長らくお待たせ致しました!(え?待っていない?そんな事おっしゃらずに~ ねっ)
まだ知られていない良作を広めよう「ラテシンオブザイヤー」
これまでにラテシンで出題された問題の総数なんと約8000問!
って言っていたのが去年の事。
1年で4000問増えて今やもう12000問越え!!
って言ってから1年経ったら2万弱だよホントにもう!!!
あれから1年。今や28000超えてます、オブザイヤー始まってから2万も増えました!!!!
これだけあれば、好きな問題、唸った問題、お勧め問題、色々あることでしょう。
そんな問題をもっと沢山の人に見て知って楽しんで頂こうではありませんか!!
MVSの対象外の部分(挿絵、回答など)で推薦してOKです。
でも私はラテシンを始めたばかりで良作なんて知らないと言う方、ご安心下さい。
推薦後には投票がございます。そこで投票作品にコメントを下さい。後に全てまとメモにて公表致します。
きっと推薦者も出題者も喜びますよ。
推薦について
推薦期間
2月20日(月)22:00頃に締め切りの合図(ヒント欄にてコメントを致します)があるまで、とさせて頂きます。
対象期間の範囲
基本的には2016年1月1日から2016年12月31日までに出題された問題が対象です。
が、それ以前の問題で未だ紹介されていないモノの推薦もOKです。(私が解説で推薦していたモノもOKです)
※上位独占の恐れから残念ながら猛者のスープだけは対象外となりました。
推薦文について
問題の推薦文(今回は褒め殺し廃止ですので、普通に推薦もツンデレ推薦でも何でも構いません)
一人が推薦できる数は5個程度でお願い致します。(どうしてもと言う場合は10個まではOKです)
また推薦したかった問題が既出の場合は別のものを選びコメント欄等で悔しがって下さいw
部門賞について
今回こちらからは設定しません。もしあれば皆さんで設定して下さい。
5問以上その部門があれば、正式に部門賞となります。
推薦文は↓こんな感じで宜しくお願い致します。
○○さんの「××」
http://sui-hei.net/mondai/show/△△△△
(部門賞:もし部門賞案もあればコチラにお書き下さい)
推薦文:ココで問題を推薦して下さい
※推薦された作品にはタグ 第4回ラテシンオブザイヤーノミネート作 を付ける予定です
http://sui-hei.net/mondai/tag/第4回ラテシンオブザイヤーノミネート作
投票について
投票はノミネート数によって変わってきます。
ノミネート作品が50個未満ならば一人3つまで。50個以上ならば一人5つまでお選び下さい。
自分が推薦した問題に投票もOKです。
※注意 部門賞別投票はありません、一括です。
投票方法
私「tsuna」宛てに投票理由のコメントと共にミニメを送ってください。
投票期間
推薦締め切りから6日後の2月26日(日)21:00頃、締め切りの合図(ヒント欄にてコメントを致します)があるまでとさせて頂きます。
当然推薦期間終了後に全てのノミネート問題をご覧頂いてから投票をして頂きたいのですが、
時間的に無理と言う方はその前から投票は受け付けます。
前述通り投票理由のコメントもまとメモにてお名前とともに公表させて頂きます。
悪い事をしているのではないのですから良いですよね?
得票数3票で良質を、5票以上で正解を進呈致します。
部門別に一番多かったものには「部門賞」と良質を進呈致します。
もっとも票を獲得した問題には「ラテシンオブザイヤー」の称号を勝手に進呈致します。
それでは宜しくお願い致します。「ラテシンオブザイヤー」スタートです!!
※原案はシチテンバットーさん、アイデアはアザゼルさんです。
そして、さる~んの皆様ご意見アリガトウございました。全員がSP様です。
過去問:
http://sui-hei.net/mondai/show/9411
http://sui-hei.net/mondai/show/13643
http://sui-hei.net/mondai/show/21447
結果発表!受賞者様オメデトウございました。
ミス [編集済]
あいよ
かもめの水平さんさん作「【彼女は何故……】」
(http://sui-hei.net/mondai/show/20617)
[新ジャンル部門]
この問題は、1つの「劇」であり、作品です。
出題者と質問者のなめらかなやりとりは、リアルタイムで観戦(いや、鑑賞)していた人が誰しも息を飲むものだったのではないでしょうか。
私は、この問題の類題と呼べるものを未だ見ていません。
それだけ衝撃的で革新的な問題でした。
かもめさんの出題者としての力量がとてつもないものであるとわかる問題です。
結果発表をお楽しみに [良い質問]
azさんの「盗作疑惑」
(http://sui-hei.net/mondai/show/25304)
(水平思考問題の例題として最適部門、シンプルイズベスト部門)
この問題が何故評価されるべきかと言うと,それは普遍的価値を持つ問題だからである.
地球上のどの地域でも,国や人種,宗教,年齢,性別一切無関係に,誰に出しても通用する.
ひょっとすると,宇宙人に対しても成立するかもしれない.
そしてきっと,時代にも依らず,未来永劫価値を持ち続けるだろう.
これは素晴らしい事である!
そして,意外とそのような問題は数が多いわけではない.
だからこの問題は偉い!
仮にこの問題が「誰がどの時代に作ったのか分からないけれど,世界中で知られた古典的パズル問題」
と紹介されたとしても誰も疑わないだろう.
その位この問題は何も余計な飾り付けがされておらず,
まるで長い時代を経て多くの人々の間を口伝えに伝わっていき,
今,パズルとしての本質部分のみがむき出しになっている状態である,というような印象を受ける.
誤解を恐れずに言えば,本当なら私はあえて,
「この題材」に対する「問題文・解説・進行の巧みさ」という点についてはここで一切言及したくない.
この問題の価値はむしろ,この題材を誰がどうやって,どういう状況で出題しても面白い,
という所にあるのではないか.
小学生や,のび太,または私のような下手くそが,この問題を聞き,それを友達に出題する際に
5秒で考えた問題文でも多分面白くなる.
そう思えるのは,問題の核の部分が本当に本質的に面白いからなのだろう.
ラテシンは20000問以上の問題を有するが,それでもなお,まだまだ素材の味で勝負できる問題は生み出せるのだ.
その上,それだけで価値のあるその最高級の素材を,最高級の味付けで仕上げたのがこの問題である.
これはもう,素晴らしくない訳がない.
100年後,200年後も面白いだろうこの問題をノミネート.
[編集済]
結果発表をお楽しみに [正解]
ひゅーさん作「挿してほしいから抜いて」
http://sui-hei.net/mondai/show/27860
(チャーム部門、納得感部門)
「相手にやってもらいたい事とは真逆の依頼をする」という、何とも摩訶不思議な状況を示す問題文。これを読んだ時点で私の脳内にはハッキリと「???」が浮かんだのですが、いくつかの質問と回答を経て状況は更に深い謎に包まれ、私の頭の中は「??????????」で埋め尽くされました。しかし解説が示された途端、脳内の全ての「?」が「!」に置き換わり、「あああああ、そうかあああああ!!!!!!!!!!」と感嘆させられました。
「超強力な謎」と「超強力な納得感」が生み出す「ウルトラスーパーハイパーミラクル爽快感」が堪らない傑作です。
[編集済]
結果発表をお楽しみに [良い質問]
虫圭さんの「イエスノー、重要ではありません」
http://sui-hei.net/mondai/show/26827
(その他部門)
問題を見てラテシンが関係していることはすぐに気付くと思いますが、まさかあんな真相が隠されているとは思いもよらないでしょう。
たぶんこれほど手の込んだ伏線がある問題はないでしょうし、努力の賜物だと思います。
結果発表をお楽しみに
letitiaさんの「Prima Donna」
http://sui-hei.net/mondai/show/20964
[チャーム部門]
1個くらいはみんなが選びそうなの取っちゃうもんねっ! 推薦しようと思った人やーいやーい(
ゴトーレーベルさんの名作「Old-Fashioned Love Story」を彷彿とさせる、「あの解説からよくもまあこんな幻想的な問題文が作れるもんだ」と感心するシリーズ(?)。
私は日常系の問題をよく作り、大体必要なクルーを並べて謎を作ることに集中していますが、こういう雰囲気にまで持っていける人は本当に感心します。
多分同じ題材を思いついても、ここまで考えきれる人というのはそうそういないでしょう。letitiaさんの問題作成能力が光る1作です。
[編集済]
結果発表をお楽しみに [良い質問]
SoMRさん『ジョーカーあがり』
http://sui-hei.net/mondai/show/23931
【物語部門】
この問題の推薦だけは、他の人に譲るわけにはいかない。
手の中にある2枚の紙片。そしてそこに生まれる逡巡。
隠された真実を知ったとき、茫然として言葉を失う。
友達とのたあいない遊びを記した問題文との落差もすばらしい。
作題においては、「日常のあるある」を題材にすることと、特殊なシチュエーションを創造して題材にすることは二つの大きなジャンルである。
作者は双方巧みだが、特に後者については、私見ではすでにラテシンのトップクラスである。その発想は実に豊かで、質量ともに充実している。
本作は作者の比較的初期の作品だが、その鮮烈なイメージに、すぐれたシチュエーションメーカーとしての才気をすでに十分見て取ることができる。
[編集済]
結果発表をお楽しみに
さるぼぼさん『雨リキレ』
http://sui-hei.net/mondai/show/24416
(伏線・洗練さ部門)
独特の空気感を纏った問題文は、もうその時点で名作の予感を漂わせている。
そして解説で明かされるのは、その期待を裏切らない、哀しくも美しい物語。その素晴らしさについては、多くを語る必要はない。読んでいただければわかると思う。
見事なのは、それだけ豊かな物語性を持ちつつ、同時に謎解きとしても一級品に仕上がっている点である。
問題文にはある仕掛けが施されているが、それを暴いたところで、問題の要求する「一見奇妙な日常の一コマの全容」の解明にはまだ遠い。少しずつ明かされる事実を頼りに、男と女、二人の状況と心情を丁寧に丁寧に掘り下げていって初めて、心を打つ真実がその姿を現す。
トリック一発に頼り切らず、その先の状況解明までしっかり作り込まれており、トリックとベールのバランスが良いシチュエーションパズルとしてひとつの理想形である。
加えて、解説を読んだ後あらためて問題文を見返すと、隅々に伏線が張り巡らされていたことがわかるだろう。
“男は我が息子の頭をいつもより強く撫でると”
↑この些細な文章も、男の心境を量りうる見事な表現となっている。随所に散りばめられたこのような表現は、謎を解くうえでの手がかりというより、真相を知って初めてその意味するところを示す、まさに「伏線」と呼ぶべきものだろう。これほどまでに美しく見事な伏線は、そうそうお目にかかれるものではない。
物語の美しさと、謎解きとしての完成度を兼ね備えたこの問題は、問題を解いて一度、解説を読んで一度、あらためて問題文を読み返して一度、都合三度、一問で三度楽しめる、素晴らしい名作である。
[編集済]
結果発表をお楽しみに
ゴトーレーベルさんの「魔術師の選択」
http://sui-hei.net/mvs/show/23166
(物語部門)
作者曰く「実験作、あるいは物語派宣言序章」.
“物語派”とはこういう事である,という体現.
見方によれば古典シチュエーションパズルの自然な発展形と見る事もできる.
決して“ラテシン的”ではない.
問題文はギラギラしたチャームやクルーで装飾せず,
「私」目線で,「人体消失マジックを行う友人の結婚生活は幸福だと思った理由」という
いささか掴みどころのない“謎”を,
友人の過去を少しづつ明らかにしながら探っていく事になる.
途中,とんでもないテレビ的な事件が起こるわけでもない.
真相が静かに明らかになった時,我々は,
友人の人生を傍らで見つめる「私」が「マジックを見て,友人は幸せだと思ったその瞬間」を追体験する.
それも決して派手なものではない.
ある意味では,日常そのものを切り取ったものと言ってもいいだろう.
それでも真相はじわーっと体に染み込んでいき,その重みをだんだんと実感していく.
問題文の時間はほんの一瞬を捉えたものだけれど,
それにも関わらず我々はその「私」と「友人」の痛みと幸福さの入り混じった,
不思議な温かみを感じる一瞬の“記録”を通じて,
二人の人生の奥行きを垣間見るのである.
この問題は「私」が「そう思った理由」を答えるわけで,
所謂“心理当て”と呼ばれる部類に属する.
しばしば“心理当て”は納得感を得られるのが難しいと言われるが,
しかしながら,この問題の納得感が非常に高いのは,
作者の卓越した表現力による僅か数行での問題全体の空気作りに依るところが大きいだろう.
繊細で精緻な構成のこの問題は,
誰にも真似できない,作者だけが生み出せるシチュエーションパズルの傑作.
[編集済]
結果発表をお楽しみに [良い質問]
甘木さんの『白物の代物』
http://sui-hei.net/mondai/show/21027
目の付け所がシャ-プなのです。
巧妙な伏線が張り巡らされた
考え深い問題文なのです
結果発表をお楽しみに
ruxyoさんの『暖冬』
http://sui-hei.net/mondai/show/21100
(ファンタジー部門)
問題文の情景がとても自然で奥行き深い味わいのする問題なのです
結果発表をお楽しみに
toshさんの『漢字は身体に悪い』
http://sui-hei.net/mondai/show/26146
(納得部門)
カタカナで記入するだけで健康的に?
とても不思議なお店にはなるほど納得の理由がありました
結果発表をお楽しみに
牛削りさんの『大仏男』
http://sui-hei.net/mondai/show/27227
解説にも問題文にも一切の無駄がなくとてもスタイリッシュで
他に納得がいく解説が思いつきませんでした。
教科書のお手本のようなウミガメノスープなのです
結果発表をお楽しみに
azさんの『春遠からじ』
http://sui-hei.net/mondai/show/28110
(伏線部門)
甘党、牛乳、家から出て行って・・・
問題文のワードチョイスが素晴らしく的確で推理好きにはたまらないのです
結果発表をお楽しみに
さるぼぼさんの『キン、コン、カン、コン』
http://sui-hei.net/mondai/show/28848
(物語部門)
圧倒的世界観!!
