワ。ママの美容クリームを生クリームに変えちゃったの。.………………………………………………………………………………………ママは鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆくなっちゃった。でも年齢肌だからやめられないの。1週間後ママは10才若返ったワ。田中もビックリ☆パイ投げ経験者でも腐ったクリームは塗ったことがないものネ。.………………………………………………………………………………………田中はエステサロンを始めたの。広告塔はお花畑ちゃん(若返ったママ・見た目年齢10才)。田中クリームをぬって叫ぶの。「私、魔法少女なの!!」そんなCMを流したの。なぜかお花畑ヘアーは大ブレイク☆美女も殺到し田中の夢は叶ったの。.………………………………………………………………………………………田中クリームは1週間で10才若返るヨ。でも1週間何もしないと実年齢に戻るの。ママは20代に見えるように調整してるワ。実年齢はヒミツなの。エステサロン田中は大成功☆ガッポリ☆なの。2人は大富豪になったワ。でもママはケチなの。.………………………………………………………………………………………「ママ〜50円ちょうだい」みっちゃんのエネルギー源は50円玉なの☆菊の花のとこが美味しいの。「5円玉でガマンしなさい!」「 ヤダヤダ!食ーべーるー!50円食ーべーるーのー!」地団駄踏んでダダこねまっくたワ。泣いたもん勝ちなの。.………………………………………………………………………………………その頃、田中はクレーマーと戦っていたワ。実はこのクレーマー、悪の組織の差し金だったの。「鼻の下のミゾがかいーのかいーの!慰謝料払うザマス!」言いがかりなの。副作用は契約書に米粒のような字で書いてあるの。.………………………………………………………………………………………ママは、みっちゃんの背中から50円玉を入れたワ。チャリリーーンン☆にゅにゅにょ!?これは50円玉じゃないじょー!桜は100円玉だす!!!ありゃりゃ?これはこれでいい・・・じょー!でもでも大変だす!50円玉以外を食べると蜜助ゴツくなるじょ!可愛くないじょー!!.………………………………………………………………………………………蜜助は飴玉小僧にメタモルフォーゼしたんだじょー。羽がなくなってカニ歩きしかできないだす。うぉ!バランス悪くて転げちまったよ!ゴロゴロゴロリンチョ……蜜助は勢い余ってエステサロン田中の店内に転がり込んだじょー!.………………………………………………………………………………………そのままクレーマーにストライーク!!!これはこれでいい・・・だす?エステサロン田中の平和は守られたじょー。田中は喜んだ。「よくやった!褒美を取らそう」「50円玉おくれ…」田中は蜜助の頭に50円玉を入れてくれた。チャリリーーンン!やっとみっちゃんに戻れたの☆.………………………………………………………………………………………田中は美女をはべらせるのに大忙し。お財布扱いでもいいんだって。これってWINWINの関係ネ。理想的☆やっぱりママはさみしくなったの。田中のタンスにたこ焼を忍ばせるの。「ババアの奴こりねえな!」もちろん田中はぷんぷん怒ったのヨ。.………………………………………………………………………………………イビキをかいて寝てるママ。田中はママの指にパパの背脂をぬってトンガリコーンで蓋をしたの。手も足も全ての指にネ。翌朝ママはビックリしてたワ☆手のささくれが治ったの。足の水虫もキレイさっぱりなの。エステサロン田中は安泰ネ。.………………………………………………………………………………………今日は母の日。田中は美女とデートなの。でもママにケーキが届いたのヨ。≪ババアいつもありがとう≫田中は素直じゃないの。ママは感動して泣いてたワ。嬉しすぎて嬉しすぎて食べれないのネ。ケーキは毎日腐っていくの。.………………………………………………………………………………………ある日、ママは田中のタンスで見つけたの。魔法少女グッズわんさかなの☆ママは腐ったケーキに顔をめり込ませたワ。1週間後、ママは魔法少女になって田中をビックリさせたの。「私、魔法少女なの!!」.………………………………………………………………………………………「たいがいにしとけよ!ババア」「ひゅぷが!」ママはチョップを食らったけど、田中は少し嬉しそうだったの。きっと、これはこれでいい・・・のネ☆(END) [編集済]
クレーマーがかわいそうだw 鼻のした痒いのなんとかしてあげてw ババアの田中アピールもめんどくさいなw [良い質問]
パティスリー『ボンバヘッド』と言えば、この国では知らない者がいないほど有名店である。 そのケーキは開店当初から評判で、今ではどの街にも1軒は存在するほどの大手となっていました。 しかし、その実態は悪の秘密組織ボンバヘッドの活動拠点なのであった。 秘密組織の首領・田中は、世界一の美肌を自負してる、彼は自分以上に美肌な人間を決して許さず、ケーキを食べさせニキビだらけにしてしまう『人類ニキビ化計画』を発動した。 計画は順調に進み、彼の開発したケーキは、食べた人間を虜にし、ニキビが出来ても食べずにはいられなくなるほどの中毒性を発揮していました。 [編集済]
田中、考えたなw
そんなある日、とある田舎町の店舗から『常連客にも関わらず、未だニキビが出来ていない客がいる』との連絡を受け、田中は自ら調査に乗り出した。 (あの女は!?) 目的の女を見つけた田中は驚いた。 そこに居たのは、かつてボンバヘッドのコラーゲンフェア用マスコットとし作り出した人造マスコット人間『美白』だったのである。 (なぜ店員は気付かない?マスコットとして目立つように、頭部を花畑に設計したのに!) どうやら周りの人間は、花の冠を被っていると思っているらしく、何の反応も示さない。 [編集済]
人造マスコット人間、初耳ですw
とにかく、美白の現在を調査しようと彼女の後をつける田中。 街外れの彼女の家に着いたとき、同居人にまたまた驚いた。 (あれは!第一期宣伝強化月間用に作ったマスコット「看板娘」!あの欠陥品がなぜ残っている!) それは設計不良により、僅か1ヶ月で廃棄処分された人造マスコット人間『看板娘』だったのである。 [編集済]
もう一体出てきたw
美白「あー!また鼻の下のみぞを掻いてる。タンスに隠してあったたこ焼き食べたでしょ!」 田中(そうそう、組織内アンケートで、好物に『たこ焼き』が1位になったから、設定してみたら、仕事サボってたこ焼き買いに行くようになって、修正でタコアレルギー設定を追加したんだった) 看板娘「これはこれでいい。そんな事より50円は!?ちゃんとお釣りで50円玉は貰ってきたんだろうね?これはこれでいい」 田中(なぜ50円?会計仕様は、お釣りに細かいように設定したが、耐久年数を過ぎてボケてきてるのか?設定した口癖も連呼してるし…) [編集済]
ずいぶん細かく設定したもんだ…
他に仲間がいないことを確認し、調査を完了した田中だったが、いつか彼女たちから組織の情報が漏れるのではないかと考えた。 そこで、彼女たちを始末するため、防犯強化月間用の人造マスコット人間『おかし人間』を刺客として差し向けるのだった。 [編集済]
三体目。
数日後、看板娘は美白が家に来て1年目のお祝いをするため、散歩ついでにサプライズのチョコレートケーキを購入しました。 彼女が家に帰ると、玄関で美白が何者かと戦っているではありませんか。 相手は、がに股の不良姿で左右に素早くカニ歩きをして攻撃を繰り出しています、さらに体がガムで造られているのか、美白の魔法のとんがりコーン攻撃(※貫手突き)が通じていません。 [編集済]
昔あった飴に付いている棒の部分もガムになってて食べれるお菓子を思い出した… 関係ないけど。
おかし人間「オカスィ~!」 美白「私、魔法少女なの!!」 お互い設定された口癖を叫びながらの激しい攻防。しかし、攻撃が通じない美白に勝ち目はありません。 そこで、看板娘がサプライズ用のケーキを美白に投げ渡しました。 中身を見て真意を察した美白は、中身のチョコレートケーキをおかし人間に投げつけます。 チョコレートにより体のガムが溶かされ、弱点の心臓(飴)を露出させるおかし人間。 それを見た美白は不敵に微笑み、チョコレートケーキに顔を突っ込んで露出した飴を噛み砕くのでした。 [編集済]
そう、チョコレートとガムを一緒に食べるとチョコの油分でガムが溶けます。そんなトリビア。
戦いは終わりました。 が、秘密組織ボンバヘッドに命を狙われた2人は、ボンバヘッド壊滅を決意。 『健康美肌になるケーキ』を開発し、パティスリー『ボンバヘッド』の店舗を駆逐するのでした。 ケーキの成功により大富豪となった彼女たち、2人の住む豪邸には、何故か小さな慰霊碑があるという… 『おかしぃ人 ここに眠る』 -完- [編集済]
あれ? 結局田中もやられたのか? 志半ばにしてさぞかし悔しかろう。 しかし最後に正義(人造マスコット人間)が勝つのだ! [良い質問]
結婚後オイルダラーから女の誕生日にサプライズのケーキのプールを貰った女はダイブした。 が、女は「超」いや「極」が付くほどの運動音痴だった為に顔からケーキに突っ込んだ。 女は溺れた。生クリームに殺されかけた。それはさておき、女は最高に新婚生活を満喫し楽しかった。が、 3ヶ月経った頃オイルダラーは「これからは3番目の妻と一緒に暮らしてくれ」と言った。「一体どういう事?」女は混乱している。 [編集済]
これ、続きだなw
「これからは、君もこの国で暮らすんだ。日本と違うしきたりもあると思う。そういう事を彼女から学んで欲しい。」 「・・・うん。わかった。」女は渋々ながら承知した。 3番目の妻との同居は非常につらかった。炊事、洗濯、3番目の妻の子供の世話、飼っているアリの世話、その他全ての雑用を女に押し付けた。 [編集済]
アリ飼ってるのね。めんどくさそうw
女が一番つらかったのは3番目の妻が個人的にタコが嫌いということで、大好物であるたこ焼きが食べられない事だった。 とは言え女はタンスにたこ焼きを隠しこっそり食べていたのだが、ある日見つかってしまった。
絶対怒られるわ。
3番目の妻は激怒。 女は手足を拘束された状況で、鼻の下のミゾにそってハチミツを塗られた。そして、飼っているアリを放した。女の鼻の下のミゾのところへアリが一斉にたかる。ものすごくかゆかった。かゆさのあまり女は「私、魔法少女なの!!」と訳の解らないウソをついた。 [編集済]
蜂蜜の時点で痒そうなのに、さらにアリ。
すると、3番目の妻は目を見開いた後、「申し訳ありませんでした」と拘束具を外し女にひれ伏した。 そこから立場が逆転した。3番目の妻は全て女の言いなり、「これはこれでいい・・・」しか言わないイヤ言えない奴隷と化した。 [編集済]
3番目の妻… 魔法少女になんのトラウマが…
とある日、女は「ジュース買ってきてー。美味しいやつ」と、50円玉を放り投げた。当然この国では使えない。嫌がらせである。 50円玉はタンスの隙間に転がって行ったが、タンスを動かしてまで50円玉に異常に執着する3番目の妻。 やっとの思いで50円玉を手に入れると3番目の妻は豹変した。
一気に嫌なやつになったなw
3番目の妻はドコからかガチャガチャを持ってきて50円玉を投入、中からカプセルが転がってきた。 それを開けると中から、見た目は子供頭脳は大人。片手にピストル心に花束。全ての指にとんがりコーンをはめている、ケーキで出来たヤシガニタイプ(♀)の化け物が現れた。
五十円のガチャってレアよねー。
「ふはははぁー。愚か者め!油断したな!!このヤシガニン(♀)は、その時のケーキで出来ている。と言う事はお前の全てを知っているのだコレでお前もオシマイだー。 ヤシガニタイプだから、カニ歩きしか出来ないのが玉に瑕だけどw」
油断したな!! はないだろうw
「ヤシガニってヤドカリだから前に歩けるよね?」 「え?そうなの?」 ヤシガニン(♀)も驚いている。ヤシガニン(♀)は意を決し前に歩こうとした。しかし、バランスを崩し転び、そしてヤシガニン(♀)は敗れた。 [編集済]
ヤシガニン… 切なすぎるわ!
