森で道に迷ってしまった若い娘は、助けを求めその大きな扉をノックした。
ノックしてから五分ほど経過しただろうか…
娘が諦めかけて後ろを向いた瞬間、鈍い音をたてて扉が開いた。
扉の向こうに現れたのは見事な銀髪でお揃いの髭を蓄えた老紳士。
この屋敷の主人である男は、突然降り出した雨にやられ、
濡れ鼠になった娘を見て家の中に招き入れた。
話を聞くと男はこの大きな屋敷に一人で住んでいるという。
ちょうど風呂が湧いたところということで娘は勧められるがまま風呂を拝借した。
お湯の中に肩まで浸かり、よく温まってから風呂を出た。
タオルを頭に巻いて男の用意した服に着替えた娘に、夜も更けたので今夜は泊まっていきなさいと男は勧める。
娘は男の好意を素直に受け取り、夕食もご馳走になった。
娘はある違和感を感じていたのだが、男と話しているうちにそれが確信に変わった。
この男は秘密を持っている。
男もまた、娘が自分の秘密を知ってしまったことに気が付いた。
翌朝、娘がリビングのドアを開けると、そこには変わり果てた男の姿があった。
娘は改めて自分の考えが間違いなかったことを悟った。
一体何が起こったのだろうか?
ノックスRさんにSPをして頂きました。
老紳士は邪な感情を抱いてますか?
NO‼
男は死にましたか?
NO!!! [良い質問]
変わり果てた男とは、死んだ老紳士のことですか?
YESNO!!! 2の通り男は死んでいません! [良い質問]
娘は男を殺しましたか?
NO!
男は自分を料理しますか?
NO! グロません!
重要な登場キャラクターは「老紳士」「道に迷った若い娘」の二名のみですか?
YES!! 基礎質大事です!
男は美女で野獣ですか?
NOw 男=美女=野獣ません!
「娘」が違和感を覚えたタイミングは、風呂に入ってから以降ですか?
NO!!! 風呂に入っている時からです!! [良い質問]
「鈍い音をたてて扉が開いた。」の扉は、豪奢なお屋敷の扉ですか?
YES!
男は人外な存在ですか?
NO!
まさかのギャグ、コメディ系な話ですか?
YESって言いたくないけどYES!!! [良い質問]
男と娘は、問題文の場面で互いに初対面でしたか?
YES!
老紳士は人間では無くなりましたか?(鶴とか?)
NO! 非現実要素はありません!
若い娘は人間ですか?
YES! カトパンに似ています! 重要ではないです!
8、具体的に言うと、「なんで私が着られるような服が一人暮らしのお屋敷にあるんだろう……」ですか?
NO! なんかジャージ的な物を渡されました。
男は娘と話している間、何らかの変化が起こりましたか?
YES! ですがミスリード起こしそうなのでここは掘り下げなくていいです!
娘は男に何か質問しましたか?
NO‼
老紳士と娘の関係は重要ですか?
NOかな。初対面です!
男は犯罪者ですか?
NO!
男は高尚な(特殊な)御趣味の持ち主ですか?
NO! 水上ません!
老紳士は変人、奇人むしろ変態ですか?
NO! 水上ません!
お屋敷のバスグッズはとってもプリティでファンシーでしたか?
NOw それも面白いけどw
8・11より、娘が風呂に入っている間、無駄に尻が浴槽に浮かんでいましたか?
NO! だから水上ませんってばw
老紳士はまさかの老婆に変化してましたか?
まさかのNO!
男は変態でしたか?
NO! 重ねてくるなw
男は変化というより変形しましたか?
NO! 非現実要素はありません!
違和感の正体、めっちゃ単純に、「何でこんな森の中にお屋敷があるんだろう?」ですか?
あったっていいじゃんw
五分間の間で、老紳士は変身してましたか?
YESNO!!! 変身はしていませんが… ミスリード注意! [編集済] [良い質問]
男には下心がありましたか? [編集済]
NO! 水上ません!
男に家族はもういませんか?
YES!
お菓子でできたお家ですか?
NO! ぐれてる変態は登場しません!
娘が風呂に入っている間、執拗に「ムヮッサーーーン!」という音が連呼していましたか?
違和感どころの話じゃねえなw
違和感とは、森のなかに最新式のお屋敷があって、どうやって建てたんだろう… ますか?
NO! 男に対する違和感です!
「お屋敷」のお風呂の構造は重要ですか?
NO‼ 構造は重要ではありません!
男はハゲですか?
YES!!! そして… [良い質問]
よし、基礎質!ラテシンますか?
NO! これでラテシン絡めた解説は厳しいですw
28より、むしろ五分間で変装していましたか?
YES!!! 変装っちゃ変装です! [良い質問]
問題文の場面では、男も風呂に入りますか?
YESNO! 重要ではありません!
男が常に背後にいるのは気になりますか?
そりゃ気になるよ [編集済]
男一人しかいないはずなのに・・・ですか?
男は一人しかいません!
男は何かトラブルや事故に巻き込まれましたか?
NO! 髪の毛のトラブルには巻き込まれています!
男は本当は老人では無いですか?
NO!
男はカツラで変身していましたか?
YES!!! 変わり果てた姿とは? [良い質問]
37より、全裸になるのも変装に含まれますか?
せつこ、そりゃ変装じゃない、変態や。
「娘」が風呂場で抱いた違和感の正体は、排水溝に髪の毛一本落ちていないことでしたか?
NO‼ しかしあるものがありませんでした! ヒントは文中にあります!
かつら被りましたか?
YES!!! 五分の間にカツラをかぶっていました! [良い質問]
違和感を感じたのは、浴槽にカツラがぷかぷかしていたからですか?
そりゃバレるわw
男はかつらで入れ歯で・・・リビングでの姿は重要ですか?