この問題でここまでの物語が作れるのかと衝撃に心が震えるのです。
是非あなたに手に取って読んで欲しいおススメ作なのです
結果発表をお楽しみに
フィーカスさんの『バラエティ番組での出来事』
http://sui-hei.net/mondai/show/26855
(その他部門)
汝この問題を解きたければ固定観念を捨てよ。
思い込みの隙を突いた水平思考力の高い問題なのです
結果発表をお楽しみに
ツォンさんの『甘味で夫がかわいい』
http://sui-hei.net/mondai/show/10728
躍動感や生き生きとした表情を感じるとても面白い解説なのです
結果発表をお楽しみに
黒井由紀さんの『親切な魔法使いさんと輪廻する悲劇』
http://sui-hei.net/mondai/show/21755
このシリーズ大好きなのです。(∩゚∀゚)∩
特に黒井由紀さんに執筆していただいたおかげで
世界観がまた広がることが出来たのです。
これからも何世代も色々様々な人々に愛されて行けたらとても嬉しいのです。
余談ですがちょうど一年前は私の出題数がぴったし半分程度だったようで驚いています
結果発表をお楽しみに
のりっこ。さんの【お客様、こちらがベール厚々の連想スープでございます。】
http://sui-hei.net/mondai/show/16197
(斬新部門)
これは面白いw
まるで導かれるような思考の連鎖
至極のスープを堪能あれ
結果発表をお楽しみに
アザゼルさんの『寿司喰いねぇ』
http://sui-hei.net/mondai/show/22877
お寿司が大好きなのに玉子巻きしか食べないのは‥?
なるほど~逆パターンでデート中にかたつむりを食べる
あるある展開なのですw
[編集済]
結果発表をお楽しみに
azさんの『毒殺と冤罪』
http://sui-hei.net/mondai/show/26503
(トリック部門)
この問題文を初見で読んで、即座に真相に辿り着ける方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。
多くの人が第一印象を思い浮かべた瞬間、罠に掛かっています。
サスペンス調の雰囲気でチャームも抜群。
そのチャームで罠に掛かった相手につきつけられる不可解な謎。
罠の存在にも関わらず、解説からアンフェアな印象は受けません。
これこそ「上手い」トリック系スープの見本だといえるでしょう。
(※元々は『盗作疑惑』への推薦文でしたが、重複していましたので差し替えました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません)
[編集済]
結果発表をお楽しみに [正解]
kinnsadaさんの『きずなの糸』
http://sui-hei.net/mondai/show/23027
この問題に関しては、特定の部門を絞ることが困難です。
科学的根拠に抗うという、様々な想像を巡らさせられる問題のチャーム。
問題文の言葉の使い方というトリック要素。
思わず表情が変わる(どう変わるのかは伏せますが)解説の内容という物語要素。
そしてその解説の背景によってより強まる納得感。
更に、解説を把握したうえで再びタイトルを見て…
様々な要素を併せ持った良問です。
既に「ヨウ素液問題」として評価されていますが、ラテシンオブザイヤーへ推薦するに相応と感じます。
[編集済]
結果発表をお楽しみに [正解][良い質問]
QQSさんの『Cさんの定例報告』
http://sui-hei.net/mvs/show/26298
この問題を部門に当てはめるなら「表現・叙述」或いは「言葉遊び」あたりになるのでしょうか。
問題文を一見すると、最終的には「理由」を問うタイプの問題に見えるでしょう。
或いは、「共通の目標」を解き明かすことが目的の問題に見えるかもしれません。
ところが実際の問いは、問題文に書かれた「一体どういうことだろう?」そのものなのです。
ここが「一体なぜだろう?」や「目標とは何だろう?」と書かれていたならば、これほどの良問にはなり得なかったでしょう。
抽象的表現を多用するスープは、その代償としてチャームを犠牲にします。
しかしこの問題の場合は、それをも補えるほどの叙述表現によってその代償の重さを感じさせません。
「このような上手な表現でスープを作りたい」
間違いなく、私の問題作成の指針の礎にある問題です。
[編集済]
結果発表をお楽しみに [正解]
SoMRさんの『ラテナ・ド・ブルゴーニュ』
http://sui-hei.net/mondai/show/28333
(伏線・洗練さ部門)
ラテシンらしい、一見して不可解な状況の問題文。
もちろん、解説を見れば十分に納得感があります。
しかし、この問題の主な魅力は納得感の部分ではないと考えます。
解説を見終わって、再び問題文を眺めた時に分かる、いくつもの伏線。
細かく散りばめられた伏線こそ、この問題の大きな魅力です。
解説を見てからだと、「なぜ、こういう表現になったのか」がすっきりします。それらは単なるチャームに留まりません。
部門としては、伏線・洗練さ部門になるのでしょう。
しかし個人的には、解説を見てから問題文を見て、その間にある繋がりを想像するのが好きです。
問題文と解説は、どのような物語で結ばれているのでしょう。
個人の解釈次第ですが、ある意味では物語部門の問題とも言えるかもしれません。
[編集済]
結果発表をお楽しみに
低空飛行便さんの『小野寺さん』 http://sui-hei.net/mondai/show/22497 (納得感部門、インパクト部門) ザ・インパクト・オブ・インパクト。 あり得ない展開なのに謎の納得感をもたらす解説はまるで納得を強制されているかのようである。 一度見たら忘れられない問題。 夢に出てきそう。 [編集済]
結果発表をお楽しみに
とかげさんの「世界征服入門」
http://sui-hei.net/mondai/show/28656(ストーリー部門)
初めは本当にどうやって勇者をやろうか、なんて真面目に考えていましたが、物語が進むにつれて新たな事実が判明して、みんなで導いた最後は本当に良かったです。
[編集済]
回答はまだです。
toshさんの「サイコパス」
http://sui-hei.net/mondai/show/25365
(水平思考問題の例題として最適部門)
舞台、残虐的描写、そして問題としての完成度。
ポール・スローンも知っていればきっと自分の著書に入れたかったであろうと思われる問題です。
[編集済]
回答はまだです。
毎年出足がそれほどよくないオブザイヤー。
「イイ!」と思ったなら「自分なんかが」とかの遠慮なしにすぐに推薦するのが吉だ!
そおれ!モタモタしてるとおじさんが先に推薦しちゃうぞ!
牛削りさん『その問題を解いたなら』
http://sui-hei.net/mondai/show/22138
【物語部門】
推薦のコツは、
「私がいろいろ言うまでもない。読めば作品が物語ってくれるだろう」
とか、そういう便利な言い回しを憶えることだ!
さあ、みんなすぐにレッツ推薦!
さて。一言申し上げますと、これ、「ウミガメにもできるんじゃないかな?」というのが第一感でした。
しかし「ベストの形式を追求する」という作者の姿勢が表現されている作品だと思います。それが結果的に「ラテシン初の扉凄イイネ」という結果になったのでしょう。
さあ!みんなすぐに推薦!
そしてみんな一緒に、「にーーー!」
[編集済]
回答はまだです。
入れ子さんの『エレベーターの姿煮』
http://sui-hei.net/mondai/show/26916
(チャーム部門)
他の題材でも成立する問題なのに、タイトルも含め、こんなに面白く仕上がるセンスが素晴らしいです。
回答はまだです。
ですとんさん『くろいおもい』
http://sui-hei.net/mvs/show/20697
(水平思考問題の例題として最適部門)
「シチュエーションパズル」の中でも、特に「水平思考」に特化した問題と言えばこちらでしょう。
シンプルな問題文の中に2つもトリックが隠されており、水平思考の本質たる「視点の切り替え」の大切さを味わうことができるでしょう。
もちろん、「シチュエーションパズル」としても完成度が高く、チャームやクルーも見事に取り入れた素晴らしい問題だと思います。
そして、特筆すべきはその自然さ。「クイズ」であることを意識して強引な状況や描写になってしまいがちなシチュエーションパズルの中で、この問題は状況、描写共に極めて自然です(「わざわざ」を厳密に考えると議論の余地はあるかもしれませんが)。
ある意味で「シチュエーションパズル」らしくない、「水平思考問題」に最適な問題だと思います。
[編集済]
回答はまだです。
tsunaさん『笑って許して』
http://sui-hei.net/mvs/show/25376
(水平思考問題の例題として最適部門)
最初に言っておきますが、主催者に媚びてるわけではございませんw
一見すると不思議でも、言われてみれば「そりゃそうだ」
こちらは「幅広い見方、考え方」を要求する、水平思考を体現した問題だと言えるでしょう。
こちらも良い意味で「シチュエーションパズル」らしくない問題。
問題文で既に状況・シチュエーションがほぼ完全に明らかになっています(出題者のメタ的な面もありますが)。
しかし、なんと言っても魅力はその構成の純粋さ。
ベールはほとんど使わず、純粋な「水平思考」だけで勝負の非常にストイックな問題です。
また、この問題はノンフィクションであり、現実に裏付けられたその納得感は非常に高いものがあります。
好みは分かれそうですが、こんな問題、もっと増えて欲しいなと期待しております。
[編集済]
回答はまだです。
牛削りさんの「名前を失った鳥たち」
http://sui-hei.net/mondai/show/23171
(技巧系扉部門)
【以下ネタバレ有り】
「仮にモハメドとする」が初めて登場したのが恐らくは2014年。
(並んでますか?http://sui-hei.net/mondai/show/11784)
そこから何問かの「仮にモハメドとする」を経て、満を持してのこの問題。
その長い年月を要した迷彩のお陰で、氏の問題をよく知っている人ほど真相にたどり着きにくく、より楽しめたかもしれない。
この問題の凄いのは技巧的な問題文構成による難易度調整だろう。
恐らくは問題文の言葉選びの僅かな違いで、一瞬で看破されてしまう問題になってしまう。
雑談欄を是非見て欲しい。答えを知ってから見ると開始から数日、参加者が口々に「モハメド」「モハメド」と言っているのが何とも面白い(決して参加者を嘲っているのではありません)。「カタカナ四文字で答えよ」とハッキリ書いてあるのにも関わらずである。
問題文の構成は、問題を成立させる事と迷彩がけを同時にやっているようなところがあって、実に複雑。
例えばモハメドを登場させずに、「若者に鳥の名を聞くと皆ンゴヤギギと返答。ンゴヤギギとは何?」→「長老」という形式の扉にも出来ただろう。
常人なら恐れてこの形を選択するかもしれない。
だけど、それとこの問題では面白さの次元が違う。
「モハメド」というワードを出すために、問題文に老人をどうしても登場させる必要があるが、その入れ方も非常に自然だし、
老人のリアクションと、その他の人のリアクションを比較させるという形式により絶妙に面白い難度になっていると思う。
余談だが、自分がラテシンに登録したときにこの問題が出題されていて、一応リアルタイムで観戦していた記憶がある。
そして幾日か後に解決された。
牛削りさんという名前も知らず、自分は普通の人がごく普通に出題しているのだと思っていたものだから、「ラテシンってこんな凄い問題が当たり前に出題されるのか…激ヤバサイトだな…」と驚くと同時に怖くなった、個人的にとても思い出深い一問。
天才的な問題構成力の持ち主が豪腕を振るって出来上がった超絶技巧系水平思考問題をノミネート。
[編集済]
回答はまだです。
セルスさんの「隠者が贈る100問目」
http://sui-hei.net/mondai/show/25519
(伏線・洗練さ部門)
最初はただの亀夫君問題だと思っていたら(セルスさん本人が問題に出ている時点で普通の亀夫君問題ではないのですが…)、物語が進めば進むほど驚きの連続で、まさかBSに参加していたユーザーの中に重要人物がいるとは思いませんでした。
その人がこの問題の鍵であり、その人が出した問題にもヒントはあり、言えばラテシンでの出来事も伏線の内であると言えるでしょう。
緻密に計算されたストーリー、全伏線の回収は参加者としても、観戦者としても楽しめる問題です。
(推薦するもう一つの理由は僕にはそんな才能がないので、この問題がマジにすげぇと思ったからです。)
[編集済]
回答はまだです。
TTRさん作
3つの箱
http://sui-hei.net/mondai/show/21859
目の前にある3つの箱のどれかに、正解が入っていて、
それを当てるだけの単純明快なルールのゲームです。
ルールはごくごく単純であるにもかかわらず、
その解き方は実に水平思考的。
しかも複数の解決法を用意しているという凝りよう。
さらに参加者が登場する解説にも
出題者TTRさんのおもてなしの心が感じ取れます。
解いて良し、正座しながら見て良し、鞭打たれて良し、
三拍子揃った良問。
[編集済]
回答はまだです。
ゴトーレーベルさん作
サトリ
http://sui-hei.net/mondai/show/22603
(やさしいね部門)
【推薦文中に微ネタバレあり、注意】
個人的な考えですが、人の心が読める特殊能力は、
できれば持ちたくありません。
人間、できればしまっておきたい考えや気持ちってありますし、
そういうのが特殊能力で読み取れてしまったら、
人の秘密を抱えてしまうことになってしまい、重いです。
ただ、人の心を分かりたいと思いますし、慮りたいと思います。
本問題に登場する妖怪サトリは、
前者のような特殊能力持ちというよりも、
後者のような優しい妖怪です。
何かの本で読んだことがありますが、
妖怪というものは、人々の思いから生まれたもので、
その思いが消えたとき、妖怪もまた消えるのだそうです。
本問題に登場するサトリが
どんな思いから生まれたのかを想像するに、
それはきっと優しさにあふれているのでしょう。
2016年のラテシンで局地的ブームだった
「やさしいね」問題の佳作として推薦します。
[編集済]
回答はまだです。
松神さん『げうょじ』
http://sui-hei.net/mondai/show/20597
短い問題文の中に、スマートにトリックの織り込まれた一問。
「読んでいる本が上下逆」なので「感心」するという矛盾するような状況は、あるトリックが解明されることで、第一印象とは大きく異なる納得の真相へと変わる。解説で語られるのは、誰もが経験したことのあるだろう「あるある」の事象……なのだが、それは“コロンブスの卵”。
言われてみれば「なるほど」のこの理屈を、実際の日常の中で気付くことのできる人が果たしてどれだけいるだろう。ましてや、それを問題にしようなどと誰が思えるだろう?