女はどう言う事か3番目の妻を問い詰めた。女は逆に3番目の妻の手足を拘束し鼻の下のミゾにそってハチミツを塗り、アリを放した。 あっさり、3番目の妻は白状した。 [編集済]
効果的な拷問ねw
実はオイルダラーは悪の組織「世界中の人に『バンコク』を『クルンテープマハナコーンアモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウチェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット』とちゃんと呼ばせる会」の幹部だった。 [編集済]
そんなに悪そうじゃないなw
3番目の妻はオイルダラーに命じられ(理由:なんとなく)、女を見張っていたのだった。むかついた女の密告により悪の組織は壊滅。オイルダラーの財産はほとんど差し押さえられてしまった。 [編集済]
そしてすごい脆かったw
残ったのはもう一度嫌がらせをする為に取っておいた50円玉1枚になってしまった。 が、女は基頭が本お花畑な人なので、葉書を購入。そしてDJ田中のラジオ番組「田中です。ラジオです。田中のラジオですが何か?」に投稿。 [編集済]
田中トウトツ!
ちょうどスペシャルウィークの時に採用されたので、プレゼントとして宝くじ100枚が送られて来た。それが1等前後賞あわせて5億円当選!!そしてそれを元手にたこ焼き【ボンバヘッド】を興し、大成功。グローバル企業のCEOになりました。 [編集済]
たこ焼き【ボンバヘッド】ってなんやねんw
今でも、女はこっそり自分の店で大好きなたこ焼きを食べている。ソコでは、『花畑さん』と呼ばれるアレな常連として、従業員一同に煙たがられているそうな。 おわり [編集済]
経営者なら堂々と食えばいいのにw そんなハッピーエンド。 [良い質問]
ここは通称『ボンバヘッド』と呼ばれる、マッドなサイエンティストの経営する何でも屋だ。 今日も、チリチリ頭のボンバヘッド頭な博士:則巻ぬれ千兵衛がなにか作っている。.……………………………………………………………………………………… 男「あー、これはコレでいい・・いや・・うん違うかな・・いやいいはず」 (((((≪*****ぢゅどーん!!!*****≫))))).……………………………………………………………………………………… 爆発とともに何かが完成する。 男「あ・・あれ・・ケーキ作っていたはずなのに、何故かメガネをかけた少女型アンドロイドが完成している!? まさかケーキにこんな重大な秘密があったとは・・あー、これはこれでいい・・」 娘「んちゃ!ハカセ!あたし則巻アラ・・」 男「ストー---ップ!!版権を考えるんだぁ!!わしの名前だってかなりやばい・・のに・・ えーっと・・お前は、おかき 則巻オカキだ」 娘「えー、それかわいくなーい」 男「文句言うな・・」.……………………………………………………………………………………… こうして、とりあえず出来上がったロボ?を妹ということにして、店舗で共同生活が始まった。 とりあえず扱いは常連客兼契約アルバイトという扱いである。.……………………………………………………………………………………… 妹「ハカセ!契約したから私、魔法少女なの!!」 男「うっさいわ、小麦粉と玉子とバターから出来た食べ物のお化けがwwキャラ安定せんやっちゃなぁ、まあそれはそれでいい・・」 .……………………………………………………………………………………… ・・・ある日の二人の会話・・・.……………………………………………………………………………………… 妹「ハカセ!鼻の下がすっごいかゆい!」 男「・・・お前鼻ないじゃないか・・」 妹「ハカセ、それクリリ・・」 男「だーかーら、版権 orz」 .……………………………………………………………………………………… ・・・また別の日の会話・・・.……………………………………………………………………………………… 妹「ハカセ~!押入れに隠していたたこ焼きが孵化?した~なんかゴム以外なんても食べる~」 男「食べ物の化物2代目の誕生だな・・まぁ、これはこれでいい・・」 妹「わーい、妹~」 男「・・・この脳みそお花畑め・・」 妹「なんで、この子はカニ歩きしかしませんか!?」 男「おまえが・・たこ焼きなのにカニカマいれてやいたからじゃね・・?」 .……………………………………………………………………………………… ・・・また別の日の会話・・・.……………………………………………………………………………………… 妹「ハカセ弱ーい」 男「く・・またオカキが大富豪か・・そもそもロボットにカードゲームで人間が勝てるわけが・・」 妹「ハカセ、ワタシロボじゃなくて食べ物のお化け~~ほら指もとんがりコーン」 男「だから商品名とか orz」 妹「股間にきのこの山なくてよかったねー」 男「しもねたはやめーーーい」 .……………………………………………………………………………………… ・・・また別の日の会話・・・.……………………………………………………………………………………… 男「く・・ゲーセン1プレイ100円だと・・!?ゲームは50円玉を積み上げて連コインするのが通だろうに!? このゲーセンは悪の組織だ!せこい値上げなんてしやがって。店長を!田中をここへ連れて来い!」 妹「まー戦場◯絆 1プレイ500円とかあるし~」 男「・・・だんだんキャラ設定がおざなりになってないか?おまえ。てか版権 orz」 .……………………………………………………………………………………… こんな他愛のない会話だけの毎日。そんな毎日にも終わりが来そうであった。 食べ物で出来たボディが腐り始めたのだ。 .……………………………………………………………………………………… 妹「ハカセ~ リアル腐女子ww」 男「言うてる場合か!!」 妹「それはそれとして、腐りきってゾンビになる前にお別れなのですよ~今までお世話になったのです。」 .……………………………………………………………………………………… だが、男は腐っても有能なサイエンティストであった。 男「ふ。こんなこともあろうとサプライズでロボボディを作っていたのだ。」 そう言って、新ボディを取り出す則巻ぬれ千兵衛。 男「!?な・・なぜロボボディを作っていたはずなのに、ゴージャスなウェディングケーキが出来上がっているのだ!?まあ、、これはこれでいい・・・今までだってお菓子ボディだったんだ存分に使うがよい!」 妹「うっほほーい!」 .……………………………………………………………………………………… 妹は喜んで頭を取り外して顔からケーキに突っ込んだ。.……………………………………………………………………………………… おわり。 [編集済]
もう則巻ぬれ千兵衛がすべて持ってったw なにそのしっとりした感じw 我々の年代にズバッとくるねw [良い質問]
「私、魔法少女なの!!」この台詞がそもそものはじまりだった。ある女が街中でこんな事を叫んだのだ。女には好きな男がいた。名を田中という。何回も何回もしつこく付きまとい、田中からは「いい加減にしてくれ!」とまで言われていた。だがそれでも女は諦めきれず、起死回生として不思議ちゃんを演じようと思ったらしい。頭をお花畑にして田中の前に現れてあのセリフを言った。結果は・・・なんとOK!奇跡的に田中の好きなタイプ(頭がお花畑で魔法少女)にハマってしまったらしい。女はめっちゃ喜んだ。その後、とんとん拍子に話が進んで女と田中は結婚し、同居することになった。ちなみに田中は大富豪だった。だから女も大富豪になった。玉の輿ってやつだ。あ、田中と結婚した理由に『大富豪だったから』ってのは関係ないよ?お金欲しかったわけじゃないので。ホントに。うん。多分。 [編集済]
うん、純粋に田中を愛していたからで、お金目当てとかじゃ全然ないから。
結婚後、2人の生活は結構変わった。色々と変わった点はあるが、大きく2つの点で。1つ目は、付き合ってた当初は女が田中にとことん尽くす、みたいな感じだったのだが、結婚してから徐々にその立場が変わっていった事だ。今では完全に田中は女に尻にしかれている。もう田中は女に尽くしまくっていた。田中は元はF1レーサーだったのだが、結婚後は「アイツ(女)の頭のお花畑を毎日手入れしてやらなくちゃ!」と思って美容師に転職する程に。今では【ボンバヘッド】という美容室を経営する程になっていた。女はその店の常連である。夫婦なのだが律儀に毎日店にわざわざ来店し、田中に頭のお花畑を手入れしてもらっていた。
F1レーサーからまさかの転職w
逆に女はだんだん調子に乗り、今では完全に田中を見下すようになった。もう家でも女王のような振る舞いである。ある夏の日、暑過ぎて汗をかきまくり、体の構造上仕方なしに鼻の下のミゾのところにも汗がたまってきた。ちょっと鼻の下のミゾが痒い。ここで普通に自分で鼻の下のミゾを搔いては芸がない。そういった時、女は田中をいつも呼びつける。
調子に乗り過ぎw
女「田中!こっちに来なさい。」 田中「はい~」 女「田中、今私、体のどこかが痒いの。どこだか当ててみなさい。」 田中「えー、急に『20の扉』ですか~。うーんじゃあ質問、『顔のどこかが痒いのですか?』」 女「馬鹿者!!あんたに20も質問出来ると思っているの!?一発で当てなさいよ。」 田中「ひい~!えっと、それはちょっと・・・。」 女「はっ!こんなのもわからないようじゃダメね。全然ダメ。正解は鼻の下のミゾよ。汗がここに溜まっているのよ。こんなヒントが目の前にあるのにわからないなんて!このダメ人間が!!」 田中「うへえ~。お、お許しをー・・・。」 女「じゃあ命令よ。田中、私の鼻の下ミゾを搔きなさい。それで許してあげるわ。」 田中「は、はい~。ありがたや~。」 [編集済]
田中、不憫にもほどがあるわw
いつもこんな感じである。こんな事命令されたら普通ならたまったものではない。だが女に尽くしまくる田中である。その辺にいる男ではない。ここで得意の水平思考を発揮する事にした。女に尽くすうち、調子に乗ってきた女を改めようとはせず、自分の考えを改める事にした。(そうだ、アイツからは色々馬鹿にしてるように言われるが、俺はそれがいいんだ。幸せなんだ。気持ち良いんだ。)と思う事にしたのだ。女が変わらないのなら、逆に自分自身がドMになってしまおうという水平思考だ。田中はせっかく女に尽くしてもそっけない態度をとられる。だがそこはドMとなった田中である。(こんなに尽くしたのに・・・。でも、これだけ尽くしてあんな態度を取られるという屈辱感・・・。これがまた堪らない。これはこれでいい・・・。)と思うようになった。変態となった田中は何でもアリである。最近では「これはこれでいい・・・。」を口に出して言うようになった。もはや口癖である。 [編集済]
とうとう田中がHENTAIにw もともと素質があったんだろうね。
変わった事の2つ目は、女が田中と結婚した事で、大富豪となり莫大な金を得た事でそれを元金に、昔からちょっと憧れていた『悪事』に手を染める事にした事だった。悪事に手を染めるといっても警察には捕まりたくなかったので、めっちゃセコイ悪事だけをしようと思った。まずは組織をつくらなければならない。悪と言えば組織だからね。当然だ。でもメンバーを集めるのがめんどくさくなったので、無理やり田中を引き込んだ以外は何もしなかった。組織は女、田中の2人で完成である。(組織に引き込まれた時も田中は「これはこれでいい・・・。」と言ってた。全然関係ないけど。)
悪といえば組織だよね。うん。