入れ歯じゃないけどw 翌朝のリビングでの姿は重要です!
男との会話でなぜか「髪の毛」の話になると、男に話を変えられておや?となってましたか?
NO! ズラとの境目が動いていました!
リビングではかつらを外してはげたおじさんになってましたか?
YES!!! 正解です! [正解]
変わりはてた姿とは、イメチェンして違う髪型のカツラをかぶった男ですか?
NOw どこにその必要性がw
45に関連して、風呂場にシャンプーの類が置かれていませんでしたか?
YES!!! そして女がタオルを頭に巻いているのはなぜか? [良い質問]
会話をしている時に、 「激しい雨」や「励ます」などの単語を使うと男がビクッとなったので、確信のハゲをしましたか?
NOw 敏感すぎるわw 確信のハゲをするってどんな動作? [編集済]
男は眩い光を鋭い眼光の元男自身が輝きますか?
どんな状況だw
女もハゲですか?
NOw その方がおもろかったなw
53 むしろ励ますと言うと「励ますとか言うなおんどりゃあ!」とか怒りましたか?
バレッバレだなw
自分自身のハゲを隠すためにタオルを頭にまいてたのかー。
カトパン似だから断じてはげてなどいない!
52男の視線が頭上に向いていますか?
NO!
ドライヤーですか?
YES!!! 正解です! [正解]
ヒント欄のあるものとは育毛剤ですか?
育毛剤がなかったからハゲを疑うのは難しくない?
櫛が有りませんでしたか?
NO! 女は髪を乾かしたかったけれど、ドライヤーがないため、頭にタオルを巻いているのでした。
男は髪を拭いてやろうと執拗に髪を撫でますか?
気持ち悪いな… 水上じゃあるまいし…
男はハゲなのにワックス等の整髪剤はある。「一体何のために・・・?w」という新たな違和感が発生しますか?
NOw 違和感というよりそれはもうハッキリとした謎w
屋敷の主人である男は久しぶりの来客に慌てて身支度を始めた。
「ズレてねぇかな?」
鏡で入念にチェックを入れ玄関の扉を開いたのは、ノックの音が聞こえてから5分後のことだった。
扉が開いた音で振り向いたのは全身濡れ鼠の若い娘。
「あんれま。全身びっしょびしょやないけ? どんした?」
「森で道に迷ってしまい、雨にも降られてこのありさまです。ちょっと休ませていただけませんか?」
「ほーかぁ、そりゃ大変だったべ。どーぞ、汚ねえ家だけど入んなさい入んなさい」
「いえ、とても立派な家…というよりもお屋敷ですね。すごく素敵です」
「ひいひいじいさんから受け継いだ家じゃから、だいぶガタがきとるし、俺一人しか住んでねから掃除も行き届かね。全く図体だけでけぇ家なんだわ」
そう言って男はカラカラと豪快に笑った。
キッチリとした身なり、銀髪でお揃いの髭を生やしたナイスミドルといった風貌だが、
話してみるととても明るく、見た目と男の使う訛り言葉のギャップが滑稽なこともあり、娘はつられて笑った。
「ちょうど風呂が湧いたとこなんだわ。そのままやと風邪ひいちまうけぇ、入ってきなさい。ちょっと大きいかもしれんがトレーナーがあるけ、服が乾くまでそれを着とけばええじゃろ」
「すいません、何から何まで…」
娘は素直に男の好意を受け取り、風呂を拝借した。
冷えた体をゆっくりと湯船に沈める。少し熱めのお湯が気持ちいい。
十分に体が温まり、ついでに頭も洗わせてもらおうと思ったがシャンプーがなかったので、体も洗わずに風呂を後にした。
脱衣場兼洗面所で濡れた髪を乾かそうと思いドライヤーを探したがそれもなかった。
仕方なく娘は頭にタオルを巻いて、男から手渡されたジャージを着て、男のいるリビングに入った。
「ほんとはふもとまで車で送っていってやりてぇんだけんども、あんたがくる前に一杯やっちまってねぇ。もう夜じゃし今日はここに泊まっていけばええよ」
娘は普通なら男が一人で住む屋敷に泊まるなんて考えもしないのだが、この男の持つ独特の雰囲気に好感を抱き、
「申し訳ありませんが、よろしくお願いします」
と頭を下げた。
男が用意した食事をご馳走になった。
普通のよくある家で作るカレーなのだが、なんとなく美味しい気がする。
そのことを告げると、
「野菜は裏の畑で全部自家栽培しとるんだわ。美味いのは野菜のおかげ。カレーはこくまろじゃし俺の料理の腕も全然大したこたぁねえ」
そう言ってまた豪快に笑った。
その笑い顔を見ていると、その見事な銀髪と耳辺りの皮膚に違和感を感じた。
笑う度に皮膚は動くものの、もみあげ部分がそれにくっ付いていない。
そして娘は風呂場でシャンプーとドライヤーがないことを思い出し、あぁそういうことなのねと一人納得した。
食事も終わり夜も更け…
娘は空き部屋と布団を借りて、生乾きの髪を気にしながら眠りについた。
・・・
自分の寝室に入った男は娘と話していた時のことを思い出す。
娘の目線が自分の生え際をチラチラ見ていたことを。
(これはばれたな… ばれちまったものはしかたねぇ…)
・・・
翌朝…
昨日の雨は嘘のようにあがり、眩しい朝日が娘の目を開けさせた。
部屋に干しておいた自分の服も乾いている。
早速自分の服に着替え、男に礼を言おうとリビングに入った娘はあまりの眩しさに目をひそめた。
見事なまでに禿げ上がった頭を朝日が照らしている。
振り返った男は言った。
「俺はハゲ。それはもうハゲなんだ」と。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。