普通は誰も気にしない、敢えて言葉にしないことだからこそ、この発見は偉大である。その気にしないことを敢えて言葉にしてみると、こんなにも素敵な謎が生まれるのだ。
日常の中から問題の素材を切り出す慧眼、その素材を完璧な調理法で高いチャームとキレのあるトリックを備えた問題へと仕上げる技術、どちらも一流のそれである。
ところでこれ、タイトルはどう読むのですか? 発音のコツ、教えてください。
[編集済]
回答はまだです。
ハルキさんの『ツナグ』http://sui-hei.net/mondai/show/28997
(物語部門)
恋愛要素が一切無いのにこの青春感!
私がラテシン登録後3日目くらいに出題されていて、水平思考といえばウミガメのスープだった私には、新鮮すぎる作品でした。
[編集済]
回答はまだです。
ヒョウアザラシさん『愛』
http://sui-hei.net/mondai/show/24650
愛、愛ってなぁに??
回答はまだです。
ごがつあめ涼花さんの『私が泣いていることを証明せよ』
http://sui-hei.net/mondai/show/23449
(その他部門、斬新部門)
ルールを除けば、問題文には顔文字一つだけ。タイトルの通り、泣いていることを証明すればよいのですが、これが一筋縄にはいきません。皆が試行錯誤する中、ズバッと出てきた正解に私は思わず声が漏れました。シンプルで爽快感にあふれた一問です。
回答はまだです。
フィーカスさんの「新説・カメゼルとラテーテル」
http://sui-hei.net/mondai/show/21030
(物語部門、納得感部門)
問題文に書かれている情報に無駄がなく、全てに意味があります。だからこそ、解説を読んだときの違和感がないのでしょう。それどころか、これこそが童話の原本ではないかと思うほどです。高水準の納得感とゾクゾクする物語性を兼ね備えた、極めてレベルの高い問題です。
回答はまだです。
のりっこ.さんの「【要知識問題】『チェックメイトへの回答はダブルミーニング』」
http://sui-hei.net/mondai/show/21177
(技巧系扉部門)
のりっこさん問題は全部ノミネートしたく思ってしまい,困ったことになったので,
今年出題ののりっこさん問題の中で,ふとした瞬間に「あの問題ヤバかったな…」と思い出した回数が個人的に一番多かったこの問題をノミネートすることにします.
なんかもう「20の扉」の発展のさせ方が超次元過ぎて何と言って凄さを伝えれば良いのか分かりません.
のりっこさんの禅問答みたいな扉の中でも抜きんでて禅問答色の強い,一度見たらその異常さが激烈に脳に刻み込まれてしまう激ヤバ問題.
[編集済]
回答はまだです。
アロハットさん「ファンファーレの鳴る頃に。」
http://sui-hei.net/mondai/show/21973
(物語部門)
推薦文が上手くないのが申し訳ないのですが、我慢できず推薦致します。
先程ランダムピックアップで発見して、鳥肌が立った問題です。大好きな問題の一つになりそうです。
出題者は優しい方なんだろうなぁと想像しました。
[編集済]
回答はまだです。
揚羽さん「泥棒は許しません」
http://sui-hei.net/mondai/show/24666
(伏線・洗練さ部門)
問題文はかなりシンプル。また、「とりあえず」というフワッとした言葉は、ややもすれば曖昧と感じられてしまう表現かも知れません。しかし解説を読んでみれば、これはもう「とりあえず」としか言い表せない状況が繰り広げられています。絶妙な言葉のチョイスが光る1問。「とりあえず」の後に続く言葉は「ビール」だけではないという大事なことを教えてくれる作品です。
回答はまだです。
水上さん ハンドメイドボックス
http://sui-hei.net/mondai/show/22642
昨年を代表する一問を推薦します。みなさん悔しがってください。
問題文と解説を見比べてみると、ただ勝手に読むほうが勘違いしていただけで、別に騙そうとするような意図はどこにも感じられないんです。とにかく洗練されています。一文目と二文目の行間にひそむトリックは、トリックと呼ぶべきか迷うような、あまりにも自然な表現です。
語句の一つ一つに、その表現がベストであるという確固たる理由があることがわかります。「だから○○なのか!」となるところが5箇所くらいあります。
アンフェアにならず、しかし簡単には解けない難易度調整は、出題者全員の永遠の課題だと思います。当問題において徹底されている、「騙すため」ではなく「解かせる」ための、真実への道筋としての言葉選びはとても真摯で、時間をかけて作った自信作でなければこうはならないはずです。(と、勝手に思っています。)
問題文だけで、もうこれ以上ないほどの完成度なのですが、私がこの問題が間違いなく2016年を代表する、オブザイヤーにふさわしい問題だと確信するのは、その解説にあります。解説終盤に、問題文とは関係ない叙述トリックがさらっと混ぜ込まれているのですが、これがもう、私だったら絶対これで一問作っちゃう質の高いトリックなのに、「解説でも楽しませる」ために惜しげも無く使われているのです。
まだこの問題を知らないかたがもしいらっしゃったら、問題文と解説をみた後に、ぜひ正解がでたあとの雑談チャットも見てみてください。実に5回も「よかった」というコメントがあります。解説を読んで、まず一番に「ああ、よかったなあ」という素直な感想が出てくるのは、上述したトリックあってこそ。水上さんが、一問の問題に込めるエネルギーは果てしない。こんなに完璧な問題文に、完璧を上回る贅沢な解説がつくことを、「理想」だとか「目標」だとかは言えないのですが、この問題に、そしてこの問題を生み出す水上さんに、敬意を払わずにはおれません。
[編集済]
回答はまだです。
牛削りさんの「そっか。」
http://sui-hei.net/mondai/show/22201
【水平思考問題の例題として最適部門】
「ジャムパン」がでてきます。「クリームパンでも成立しますか?」「コンビニおにぎりでも成立しますか?」答えはどちらもYES。空き缶でも猫のしっぽでも成立するでしょう。でも、月明かりが照らす静かで寂しい夜道の、コンクリートの上に、足型がついて、中身のはみ出したジャムパンを想像すると、「やっぱりジャムパンだなあ」と思うのです。だから私はこの問題を頭の中では「ジャムパンの問題」と呼んでます。
因果関係の過程を一部隠して問題を作るのは、個人的には牛削りさんの十八番というか、得意とされているところだと思います。結果の「涙を流した」をシンプルに(意図がありますが)して、原因の「ジャムパン」でチャームと質問の方向性を作る。正解が出る条件部分である因果関係の過程も、当然そこにぴったりと収まるパズルのピースです。そのピースがそこにはまることに気づくには、隠された前提を解き明かさなければならないのですが、そこもクルーが十分で自然な流れで推測できる、というか解説を読んでからだとほとんど何も隠していないように見えます。それがすごい。大胆でありながら繊細です。
問題文からは想像もできないようなストーリーが隠されているわけではありません。先入観を与えるような一文があるわけではありません。それなのに、微かな力をもつ言葉の組み合わせで、偉大な力をもつ一問にしてしまう。
まるで簡単なことみたいにやってらっしゃるのですが、これがめっちゃむずかしい。というか、ぶっちゃけほとんど同じようなテーマの被り問題を後出ししているので、一つ一つの言葉がどれほど選び抜かれたものなのか、舌を巻きます。この解説に対してこれ以上の問題文は、たぶん、ないです。
【水平思考問題の例題として最適部門】というのができたのを見て、まずこの問題が思いつきました。本来の意図としては、誰かに紹介したりするときにふさわしいということなのかもしれませんが、個人的にこの問題は「出題者にとっての最適な例題」だと思います。当問題のパターンは、現在のラテシンにおけるもっとも王道的なパターンの問題であり、その最高峰です。この問題に詰まった様々なメソッドは、非常に再現性が高いです。誰にも真似できない問題ではなく、「誰もが真似するべき問題」として、「そっか。」をオブザイヤーに推薦します。
[編集済]
回答はまだです。
フィーカスさん『未完の泥棒』
http://sui-hei.net/mondai/show/28334
(水平思考問題の例題として最適部門)
水平思考問題とは基本的に、「因果の一部や情報が隠され、一見するとおかしなことが起きているように見える問題文」に、質問を通して伏せられた情報を明かしていき、「本来の連続したある出来事(解説)」へと復元するゲームである。
蜜柑が盗まれた事実などないのに、蜜柑を盗まれたと騒ぐ人物。なんとも不思議な出来事のように思えるが、質問を重ねていくと、いくつかの重要な情報が問題文では抜き取られていたことがわかる。その情報を元に問題文をあらためて見直すと……なるほど確かに、蜜柑が盗まれたように見える状況だったことが明らかとなる。
こうしてみると、この問題がいかに見事な構成を持っているかがわかる。連続する出来事の中間部分だけが取り除かれ、一見すると矛盾するような状況になっている……水平思考問題の基本構造に沿った完璧な作りである。
だからこの問題は、水平思考問題の例題というより、水平思考問題そのものとさえ言えるかもしれない。水平思考問題の本質的な構造が、実にわかりやすい形で表れているのがこの問題である。
もちろんそれは、フィーカスさんの優れた題材選びのセンス、状況設定と構成の手腕があってこそ。この題材を使って問題を作ろうとして、多分これ以上のものはあり得ないだろう。それらも含め、総合的に完成度の高い一問である。
問題作りの方向性に迷ったらその都度参照したい、水平思考問題の教科書となる傑作。
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回答はまだです。
神田さんの「もってるけど貸して」
http://sui-hei.net/mvs/show/21698
(納得感部門、チャーム部門)
『もってるけど貸して』というタイトル、「自分が持っている文房具と全く同じものを借りる」というシチュエーション、これらが相まって強烈なチャームが醸し出されています。
もちろんチャームがあるだけでなく、解説を読むと「なるほど! 」と思わず唸るほどの納得感があります。
回答はまだです。
QQSさんの「チョイト一杯のつもりで飲んで♪」
http://sui-hei.net/mondai/show/25509
(トリック部門)
問題文を一目見て、「何で私は店に入れなかったのに、その店でお酒を飲んでいるんだ?」と不思議に思う人が多いでしょう。
しかしそのように思った時点で出題者の思う壺。
先入観にとらわれていたことに解説を読むと気付かされます。
そして解説を読んだ後に再び問題文を読むと、問題文を最初に見た時と印象が180°ガラリと変わり、数々の叙述トリックが全く違和感なく自然に仕込まれていることに驚嘆するでしょう。
回答はまだです。
花鳥さんの「魔女のなぞなぞ歌」
http://sui-hei.net/mondai/show/23720
(雰囲気部門)
【以下ネタバレ有り】
愛して止まないこの問題.
この問題の素晴らしさを説明するのは非常に難しい.
そして、それはまず,問題文と解説を見ただけでは分からない.
問題全体の雰囲気が独特であり,参加した者は誰しもがこの問題のうっとりするような世界観にどっぷりと引きずり込まれただろう.
私個人の話では,これまで実際に参加した問題の中で,その物語の中に最も深く入り込まされたのは圧倒的にこの問題である.
それもそのはずで,この問題の作者は,問題の雰囲気を作り、その中に参加者を引き込むことに重きを置いた作問・出題をしている,というような事を仰っていたのを耳にしたことがある.
ラテシン内でこの部分に一番力を入れている方は多くは無いように思え,こと問題の雰囲気という点に関しては氏の独壇場であると感じている.
問題の構造としては、
「魔女の語るおとぎ話の世界」が「物語の中で“現実に起こっている”出来事」のうつし鏡のような役割を果たしており、
参加者はこのおとぎ話の世界と“現実世界”(物語の中での)を行ったり来たりしながら物語の中で起こっている出来事を解明し、“最も罪深い人”は誰かを明らかにする、という流れ。
もう,独特も独特である.
開始時点では問題文で,これはおとぎ話ですと明言している以上,
誰しもが“おとぎ話的な”真実を予想するだろう.
途中で,まさかの「非現実要素無し」が明かされる.
また,三つの物語がそれぞれ独立して述べられているために,
始めはそれぞれの物語に対して個別に捜査を進める.
しかし,これも,途中で全て同一の世界の中の物語であることが明らかとなる.
これによって今度は皆で三つのおとぎ話の世界を繋いでいく.
やがて,おとぎ話と現実世界との繋がりは次第に明確になり,最終的に二つの世界が一体となったところで,一つの真実が導かれる…
何だこれは!何と独特で美しく秀逸な問題構成だろうか!!
メルヘンとダーク,グリム童話さながらの恐ろしさと美の融合した感覚をウミガメ問題として実現した唯一無二の異端な傑作.
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回答はまだです。
えねこー☆さん作
【私立ラテシン学園】七転八郎の宴会【学園祭】
http://sui-hei.net/mondai/show/13900
(2015年出題ですが今回推薦します)
(企画部門)
皆さん、ミステリーは好きですか?
私は好きです。
皆さん、学園ミステリーや青春ミステリーは好きですか?
私は大好きです。
学園を舞台にした、青春真っ只中のキャラクターたちが謎に挑む、
ワクワクするお話を、実はラテシンでも味わえるんです。
その名も、私立ラテシン学園!
えねこー☆さんが発案した一種のシェアードワールドです。
ユーザーはラテシン学園内での役割を設定し、
キャラクター登録します。
そのキャラクターたちが登場する問題を
誰でも自由に作成・出題できるという企画です。
タグ「私立ラテシン学園」で、
ラテシン学園で起きた様々な謎を見ることができます。
(ちなみに私も1問出題したことがあります)
さて、今回推薦したいのは、
2015年2月21~23日に“開催された”学園祭が舞台の問題。
(タグ「ラテシン学園祭」で学園祭の様子を楽しめます)
学園祭当日に起きたモンブラン消失事件の謎。
模擬店で売り出されていたモンブランを持ち去ったのは
果たして誰なのか?