次に組織としてどんな悪事を起こそうかを考えた。その結果、日本中のとんがりコーンを回収して独占しようという結論に達した。これにより、日本にいる人達がとんがりコーンを食べる機会が減るという、壮大にしてなんか本当にセコイ悪事だ。女は当然のように田中に命令し、各地のとんがりコーンを回収させる事にした。女は特に何もしない。田中が回収してきたとんがりコーンをこれ見よがしに、すべての指にはめて威厳を見せつけるだけである。田中1人だけに。女はそれで満足であった。変態田中もそれで満足であった。(当然この時も「これはこれでいい・・・。」と言ってた。)
威厳あるか?w
とんがりコーンを回収してからはや1年が経っていた。女はそろそろ飽きてきた。最近はもう悪事とか関係なしに(たこ焼き食べたいなあ。)とか思うようになっていた。というか、実際、もう既に田中に見つからないようにタンスにたこ焼きを隠している。まあ隠す必要もないが、気分的に。一応組織のボスだし。見つかったら示しがつかないし。ところが、実際には田中には既にばれていた。だが田中は言わなかった。というのも、田中は大好きな女にサプライズを考えていたからだ。
ていうかよく1年もったなw
ある日、突如として女のもとにとんがりコーンを全身にまとった化け物が現れた。当然女は驚き、謝った。とんがりコーンに対して。今まで散々とんがりコーンを回収しておいてたこ焼きに浮気した事で、とんがりコーンが化けて出てきたと思ったのだ。しかしどうも化け物の様子がおかしい。なんかぎこちないし、何故かカニ歩きしかしないのだ。実は、この化け物、田中が作ったものであり、女へのサプライズだった。化け物は田中が慣れない遠隔操作をしていたので、変な動きをしていたのだ。しかしまだ女は気づいていない。むしろ、ぎこちないカニ歩きに対し、非常に気持ち悪がっているようだった。
謝った。とんがりコーンに対して。←www
いつまでもこの調子では埒があかないのでここでネタばらし。田中は遠隔操作により、化け物の形をしたとんがりコーンを全て吹き飛ばした。すると、何と中からケーキが出てきたのだ。ケーキには「お誕生日おめでとう!たこ焼き食っていいよ。by田中」と書いてあった。横に田中の顔をしたチョコレートもあった。女は気づいた。今まで田中はたこ焼きの事に気づいていながら黙ってくれていた事に。そしてサプライズのケーキで女に誕生日祝いをしてくれた事に。女は決めた。この日だけは田中を見下さず、素直に感謝しようと。女は田中の顔をしたチョコレートに感謝の意を込め、思いっきり顔から突っ込んでキスした。ケーキはぐっちゃぐちゃだったが、女はもう幸せでいっぱいだった。 [編集済]
普通に食えよw
一方そのころの田中はその様子を隠れて見ていた。田中「あ、喜んでくれた!良かった良かった。顔からケーキに突っ込むとは思わなかったけどwま、いいや。それにしても今日はいつもの仕打ちは無しか~。嬉しいけど、ちょっと期待してたんだけどなあ。あ、でも期待してたのをしてくれなかったという、これは焦らしプレイか。これはこれでいい・・・。」 やっぱり変態田中は何でもアリであった・・・。3年後、相変わらずの生活をしている2人。現在、女はいかに綺麗な50円玉をどれだけ日本中から回収し、各地で綺麗な50円玉を使用不能にするという悪事を起こそうと考え、既に田中は動き出していた。回収していく内に、田中自身にも「50円玉は綺麗でなくてはならない」というものすごいこだわりを持つに至った。 [編集済]
もう田中は何でもありだなw
田中「ふぅ。なんかいつの間にか俺も50円玉に妙なこだわりを持つようになっちゃったな。50円玉なんてどうでも良かったのに。あ、でもこの何か無意味なこだわりを持たされてしまったこの無理矢理な感じ・・・。これはこれでいい・・・。」・・・何にせよ2人は幸せなのだ。だから、いいじゃん。これはこれでいい・・・。 (終)
結果、なんだかすごく田中が愛おしくなってきました(´・_・`) [正解]
ある島に少女がいました。 赤ん坊の頃に浜辺へ流れ着いた少女を拾ってから、ずっと育ててくれているのがア○ロ田中です。 島に住んでいるのは二人だけでしたが、アフ○田中と少女は毎日楽しく暮らしていました。……………………………………………………………………………………… 少女が野原で思いっきり寝転がった後で花冠をかぶって帰ると、アf(以下ry)田中は「君の頭はお花畑だ」と笑います。 午後三時になると、少女はポッケから五十円玉を出して「くださいな。いつものおやつ、たこ焼きを」と言い、田中は背中から手品の様に八個入りたこ焼きを差し出しました。 田中は時々寂しげな目をして「これはこれでいい…」と呟いていましたが、島はいつも平和で、少女はすくすくと大きくなりました。 ……………………………………………………………………………………… でも、異変は気づかない間に忍びよっていました。 田中は少しずつやせ細り、歩き方がギクシャクして斜めに進み始め、やがていつもカニ歩きをするようになってしまいました。 そしてある日、少女がおやつのたこ焼きを頬張ると、何だか味がおかしいのです。 「これなあに? たこじゃないわ、カニカマよ!?」 それを聞いた田中は、真っ青になると、黙ってカニ歩きで自分の部屋に閉じこもってしまいました。 しばらくして少女が田中の部屋をのぞくと、机の上に八個入りたこ焼きがぽつんと残されているばかりでした。 .……………………………………………………………………………………… 少女は一人ぼっちになってしまいました。 よく一緒に遊んでいたトランプの大貧民。田中は大人気なく勝ちを譲りませんでしたが、一人二役なら簡単に大富豪になれました。少女はちっとも嬉しくありません。 「ねぇ田中、どこへ行ってしまったの?会いたいよ…」 目からこぼれた涙がパーッと光ったかと思うと、少女はハ○ス食品の東大阪市本店の前に立っていました。 [編集済]
少女の台詞が5・7・5なのは多分深い意味があるはず…
見知らぬ街並みの中、【たこ焼き屋 ボンバヘッド】8個50円 の看板が下がっていました。その陰には…田中の巨大なアフロ頭が! 少女はフラフラと近づくと、ポッケの五十円玉を出し「見つけたわ。いつものおやつ…」と言いかけたのですが、 ……………………………………………………………………………………… 「おーーほっほっほ。貴方のたこ焼きを買う人なんて、どこにもいないわ!だって看板に偽りあり。たこ焼きじゃなくてカニカマ焼きなんですもの!」 店の前で仁王立ちしているのは、いかにもな魔女マントと帽子、十本の指にとんがりコーンを嵌めた女です。 ……………………………………………………………………………………… 「私はね、ふわふわのたこ焼きを食べたせいで、生地が鼻の下のミゾに付いて、とってもカユくなったのよ!それはそれはカイカイで、思い出すだけでも搔きむしりたくなる!!以来この(と、とんがりコーンを見せる)引っかき爪が手放せないの。だから決めたわ。世界中のたこ焼きを許さない。全てカニカマ焼きにしてやるってね。私の魔法と忠実な使い魔達がいれば容易い事よおーーほっほっほ!」 .……………………………………………………………………………………… 「実は、俺はたこ焼きで出来たたこ焼きの精なんだ。魔女から逃れて島に隠れた。たこ焼きはタコヤキ次元から自動供給されていたが、終に具がカニカマになって、体調がおかしくなり、おやつの分のたこ焼きも無くなってしまった。だから核のたこ焼きを君に託して、あいつと対決する為たこ焼きの本場に戻ってきたんだ」 「何てこと…私のために、争わないで」 「二人の世界に入ってるんじゃないわよ!」女の指からとんがりコーンの弾丸が打ち出されました。 田中はとっさにカニ走りで少女を後ろに庇うと、飛んできたとんがりコーンを全て五十円玉の穴でキャッチしました。そう、このための五十円玉です。 .……………………………………………………………………………………… 「ええい、こしゃくな!出でよクマゴロー!やっておしまい!!」 すると足元のマンホールが開き、黒い巨体がずるりと這い出してきました。その瞳は横向きなのがパチモンくさく、動きはむしろカ○ナシです。 「サシオリイキナリダゴバタベナッセ~(※1)」 「負けないわ。あなたが魔女と言うならば、私、魔法少女なの!!」 少女は頭に浮かんだ呪文を高速で唱えました。 「セカラシカ、オタフクソースフッテヨカト?クマモンダケンアトゼキセンネ!(※2 ※3)」 クマゴローは慌ててマンホールへ潜って蓋を閉めてしまいました。 .……………………………………………………………………………………… 「さあ、もう武器も手下もない。お前の負けだ。たこ焼きにたこを戻せ!」 「くっ……分かったわ…私だって、本当はたこ焼きが好きなのよ。ただカイカイが憎い…」 「お前にはたこ焼きをじっくり焼いてやるよ。ふわふわの方が美味いが、かゆいよりはましだろう」 「ああ、何てやさしいの…」 こうして、世界にはたこ焼きが戻ったのです。 .……………………………………………………………………………………… ※1「とりあえずいきなりだご(さつまいも餡の団子。熊本名物)をお食べなさい」 ※2「うるさいですね、おたふくソースをかけますよ?熊(本)者なのですから開けたら閉めなさい(あとぜき=開けた扉、窓等を閉めること。熊本では子供の頃から言われます)」 ※3く〇モンは熊本者から来ているので、発音は「伊衛門」と同じです [編集済]
注釈付いてるw
少女と田中は、再び一緒に暮らし始めました。 変わった事といえば、少女はおやつのたこ焼きを【ボンバヘッド】に買いに行くようになりました。 魔女も特注のウェルダンたこ焼きを求めてやって来ます。 島から持ってきたたこ焼きは、不思議と傷むこともなく(たこ焼きの精の核だからでしょうか)、大切に、タンスの奥にそっと隠してあります。 田中は幸せそうに「これはこれでいい・・・」と呟き、少女と田中はいつまでも楽しく過ごしました。めでたこめでたこ。 .……………………………………………………………………………………… ・・・じゃなかった! .……………………………………………………………………………………… 少女の前に、美味しそうなレモンパイと、焼きたてふわふわのたこ焼きが差し出されました。 「忘れてただろう?今日は君を浜辺で見つけた日だ。毎年お祝いしてたけど、島ではケーキが無いのが残念だった」 驚き喜んでケーキを切り分けようとした時、少女はふと疑問に思いました。 「鼻の下、ミゾがカイカイ言うけれど。なぜたこ焼きでカユくなるのか」 そう言うと、少女はたこ焼きのふわふわをすくって 「止せ!」 鼻の下に擦り付けました。 .……………………………………………………………………………………… 「カユいかな?カユくないかも……カユイわあ!!!」 「もちふわ感を出すために、山芋を入れているんだ。そりゃかゆくなるよ…」 「どうしよう?……とんがりコーン、買ってくる!」 「イヤイヤ待て!山芋が付いたら酢で洗えという。でも今酢は無いし…そうだレモンも酸だ。ちょっと付けてみろ」 それを聞くなり、少女は思いっきりレモンパイに顔を突っ込みましたとさ。【完】 [編集済]
うん。問題文の要素必死で埋めた感が素晴らしいですw 結局5・7・5なんやったんやw [良い質問]
PCが7連続フリーズしたのでやめます。 [編集済]
へい。
「皆さんこんにちはー! 私は海山 楓。この大きなお屋敷に住んでいて、同居人も一杯いるんですよー!」 『ガスッ!』 「痛~い、何でチョップするんですかあ」 「何でチョップするんですかじゃねえよ! 何ここの主人みたいに言ってんだ。住み込みのメイドなのに」 「えー! いいじゃないですかあ、坊っちゃま」
爽やか感じで始まりました。期待が持てそうですね!
