MajiでKoiする5年前

「はい，みんな注目～。前にも言ったように，私たちラテラル中学3年C組は，卒業記念にタイムカプセルを作ろうと思います。みなさんが成人した時に掘り返そうと思うので，何を入れるかよく考えて決めてくださいね～。」



「うえぇー…タイムカプセルのこと完全に忘れてたよぉー…。カメオ君は何にするか，もう決めた？」

「えっ！？　あー… うん。カメコちゃんは，もう少ししっかりした方がいいと思うよ？」

「えへへ…。気をつけまーす。じゃあ，また明日ね！」

「うん。じゃあ，また明日。」



(ビックリした…。「カメコちゃんへのラブレターを入れて，タイムカプセルを開ける日に君に渡すつもりなんだ！」なんて絶対言えないしなぁ。

でも，何回読み返してもいいラブレターだなぁ。これなら間違いなくカメコちゃんも振り向いてくれるね！)





～5年後～

「あ！みなさんのタイムカプセル見つかりましたよ～」

「おい。みんな，どんな物入れたんだよ。ちょっと見せろよ。」

「ちょっと，カメキチくん。プライベートな物なんだから勝手に漁らないの！」

「別にいいだろ，減るもんじゃないし。おっ，読んでくださいと言わんばかりに手紙なんて入ってんじゃん！ えーと，なになに…？」

『ハロー☆愛しのカメコちゃん！いや，もしかしたらもう僕の恋人になっ「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！」







<要約解説>

カメコへのラブレターをタイムカプセルに入れることを決めたカメオ。そのラブレターを読み返すと，あまりの完成度の高さにカメコが自分のことを好きになってくれることを，ラブレターを読み返している段階では確信していた。



<FA条件>

・ラブレターの差出人はカメオ。

・ラブレターはタイムカプセルに入れる予定の物。

・「確信した」のはラブレターを書いて読み返している時であり，実際に恋人関係になるかは重要ではない。