アリバイや目撃情報調査など、ミステリーの王道を行く謎解きで、
安心感とワクワク感を同時に楽しめる問題構成です。
そして明かされる真相は、学園祭ならではの、
騒がしく、バカバカしく、ひたすらに楽しいもの。
参加したくなる世界観であったり、
キャラクター登録の面白さであったり、
コラボレーションの面白さであったり、
私立ラテシン学園には可能性を感じていたのですが、
2017年2月現在、この企画は事実上休止しているようで、
少し寂しいのです。
学校や学園祭に遊びに行く感覚で、
また問題に参加してみたいと思える稀有な企画です。
よろしければ当時の雰囲気を味わってみてください。
今回はラテシン学園の中で一番好きな問題を推薦しましたが、
本当は私立ラテシン学園の一連の問題群を推薦したい気持ちです。
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回答はまだです。
azさんの「おくりもの」
http://sui-hei.net/mvs/show/26035
(伏線・洗練さ部門/技巧系扉部門)
これが、「美しい問題」の定義だ。
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回答はまだです。
みんさんの「ヤサイマシマシアブラカラメ」
http://sui-hei.net/mondai/show/23575
(トリック部門)
【以下ネタバレ有り】
実はシンプルなあるあるネタを使ったトリックなのだが,
FAには質問70回かかっている.
これは決して参加者らがお腹が痛かったり熱があったりしたというわけではなく,
問題文の騙しのテクニックが一級品であることによるものである.
凄いのはオリオンさんの質問43まで,「ラーメン屋で注文していない」という事が全くバレていなかった事.
功労者は何といっても「頼んだ」この三文字だろう.たった三文字,このワードを入れるため,
背脂袋トリックを思いついた後,この問題のシチュエーションを作り出したことが想像される.
そこまでしてでも「頼んだ」を入れた効果は絶大であり,この三文字は激烈に価値を持つ三文字になっている.
加えて,このタイトルもかなり有効ではなかったかと思う.
「ヤサイマシマシアブラカラメ」と聞けば,ラーメン二郎を想像する人は多いだろう.
問題文を読む前からラーメン二郎を想像してしまった人はなかなかそこに疑いをかけられない.
その状態でこの問題文を読んで第一に連想するのは「背脂が健康に悪いから取り除く」という事だと思う.
これがラーメン二郎の常識はずれな背脂やニンニクの量と見事に噛み合っているため,ついついこの間違いから出発して捜査を進めていく事になる.
そしてなかなかその思い込みから抜け出せない.
真相がわかった時「騙された~!」なのだが,それは決して不快なものではなく,むしろ真逆,
誰しもがある種の爽やかさを感じながら「騙された~!」と言うのだ.
作者の職人芸的騙しのテクニックが光る,天下一品のスープ.
[編集済]
回答はまだです。
アアアさんの『損して得とれ』
http://sui-hei.net/mondai/show/23593
【挿絵部門】
アアアさんらしい、シンプルだが切れのいい問題。
考えるとき、人が店を選ぶ際のいろいろな要素を頭の中で列挙するが、それが罠。実は……
ラテシンの誇る巨匠アアア画伯だが、この絵は特に好き。
いつもの画風にニヤニヤしていると、なんとそのニヤニヤが罠。参加者の頭の中に、思わず知らず先入観を植え付けている。絵が問題の一部として機能しているのだ。なんと楽しい、なんとずるい。
この絵、アアアさんはtwitterのアイコンにしておられるようだ。ご本人もお気に入りなのであろう。先に言った通り、私もお気に入りです。特に鳥。
[編集済]
回答はまだです。
tsunaさん「四文字漢字駅伝」
http://sui-hei.net/mondai/show/23745
(その他部門、企画部門)
いわゆる謎解きではなく、1つの課題に参加者全員で取り組むというタイプの問題。「47都道府県をそれぞれ表すオリジナル四字造語でのしりとり」というルールですが、まずこの難易度調整が絶妙です。決して簡単過ぎず、かと言って停滞してしまうほど無理難題という訳でもなく、参加者の発想力をいい具合に刺激してアイデアを引き出す匙加減はさすがの一言です。また、各都道府県の風土や名産品、有名人などに想いを馳せて言葉を繋げていくという楽しい時間を提供するエンターテインメント性も素晴らしいです。参加者が水平思考力を振り絞って創り出した47個の四字造語も必見。
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回答はまだです。
甘木さん「達磨豪邸~目を疑うイタズラ~」
http://sui-hei.net/mondai/show/24902
(トリック部門)
だまされた!
ま
さ
れ
た
!
回答はまだです。
入れ子さんの「満月魔法「ニレイニハクシュ」」
http://sui-hei.net/mondai/show/26396
(タイトル部門/雰囲気部門)
作者による名作「降雪魔法「トビラツケカエ」」(http://sui-hei.net/mondai/show/26295)
に続く魔法シリーズ第二弾。
氏の魔法シリーズはトリックそのものも面白いが、同じトリックを用いて色々なバリエーションの問題が作れそうな中で、雰囲気にかなり重点を置いたつくりになっている、というのが素敵なところ。
この問題はタイトルの「ニレイニハクシュ」だけでもうブクマMVSは確約されたようなもの。
こういう方向性の気の遣い方は、出題で参加者を楽しませようという気持ちが溢れ出ていて、いいなあ、と思う。
何と言うか、町の文具屋さんで、買ったものを入れてくれた袋をとめるシールが長方形のただのテープじゃなくて、ヒヨコだったとき、みたいな。
その時の感覚に似た、楽しい気持ちにさせられる。
楽しい気持ちになる問題というのはいいものだ。
実は、元々挿し絵があって、それはとても素敵なものだった。是非、探して見てみて欲しい。
[編集済]
回答はまだです。
すいまさんの「不吉なプレゼント」
http://sui-hei.net/mondai/show/27990
(水平思考問題の例題として最適部門)
【以下ネタバレ有り】
水平思考、を地で行ってる感じのこの問題。
問題文を見たときにまず注目してしまうのは、誰もが「今年もらったタオル」だろう。
「同じ」とハッキリ書いてあるのだが、その「同じ」ことによる何か相手側の思惑や、今年の貰い方、今年のタオルの状態、に着目してしまう。
でも、敵はそいつではない。これはなかなか気づかない。
そして、「ゾッとする」のは「ゾッとした数秒前に何かが起こった」からであると考えてしまうが、この問題の場合ある意味何も起こっていない、というところがうまいところ。
去年のタオルの状態はずっと変わらないからだ。
2つ揃った時に、はじめて異常さが分かるというのは面白い着眼点である。実に水平思考的。
しばしば「相対的」というのは水平思考問題のトリックになりうる。
この問題は、そのテクニックの良いお手本である。
[編集済]
回答はまだです。
松神氏・作
この映画を作ったのはだれだ!?
http://sui-hei.net/mondai/show/24675
設定を上手く合わせた名作といえるでしょう
つまらない映画だからこそ留まった、留まらざるをえない
映画がつまらない故の心理を逆手に取り
更に映画という、作品と自己、その一対一と思える関係性に死角を生み出した合わせ技
松神氏がラテシンという銀幕に映したこの作品はとても洗練されています
上映時間が5分程だったのがとても悔やまれますね(ボソッ)
回答はまだです。
キュアピース氏・作
覚醒ノ光
http://sui-hei.net/mondai/show/21492
アカデミックな問題文のチャームの高さ
さらにそこから導きだされる、誰もが納得出来る人間心理
知的でいてコミカル
きっとあなたもこの問題の解を知った時、覚醒するに違いない
回答はまだです。
春雨氏・作
横恋慕
http://sui-hei.net/mondai/show/20792
あえて多くは語るまい
是非この問題に触れ
あなたも己の持つ先入観に対して、ほぞをかむ思いをして欲しい
回答はまだです。
letitia氏・作
殉教者
http://sui-hei.net/mondai/show/23974
人の思いというものは、未知に溢れていて、だからこそ美しい可能性に溢れている
私は、いや、私だからこそ、letitia氏の持つ、その思いの美しさに感嘆せずにはいられなかった
あなたならば、どのような選択をしただろうか?是非この問題を読み教えて欲しい
回答はまだです。
ツォン氏・作
神の鑑定人
http://sui-hei.net/mondai/show/23554
(ネタバレ注意)
シニカルな作品だと私は思う
そもそも何故、遺跡から平成の遺体が発見されたのだろう?
もしかしたら「この場所から発見されれば、過去の遺物として誤魔化せるかもしれない」
そんな犯人の心理もあったのではないだろうか?
解き明かした故に一時、解き明かすことを止められた研究者も含め
どこか皮肉めいていて、ブラックなユーモアを感じさせずにはいられない
回答はまだです。
みたらしさん『他人の粗探しは楽しい』
http://sui-hei.net/mvs/show/26620
(もっと評価されるべき部門)
買った本に誤植があったのに、買ってよかったと思うチャーム、問題文の全体に点在するクルー、そして納得のアイデアを備えたシチュエーションパズルの例題的な問題。
控えめながらメリハリのきいたベールもお見事です。
問題全体を通して無駄が無く、答えを見ればすべてが繋がるような、洗練された名作だと思います。
回答はまだです。
チピオさん『時間短縮』
http://sui-hei.net/mvs/show/26961
(もっと評価されるべき部門)
非常に合理的かつ妥当な問題。
実際にこれやったことある人もいるのではないでしょうか。
一見すると不思議だけど、見方を変えれば至極当然な、まさしく水平思考が要求される問題でしょう。
シンプルな割に問題文はやや長い作りになっていますが、それも具体的な描写となり、この作品の良さ、リアルさを引き立てています。
トリックとアイデアを兼ね備えた、現実問題の1つの到達点とも言える問題だと思います。
回答はまだです。
入れ子さん『要らないですが要ります』
http://sui-hei.net/mondai/show/26587
(もっと評価されるべき部門)
すすんで袋をもらっておきながら、すぐに捨ててしまうという明確でシンプルな謎を提示した、モノの見方と状況創造力が問われるシチュエーションパズルの見本のような問題。
先入観の隙をつく考え方の点からも、実際にありそうという妥当性の点からも納得できる解答が魅力です。
日常の光景も見方を変えれば不思議に見えるという、着眼点の問題としても面白いものだと思います。
回答はまだです。
華さんの「失踪」
http://sui-hei.net/mondai/show/24536
部門賞:クルー洗練部門(類似部門あれば統合可)
「生まれたとたん消えた父」というワードが謎であり鍵であり全てを温かく繋ぎます。
壮大なドラマを思わせる掴みから、想定の外に、ドラマティックに着地します。
回答はまだです。
shinshinさんの「大空へ」
http://sui-hei.net/mondai/show/21911
部門賞:決して万人受けしなさそうだけど大好き部門(類似部門あれば統合可)
この問題に参加した後の感覚は、未だに他で味わえていません。
何かもやもやするんだけど、非の打ちどころのない明瞭な論理が有って、問題文を見返すとその通りだとしか言えなくて。
何で翼が生えただとか、何でポスターが貼ってあるかだとか、関係無いのですよ。そんな些細なことは。
回答はまだです。
牛削りさんの「ルイを偲ぶ」
http://sui-hei.net/mondai/show/13686
部門賞:水平思考問題の例題として最適部門
2015年出題ですが、「水平思考問題の例題として最適部門」を見て、是非に捻じ込みたいなと思いました。
現実に例として紹介するのであればやはり「シンプル・明瞭・納得感」だと思います。
分かりやすい謎。「そこにあるものにそこに無いものを見る」という水平思考の王道。
日本人相手限定となるかもしれませんがこれぞまさに「最適」ですぜ奥さん。
回答はまだです。
とさきんぐさんの「熱々のスープ」
http://sui-hei.net/mondai/show/26656
部門賞:チャーム部門
あまりに当然のことで、謎の存在する余地などないように感じられる1行目。
その印象を一瞬で破壊するインパクトの強い2行目。
シンプルな問いかけで締めた3行目。
チャームを煮詰めたような問題文、ラテシンユーザーなら「解きたい」と思わざるを得ないでしょう。
問題文のインパクトを重視すると、犠牲になりがちなのは解説の納得感。
しかし、期待を裏切らず納得感をもたらす解説に思わずラテシンユーザーもニッコリ。
回答はまだです。
春雨さん『ご近所には秘密』
http://sui-hei.net/mondai/show/21909
部門賞:水平思考問題の例題として最適部門
僕らが当たり前だと思ってやり過ごしてしまっていることの中には、よく考えてみると全然当たり前に見えない奇妙な事象、というのが潜んでいることがある。当たり前だと思い込んでいるのだから、普通そのことをよく考えてみようとなんて思わない。だから見過ごされ、長い間他の当たり前に紛れて何食わぬ顔をしているのである。
当問題はそんな事象のうちのひとつを白日のもとに引っ張り出している。面白いのは、20の扉ジャンルで出題し、この事象の核となる単語をまるまる穴抜きにすることで、「当たり前」を完全に払拭してしまっていることである。参加者の前に提示されるのは、全然当たり前ではない不思議な状況だけ。これにいったいどんな説明をつけるのか、参加者はさぞ頭を悩ませることだろう。
解説で明かされる一単語は、そんな参加者の蒙昧を嘲笑う。
ずっとそこにあったのに、今までどうして気づかなかったんだい、と。
ついでの推薦図書
デイヴィッド・マレル著『オレンジは苦悩、ブルーは狂気』
(宮部みゆき編『贈る物語 Terror』収載)
[編集済]
回答はまだです。
SoMRさん『愛・シンディ教』
http://sui-hei.net/mondai/show/28925
部門賞:アメリカンジョーク部門(60の『横恋慕』も同じ部門に推薦したいです)