この私よりも少し背の小さい子供は、旦那様の一人息子の田中 健二坊っちゃま。本当に生意気で…… 「おーい、聞こえてるぞー」 「痛っ! だから~叩かないで下さいー」 「あ、そうそう、それで、楓にお使いに行ってもらいたいんだよ」 「? お使いですか?」 すると、坊っちゃまはイロイロ書かれた紙を渡してきました。 「ここに書いてある物を買ってきてくれ」 「ハア……分かりました」 「いいか!? お前イロイロと天然だから、また変なとこでドジるなよ」
あ、フラグ立った。
「ひどーい、坊っちゃま! 私が天然なんて……」 「お前この前のたこ焼きパーティーの事件忘れたのか!? 中身イカで焼きやがって……」 「えー、でも坊っちゃま。『これはこれでいい……』とか言って下さったじゃないですかあ」 「お前の毎度のドジのせいで、口癖になっただけだし。勘違いすんなっ」 「もう、それじゃあ行ってきますよう……でもアレ? なら他の人に行かせればいいんじゃ?」
中身がイカのたこ焼き。なんか想像したらお腹空いてきた(´・_・`)
「い、いや! あんま深く考えんな! あ、そういえば。楓」 「なんですか?」 「あの時の残っていたたこ焼き、どうしたんだ?」 「? 言われたとおりにしましたけど」 「俺、タンスんとこ置いといて、って言ったよな? タンスの上に置いてないんだが」 「いえ、ですから、タンスの中に……」 あら? 坊っちゃま。青い顔して屋敷のなかにもどっちゃった。……まあいいか。買い物行こうっと!
きっちりフラグ立ってたw
さて、商店街についた。 ええっと、まずは…… 「お菓子、ですか……」 ええと、それなら私の行きつけの、【駄菓子屋 ボンバヘッド】でいいいですね☆ 「こんにちはー、お婆ちゃん」 「あらあら、楓ちゃん。威螺紗威(いらっしゃい) 。相変わらず冥土服、可愛いわね~」 「えへへ、ありがとー☆」
婆ちゃんファンキー☆ さすがボンバヘッドw
「今日はどれにするのかい。このハッピー◯ーンとかどうだい?」 「ああ~、いいな〜~。このハ◯ピーパウダーが美味しくて、やめられないんだよねー」 「おほほ、その名称を聞くと、なんだかイケナイお薬に聞こえるのう」 「うーん、でもこれもいいし。どうしよう……はっ!!」 「努鵜死陀(どうした)の?」 「そうか……今はお使い。つまり、全部坊っちゃまのお財布から出てるんだ!! お婆ちゃん、コレとコレとコレと………」
婆ちゃんに全面的に同意。
うう……たくさん買いすぎたよう。 これじゃ荷物のせいで、このとんがりコーンを食べるのが大変だ…… あ! そうだ! こうして指にはめたら十個一気に食べられる! 私って頭いいー♪ ええっと、次は…本ですか……
ナイスアイディア!ってならねえよ!?
さて、本屋につきました。 ええっと、◯◯大学の赤本は、と…… あら? ここは漫画本コーナーですね。最近、マンガ読んでませんし。どれどれ…… ナニコレ!? 【魔法少女ボンバヘッド~悲しみのロンド~】って漫画面白すぎ!!
赤本探しててマンガコーナーにきちゃうのは何か憎めないねw
~一時間後~ ええっと、次は……ん? 「わーははは!! 我らはブラックキュイーン団!! 悪の秘密結社だ!! 今から商店街中にこのさっきさらったドブをふりかけて、汚くしてやるぜー!」 「そおいっ!!」 「あべし!!」 「そんな事したら、坊っちゃまの(私の)お菓子が汚れちゃうじゃないですか!」 「なんだっ、このメイド野郎は!」 「私、魔法少女なの!! これからジュウイチベエっていう魔人にあって、悪の親方を倒しに行かなきゃいけないんだから!!」
コイツ、漫画に感化されてるな。
((ああ、コイツ、なんかの漫画に感化されてる……)) 「お、親分……コイツ、なんかヤバイですぜ」 「え!? あなた、親分なの!?」 「ああ、そうだ! 俺様はブラックキュイーン団の頭、田中……」 「ソイヤアッ!!」 「うおっ!!」 「ちっ、上手くよけましたですね……」 (なんだこいつの蹴り……コンクリートが……めり込んだ!?)
思ったとおりだったw
「悪の親玉は許しておけません!! あと苗字が坊っちゃまと同じだから無性に……」 「なんだ!? 最後の理由は!?」 「いけーっ! マジカル☆キーック!!!」 「それただの飛びg……グフウゲッ!!! お、覚えてろー!」 さて、荷物を持ちなおして……えーっと、次は……
田中、アウトー!
お花屋さんで花束!? なんに使うんでしょう……まあいいや。 「すいませーん」 「はい、何でしょうか?」 「花束を一つ下さ〜い」 「かしこまりました……どの様な感じにいたしましょう?」 「えーっと、キャララ~ン♪ とした感じで」 「かしこまりました……少々お待ちください」
店員さん、怒ってもいいのよ?
~十分後~ 「お待たせいたしました」 「はーい、ってアレ? 荷物で持ちきれないや(主にお菓子のせいで) うーん、どうしようか……あ! すいません」 「はい」 「私の頭にのせて下さい」 「は……ハイ?」 「だから、私の頭にのせて下さい!」 「ハッ、ハア…かしこまりました」
この設定いれなくても、この女の子、十分頭の中がお花畑な気がするけどねw
よーし、これでお使いは全部済んだな…… でも、お花って結構重いのね…… バランスをとるのもちょっと大変……ってアラ!!!! 大変! こんな時に限って鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆくなってきた!! でも両手も塞がってるし……早く帰りましょう。 コケないように…… よし、あと少し…… 『ズシン!!』 「!?」
どした?
「わーははは!! また会ったな! メイド野郎! さっきの借りを返しにきたぜ!! 見ろ! こいつ本物のカニを使って作った、カニ怪人だ!! ちなみにこのカニは俺の今日の昼食のカニを作ってできた物だ!! グ~ギュルルル」 あらまあ、どうしましょう……今はバランスをとるので精一杯で、戦えるでしょうか? 鼻の下のミゾもかゆいし…… って、よくあんなの作れましたね。 この才能、もっと違う所で生かしたらよろしいのに……ロケ◯ト団のコジ◯ウの様ですわ。
うむ、ポケモンはわからない(´・_・`)
「さあ、進め!! カニ怪人!」 『ズシン!!』 「っ! ……アラ?」 なんか、カニ歩きで横切って行くんですけど…… 「お、おい! どうした! 標的はあいつだ! なんで隣の俺に向かってくるんだ!? ちょっ……こっち来るなー!」 ああ、そうか……カニだから…… あの方も残念な方ですね…… ハッ! 「も」って何言ってるんでしょう、私!
田中、アウトー!
さ~て、ようやくつきましたー! 「坊っちゃま~? ただいま帰りました」 あれ? 屋敷の中、真っ暗で何も見えませんわ…… 「おお、頼まれた物は買ってきたか?」 「ハイ!」 「途中で道端に転ばなかったか?」 「ハイ!」 「買い食いはしなかったか?」 「(ギクッ)ハ、ハイ!」 「そうか…じゃあ、荷物は隣に置いてくれ」 「ハ、ハイ……置きました」 「よし」 すると、突然パッと部屋中が明るくなった!!
これは、もしかすると…
「「ハッピーバースデー!!!」」
サプラーイズ!
「え?」 部屋の内装はいつもとは全然違い、目の前の広い大広間は真ん中に大きなケーキが。 そしてその周りを取り囲むようにして、ご主人様、奥様、メイド、執事の皆さん、そして、坊っちゃまが手を叩いている。 まだ状況が上手くつかめない…… すると、坊っちゃまが口を開いた。
感動的ですな。
「誕生日おめでとう、楓。驚いたか? 全部俺が考えたサプライズだ。今日買ってきてもらった物も、全部お前へのプレゼントだよ」 全てを理解した私。 そうか、今日は、私の誕生日だ!! 「ぼ…坊っちゃま~!!」 感きわまって、坊っちゃまに駆け寄ろうとすると……
こっちの田中はいい奴だな。
『ガッ』 「アラ?」 さっきのコンクリートを砕いた蹴りに耐えきれなかったのか、私の靴のヒールがぽきっと折れた。 「アララ?」 よろける私。 そのまま勢い良くケーキに頭から突っ込んだ。
メイドがヒールだと!?
「なんでここにきてコケるんだよ!!」 坊っちゃまが突っ込む。私は物理的に突っ込んでいる。 ケーキから顔を離す。 アラ、ケーキ美味しい…… 「まあまあ、いいじゃない。このケーキにはもう一つ大切な意味があるじゃない」 「ちょ、ちょっ、母さん!」 奥様? どういう意味だろう…… 「この子、その上にプレートの裏に、一生懸命何かを貼り付けてたわよ?」 「母さん!」 「プレート?」 『ハッピーバースデー!!!』と書かれているプレートの裏には、封筒が貼り付けられていた。
第二のサプラーイズ!
「こ、これは……?」 「……本当は、食べてる途中に気づいて欲しかったけどな……」 坊っちゃまが顔を紅くしてつぶやいた。 封筒を開けると、メッセージが。
なになに?
『これからもずっと、俺だけのメイドでいて下さい』 こ、これって…… そして、封筒にまだ、円っぽい物が入っている。 これって、まさか……指…… コロンと出てきた物。 それは…… 「五十円玉?」 すると、坊っちゃまの目が輝く。
円っぽい物w
「なあ見ろよ!! この五十円玉、昭和62年物なんだぜ!! このウットリとするフォルム、質感、完璧だ! 俺の、一番の宝物だよ!!」 「け、健二……」 奥様の呆れた様な声が聞こえる。 でも……私は…… 「嬉しいです、坊っちゃま!」 私はそう言って坊っちゃまをギュッと抱きしめた。 「え? じゃあ……」 私は紅くして言った。「これって、プロポーズと見て、いいんですよね?」 すると、彼もまた笑って言った。「……楓にしては冴えてるじゃん」 ~fin~ [編集済]
うん、ノックスRさんらしい作風に仕上がってますね。 次回作にも期待です! [良い質問]
~オマケ~ 「そう言えば坊っちゃま~、今日買ってきた物って、私へのプレゼントなんですよねー」 「ああ、そうだよ」 「この◯◯大学の赤本って……」 「ああ、お前、確か高卒だったよな?」 「はい、そうですけど……ってえ?」 「心配すんな。現役の俺がしっかりと教えてやるから。ホラ、まず数学から……」 「え、あ、いやああああああ!!!」 ~本当のfin~
あれ?続きあった。オチつけないと気が済まないのねw
皆さん、こんばんは。 突然ですが、皆さんとんがりコーンには様々な形をしている事をご存知だろうか?鋭利な先端をしているコーン。先端が少し曲がっている魔女の爪みたいなコーン。穴が開いているコーン。 ここ、【ボンバヘッド】は様々なとんがりコーンを販売している店だ。 そんな、とんがりコーンに魅了された一人の常連客の女の話である。
興味あるようなないようなw
私はとんがりコーンを常に着けている。 つまり潔癖症なのだ。 物を直接触るだなんて気持ち悪い! そこで出会ったのが【ボンバヘッド】にあるとんがりコーン。 様々なとんがりコーンが私の指先代わりになる。 鼻下の溝をものすごく痒がる私はとんがりコーンで掻く事が出来る。 ナイスとんがり!
手、油でギトギトになるよ?
そして、もうひとつのとんがりコーン、オススメポイントは… ほんと、私事で申し訳ないが、たこ焼きがめっちゃ好きなのよ、私。 ただ厄介なのが、一緒に暮らしてるヒモ男もたこ焼き好きなのよね。 名前は田中っていう男なんだけど、あいつヒモだからたこ焼き買えないんだって! だからってお裾分けしよーとも思えないし!
オススメポイントは… なに?
あいつにたこ焼き取られない様に私はいつもたこ焼きをタンスに隠してるんだよね。 そーすると、あいつ、匂い嗅ぎ付けてこんなこと言うんだよね。 「悪の組織、田中ンダー!お宝たこ焼き争奪するぜよ!」なんて、あぁちっさい。こいつ。ただタコしよーだなんて、セコいことして情けない! そして、子分とかいってお菓子で作った化け物連れてんだよね。その化け物と一緒に「ササッ」とか言いながら壁づたいにカニ歩きしてんの。 あいつマジで頭ん中お花畑だわ! 「ターゲットまで後数メートル」とか言って私のたこ焼きタンスを開ける。 「きたー!お宝ゲット!!」と叫ぶ田中。 ここで私のとんがりコーンが活躍するところ!
ここでとんがりコーンが!? どうやって!? ていうかただタコってなに?ww
ヒュン!!!私は指先の中でも一番鋭利なとんがりコーンを投げる! たこ焼きにグサッと刺さるとんがりコーンを見て田中は尻餅をつく。 「ふははは!田中め!甘いぞ!私のとんがりコーンを舐めてかかるとは!私はとんがりコーン使いの魔法少女なのだ!それを忘れておったか!!!」 あぁ…私も大概、頭ん中お花畑だ…
うん、大概ヒドいねw
でもね、そんな田中でもいいところはある。 私がとんがりコーンハンドだから気を使って、お金はall50円玉。そのまま50円玉をとんがりコーンに挿して会計が出来るからっていう配慮。 5円玉だとかさばるから50円にこだわってるんだって。あっそ。 [編集済]
あっそ。
そんなある日、私と田中の付き合いが5年目に差し掛かる記念日。 田中は私にサプライズでケーキを用意していた。 おい、そんな金はあるのか!と思ったのはさておき、素直に喜んだ。すぐに食べようと思った私の大好きなケーキの上には…もう1つ重要な役目が。 【結婚しよう】のメッセージとイチゴに掛かった指輪。 お前、職無しのヒモ男だろうが!と思ったが、気持ちは嬉しかった。 田中がその指輪を手に取り、私の薬指に…
うん、まず就職すべきだよね、田中。
ジャリジャリ!とんがりコーンがここで邪魔をする!とんがりコーンを付けているせいで指輪がはまらない! 「これはこれでいい…w」田中の口癖がここで出てお互い微笑みあった。 とんがりコーンに乗せた指輪はまぁいいとして、大好きなケーキを食べよ。。。! !!!しまった!ケーキ食べるだなんて想定していなかったからとんがりコーンハンドをデザート用に付け替えてない! 【ボンバヘッド】に行かなきゃ付け替えれないし…でもケーキは今すぐにでも食べたい。 私が苦悩している横で田中はニヤニヤ [編集済]
デザート用のとんがりコーン… なんかスプーンぽくなっとるんかなw
【ん?とんがりコーン外しちゃうの?ん?ん?】みたいな顔しやがってー! 私はこの、禁断のとんがりコーンを外すのか!?否か!? 悩んだあげく、私は禁断のとんがりコーンを外さず顔からダイブした。 「へへ…田中、おいしいよ☆」この時の田中のドン引き顔は忘れられなかった。 翌日、決心して私はとんがりコーンを全て【ボンバヘッド】に売り払った。かなりレアなとんがりコーンもあったようで、1億円の買取り額となった。一気に私、大富豪。はめててよかった、とんがりコーン。 【ボンバヘッド】の帰り道、私は田中と初めて手を繋いで帰った。薬指にしっかりとはまった指輪のあるその左手で。fin [編集済]
田中のいやらしい顔が目に浮かぶわw もうとんがりコーンって一体なんなんだろうww [良い質問]
帰省してきたはなかっぱのいとこ、ちよかっぱ。頭の花はまだ決まらないので、色々生やしお花畑状態。畑にいるおじいちゃんに会いにいく途中、誤ってワープ装置に巻き込まれる。これはわかランを求めてやまないチョウベエさまが、わかランを探すために博士に作らせたものだった。実験台を押し付け合っている間に誤操作したのだ。
あのカッパの話のやつね。うん、元ネタわからんw
ちよかっぱが着いたのは人間界。鄙びた町の服屋の田中さんに出会い、「私、魔法少女なの!!」に疑問を抱かれつつも居候。とんがりコーンを爪カバーと間違えたりしていたが(かっぱは爪が鋭い)、やがて帽子の買い付けを任されるようになり、帽子製作所ボンバヘッドの常連になる(選んだ帽子への田中さんのコメントはいつも「これはこれでいい」)。田中さんが店番中に吹いている50円玉(物によって音色が全然違う、らしい)の菊の模様の虜になり頭に咲かせようと奮闘するが、いつも満足いかない(田中さん曰く「これはこれでいい」)。
帽子製作所ボンバヘッド。その手があったかw
ちよかっぱが失踪した現場に博士が帰ってきて、戻ってくる方法をはなかっぱに教える。はなかっぱはちよかっぱを探しにワープする。店の前のはなかっぱに気付いたちよかっぱは食べていたたこ焼きをタンスに隠し(かっぱの世界では蛸食べるのタブーなんです、お好み焼きなら良かったのにね)、はなかっぱの好物きゅうりを頭に実らせて待つが、田中さんに爪楊枝を刺されてしまい、きゅうりはカニ歩きする変な怪物にしか見えない(日本のお盆の慣習を知りませんから)。
なんか混沌としてきたなw
結局無理やり連れ返されたちよかっぱは田中さんと別れてふさぎこむ。密かに田中さんの形見として50円玉を預かっていたはなかっぱはあるサプライズを思いつく。
田中さん、死んでへん死んでへん。
ちよかっぱの誕生日パーティー、そこに運ばれてきた円いケーキの中心には穴、しかもクリームで菊の絵まで忠実に再現。驚くちよかっぱにはなかっぱ「穴の底をご覧よ」。勢い余って顔からケーキに突っ込む前にちよかっぱが見たのは、田中さんがいつも吹いていたあの50円玉。鼻の下の溝が生クリームやらスポンジ屑やらでやたらにむず痒いちよかっぱの心には、いつも自分を肯定してくれた田中さんの思い出が。心の霧が晴れた。 ちよかっぱは帽子屋を始めた。頭の花を活かしつつ皿が乾きにくい50円玉型の彼女の帽子は新鮮で大繁盛。大富豪になりましたとさ。 [編集済]
なんかメルヘンな作風ですが、田中死んだみたいな扱いになっとるw まあでもめでたしめでたしw [良い質問]
まずは最難関要素賞。
最難関要素賞って10回言ってみてください。
・・・
・・
・
言いにくいですね。
では発表です。
最難関要素賞にノミネートされた要素は・・・
ズバリ・・・
ズバリズバリ・・・
ズバーリズバーリ・・・
天童魔子さんの【食べ物でできた化け物が登場します】です!
3票獲得。この要素のせいで解説の幅がだいぶ狭くなってしまったのではないでしょうか。
魔子ちゃんらしい要素だったね。偉いね。
次は最優秀作品賞です。
最優秀作品賞って10回言ってみて。
・・・
・・
・
言いにくいね。
それでは発表です。
ズバリ!
今回の!
最優秀!
作品賞!
は!
何かな!
何かな!
これだ!
これか?
うん、これこれ。
これ?
そう、これ!
ゲッシュさんの【愛おしい田中の話】です!
HENTAI田中の無償の献身。流れ落ちる涙で頬がなかなか乾かなかった人も多いのではないでしょうか。
3票獲得で一気に首位に躍り出たあと、ノックスRさんとなつなつさんの話が迫ってきましたが、
皮一枚で逃げ切りという結果となりました。
最後はシェチュ王!
シェチュ王って10回言ってみそ?
・・・
・・
・
言いにくいよねぇー。
それでは発表です!
ズバリ!
今回の!
シュチェ!
シュチャ?
シュシュ?
ポニーテールのやつ?
チャシャ?
猫のやつ?
キャッシュ?
マッキントッシュ?
いや、シェチュ王は!!
ゲッシュさんです!!!
おめでとう!超おめでとう!
個人的にも段々なんでもアリになっていく田中が大好きです。腹いてえわw
では次回司会者はゲッシュさんに(また)頑張っていただきましょう。
今回は私の不手際で皆さんに大変ご迷惑をおかけしました。
それでもお付き合いいただいた多くの皆さん、まことにありがとうございました!
最後に私の解説見る?長いけど。
↓↓↓
森の中で銀色に輝く豪奢なお屋敷。
その広い屋敷で花を育てながら一人で暮らしている女。
今宵は皆様にこの女の数奇な半生をお聞かせしよう。
女の名前はダレノカレー?多毛美。
彼女の父親は日本人、母親は岐阜出身。別にハーフではない。
ダレノカレー?は芸名である。
多毛美は本名だ。
彼女の父親は20代後半でアデランス、母親は30代前半でフォンテーヌイブ。
薄毛を心配した両親が頭を捻って考えた愛に満ちた名前である。
前述に芸名とあるが、多毛美の職業は芸人。お笑い芸人というやつだ。
ピンではなく相方がいる。彼女は生粋のツッコミだ。
ツッコむことに喜びを感じ、ツッコミを生きがいにしている、簡単に言えばイタイ女だ。
相方は田中という。おっさんである。
おっさん本人はたいして面白いことは言わないが、笑いの神様に愛されている男で、
彼の周りでは次々と面白いことが起こる。
だから多毛美は田中と同棲している。もう毎日がツッコミ放題だからだ。
しかし田中はそれを好意と勘違いしている。多毛美は全くその気がない。
悲しいすれ違いである。
そんなお笑いコンビ「すーぱーぜうす」にある依頼が舞い込んだ。
二人の地元である大阪のゆるキャラを考えて欲しいとのこと。
田中「こなモンっていうのはどうだろう?」
多毛美「…何かに影響されてないか?」
田中「語尾に、〜だモン。ってつける感じ」
多毛美「それ、完全に先越されてるから」
田中「とりあえず、たこ焼きが頭でお好み焼きが胴体だな〜。
でもお好み焼きは豚玉、イカ玉、どっちがいいだろ?」
多毛美「どっちでもええわ」
とりあえず、こなモンは決定で話が進んでいった。
一ヶ月後、着ぐるみが完成。事務所に送られてきた。
見た目はたこ焼きとお好み焼きでできた化け物だ。
たこ焼きの顔の部分が妙にリアルで、可愛いらしさとはまったく無縁。むしろグロい。
多毛美「小学生低学年ぐらいやったら泣き出すわ!」
田中「これはこれでいい・・・」
しかし田中は気に入った様子。胴体のお好み焼きが餅チーズ玉というのもなかなか渋いチョイスだ。
早速着ぐるみに入る田中。しかし薄っぺらい胴体。足の可動部分が少なくカニ歩きしかできない。
田中「これはこれでいい・・・」
多毛美「更に気持ち悪い!高学年でも泣き出すわ!」
多毛美がツッコミで着ぐるみの頭をどついた。
割と勢いよく突っ込んだので着ぐるみの頭(たこ焼き部分)が千切れてぶっ飛び、田中の間抜けヅラが出てきた。
田中「壊れちゃったモン?」
多毛美「壊れちゃった…」
田中「これ、100万円するらしいモン…」
多毛美「マジで?」
多毛美はツッコミを忘れ弁償を恐れた。
とりあえず取れた頭(たこ焼き部分)をタンスに隠す。
お好み焼きから頭だけ飛び出している田中が呟いた。
田中「ていうか…」
多毛美「ていうか?」
田中「これはこれでいい・・・」
多毛美「さっきからそれ何なの? 気に入ったの?」
結局「中の人の顔が見える」という斬新なゆるキャラがバカうけ。
二人には莫大な報酬が与えられた。
もう働かなくても200年は生きていけるだけの金である。
多毛美はこの金を使ってもっともっとツッコむ為に、
田中に悪の組織を作らせた。割と田中もノリノリだ。
田中は日本中の全てのとんがりコーンを買占め、日本からとんがりコーンを消すというイタズラをした。
多毛美「誰もそんなに困らんわ!」
田中は大手コンビニチェーンを買収し、店名を「ミニストップ」から
「ボンバヘッド」に変えるというイタズラをした。
多毛美「儲ける気ないやろ!」
とかいいつつ多毛美はソフトクリームを目当てにボンバヘッドに足繁く通っている。
田中は日本から五十円玉を無くした。金の力で五十円玉制作工場を潰したのだ。
そしてありとあらゆる方法で日本中の五十円玉を集め、科学力の粋を集めて開発された
「ゴジューエンワスレール」という薬を日本国民全員に服用させた。
多毛美「なぜそんなに五十円玉にこだわんねん!」
多毛美のツッコミの為に奮闘する田中。これも全ては多毛美に対する愛の為。
田中はついに多毛美にプロポーズすることを決心した。
プロポーズ当日。
田中はサプライズでケーキを用意した。
多毛美の顔を模して作られたケーキ。何故か魔法少女っぽくデザインされている。
何故か。田中の趣味だからだ。いや、趣味ではない。田中の生きがいだからだ。
そして建築材料が全て五十円玉でできた銀色に輝く豪華なお屋敷に多毛美を呼び出し、
サプライズのケーキを差し出した。
田中「僕だけの魔法少女になってください!」
多毛美「うん、私、魔法少女なの!!って誰がやねん!」
ツッコむ要素が多過ぎて嬉しさMAXの多毛美は、自分そっくりに作られたケーキの顔からまずツッコんだ。
久しぶりのノリツッコミ。なんか勢いをつけすぎて思いっきりこけてしまった。
それもそのはず。お屋敷の床が五十円玉に棒を通して連結させた
クルクル回る素材で作られているので、非常に足元が不安定なのだ。
勢いづいて五十円玉ローラー床を滑って行く多毛美。
多毛美「五十円玉ローラー床ってなんやねーーーん!」
そのままとんがりコーンが山と積まれている倉庫に頭から突っ込んだ。
とんがりコーンがまとわりついて鼻の下のミゾの所がものすごく痒い。
鼻の下のミゾの所を掻こうと指を持っていったら、全ての指にとんがりコーンが綺麗にはまっていた。
多毛美「どんなミラクルやねん!」
もうひたすらにツッコむことができて感極まった多毛美は田中のプロポーズを了承したのだった。
それから半月後。
とんがりコーンから頭から突っ込み、その油分が頭皮に悪影響を及ぼした。
元からの天性の素質もあり、多毛美はハゲた。多毛美なのに。
田中「これはこれでいい・・・訳ない!魔法少女はハゲないし、ウンコだってしないんだ!」
多毛美は田中の理想から外れてしまい、五十円玉屋敷に一人残されることとなった。
多毛美はなんだかツッコむことに疲れてしまい、この五十円玉屋敷で花を育てながら余生を過ごすことにした。
たまの来客には手作りのお花畑ブーケを頭に被って…
多毛美「これはこれでいい・・・」
お・し・ま・い
[編集済] [31日10時19分]
投稿し終わりましたです!