笑いはどんなときに生ずるか。答えはたくさんあるだろうが、ひとつに「対処しきれないほどのギャップに遭遇したとき」というのがあると思う。
なんらかの予想をしていて、事実がそれとはかけ離れていたとき。あるいは、意味不明だったものが、突然明瞭にその姿を現したとき。
当問題はそんなある意味知的な笑いをスマートに実現している。
解説に示される一文は、一見脈絡がなく、問題文と矛盾しているようにすら思えてしまう。ところが問題文を読み直し、少し黙考してみれば、そこに隠されたストーリーが突然理解されるのだ。徐々に、ではない。突然、である。
この落下速度には、対処できない。意味不明から理解へと急速に落ちていきながら、もはや笑うことしかできないのだ。
これを狙ってやったのだろうから、作者のセンスには脱帽である。さすがはシュールな四コマ漫画の名手。
ついでの推薦図書
星新一編著『進化した猿たち』
[編集済]
回答はまだです。
letitiaさんの『1』
(http://sui-hei.net/mondai/show/20703)
(インパクト部門)
まず初めに断言しておく。
当問題の解説は、今回のオブザイヤ―に限らずラテシン内の問題全てにおいて、トップクラスのインパクトを持っている。
解答自体は日常的に起こっている出来事であり、決して珍しいことではない。
テレビの中だけではなく、今日も日本のどこかで発生している出来事だろう。
しかし、この出来事を解答に据えて出題するだけで、途方もないインパクトが生まれるのだ。
「嘘だろう?」「本当に?」
一瞬の疑心暗鬼のあと訪れる圧倒的な笑撃。
全てを理解したあと無感情でいられる人間などおそらくいないだろう。
もし私が同じ体験をしたとしても、きっと問題に昇華することはできない。
いったいどうして、この体験をひとつの問題として仕立てることが出来るのだろうか。
白状してしまおう。
私はletitiaさんに嫉妬している。
このような問題を作り上げるletitiaさんの貪欲さとユーモラスが羨ましいのだ。
この問題を作成したletitiaさんならば、きっと人生の経験全てが創作の元と成りえるのだろう。
私はその感性が素直に羨ましい。
もう一度断言しておく。
当問題の解説は、今回のオブザイヤ―に限らずラテシン内の問題全てにおいて、トップクラスのインパクトを持っている。
[編集済]
回答はまだです。
その際は、コメント(雑談)欄にその旨お知らせください。
のりっこ。さん作
【オリオンボール】
http://sui-hei.net/mondai/show/14203
(2015年出題ですが今回推薦します)
(主演女優賞部門、進行部門)
昨年私がMVSに投票した問題の中で一番好きな問題です。
世界的に有名な漫画をモチーフにした問題で、
その原作を知っていればいるほど
引っかかるトリックが仕込まれています。
そのことは私のMVSコメントとかぶるところもあるので、
ここではあまり詳しくは述べません。
ここでお伝えしたいのは、
ひたすらに愉快なキャラクター。
ひたすらに愉快な参加者と出題者とのやり取り。
登場キャラクターはラテシンユーザーから名前を借りています。
この手法、内輪受けになってしまうリスクはありますが、
本問題についてはメリットが上手く活かされていると感じます。
「このキャラクター、そうだよね!」とうなずいてしまうような
愛すべきキャラクターばかりです。
進行状況を後から読んでも十分楽しめます。
リアルタイムで参加していた方々はさぞ楽しかったのでは。
個人的に読み応えのあるやり取りは
質問番号9、38、40、41、42。
いずれもただのネタ質・ネタ回答にあらず。
このメンバー、この問題だからこその愉快なやり取りです。
このような愉快な問題に参加したい、もしくは出題したい、
愉快なやり取りをしたい、
そのために今年もラテシンに居続けようと思わせるような問題です。
[編集済]
回答はまだです。
kotoさん『ゴリラ「タスケテー!」』
http://sui-hei.net/mondai/show/28331
部門:推理パズル部門
非現実設定がアンフェアになるわけではない。設定をしっかり説明し、参加者にとって既知の情報とすれば、その中だけで成立する論理による解決を提示するのは、この上なくフェアである。
ただしこれは相当難しい。
まず、説明したこと以外に現実世界との相違点がないことを納得させるのが困難だ。「魔法があるなら、吸血鬼がいたっていいだろ」と言われたら、返す言葉もない。
そしてさらに面倒なのが、伏線が露骨になってしまうことである。わざわざこんな複雑な設定をしたってことは、何かあるな。そう警戒させてしまう。
だからオリジナルの非現実設定を披露し、フェアさを保ったままその設定を活かしきった問題というのはそう多くない。
当問題は、しゃべるゴリラがいるという設定のもとで展開される。しゃべれるのであれば他の生態も異なってきそうなものだが、それは問題文の注釈で否定されている。これがうまい。「他に非現実設定はありません」という宣言は、無粋なように見えて、大胆不敵な【読者への挑戦状】だ。ミステリファンならば心踊らずにはいられないだろう。
そしてもちろん、解説はそれを裏切らない。見事に既知の情報とそこから合理的に推理できる事柄だけを用いている。とはいえ、解決までに複数段階のステップを踏んでいるから、伏線から真相がバレバレというわけでもない。
非現実設定を使う際に危惧されるリスクを、しっかり回避し、疑り深い参加者を楽しませることに成功している。
とても考えつくされた推理パズルであると思う。
ついでの推薦図書
梓崎優著『叫びと祈り』
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回答はまだです。
kotoさん『やる気のないヒーロー』
http://sui-hei.net/mondai/show/28748
【やさしいね部門】
視点、発想、表現、いずれも非凡なものを見せている作者。(それにしては評価がちょっと少ない……)
本作は、「よくある」と言ってしまえばよくあるアイディアなのですが、表現がすばらしい。
緊迫した場面に対して、いやおうない弛緩をもたらす顔文字。「なぜやる気がないのだろう?」という問い掛けも破格というか、ちょっと類を見ません。見ようによってはこの問い掛け自体にやる気のなさを感じて、問題全体に異様な(あるいは弛緩した)雰囲気が漂います。
そして解説は、すっきりハートウォームで、「がんばれ、ヒーロー!」と声を掛けたくなる情景。問題文の雰囲気もまた愛おしく感じられるようになり、印象が逆転します。
まさに佳品。構成自体は上記のとおり「よくある」ものですが、この構成を持つ作品がいつもこれくらいのプラスアルファを持っていればいいのにな、とないものねだりをしたくなるような一作です。
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回答はまだです。
天童 魔子さんの「私の!!」
http://sui-hei.net/mondai/show/25716
(ほっこり部門)
個人的に隠れ名作と思っていて隠していたこの問題をひとりじめしておくのはよろしくないので、ノミネートします笑
やっぱり魔子さんてすごいなあと思う一問。
この問題の凄いのは、“納得感”の取りに行き方が普通の問題と全く違うところだと思う。
実際、この題材は「あるある」じゃないはずで、本当にはこんな子はいないかもしれない。
それなのに、この納得感は何だろう?
ものすごく「あるある」っぽく感じて、納得してしまう。
不思議だ~。おもしろい。
誰もが読んだら、ほっこりする、素敵な問題だ。
問題としては低空飛行便さんの「叱らなくていいんですか?」http://sui-hei.net/mondai/show/13087 と通じるところがあるかもしれない。
追記:今、去年のオブザイヤーを見に行ったらまさに魔子さんが「叱らなくていいんですか?」ノミネートしてますね。なんか、いい。
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回答はまだです。
流れが来ているので便乗して
kotoさんの「ホラを吹かぬ」
http://sui-hei.net/mondai/show/28349
(トンチ部門)
昔からトンチというものは思考の柔軟さを示すものとして親しまれています。
トンチの王道一休さんのような、日常のトラブルや無理難題を解決したり、はたまた落語に登場するずる賢い男のように、人を上手く騙して儲けたり。
思考の柔軟さを目に見えるほどわかりやすい利益に直結させることがトンチ話の凄いところです。
そしてこの問題はいわばトンチの王道。まるで一休さんがそこに現界したかのように見事に問題を解決してみせる様を綺麗に、そしてシンプルに問題に落とし込みました。
この問題が解けた瞬間の爽快感は、きっとただトンチ話を聞いているだけでは味わえません。
まるで自分の思考が一休さんのように柔軟になったかのような錯覚さえ覚えます。
トンチ話としてだけでなく問題として楽しめる、その上問題としてだけでなくトンチ話としても楽しめるこの素晴らしい問題を僕は「トンチ部門」として推薦します。
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回答はまだです。
とかげさんの「【数学スープ】げしゅたると崩壊」
http://sui-hei.net/mondai/show/26954
[チャーム部門]
「あーとかげさんの作品でオブザイヤーに推薦できるようなのは大体みんなあげられてしまtt……うわぁぁなんでこれ推薦されてないねん!」ということで推薦。
まず問題を開くと開幕待っているのは「あああああああああああああああああああああああああああああああああ」という文字。
ここで一瞬フリーズし、落ち着いて問題を見るとそこに現れる「男の計画」なるもの。
問題文を見ただけで、「なんだこれ?」と真相を解明したくなる意欲でいっぱいになります。
そして、「具体的な計算は示さなくてもよい」と書いているにも関わらず「それがどれくらい大変なことか」をわかりやすく書いた解説も、一見の価値あり。
「なんとなく理由は分かる」と思っても、実際計算してみるとこんな結果になるとは、なかなか想像しづらいでしょう。
そして最後の一文が心に突き刺さります。この一言に、出題者が問題に込めた思いが感じられるでしょう。
こういう、「出題に込められた思い」が感じられる問題は、個人的には大好きです。こういうことができる人はなかなかいないでしょう。
恐らく日本語をうまく操り、物語に定評のある出題者だからこそ、「分かりやすい説明で納得させることができる」のだと思います。でなければ、あのような解説は創り出せなかったでしょう。
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回答はまだです。
みんさんの「返却希望のプレゼント」
http://sui-hei.net/mondai/show/25558
[物語部門]
返してほしいカレンダーをわざわざプレゼントした娘。一体何でそんなことをしたのだろう?
「プレゼント」「カレンダー」「自分の名前を書きこんでいた」というクルーから連想される物語、これの真相なら恐らくプレゼントはカレンダーでなければいけなかったでしょう。
そしてこの解説文、娘は何も言っていないのに、父親ならずともそこからひしひしと娘の気持ちが伝わってくる気がします。
回答者としては出題者を泣かせ、出題者としては解説で参加者を泣かせる。
みんさんは人を泣かせる天才(あるいは天災)なのでしょうか?
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回答はまだです。
すいまさん『パシりパシられ・ウミオの場合』
http://sui-hei.net/mondai/show/26740
【ネタバレ注意】
(この問題をまだ知らない方は、是非先に問題を見てきてください。そうでないととっても勿体ないですよ)
いわゆる叙述トリックが用いられた問題だが、それにしても見事な決まり方である。
叙述トリックを使う場合、状況を誤認させるために無理のある表現や言い回しを用いがちだが、この問題にはそれがほとんどない。ある日常の一場面を、無駄に言葉を費やすこともなくそのまま伝えている。にもかかわらず、初見では誰もがまったく別の場面を思い描き、その奇妙な光景に首を捻ること必至。昼休み、コーラといったワードのチョイスが絶妙に巧い。
無駄な言葉なくあるシーンを描いておいて、言葉のチョイス(とタイトル)だけで状況をすっかり誤認させる……これを破綻なく成し遂げるのは、そうそうできることではない。
加えて、「なんのためにこんなことをしているのだろう?」という問い掛けが、一見奇行にしか見えない問題文の状況と見事にマッチしている。問題の味わいをぐんと引き立てる、秀逸な問いかけだ。
そして解説を読めば、「なんのため」に対して実に明瞭で当然の答えが示される。ぐうの音も出ない。問題と解説の対応のさせ方として、非常に美しい。
あまりの見事さにもはや嫉妬すら感じるこの問題を、歯ぎしりしながら推薦。
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回答はまだです。
パーラーにて背中を押され、こっそりと失礼します。
水瓶のスープさん『ジンジャーブレッド』
http://sui-hei.net/mondai/show/24320
【物語部門】
この方の出題はどれも素晴らしいので、選ぶとなると迷いますが私はこちらを推薦します。
素敵なお話をウミガメのスープにする手腕もさることながら、鋭く素直な文体の解説が、非常に力強く鳥肌が立ちました。
読ませる文章を書くスキルがすさまじく、プロの物書きにも引けを取らないと思います。
問いかけに対する別解はいくらでも見つかるにも関わらず、「これ以上」は存在しないと確信させる納得度といい、忘れられない問題です。
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回答はまだです。
ruxyoさん『テロリスト思考誘導』
http://sui-hei.net/mondai/show/23604
【ワクワク部門】
昨年、参加した問題の中で一番印象に残っている作品です。
手探りであらゆるものを疑いながら進めるカメオくん問題。それでいて、最終的に取るべき選択が意外であり、ラテシンをうまく使った問題です。
登場人物の立場や配置、バッドエンドの設定など作り込みが半端なものではありません。
正直もうめちゃくちゃワクワクしました。私が一番楽しんだ問題です。また味わいたいです、あの時のワクワク感。参加した時の皆さんとのやりとり。素晴らしかった!