編集後はかなり文字が入るようですね
300文字ってどのくらいか試し試し入れてたらキリがなかったです^^;[編集済] [27日07時20分]
「結婚後オイルダラーから女(34)の誕生日にサプライズのケーキ風呂を貰いました」心の中で最後に付け足して下さいw[編集済] [26日23時22分]
1.同居者がいます
2.女はタンスにたこ焼きを隠しています
3.同居者の口癖は「これはこれでいい・・・」
4.食べ物でできた化け物が登場します
5.悪の組織がセコい悪事を起こしています
6.女の頭はお花畑です
7.女は鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆいです
8.同居者は50円玉にものすごいこだわりを持っています
9.女は「私、魔法少女なの!!」と、叫びます
10.ケーキは食べる以外の重要な意味があります
11.化け物は どんな時でも カニ歩き
12.女は【ボンバヘッド】という店の常連です
13.女は大富豪になります
14.女はすべての指にとんがりコーンをはめています
15.田中は登場します
#big5#みんさんの作品#/big5#
女は、【お花畑】率いる悪の組織【来た時よりも美しく】のメンバー【こんにゃく畑】である。
ある朝、女は鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆかった。
触るとうっすら生えたヒゲがチクチクしている。
「もー!3日前に【ボンバヘッド】でフェイシャルケアしたばっかなのにぃ!」
(同居人の【ライ麦畑】は「これはこれでいい・・・」と呟いた。)
女がやけ食いでケーキを食べようとした時、【お花畑】の使者が訪ねてきた。
【来た時よりも美しく】は贅沢を禁じている。おやつは1日1個しか許されない。
女は慌ててたこ焼きをタンスに隠すと、とんがりコーンを指に装着してドアを開けた。
使者の【さとうきび畑】が睨んでいたので、女は「私、魔法少女なの!!」と、叫んでポーズを決めた。
(【ライ麦畑】は「これはこれでいい・・・」と呟いた。)
新技【とんがりコーンレジェンドサイクロンフレアァァッ】を練習していただけだと主張したが、
結局ケーキは没収されてしまった。
【来た時よりも美しく】は食べ物を粗末にする事も禁じているのだ。
女がとんがりコーンを残さず食べるまで監視した【さとうきび畑】は【お花畑】からの指令を読み上げた。
「今回のミッションは、“ 全国の田中という田中の苗字を苗中に ” グラスクラウン計画だ!」
女はしぶしぶ田中家をめぐって、表札にマジックで草冠を足していった。
3軒目の田中家から田中が出てきて驚いた女は、誤魔化す為に
「田中さんは全国に何人いるんですか?」と聞いた。
「327,593人くらいじゃないっすか?」と田中が答えたので、女はやってらんねーと思って家に帰った。
家に帰るとテーブルにケーキが置いてあったので女は喜んだ。
だが、ライ麦の花束と共に<あなたのファンより>というメッセージがあったので、
「気持ち悪!」と言って顔からケーキに突っ込んだ。
(【ライ麦畑】は「これはこれで…以下略)
すると、<ケーキ>とすっかり忘れていた<たこ焼き>が合体して【モッタイナイオバケ】が産声を上げた。
「スモモモモモモモッタイナーイ」
潔癖症な【モッタイナイオバケ】は、汚部屋の隙間をカニ歩きしながら襲いかかって…来ようとしたらしい。
遅すぎてイラッとした女は【とんがりコーンレジェンドサイクロンフレアァァッ】をお見舞いした。
(※とんがりコーンはこの後【ライ麦畑】が美味しくいただきました。そして「これはこれで…省略)
手下になった【モッタイナイオバケ】を使って、女は目障りな【お花畑】を倒し頭の座を奪った。
そして【お花畑】の裏金を発見した女は大富豪になり、モッタイナイ御殿を建てた。
引っ越し当日、またライ麦の花束とケーキが置いてあったので、女は喜んで顔からケーキに突っ込んだ。厳格な規則から解き放たれた女は、ケーキに顔を突っ込む事の楽しさに目覚めてしまったのだった。
(【ライ麦畑】は「これはこれで…以下略)
女の引っ越しに合わせて新居の天井裏に引っ越した【ライ麦畑】は、いつもの様に天井の穴から
<穴のずれたレア50円玉>を通して女の生活を見守っていた。
その日の気分で変わるが、今日は昭和四十三年の50円玉を使用している。
かなり見えにくいだろうが、【ライ麦畑】によると「これはこれで…略)」らしい。
※ケーキはこの後、女の留守中に【ライ麦畑】が美味しくいただきました。
そして「これはこれで…略
………………めでたしめでたし♪
#big5#みんさんの作品2つ目#/big5#
みっちゃんは花の蜜の妖精さんヨ☆
目が覚めたら、お昼寝してたお花が田中のママの頭の上に刺さってたの。
動くお花畑は初めて。でもこれはこれでいい・・・かも☆
田中はヘアサロン【ボンバヘッド】の花結い師。
世界中の美女の頭をお花畑にするのが夢なの。
でも人気がないからママが毎日サクラとして通ってるの。
近所のこども達はママをお花畑ババアって呼んでるワ。 人気者ネ☆
最近、田中がかまってくれないから、ママはさみしいみたい。
だからこっそり田中のタンスにたこ焼を入れるの。
「ババアの奴またやりおった!」 もちろん田中はぷんぷん怒ったワ。
ママの美容クリームを生クリームに変えちゃったの。
ママは鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆくなっちゃった。
でも年齢肌だからやめられないの。
1週間後ママは10才若返ったワ。田中もビックリ☆
パイ投げ経験者でも腐ったクリームは塗ったことがないものネ。
田中はエステサロンを始めたの。
広告塔はお花畑ちゃん(若返ったママ・見た目年齢10才)。
田中クリームをぬって叫ぶの。「私、魔法少女なの!!」 そんなCMを流したの。
なぜかお花畑ヘアーは大ブレイク☆ 美女も殺到し田中の夢は叶ったの。
田中クリームは1週間で10才若返るヨ。でも1週間何もしないと実年齢に戻るの。
ママは20代に見えるように調整してるワ。実年齢はヒミツなの。
エステサロン田中は大成功☆ ガッポリ☆なの。
2人は大富豪になったワ。
でもママはケチなの。
「ママ〜50円ちょうだい」
みっちゃんのエネルギー源は50円玉なの☆
菊の花のとこが美味しいの。
「5円玉でガマンしなさい!」
「 ヤダヤダ!食ーべーるー!50円食ーべーるーのー!」
地団駄踏んでダダこねまっくたワ。泣いたもん勝ちなの。
その頃、田中はクレーマーと戦っていたワ。
実はこのクレーマー、悪の組織の差し金だったの。
「鼻の下のミゾがかいーのかいーの!慰謝料払うザマス!」
言いがかりなの。副作用は契約書に米粒のような字で書いてあるの。
ママは、みっちゃんの背中から50円玉を入れたワ。チャリリーーンン☆
にゅにゅにょ!?これは50円玉じゃないじょー!桜は100円玉だす!!!
ありゃりゃ? これはこれでいい・・・じょー!
でもでも大変だす! 50円玉以外を食べると蜜助ゴツくなるじょ!可愛くないじょー!!
蜜助は飴玉小僧にメタモルフォーゼしたんだじょー。
羽がなくなってカニ歩きしかできないだす。
うぉ! バランス悪くて転げちまったよ! ゴロゴロゴロリンチョ……
蜜助は勢い余ってエステサロン田中の店内に転がり込んだじょー!
そのままクレーマーにストライーク!!!
これはこれでいい・・・だす?
エステサロン田中の平和は守られたじょー。
田中は喜んだ。
「よくやった!褒美を取らそう」
「50円玉おくれ…」
田中は蜜助の頭に50円玉を入れてくれた。チャリリーーンン!