あと謎の毛。
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回答はまだです。
天童 魔子さん『あのね』
http://sui-hei.net/mondai/show/25163
(主演女優賞部門)
天童さんの問題の持ち味は、意外性のある豊かな物語だと個人的に思っている。その持ち味が存分に発揮されたのがこの問題。
弟も妹もいないのに、「今日からお姉ちゃんになる」という不思議。真実が明らかになったとき、「今日から」という言葉に込められていた本当の意味に、思わず心が震える。
解説ではカメコとは別の人物の口から真相が語られているが、それによってカメコの言葉がより一層、深く、重く響く。種明かしに留まらない、“魅せる”解説は天童さんの得意とするところだが、この問題では特にそれがよく決まっている。出題者としてのこだわりを窺い知ることが出来る解説である。
天童 魔子さんの持ち味が凝縮された、美しい一問。
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回答はまだです。
QQSさん【ペンとリンゴとパイナップル】
http://sui-hei.net/mondai/show/28352
(楽しくラテシン部門)
問題の雰囲気は出題者が作るもの。
問題と解説もさることながら、特筆すべきは問題が進行していく雰囲気。
終始なごやかに進んでいく質問と回答を見ると、問題文の賑やかさも相まって、出題者が人気者である様子が覗えます。
その中で現れるオモシロ解答の数々、これは、出題者も参加者も真剣に問題に取り組んでいるからこそ生まれるものであって、出題者と参加者の奇跡のハーモニーとも言えるでしょう。
楽しげな雰囲気に誘われ、ニコニコしながら問題の行く末を思考する、参加者の皆さんの顔が目に浮かびます。
昨年一世を風靡したこの題材から、見事に納得感のある問題を作る実力はさすがの一言。
解説の納得感とともに楽しい雰囲気に包まれた素敵なスープ、ぜひ味わってみてください。
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回答はまだです。
天童 魔子さん『【最後の一行】上を向いて進もう』
http://sui-hei.net/mondai/show/23208
【インパクト部門】
天童流の大技炸裂。
本問は
「解説の最後の一文でぞくっとする問題」「その最後の一文をタイトルとする」
という3000才さん企画『最後の一行』の参加作なのだが、この方は制限問題でこんなことをしでかすから怖い。というか、この制限でこんなことは普通思いつかない。唖然驚愕の一作。
※『最後の一行』企画は、3000才さんの発想がよかったおかげでしょう、好作が集まっています。未読の方はぜひ。(私も参加してるけど宣伝じゃないよ)
http://sui-hei.net/mondai/tag/最後の一行
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回答はまだです。
チリーさん【ガソリン満タンで!】
http://sui-hei.net/mondai/show/27754
(水平思考問題の例題として最適部門、シンプルイズベスト部門)
私が人に水平思考を教える時、ウミガメのスープを説明した後の、実践第1問目は必ずこの問題を使います。
カメオが自分の車にガソリンを入れに行っているものだと錯覚する問題文。
いかに固定観念を排除できるかという、シンプルながらも、水平思考が凝縮されたお手本のような問題で、納得感もたっぷりです。
私がラテシンに足を踏み入れ、この問題を見たときの感動とともに、推薦いたします。
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回答はまだです。
風木守人さんの「台風一家」
http://sui-hei.net/mondai/show/25939
部門賞:トリック部門、シンプルイズベスト部門
「それまでの視点を疑うこと」は水平思考において重要、だそうで。
その点、この問題ほど「視点を切り替える」必要のある問題は少ないでしょう。
問題文と解説で、見る方向がぐるっと変わっています。
注意深く問題文に目を光らせたはずが、そこは既にトリックの中。
質問によって真実を見つけた時、参加者達はその目を見張ったことでしょう。
見事な視線誘導を見せたこの名作を推薦します。
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回答はまだです。
shizukuさん『偶然?必然?』
http://sui-hei.net/mondai/show/28114
【インパクト部門】
この問題を初めて見て、初めて解答を知ったとき、しみじみと
「常識を破ろうとして思いついた思考こそ、誰もが思いつく思考である」
を痛感しました。
ある非現実的な部分をのぞけば、
解答は文字通り偶然と必然が、そして公正とズルが両立しています。
真実は驚くほど単純で、現実の現段階では不可能だけども
条件さえ満たせばすぐにでも実現できる。
早い段階でのスナイプだって可能だったかもしれない。
それにも関わらず、正解まで遠くなってしまったのは
真っ先に疑うべき、ある簡単なルールがなかなか思いつけなかったから。
「カメオのじゃんけんのやり方になにか秘密が……」
「大会の仕組みにきっと問題が……!」
「非現実的要素があるのなら、きっとそこが答えの要だ!」
と、枝葉にとらわれた人もいるのではないでしょうか(私はそのひとりです)
水平思考問題に多く触れ、慣れている人ほど、かえって解答を思いつけない問題だと思います。
これぞ「発想の飛躍」だと感動した一作です。
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回答はまだです。
けんこうこつさんの「シンプルな広告」
http://sui-hei.net/mondai/show/23911
(シンプル部門)
シンプルである、というのはそれだけで相当に厄介な存在です。
人というのは常に沢山の情報から複雑に組み合わさる情報を抜き出し、その中から情報を取捨しながらその身に吸収します。
それなのにそこに複雑な情報がなかった場合、人はどうするでしょうか?
選ぶ程の情報もない中、ただ純粋に与えられた情報のみを拾い上げる、というのは実際にやってみるととても難しいことです。
シンプルな情報をそのまま受け止めようにも、脳みそが普段通りに情報の取捨選択をしたがるので、勝手に想像で情報がシンプルな情報の上に覆いかぶさっていってしまうのです。
そんな状況を打開するにはどうしたら良いのか?
水平思考というものが真に役に立つのは、この問いかけに到達したときだと僕は時々思います。
勝手に脳で作られ、無限に覆いかぶさってくる情報を少しずつ切り払いながら、シンプルに渡された情報のみを頼りに真相に近付く。
よりシンプルに、より純粋に。
そうして辿り着いた先がシンプルであればあるほど、人は喜びに打ち震えるのだと、そう思います。
この問題はまさに、与えられたシンプルな情報のみを頼りに、シンプルな真相に辿り着くという意味でまさに水平思考的だと思います。
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回答はまだです。
azさんの「肉肉そして肉」
http://sui-hei.net/mondai/show/25566
(納得感部門)
納得感というものはそれが日常的に行われているものであればあるほどより強く得られやすい傾向があります。
普段からありえる状況だからすんなりと頭に入ってくるというのが一点。
もう一つは自分にとって当たり前にあることがその場でわからなかったという驚き、あるいはこんな風に表現されるのかという喜びによるものがあります。
こんなに簡単だったのに!と悔しがる反面、身近な行為であるが故に自分もこういうことあるなあ、とかこういう場合は自分はこうなるんだろうな、などといったように、終わった後に更に解説に対して想像や実体験などから理解を深める。
そういったことで納得感を深めることが出来るのがいわば日常問題の強みの一つです。
そしてこの問題の光景もまた日常にありふれた光景を見事に表現した問題です。
ですがそれだけではありません。
この問題の本当に素晴らしいところは日常を思わせる問題文です。
日常的に見られそうな光景、そんな問題文が提示されたらそこに隠れる特殊な真相を探してしまうのが人間の性というもの。
ですがこれは、最初から最後までただ純粋に日常の一コマを削り取っただけの問題。
真相に気が付いた瞬間、疑いすぎたか、と思う人が多いことでしょう。
そして同時に自分の想像に対してあまりにも日常的に過ぎ去っていく一コマのギャップに、「これはやられたな」
そう、純粋に思えることこそが幸せなんだと僕は思います。
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回答はまだです。
低空飛行便さんの「人生最小の危機」
http://sui-hei.net/mondai/show/12055
(もっと評価されるべき部門)
いや、正直驚きますよね。
自分のmvs投票から推薦したい問題探してたら、この問題なぜか推薦されたことがなかったという事実に気が付いてしまったんですよ。
僕はこの問題こそもっと評価されるべきだと声を大にして申し上げたいです。
この問題の素晴らしいところは、やはり「ギャップ」でしょう。
全てが日常的なシーンとして想像された安心感さえ感じるような光景が、自分の想像からかけ離れた光景にまさに「一瞬で」移りゆく際の爽快感は、筆舌に尽くし難いです。
たった一つのピースがハマりさえすれば、全てが解けてしまう問題。
儚く一瞬で消えてしまう花火のような問題が、これ程印象に残ってしまうのは、それはきっとこの問題の思考誘導があまりにも見事だったから。
花火が準備されていることにすら気が着くことが出来ないからなのでしょう。
サプライズ、驚きとはまさに意識外から襲い来るが故に驚きであり、感動があるのです。
そんな驚きを皆さんにも是非体感して欲しいので僕はこの問題を「もっと評価されるべき部門」として推薦します。
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回答はまだです。
長文チェック忘れミス [編集済]
はいな
えぜりんさんの『おやすみなさい』
http://sui-hei.net/mondai/show/23735
(物語部門、雰囲気部門、やさしいね部門)
「とてもいい!」と思ったのに、まだ推薦されていなかったので。
問題文を一目見て思うのは、「何をすべきなのか?」でしょう。
ルールに「問題を解決してください」と書かれてはいますが、問題文の本文らしき部分には、何ら問いかけは記されていません。
「問題が何かを探るための時間が存在する」のは亀男君ならではでしょう。
亀男君問題は、質問に答えてくれる「主人公」が全てを知っているわけではないというのも特色。
この問題はまさに典型的で、彼女が知っていることは多くありません。
とても大事なことなのに、分かっていないこともあります。
それらを明らかにするために、「私たち」が頑張って彼女を誘導していくのです。
さて、こうして問題を解決…で、終わらないのがこのスープ。
今回は一つ問題を解決したのとほぼ時を同じくして、「ある事実」が明らかになります。
それは、これまでに出ていた「多くの小さな疑問」についての答えです。
これもまた、このスープにおいて重要な要素であり、水平思考の使いどころ。
そうして、目の前に現れた最後の問題。
私たちが最後にすべき事。
それは、とてもやさしいこと。
そして、ちゃんとみんながしっていること。
えぜりんさんの演出も相まって、感極まる瞬間です。
解説の視点は、「主人公」だった彼女のものではありません。
かといって、無機質な三人称視点でもありません。
この視点で解説を出すところが心憎い点ですね。
これこそが、このスープに奥深い物語の要素を与えてくれる部分でしょう。
まさに、私たちと彼女たちが共同で紡いだ一つの物語。
心に染み入る後味を残す事でしょう。
…そういえば、大事なことを伝え忘れていました。
亀男君問題の最大の特徴にして、最も大事な要素。
現実世界でも通用する要素なのですが。
それは「親身な対話」です。
この問題ほど、それを気付かせてくれる問題はないでしょう。
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回答はまだです。
ぎり子さん『てのひら』
http://sui-hei.net/mondai/show/24989
(伏線・洗練さ部門/シンプルイズベスト部門)
短編小説のような長く重厚な解説もいい。だが、そればかりが"物語"ではない。物語の深みに長さは関係ないことを、この問題は教えてくれる。
問題文はごく短いが、必要な情報はすべて揃っている。「愛の深さを感じた」という表現は一見漠然としているようにも見えるが、実は他にどうにも言い換えが不可能な、完璧な表現。この場面に居合わせた人なら、誰しも「愛の深さ」を感じずにはいられないはずだ。
短い問題文に対応するように、解説も飾らない簡素なものだが、むしろ簡素だからこそ静かな感動を呼び起こす。誰もが共感できるその真相に、多くの言葉はいらない。
この普遍的な題材を見いだしたその細やかで優しい眼差し、それを活かしきる最高の言い回しを選び取った表現力が見事。題材と表現が完璧にマッチした、温もりに満ちた名作である。
[編集済]
回答はまだです。
饂飩さんの「社畜は辛いよ」
http://sui-hei.net/mondai/show/23818
部門賞:泣けるウミガメ部門(類似部門あれば統合可)
泣いた理由を問う。
「男」と「女」の関係性や、焦点を「日給」に当てた問題文。紡ぎ出される解説はそれらの印象からまさに水平にシフトして昇華されています。シンプルながら味わい深い一杯。
タイトル・問題文を一見すると軽いところもまた……。
回答はまだです。
アアアさんの「ママの言う通りだった。」
http://sui-hei.net/mondai/show/21046
部門賞:納得感部門
「逆」の「逆」は真なのだと断ぜられたような、有無を言わせない納得感。
「ママの言う通り」でした。
完全に余談ですがマママとマママのママ(母親)がツボです。
回答はまだです。
春雨さん『民族学I・前期2単位』
http://sui-hei.net/mondai/show/20740
部門:アメリカンジョーク部門
「登場人物との対話により真相を探る」という亀夫君問題のシステムを斬新なやり方で利用した問題。当問題の真相は、学術的にも興味深いテーマを投げかけている(ような気にもさせる)。また、大人なユーモアも利いていて、総合的に楽しめる作品でもある。
ついでの推薦図書
井上京子著『もし「右」や「左」がなかったら―言語人類学への招待』
[編集済]
回答はまだです。
SoMRさん「『For you』」
http://sui-hei.net/mondai/show/25990
(もっと評価されるべき部門)
【ネタバレ注意】
"文章の力"というと、普通はポジティブな文脈で使われる言葉である。読んでもいない小説にそれを感じるというA君の意図するところとは何か? そんなことがあり得るのか?
あり得るのだ。確かにA君からすれば、皮肉のひとつも言いたくなるだろう。彼だけが感じる"文章の力"である。
この視点を発見することは、なかなか容易ではない。小説家もリアルの生活を持つ人間だということは、わかってはいても想像しづらく、ましてその家族に目をやるというのは尚更である。その視点に気づき、一編のショートストーリーを作り上げ、それをさらに問題へと構成する……これをさらりとやってのけているのがこの問題。"文章の力"という言葉にこの皮肉めいた意味合いを持たせるのは、誰でも思い付くことではない。
問題と解説は"私"という人物の視点から書かれているが、これがまたいい味を出している。問題の要点的には三人称でも影響はないが、少し距離を置いた第三者の視点から語らせたことで、抑制の利いた味わいのある物語となっており、何かの始まりを予感させる解説の最後が余韻を残す。出題者のセンスの良さと問題構成へのこだわりが感じられる。
意外なシチュエーション構築はSoMRさんの十八番だが、この問題でもそれが遺憾なく発揮されている。さらりとした納得感の奥に豊かな物語性を秘めた、噛めば噛むほど味がする好編。
[編集済]
回答はまだです。
和菓子屋さんの『シェルターの扉』(http://sui-hei.net/mondai/show/19693)
(斬新部門)
過去問を見直して「参加したかったなあ」と悔しい思いをしたことはよくありますけれど、「これはもっと積極的に参加しなければいけなかった」と後悔したのはこの作品だけです。
和菓子屋さんの出題される問題は質が高いのはもちろんなのですが、そのほとんどがとても独創的です。
出題型式、解答、ルール。
一筋縄ではいかないサプライズが隠されており、参加者を楽しませようとする和菓子屋さんの心遣いが細部まで行き届いています。
そしてこの問題、最大の特徴は解答がある条件で変化するということです。
さらに、ヒントが意外な場所に隠されています。
これだけでも充分参加者が楽しめる形式になっているのですが、実はもっと面白く可能性を秘めていたのです。
自分が様子を見ずに積極的に参加していればもっと違う流れになっていたのではないか、自意識過剰だと分かっていても、未だに和菓子屋さんは申し訳なく思います。
もちろんこのままでも充分面白い作品ですので、自信を持ってお勧めします。
問題を閲覧される際は、問題文、雑談チャット、質疑、全てに目を通して、リアルタイムの雰囲気を想像しつつ楽しんでください。
[編集済]
回答はまだです。
名無しさん作 『居ない乗客と税金泥棒』
http://sui-hei.net/mondai/show/28998
(あるあるではないが確かに生じうる特殊な状況) +
(その状況に限りこの上ない妥当性を持つアイディア)
⇒ 大!好!物!!