やっとみっちゃんに戻れたの☆
田中は美女をはべらせるのに大忙し。お財布扱いでもいいんだって。
これってWINWINの関係ネ。 理想的☆
やっぱりママはさみしくなったの。 田中のタンスにたこ焼を忍ばせるの。
「ババアの奴こりねえな!」 もちろん田中はぷんぷん怒ったのヨ。
イビキをかいて寝てるママ。
田中はママの指にパパの背脂をぬってトンガリコーンで蓋をしたの。 手も足も全ての指にネ。
翌朝ママはビックリしてたワ☆ 手のささくれが治ったの。 足の水虫もキレイさっぱりなの。
エステサロン田中は安泰ネ。
今日は母の日。田中は美女とデートなの。
でもママにケーキが届いたのヨ。 ≪ババアいつもありがとう≫
田中は素直じゃないの。ママは感動して泣いてたワ。
嬉しすぎて嬉しすぎて食べれないのネ。ケーキは毎日腐っていくの。
ある日、ママは田中のタンスで見つけたの。
魔法少女グッズわんさかなの☆
ママは腐ったケーキに顔をめり込ませたワ。
1週間後、ママは魔法少女になって田中をビックリさせたの。
「私、魔法少女なの!!」
「たいがいにしとけよ!ババア」
「ひゅぷが!」
ママはチョップを食らったけど、田中は少し嬉しそうだったの。
きっと、これはこれでいい・・・のネ☆ (END)
#big5#すのーほわいとさんの作品#/big5#
鼻の下のミゾのところがものっそい痒かった。
いつものように【ボンバヘッド】へ行く準備をしていた時のことだ。
カサブランカを主として飾り付けられたお気に入りの花冠に軽く水をやってから頭にかぶり、右手の薬指のとんがりコーンに悪戦苦闘していた私。
ようやく納得の行く位置に出来たとんがりコーンに笑みを浮かべ、外出の旨を同居人に伝えたところでソレは起こった。
かゆい。
鼻の下のミゾのとこがものすごくかゆい。
ことさらに自慢はすることは無いが、私は自分が美人だと言うことを知っている。
学生時代は幾度も告白をされたし、今でも道を歩けば振り向かれるし声もかけられる。
どちらも煩わしい事だけれど、顔のお陰で助かった場面も何度かあるので我慢できた。
そして重要な事が一つ。
美人は決して下品なことをしてはいけないのだ。
勿論、進んで下品な行為するつもりはないが、いわゆる「普通」の人より気を遣わなければいけない。
昔、ちょっとはしたないかな、と思いつつもどうしても我慢ができなくなり、後輩の女の子の前であくびをした事がある。
少し我慢をしていただけに、口を大きく開けてあくびしてしまったのだ。そしたら、烈火の勢いで後輩に怒られた。
曰く、美人はいついかなる時も完璧でないといけないらしい。
その後も度々その後輩に注意を受けることが有った。
彼女の言うことにも一理あるように思えたし、怒られるのも嫌だったので、普段の行動に気を配る事が習慣になり、今に至る。
その私からすれば、鼻が痒いからといって素直に鼻の下に手を伸ばし、思い切りボリボリと掻く、というのはとても受け入れがたい事のように思えた。
左手のとんがりコーンをポリポリ食しつつ心中の恐ろしい葛藤と戦っていると、外へ出ずにずっと玄関に立っていた私を訝しんだのか同居人が声をかけて来た。
「どうした花女、ついに脳に花の根を張られたのか?」
「……コイツに気を遣う必要はないかな」
この口の悪い上に頭のおかしい女は、私の同居人であり、この家の主でもある。
頭のおかしいというのは、この女の趣味だ。私はそれを狂信的五十円硬貨依存症と呼んでいる。早い話、この女は50円玉狂いなのだ。
いつもコレクションの50円玉(昭和34年銘のの物から今年の年数の物まであるらしい)を見つめてぶつぶつ独り事(「これはこれでいい……」「やはり~年代は良い
な……」など)を言いつつ気味の悪い笑みを浮かべている。
正直こんなおかしな同居人とはさっさと縁を切り、別の住処を探したいところだが、そうはいかない事情があった。
家賃が安いのだ。
いや、安いなどと表現するのは不適切だろう。何せ50円なのである。1日でも1週にでも無く1月で50円。
新築の一軒家でゆとりのあるリビングに立派なシステムキッチンとそこそこ大きなバスルームが有り12畳の部屋が自由に使えクーラーも各部屋に完備。そして50円。
家賃は必ず五十円硬貨で支払わなければならないのが難点だが、これ以上の条件の物件は探しても絶対に無いだろう。
まあこれほど好条件でもコイツと一緒に生活するメリットデメリットを考えたらまだ後者に傾く。
しかし私は見つけてしまったのだ。
そう、たこ焼きを。
――――たこ焼き
それは失われた文明最大の遺産である。
たこ焼きを保有する数で国の力が分かると言われ、今でも世界中でたこ焼きを奪い合う戦争が起きている。
もし値段を付けるならば、その価値数十兆円を優に超えるだろうとまで言われている伝説の至宝だ。
そのたこ焼きを入居初日にタンスで見つけてしまった私は、初め、それが何であるかわからなかった。
まず文献でしかお目に書かれることがなく、唯一現存するたこ焼きの写真もぼやけたシルエットを写すのみなのである。
それでも無視できない高貴なオーラを放つその物体のことが気になり、Google先生(人間界宝)に聞いてみたら一発で答えをくれた。流石Google先生だ。
迂遠にそれとなく同居人に聞いてみたが、どうやら気づいていないようだ。
いや、もしかしたら50円玉以外どうでも良いのかもしれない。
口にするのも危険なたこ焼きだが、上手く売りさばければ大富豪だ。
この家からも出て行くことができるだろう。
閑話休題。
50円玉狂いでも一応ヒトである。
なればコイツの前でも鼻の下を掻くことは憚られた。
いつもなら適当に馬鹿にしてあしらうのだけれども、今はそんな余裕は無い。
なので50円玉を家の奥へ投げ込んだ。
5つ程空中でキャッチされてしまったが、上手く転がった50円玉を追いかけ同居人は家の奥へ去っていった。
鼻の下の痒みに耐えつつ【ボンバヘッド】に着いたのは右手のとんがりコーンを食べ終わった頃だった。
雑居ビルの横に有る、地下へ続く階段を降り重い扉を開けると、いつもと変わらずおっとりとしたマスターの顔が見える。
「マスター、いつもの」
常連なのでそれだけで通じる。
実際、マスターは私の来店に気づいた時から準備をしていたらしく、然程待たずに熱々のパスタが出てきた。花冠を脱いでテーブルに置き、早速頂く。
【スパゲッティ・モンスター ~見えざるピンクのユニコーンを添えて~】
初めてこの店に来た時に食べて以来の大好物だ。
週に一度はこれを食べないと体の調子が悪くなるくらい、病み付きになる美味しさなのだ。
麺自体は普通の浮遊触手型だが大きなミートボールが二つ付いており、麺の美味しさと絶妙にマッチしている。
添えてあるユニコーンは、舌に乗せても其処にあるかどうかわからないような幽玄な味わいで、【ボンバヘッド】以外では中々見かけない珍しい不可視桃色種である
。
直ぐに逃げ出そうとする曲者だが4つ足の癖にカニ歩きしか出来ないので、目に見えない事を注意しておけば捕まえるのは容易である。
マスターと適当な雑談を交わしつつパスタを食べ終えた。食べている内に鼻の下の痒みも無くなったようだ。
そろそろ帰ろうかと思っていると、マスターが何やら奥からホールのケーキを持ってきた。
「おめでとう」
はてな。誕生日はもう過ぎたし、何かあったかな。
ケーキが貰えるのは嬉しいしまあ良いか。
そうしてケーキに手を出そうとすると、マスターが凄くいい笑顔でこう言った。
「あれからもう一年だね」
いち……ねん……
一年前。
私は魔法少女だった。
……一瞬だけ。
一年前のある日、家に私宛の宅配便が届いた。
とんがりコーンの予備はまだあるし、スイートピーの花冠もまだ瑞瑞しさを保っている。
品名が書いておらず、頼んだ覚えもない宅配物は怪しかったが、同居人が見つけたものでも送ってきたのかと思い開封したのだ。
中にはふりっふりの装飾がたくさんついた微妙に露出度の高い洋服と、花を象ったファンシーな意匠が凝らされている杖が入っていた。
特に説明書のようなものは入ってなかったが、小さい時にあるアニメを見たことが有る私は、この衣装を魔女っ子の衣装だと判断した。
勿論、私は成り立てとはいえ良識をわきまえた大人であるし、同居人の目があるので、普段ならこんなものは即刻ゴミ箱行きだったであろう。
しかし、同居人は数日前から50円玉探しの旅行中で家には居なかった。
着た。
にやにやしながら着た。
仕方ないのだ。
乙女はいつだって魔女っ子と王子様に憧れるのだ。
服のサイズがピッタリだったのは今思えば相当に怪しいが、杖も装備してすっかり魔法少女だった当時の私は微塵も疑心を浮かべなかった。
そのまま調子に乗って鏡の前でポーズを撮ったり踊ったり「私、魔法少女なの!」とか叫んだり必殺技を考えたりした。
楽しかった。
すっごく楽しかった。
声を出さずに大爆笑している男の姿を鏡に見つけるまでは。
【ボンバヘッド】は表向きは普通の地下Barだが、同時に悪の組織でもある。
目的は世界平和。構成員は4名で、他人を驚かせる事を生き甲斐に行動している。
老若男女問わず大人数を集めてパンツ一丁で電車に乗ったり、町中で突然ミュージカルを始めたりするのが主な活動だ。
党首は田中。Barのマスターであり、1年前の私にドッキリを仕掛けたのもこいつだ。
唐突に痛い過去をフラッシュバックさせられた私は、奇声を上げて顔からケーキに突っ込んだ。
#big5#クレーマーさんの作品#/big5#
「マスター、例のブツはどうなっている?」
女はバーボンのグラスを傾けながら問いかける。
ここは『バー ボンバヘッド』。女はここの常連だ。
「ああ、最高のデキだ。期待してくれ。」
そう答えるのは店のマスター。田中。
ここ『ボンバヘッド』は、バーとは名ばかりの武器密売屋である。
決戦は明日の夜。ようやく悪の組織 『苦魔門』との長き戦いに終止符が打たれるのだ。
『苦魔門』・・・奴らが活動を開始したのは数年前。
突如姿を現した彼らの魔法によって、たこ焼きがバケモノ化するという怪現象が度々起こるようになった。
意思を持ったたこ焼き達は、販売された所へ帰ろうとする。抵抗するのでクッソ食いづらい。
そうして、一度買わせたたこ焼きをもう一度販売し、2倍儲けるというのが狙いだ。
あと、バケモノはカニ歩きするので、8本の足と2本の鋏が生える。正直かなりグロいし挟んでくる。痛い。あと食いづらい。
そんなこんなでたこ焼き大好きな女は『苦魔門』を壊滅させることにしたのだ。
しかし、女を待ち受けていたのは悲しい運命だった。
なんと、『苦魔門』のリーダーは女のルームメイト、カメコだったのだ!
女は思った。
「あっなんだ~。カメコがリーダーなら話し合いで解決できるじゃん!」
そう、何を隠そう、女の脳内はお花畑である。残念な娘なのだ。
カメコは女の隙を突いて手裏剣で攻撃してきた!
・・・いや、手裏剣ではない。50円玉だ!
女はすぐさま戦闘態勢に入る。両手の指にオリハルコン味のとんがりコーン(田中作)をはめ、カメコと対峙する。
「喰らえ!50円玉手裏剣!」「50円玉ハリケーン!」「終わりだ!50円玉ビーム!」
女はその両指のとんがりコーンで全ての攻撃をいなしてゆく。いや、いなすというより、受け止めていた。
「オッヒョー金だ金だ!」・・・女の脳内はお花畑である。
その戦いは三日三晩続いたため、いつしか女の貯金は50円玉だけで5億円を超えた。
カメコはこのままでは埒が明かないと踏んだのか、攻撃方法を変えた。
「喰らえ、50円玉ファイアー!」
説明しよう。50円玉ファイアーとは、50円玉2枚をこすり合わせた摩擦の炎で攻撃する技である。
これでは、女は受け止めることも出来ない。(受け止めても金にならない)逃げまわるだけの防戦一方である。
「痒っ、3日風呂に入ってないから痒い!」
どうしても鼻の下のミゾが痒くなり、とんがりコーンを外してかきむしっていた一瞬の隙をついて、
カメコの放った炎が女を襲った。
・・・?女は無事であった。何が起きた?
実は、突然空から巨大なケーキが降ってきて、女を炎から守っていたのだ。
「間一髪だったな。俺からのサプライズプレゼントさ。」
上空のヘリから、田中が親指を立てて笑う。
「ありがとう、田中さん!これで勝てる!うおおおおお!」
女は顔からケーキに突っ込むと、そのまま突き抜けてカメコを襲った。
体中をクリームでコーティングした彼女に、炎は意味を成さない。
カメコは膝から崩れ落ち、気を失った。
カメコが目を覚ますと、クリームだらけの女がそこに居た。
「私を倒すとは・・・、お前、本当に人間か?」
女は答える。
「私、魔法少女なの!!」
全く面白くないギャグだったが、脳内花畑の彼女は爆笑している。
「フフフ・・・私はこんなアホに倒されたのか・・・これはこれで、いい・・・。」
そう自嘲するカメコをよそに、女は話しかける。
「あ!タンスにたこ焼き隠してたんだった。はやくお家にかえろ?」
こんな事があった後で、私を許すというのか・・・どこまで頭が花畑なんだ?
心の中でカメコはそう思った。
その夜、彼女が食べさせてくれたたこ焼きの味は今でも忘れない。
タンスに放置されてカチカチで、入っているタコの量は少ない。
しかも、味に関してはクリームの味しかしなかった。到底食えたものではない。
はずなのに。
「これはこれで・・・いい・・・。」
その言葉が口をついて出た。何故か、今まで食べたどんなたこ焼きよりも美味しかった。
きっと、たこ焼きの中に入っているのは本当はタコなんかじゃない。
もっと、もっと大事なものなのだろう。(おしり)
#big5#ムクさんの作品#/big5#
ある島に少女がいました。
赤ん坊の頃に浜辺へ流れ着いた少女を拾ってから、ずっと育てて
くれているのがアフロ田中です。
島に住んでいるのは二人だけでしたが、アフロ田中と少女は毎日
楽しく暮らしていました。
少女が野原で思いっきり寝転がった後で花冠をかぶって帰ると、
アf(以下ry)田中は「君の頭はお花畑だ」と笑います。
午後三時になると、少女はポッケから五十円玉を出して「くださいな。
いつものおやつ、たこ焼きを」と言い、田中は背中から手品の様に
八個入りのたこ焼きを差し出しました。
田中は時々寂しげな目をして「これはこれでいい…」と呟いていました
が、島はいつも平和で、少女はすくすくと大きくなりました。
でも、異変は気づかない間に忍びよっていました。
田中は少しずつやせ細り、歩き方がギクシャクして斜めに進み始め、
やがていつもカニ歩きをするようになってしまいました。
そしてある日、少女がおやつのたこ焼きを頬張ると、何だか味が
おかしいのです。
「これなあに? たこじゃないわ、カニカマよ!?」
それを聞いた田中は、真っ青になると、黙ってカニ歩きで自分の部屋に
閉じこもってしまいました。
しばらくして少女が田中の部屋をのぞくと、ベッドの上に八個入りの
たこ焼きがぽつんと残されているばかりでした。
少女は一人ぼっちになってしまいました。
よく一緒に遊んでいたトランプの大貧民。田中は大人気なく勝ちを
譲りませんでしたが、一人二役なら簡単に大富豪になれました。
少女はちっとも嬉しくありません。
「ねぇ田中、どこへ行ってしまったの?会いたいよ…」
目からこぼれた涙がパーッと光ったかと思うと、少女はハ○ス食品の
東大阪市本店の前に立っていました。
見知らぬ街並みの中、【たこ焼き屋 ボンパヘッド】8個50円 の
看板が下がっていました。その陰には…田中の巨大なアフロ頭が!
少女はフラフラと近づくと、ポッケの五十円玉を出し「見つけたわ。
いつものおやつ…」と言いかけたのですが、
「おーーほっほっほ。貴方のたこ焼きを買う人なんて、どこにもいないわ!
だって看板に偽りあり。たこ焼きじゃなくてカニカマ焼きなんですもの!」
店の前で仁王立ちしているのは、いかにもな魔女マントと帽子、十本の指には
とんがりコーンを嵌めた女です。
「私はね、ふわふわのたこ焼きを食べたせいで、生地が鼻の下のミゾに付いて、
とってもカユくなったのよ!
それはそれはカイカイで、思い出すだけでも?きむしりたくなる!!以来この
(と、とんがりコーンを見せる)引っかき爪が手放せないの。
だから決めたわ。世界中のたこ焼きを許さない。全てカニカマ焼きにしてやるってね。
私の魔法と忠実な使い魔達がいれば容易い事よおーーほっほっほ!」
「実は、俺はたこ焼きで出来たたこ焼きの精なんだ。魔女から逃れて島に隠れた。
たこ焼きはタコヤキ次元から供給されていたが、終に具がカニカマになって、
おやつのたこ焼きも無くなってしまった。だから核のたこ焼きを君に託して、
あいつと対決する為たこ焼きの本場に戻ってきたんだ」
「何てこと…私のために、争わないで」
「二人の世界に入ってるんじゃないわよ!」女の指からとんがりコーンの弾丸が
打ち出されました。
田中はとっさにカニ走りで少女を後ろに庇うと、飛んできたとんがりコーンを
全て五十円玉の穴でキャッチしました。そう、このための五十円玉です。
「ええい、こしゃくな!出でよクマゴロー!やっておしまい!!」
すると足元のマンホールが開き、黒い巨体がずるりと這い出してきました。
その瞳は横向きなのがパチモンくさく、動きはむしろカ○ナシです。
「サシオリイキナリダゴバタベナッセ~(※1)」
「負けないわ。あなたが魔女と言うならば、私、魔法少女なの!!」
少女は頭に浮かんだ呪文を高速で唱えました。
「セカラシカ、オタフクソースフッテヨカト?クマモンダケンアトゼキセンネ!(※2 ※3)」
クマゴローは慌ててマンホールへ潜って蓋を閉めてしまいました。
「さあ、もう武器も手下もいない。お前の負けだ。たこ焼きにたこを戻せ!」
「くっ……分かったわ…私だって、本当はたこ焼きが好きなのよ。ただカイカイが憎い…」
「お前にはたこ焼きをじっくり焼いてやるよ。ふわふわの方が美味いが、かゆいよりはましだろう」
「ああ、何てやさしいの…」
こうして、世界にはたこ焼きが戻ったのです。
※1「まずはいきなりだご(さつまいも餡の団子。熊本名物)をお食べなさい」
※2「うるさいですね、おたふくソースをかけますよ?熊(本)者なのですから開けたら
閉めなさい(あとぜき=開けた扉、窓等を閉めること。熊本では子供の頃から言われます)」
※3くまモンは熊本者から来ているので、発音は「伊衛門」と同じです
少女と田中は、再び一緒に暮らし始めました。
変わった事といえば、少女はおやつのたこ焼きを、【ボンバヘッド】に買いに行くようになりました。
魔女も特注のウェルダンたこ焼きを求めてやって来ます。
島から持ってきたたこ焼きは、不思議と傷むこともなく(たこ焼きの精の核だからでしょうか)
、大切に、タンスの奥にそっと隠してあります。
田中は幸せそうに「これはこれでいい・・・」と呟き、少女と田中はいつまでも楽しく過ごしました。
めでたこめでたこ。
・・・じゃなかった!
少女の前に、美味しそうなレモンパイと、焼きたてふわふわのたこ焼きが差し出されました。
「忘れてただろ?今日は君を浜辺で見つけた日だ。毎年お祝いしてたけど、島ではケーキが
無いのが残念だった」
驚き喜んでケーキを切り分けようとした時、少女はふと疑問に思いました。
「鼻の下、ミゾがカイカイ言うけれど。なぜたこ焼きでカユくなるのか」
そう言うと、少女はたこ焼きのふわふわをすくって「止せ!」鼻の下に擦り付けました。
「カユいかな?カユくないかも……カユイわあ!!!」
「もちふわ感を出すために、山芋を入れているんだ。そりゃかゆくなるよ…」
「どうしよう?……とんがりコーン、買ってくる!」
「イヤイヤ待て!山芋が付いたら酢で洗えという。でも今酢は無いし…そうだレモンも酸だ。
ちょっと付けてみろ」
それを聞くなり、少女は思いっきりレモンパイに顔を突っ込みましたとさ。【完】
#big5#Ratterさんの作品#/big5#
ここは通称『ボンバヘッド』と呼ばれる、マッドなサイエンティストの経営する何でも屋だ。 今日も、チリチリ頭のボンバヘッド頭な博士:則巻ぬれ千兵衛がなにか作っている。
男「あー、これはコレでいい・・いや・・うん違うかな・・いやいいはず」
(((((≪*****ぢゅどーん!!!*****≫)))))
爆発とともに何かが完成する。
男「あ・・あれ・・ケーキ作っていたはずなのに、何故かメガネをかけた少女型アンドロイドが完成している!? まさかケーキにこんな重大な秘密があったとは・・あー、これはこれでいい・・」
娘「んちゃ!ハカセ!あたし則巻アラ・・」
男「ストー---ップ!!版権を考えるんだぁ!!わしの名前だってかなりやばい・・のに・・ えーっと・・お前は、おかき 則巻オカキだ」
娘「えー、それかわいくなーい」
男「文句言うな・・」
こうして、とりあえず出来上がったロボ?を妹ということにして、店舗で共同生活が始まった。 とりあえず扱いは常連客兼契約アルバイトという扱いである。
妹「ハカセ!契約したから私、魔法少女なの!!」
男「うっさいわ、小麦粉と玉子とバターから出来た食べ物のお化けがwwキャラ安定せんやっちゃなぁ、まあそれはそれでいい・・」
・・・ある日の二人の会話・・・
妹「ハカセ!鼻の下がすっごいかゆい!」
男「・・・お前鼻ないじゃないか・・」
妹「ハカセ、それクリリ・・」
男「だーかーら、版権 orz」
・・・また別の日の会話・・・
妹「ハカセ~!押入れに隠していたたこ焼きが孵化?した~なんかゴム以外なんても食べる~」
男「食べ物の化物2代目の誕生だな・・まぁ、これはこれでいい・・」
妹「わーい、妹~」
男「・・・この脳みそお花畑め・・」
妹「なんで、この子はカニ歩きしかしませんか!?」
男「おまえが・・たこ焼きなのにカニカマいれてやいたからじゃね・・?」
・・・また別の日の会話・・・
妹「ハカセ弱ーい」
男「く・・またオカキが大富豪か・・そもそもロボットにカードゲームで人間が勝てるわけが・・」
妹「ハカセ、ワタシロボじゃなくて食べ物のお化け~~ほら指もとんがりコーン」
男「だから商品名とか orz」
妹「股間にきのこの山なくてよかったねー」
男「しもねたはやめーーーい」
・・・また別の日の会話・・・
男「く・・ゲーセン1プレイ100円だと・・!?ゲームは50円玉を積み上げて連コインするのが通だろうに!? このゲーセンは悪の組織だ!せこい値上げなんてしやがって。店長を!田中をここへ連れて来い!」
妹「まー戦場◯絆 1プレイ500円とかあるし~」
男「・・・だんだんキャラ設定がおざなりになってないか?おまえ。てか版権 orz」
こんな他愛のない会話だけの毎日。そんな毎日にも終わりが来そうであった。 食べ物で出来たボディが腐り始めたのだ。
妹「ハカセ~ リアル腐女子ww」
男「言うてる場合か!!」
妹「それはそれとして、腐りきってゾンビになる前にお別れなのですよ~今までお世話になったのです。」
だが、男は腐っても有能なサイエンティストであった。
男「ふ。こんなこともあろうとサプライズでロボボディを作っていたのだ。」
そう言って、新ボディを取り出す則巻ぬれ千兵衛。
男「!?な・・なぜロボボディを作っていたはずなのに、ゴージャスなウェディングケーキが出来上がっているのだ!?まあ、、これはこれでいい・・・今までだってお菓子ボディだったんだ存分に使うがよい!」
妹「うっほほーい!」
妹は喜んで頭を取り外して顔からケーキに突っ込んだ。
おわり。
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