という方々へ、強く強〜くお勧めします。
昨年大晦日の夜に出題されたこの問題、年越しそばや紅白にかまけて見落としていたなら勿体ないのですぞ〜 ヾξ✿╹◡╹ξノ✧*。
折角なので名前当てにもチャレンジしてみましょう。
うーん、これは難問ですね。分からないでしょ! と、思いきや?
おそらくは出題者とほぼ接点のない方がスナイプされていた様です。すんごい。
[編集済]
回答はまだです。
モニコさん「地平線の彼方に」
http://sui-hei.net/mvs/show/25033
(チャーム部門)
「タクシー」+「1,000km」という常識外れなコンビネーションは衝撃的。問題文2行目を読むより前に「一体どういうことやねん!?!?!?」と首を360度ほどひねること間違い無しです。
さて参加者の思考を地平線の彼方に吹っ飛ばす勢いのこの問題ですが、よくよく読めば「すぐに向かってください」と「告げた目的地」という言葉が実に巧妙です。一切アンフェアな表現を用いずに、読む側の思考を完璧に操っています。しかしながら問題を解くための情報量としては充分であり、短い問題文にエッセンスを綺麗に詰め込んだ傑作と言えるでしょう。
ウミガメのスープにおけるチャームの大切さを教えてくれる1問です。
[編集済]
回答はまだです。
レイブンさんの「その点トッポってスゲェよな!」
http://sui-hei.net/mondai/show/23222
(チャーム部門)
一目見て、ド級のチャームが参加者を襲います。「なぜ?」ではなく「どうやって?」と尋ねるという一風変わった試みが見事にハマっているといえるでしょう。MVSで牛削りさんが述べているように、解説では手段だけでなく、「なぜそんなことをするのか?」という疑問にも答えており、だからこそ納得感も高まっていると感じます。
回答はまだです。
kinnsadaさんの「サプライズ人事?」
http://sui-hei.net/mondai/show/24646
(納得感部門)
素材の味を活かすとは、まさにこの問題のことでしょう。シンプルなルールを、シンプルなトリックを使って裏をかいています。私が出題者だとすると、スナイプを恐れてベールをかけたくなるところですが、あえてさらけ出して勝負しています。kinnsadaさんの度胸が生み出した、素晴らしい納得感が味わえる問題です。
[編集済]
回答はまだです。
題:完全犯罪?
作:甘木さん
http://sui-hei.net/mondai/show/22594
推薦:チャーム部門
現在までタイトルに「完全犯罪」が含む問題が16問出題されています。
ただこういう名づけは、参加者の期待値を上げすぎてしまい、問題文を読んだ頃には、「タイトル負けしてそうだな」と参加意欲を落としてします。
でも、これはそうではありません。
この問題のテーマは殺人事件。
問題文は犯人の行動と殺害方法の一部が示されており、リアリティある情報から参加意欲を落とすことはありません。
[編集済]
回答はまだです。
letitiaさん『クールガイカメオ』
http://sui-hei.net/mondai/show/22641
【納得感部門】
一見すると、いけすかないアイドルカメオと
冷たくされてもファンであり続けるけなげなカメコと
いった図が思い浮かぶ問題文。
しかし、その真実は・・・?
言葉の使い方、ヴェールの覆い方が本当に上手い!
これは騙されましたし、カメオにも惚れました!
解答を見たあとでは、問題の印象がガラリと逆転します。
まさに「物は言いよう」の水平思考版といった問題です。
回答はまだです。
天童 魔子さんの「一滴の酒」
http://sui-hei.net/mondai/show/25738
(部門賞:物語部門)
なぜ褒められるのか一見不可解なのですが、お酒とタバコだからこそ、カメオの想いの強さが感じられます。同じ境遇ではないのですが、読んだ側も勇気をもらえる素敵なストーリーだなと思いました。
回答はまだです。
のりっこ。さんの「【魔法の杖】」
http://sui-hei.net/mondai/show/27048
(部門賞:トリック部門)
誰もがすっと納得できるような、身近なものが題材であり、伏字部分以外の情報は揃っているのに、トリックがごく自然に溶け込んでいるので、ナチュラルに騙されました。トリックが解けた時に、全てが一気に繋がり、なんとも言えない爽快感を感じる事ができます。
回答はまだです。
題:ファインディング・荷物
作:髷清さん
http://sui-hei.net/mondai/show/26698
推薦:伏線・洗練さ部門
ヘタに喋るとネタバレになります。
とりあえず言うなら、童心が大事。
あるいはおやじ心。
回答はまだです。
ひゅーさん『無意味な石鹸』
http://sui-hei.net/mondai/show/21406
(伏線・洗練さ部門)
洗練の代名詞のような問題。スマートでクールでスタイリッシュ。まさに「おっ、これかっこいいな」という感じ。
【ややネタバレ注意】
トリック的には所謂"言葉遊び"に分類されそうなものだが、そのトリックの仕込み方が非常に巧く、無理がない。問題文は短いが、トリックに加えてクルーもしっかり含まれており、一切の無駄がない。核となるトリックを中心に言葉がひとつひとつ適切に選ばれており、引き締まった問題となっている。
ひゅーさんのセンスが溢れる、磨き抜かれた傑作。
[編集済]
回答はまだです。
黒井由紀さん『Bullet or Bread?』
http://sui-hei.net/mondai/show/27701
柔らかい語り口で猟銃だのゾンビだのと全然柔らかくない出来事が語られるのが可笑しくてチャーミング。思わず参加したくなる魅力に満ちた問題文だ。
そして、解説の納得感も非常に高い。
非現実要素は納得感を出しづらいと言われがちだが、この問題を見ていると、決してそんなことはない、と思える。一見……というかなかなかにぶっ飛んだ内容ではあるが、語られる真相は確かに筋が通っている。非現実的でぶっ飛んだ解説でも、理屈が明快なら納得できるのだ。むしろ、非現実的だからこそ、明快な理屈とのギャップの分、強烈な納得感が生まれているとさえ言える。
とにかく何かとギャップが強烈な、可笑しくも面白い逸品。
[編集済]
回答はまだです。
FFタマゴちゃんさんの「ミルクセーキ・素直・思い出」
http://sui-hei.net/mondai/show/23275
まさか、あのお約束シチュエーションだとは、思ってもみませんでした。
こういう風に切り取ると、不思議に見えるのが面白いなと思いました。
飲んだ事ないなら仕方ないと、納得でした。
回答はまだです。
皆様沢山の推薦アリガトウございました。
ただいまより投票の受付を開始します。
私tsuna宛てにミニメを下さい。その際投票理由もまとメモに載せるので併せて宜しくお願い致します。
こちらの方もどしどし宜しくお願い致します。
50個超えたので、1人5票までです。[編集済]
解説出るまで、まだまだ投票よろしくお願いいたします。
・・・・と、その前に私もいくつか推薦させて下さいな。
緑黄色野菜さんの「野菜のスープ」
http://sui-hei.net/mondai/show/21250
センスがビッカビカに光っています
のりっこ。さんの「【山の如し】」
http://sui-hei.net/mondai/show/16715
チャーム抜群、質問者の想像を上回る解説。どれも素晴らしいです
希少種佐藤んの「急がば並べ!」
http://sui-hei.net/mondai/show/22409
皆明日から使える水平思考なのです
ディダムズさん、松神さんの「【実験作】主席合格者の驚愕」&「【実験作】首席合格者の驚愕」
http://sui-hei.net/mondai/show/28918 http://sui-hei.net/mondai/show/28924
良くこの人の頭の中を見てみたいといいますが、この問題ではその一端が垣間見えます
なぜならば、質問欄で歴戦のスナイパーが解く際の思考も一緒に述べているからです
この企画は解決後に真価を発揮するので今ぜひご覧いただきたい企画なのです
孤石さんの「これであなたも名探偵」
http://sui-hei.net/mondai/show/22404
最初に解説を読んだ時にはみんなが悔しがることでしょう
水上さんの「ラブレターフロム」
http://sui-hei.net/mondai/show/22490
水上さんの懐の広さが垣間見える作品です
ゆりりさんの「いちばん好きだよ」
http://sui-hei.net/mondai/show/21983
安心安全のディダムズ印の向こうをはる
不安危険のゆりりさん(もうねキャラと解説の高低差あり過ぎて耳キーンってなるのw)の逸品です
あ、もちろん↑のはいい意味ですよw問題参加中にぞわぞわするっていう意味なので
ユミクロさんの「おやつは仲良く」
http://sui-hei.net/mondai/show/21379
水平思考のお手本のような問題です
東雲篠葉さんの「【カーブミラー】」
http://sui-hei.net/mondai/show/21963
状況が変われば不可解な状況になるのですよね
アザゼルさんの「わーい全裸だ!」
http://sui-hei.net/mondai/show/20716
アザゼルさんの問題はどれもレベル高いのでどれをお勧めして良いかわかりませんが、何となくアザゼルさんらしいものを選んでみましたw
Ratterさんの「【ラテクエ71リサ】コンビにコンビニ」
http://sui-hei.net/mondai/show/28647
Ratterさんは私と違い問題文のすべてを利用して面白い問題を作ってしまうのです
雑に作ってしまう私とは大違いなのです
はい。すいません もっとがんばります
まだまだ「ロックウェル巡査の事件簿(3000才さん)」「行きはよいよい帰りは◯◯◯(チビオさん)」などがあるのですが、きりがないのでこの辺で閑話休題失礼致しました。
発表に戻ります。
早速部門賞から発表していきたいと思います。
先ずは問題といたら終わりだと思うなよ。物語部門です。物語部門に輝いたのは・・・
NO.61 「殉教者」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
次は玄人好みの。伏線・洗練さ部門です。伏線・洗練さ部門賞に輝いたのは・・・
NO.22 「きずなの糸」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
どんどん行きましょう。次はディスイズお手本。水平思考問題の例題として最適部門です。水平思考問題の例題として最適部門賞に輝いたのは・・・
NO.22 「きずなの糸」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち よっ2冠。
です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
次はこれがなければ始まらない。納得感部門です。納得感部門賞に輝いたのは・・・
NO.3 「盗作疑惑」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
次はその問題を見たら解きたくなること間違いなし。チャーム部門です。チャーム部門賞に輝いたのは・・・
NO.4 「挿して欲しいから抜いて」
NO.29 「エレベーターの姿煮」
が、同時受賞です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
次は主役がばっちり活きています。主演男優賞部門です。主演男優賞部門賞に輝いたのは・・・
NO.61 「殉教者」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち よっ2冠。
です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
次はウミガメの花形、トリック部門部門です。トリック部門賞に輝いたのは・・・
NO.22 「きずなの糸」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち よっ落合。
です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
最後にオブザイヤー初期の意義。評価されるべき部門です。もっと評価されるべき部門賞に輝いたのは・・・
NO.63 「他人の粗探しは楽しい」
NO.65 「要らないですが要ります」
が、同時受賞です オメデトウございます ぱちぱちぱちぱち
では、オブザイヤーの発表です。貴方のお気に入り作品は選ばれたのでしょうか?
3票獲得は13作品です。
NO.2 「【彼女は何故……】」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.4 「挿して欲しいから抜いて」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.6 「Prima Donna」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.9 「魔術師の選択」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.29 「エレベーターの姿煮」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.39 「『私が泣いていることを証明せよ』」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.46 「未完の泥棒」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.48 「チョイト一杯のつもりで飲んで♪」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.57 「不吉なプレゼント」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.66 「失踪」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.67 「大空へ」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.71 「愛・シンディ教」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.83 「あのね」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
4票獲得は5作品です。
NO.28 「その問題を解いたなら」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.40 「新説・カメゼルとラテーテル」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.45 「そっか。」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.93 「おやすみなさい」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.105 「クールガイカメオ」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
5票獲得は4作品です。
NO.21 「毒殺と冤罪」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.44 「ハンドメイドボックス」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.51 「おくりもの」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.60 「横恋慕」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
6票獲得は1作品です。
NO.23 「Cさんの定例報告」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
7票獲得はが2作品です。
NO.3 「盗作疑惑」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
NO.61 「殉教者」です。オメデトウございます。 ぱちぱちぱちぱち
ラテシンオブザイヤーに輝いたのは・・・ドラムロールスタート!
ドゥルルルルルルルルルルルルルルル
輝いたのは、
パッパラー(トランペット)
NO.22 「きずなの糸」です!!
ギリギリまでNO.61 「殉教者」と同数でMC権限なんて嫌だ―と泣きわめいていたら最後の最後で天恵をいただきました。
文句なしの受賞です。おめでとうございます。
ラテシンオブザイヤー如何でしたでしょうか?愉しんで頂けましたでしょうか?
毎年、遅くなってしまい申し訳ありません。今回も素晴らしい問題ばかりでした。
コレもひとえに推薦して頂いた皆さんと、そして何よりコレだけの良問を出題された方のお陰です。
本当にアリガトウございました。
たぶん、私が気付いていないミスがまだまだあると思いますので、先に謝ります。ごめんなさい。
それではラテシンオブザイヤーこの辺で〆たいと思います
皆様長い間お付き合いいただきまして、本当にアリガトウございました。
予告
今年も深夜までかかってしまったtsuna。
次やる時はもうね私だけではなく他に有志を募りたいと思ったり思わなかったり
まーなんだかんだで↓
次回ラテシンオブザイヤー 2018年2月10日開催予定
この次もサービスサービスゥ
そして納得感部門受賞、光栄です。皆様ありがとうございました。SoMRさんを推薦オブザイヤーに推薦致します。[編集済] [27日16時17分]
NO.39 「『私が泣いていることを証明せよ』」は2票 NO.32 「名前を失った鳥たち」は4票 獲得でした
お詫びして訂正いたします。誠に申し訳ありません。[編集済] [27日01時40分]
http://sui-hei.net/app/webroot/pukiwiki/index.php?ラテシンオブザイヤー#w144392a[編集済] [21日00時35分]
おお、なるほど、ではノミネート部門を増やす形で修正します!いやあ、例題として最適部門ていいなあと思いまして。
では「盗作疑惑」のノミネート部門に「例題として最適部門」を追加しました~[編集済] [18日16時01分]
http://sui-hei.net/app/webroot/pukiwiki/index.php?ラテシンオブザイヤー[編集済] [14日20時36分]
かもめの水平さんなかりせば、これと類似の問題すら10年経ってもラテシンには現れなかったでしょう。
まさに記念碑的作品。リアルタイムで見られたことは本当に幸福でした。カーテンコールに鳴り止まぬ拍手を。(ゴトーレーベルさん)
投票理由は単純に面白いからです。
あと、MVS入れようと思いつつ良い推薦文浮かばなくて保留にしてので、ちょうどいいと思ったからです。
エンターテイメント大好き!!(ちくわさん)
私がこの問題を初めて見たのは、ラテシンを始めて間もない頃でした。
リアルタイムで生まれる【謎】と、我々の目の前で紡がれる解説。その「作品」を目の当たりにした私は強い衝撃を受けました。
今思うと、この問題は物凄く洗練されたものであると思います。 かもめの水平さんさんとシトウさんの間で何度も話し合い打ち合わせをし、そうしてやっと出来たものなのでしょう。構想から実行に移そうとした度量も、この「劇」を素晴らしいもの成功させた実力も、そこからは伺えます。
ラテシンというシステムをも利用した、非常に洗練されたかもめの水平さんさんのこの「劇」に、私は感銘を受け、今回の投票に至りました。(ごがつあめ涼花さん)
NO.3 #b#「盗作疑惑」#/b#
このように素材の味と塩コショウによる味付けのみで勝負している問題に強く憧れます。(SoMRさん)
azさんの問題としては、私が推薦した『毒殺と冤罪』とも迷いましたが、当初推薦していたこちらに。
推薦しようと逸るあまり、被っていることに気付けなかったというミスをやらかしてしまいました。
推薦文でも述べられている通り、この問題の凄い所は「古典的名作」と言われても信じてしまう完成度の高さにあります。
何故そう信じてしまえるかと言えば、やはり「普遍性」でしょう。
ラテシンの外で、口頭で出題したとしても確実に成立し、誰に出しても楽しめる問題になっています。
もちろんそれは充分な納得感あってこそのもので、この問題からアンフェアな印象は全く受けません。
ウミガメのスープらしい、一見して不可解な状況。
そこからは様々に想像できる答えがありますが、これほど現実的で、納得のできる答えはないでしょう。
仮に同じ問題文で違う答えのスープを作ったとしても、これを超えることは出来ません。
加えてazさんのチャットルームには、この問題文に至るまでの経緯が述べられています。
単語一つ一つ、細部にまで拘ったその過程を見るだけでも、並々ならぬ名作と呼ぶに相応であると断言できます。
普遍的な題材、納得感のある答えだけでなく、表現まで拘ったからこその名作なのだと、感動すら覚えます。
何より驚くのは、この問題が出題されてからまだ半年と少ししか経過していないという事実。
更に出題したazさんも、その二週間ほど前に登録されたばかりであるということ。
てっきり元祖『ウミガメのスープ』のごとく、初期に出題されたラテシン的古典名作であると思い込んでいました。
2016年の問題を探していて、この問題が該当すると知った時の驚きといったら…
まだまだ水平思考問題には無限の可能性が眠っているということを思い知らされる作品です。(第四アルカ騎士団さん)
強い納得感を覚えると同時に、だましの恐ろしさも感じました。これがラテシンの問題で良かったと思います。これが本当の盗作疑惑だとしたら、きっと私はだまされる。(低空飛行便さん)
誰しもに問題文で疑問を持たせ、誰しもを解説文で納得させる、というのは水平思考問題の一つの到達点でしょう。(ShiMaさん)
水平思考の例題にできるような良作だと思います。(kinnsadaさん)
推薦者のコメントを読んで、「確かに、どの国でもどの時代でも通用する問題だ」と感じました。こういった問題はめったになく、水平思考レベルも高いため、1票入れたいと思います。(フィーカスさん)
当たり前の出来事をうまく問題に昇華させていると感じました。(旭さん)
NO.4 #b#「挿して欲しいから抜いて」#/b#
この状況をネタとしてチョイスする発想力、しっかり問題に落とし込む技術が素晴らしい。「記憶を消してもう一度解きたい」と思うほど、最高に爽快な作品です。(QQSさん)
見事に騙されてしまいました。男が近くにいると思わせた文章には感服です。(しゅんわさん)
問題のネタが、現実でも応用・実践出来そうな納得のテクニックだと思います。問題と解説を見ただけでも納得の内容だったのではないでしょうか。(BB弾さん)
思わず「なるほど」の納得アイデア。こういうハウトゥー系の問題は好きです。(コメントのみ)(フィーカスさん)
実際に使える水平思考シリーズ。
個人的に今回、納得度というか目から鱗度はこの問題が一番でした。
高校時代にこの問題に出会いたかったと切実に思います。(佐山さん)
NO.5 #b#「イエスノー重要ではありません」#/b#
最初の発想もすごいが、名作佳作をおりまぜた道程の中で最後までやりきったことがすばらしい。ここまでの問題群が駄作ばかりだったらこの問題の価値も100分の1以下に下がってしまうだろう。
間違いなく、今後ずっと折に触れて語られるであろう、歴史に残る問題。
このような趣向を賞賛できるのもオブザイヤーのいいところ。(ゴトーレーベルさん)
解説を見ると同時に虫圭さんの計算高さに驚きました。(しゅんわさん)
これの答えを知るためには、虫圭さんのことを知らないといけない・・・この問題が出されるまでの課程も含めて脱帽の力作問題でした(花鳥さん)
一言でいうと「努力作」だと思いました。
この問題のタイトルはこれじゃないといけなかったでしょうし、かといってその前の問題のタイトルの語尾を「い」にするまでも容易ではなかったと思います。
タイトル付けが問題制作の中でも重要な要素だと言うのは、ある程度出題されてる方ならわかるはずです。
チャームに直結する訳ですから、下手にしりとりだけを意識する訳にはいかなかったと思います。
本当にお見事だと思ったので1票。(SNCさん)
NO.6 #b#「Prima Donna」#/b#
笑いましたね、はい。シリアスかと思われた場面でまさかのユーモア。チャームもさることながらお見事です。(しゅんわさん)
解説の歌で吹いたww
勢いがいいので投票(´・ω・`)(しゃっくり2さん)
挿絵や問題と解説との落差に惹かれました。(旭さん)
ほとんど推薦文に書きましたが、問題と解説文の差は一級品。問題にするにはこれくらいのギャップが必要だと再確認させられる問題です。推薦しましたが、素晴らしい問題が多く、残念ながら私は選外としました。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.7 #b#「ジョーカーあがり」#/b#
感☆動
この言葉しか見つからん。
もうほんとに騙された。大富豪の話が回想で妻が死んでいるとは…恐れ入った。(しゃっくり2さん)
NO.8 #b#「雨リキレ」#/b#
自分で推薦した問題なので投票理由は省略。少なくともこれだけは絶対に自分で推薦したいと思っていました。2016年どころか、3万問近いラテシンの全問題の中でも一番好きかもしれない問題です。(azさん)
NO.9 #b#「魔術師の選択」#/b#
心に焼き付く物語です。これ、小説として読んだらまた印象が違うと思います。ウミガメ形式だからこそ得られる感覚があるはず。とても、素敵な問題です。(SoMRさん)
友人の過去を掘り下げないといけない、ヒント通りの本家並のベールの深さでしたが、誘導の良さもあったのでしょうか、引き込まれる内容だと思いました。
最後の心情部分も共感が持てて、納得と物語性が良いと思いました。(BB弾さん)
王道ベール厚のウミガメのスープにもかかわらず、これ以外の納得できる解説はそうそう思い浮かばないでしょう。ベールの厚い問題としては元祖に匹敵するとも思えます。(フィーカスさん)
「物語派宣言序章」って今までも十分ゴトーさんって物語で魅せる人だったのに?と思いながら問題文を読んで、解説を見て「これが真の物語派かぁ…」と圧倒されました。全くあるあるではなく、こんな経験誰にもないと思うのですが、しかしこの物語には人を納得させる力がある。決して長い解説ではないのにもかかわらず。(コメントのみ)(letitiaさん)
NO.10 #b#「白物の代物」#/b#
庶民的で日常生活にもありそうな一場面を上手く問題へ昇華しています。この技量を見習いたい。(相須 楽斗さん)
NO.12 #b#「漢字は身体に悪い」#/b#
カタカナで名前書くだけで健康に?問題文を見たときはそう思いましたが解説を見ると同時に納得しました。ただただ納得しました。(しゅんわさん)
NO.14 #b#「春遠からじ」#/b#
今の時期にぴったりで、共感するところがあった。(大和守さん)
NO.15 #b#「キン、コン、カン、コン。」#/b#
問題文の言葉の選び方が巧妙です。
解説を見た後にこちらも幸せな気持ちになるような、そんなストーリーも最高でした。
また、解説を読んでからタイトルの意味を考えると、十年のときのなかで変わらなかったものの温かさに再び感動させられました。(ふりかけさん)
ええ話第二弾。
イチャイチャしよるリア充は嫌いだが彼らは応援する。
末永く爆発しろよ!(しゃっくり2さん)
NO.16 #b#「バラエティ番組での出来事」#/b#
感覚的に5や10をランキングとしてキリが良い(あ、ベスト3もあるかw)と思ってしまう先入観を上手に引っ掛けられた問題だと思いました。
(まあ現実だと新製品8個ならベスト5で紹介される可能性もw)
こういうのは参加してて解けると気持ちいいんですよね♫
参加した皆楽しめたんじゃないかと思いました。(BB弾さん)
NO.21 #b#「毒殺と冤罪」#/b#
2016年でもっともきれいに気持ち良くだまされた問題に1票投じます。この問題の罠をうまくかいくぐり視点ずらしに成功した参加者はさぞかし気持ち良かったのでは。(低空飛行便さん)
シンプルながら殺人や自殺というワードが効いていて、最初想像している結末や解法を見事に裏切られました。(風木守人さん)
解説を読んで「うわ、やられた」と感じました。死体の正体さえわかれば一気に真相まで導き出せるものの、まず「死体」と言われればあの死体を思い浮かべるでしょう。まさかこんな真相が準備されていたとは。題材の扱い方がすばらしい問題です。(フィーカスさん)
あの有名な事件か?と思わせるベールが見事。(大和守さん)
「同じ作者のスープは一つまで」の自分ルール(こうしないと削れない)で『盗作疑惑』との二択でした。
やはり当初から推薦したかった方への思いが強かったですね。(コメントのみ)(第四アルカ騎士団さん)
NO.22 #b#「きずなの糸」#/b#
やはり今年一番の衝撃といえばこれ!!
まさにダークホース…いや、ディープインパクトと見紛う傑出ぶりです。(松神さん)
落語の古典だと言われたら、時代錯誤であることを忘れて信じてしまうだろう。
それくらい、オチが鮮やかで完成されている。
ウミガメのスープの良問として世界に広めていきたいこの問題を、どうかオブザイヤーに。(牛削りさん)
コメント:2016年を代表すると言われたらこの1問しか無いと思います。
MVS得票順、1ページ目にある2016年産はこの問題だけです。
特に情報の伏せ・提示がお見事で、MVSの部門を満遍なく取ってるだけあって、どの点においても素晴らしい。
何も言うまい。
これこそ「オブザイヤー」です。(春雨さん)
私は参加者でした。
この問題の仕掛けは二段階になっていますが、一段階目で正解を出したうえでさらなる考察を促す進行でした。二段階目の仕掛けがひらめいて、すべての要素が一点に向かって集約していったときの感動は忘れられません。
名作をありがとうございます。参加できてよかった。2016年最高の幸運の一つです。(ゴトーレーベルさん)
シンプルな問い。シンプルな真相。ヨウ素液問題、そして重曹問題としてふさわしい出来栄えだと思います。(低空飛行便さん)
科学というとても説得力のある論理を否定するだけの大きい理由を探す、というチャームの深さ。そしてその意外な着地点には思わず笑いを禁じ得ない。登場人物の気持ちにもとても納得のいく、非常に洗練された問題です。(ShiMaさん)
個人的に好きな問題はたくさんあるけれど、2016年を代表する問題にふさわしいのはどれかと言われるとやっぱりこれ。明確な謎に、鮮やかなトリック。抜群の納得感に、「これしかない!」という絶妙な表現。どこをとっても素晴らしく、2016年出題の多くの名作・傑作の中でも、総合的な完成度において頭ひとつ抜けた問題であることは間違いありません。(azさん)
2016年のみで27MVSを得たこの問題がオブザイヤーを飾ることに異議を唱える人はいないでしょう。
チャームの高さ、納得感、伏線の付け方に問題文の隙の無さ、そして解説の物語性。ほぼどの部門にMVS入れても納得のいく、2016年を飾るにすばらしい作品です。(フィーカスさん)
名作なのは評価を見るとわかりますが、その割にはいい意味で脱力感があって、親しみやすい名作だと感じました。(旭さん)
推薦した中で唯一削ってしまって本当に申し訳ないほどの名作です。
「推薦されているべき」問題でしたが、「私個人の思い入れ」が、投票した各作品の方が僅かに強かった為です。(コメントのみ)(第四アルカ騎士団さん)
NO.23 #b#「Cさんの定例報告」#/b#
この問題に関しては、言いたいことを殆ど推薦文で書いてしまった感はあります。
ただ、まだ言い足りない部分があります。この問題はそれぐらい好きです。
この問題の最大の特徴は「表現のユニークさ」にあると考えます。
「定例報告」「共通の目標に向かって邁進」「失敗を聞かされて一時的に中断」。
これらの仰々しい単語が、まさか「あれ」の事だとは、一見して気付くことは出来ません。
問題を初めて見たときに浮かび上がるであろう光景は、QQSさんの巧妙なトラップなのです。
もちろんそれは「普遍性」を代償にしていますし、(私はそうでもないですが)人によってはアンフェアに映るかもしれません。
よく見れば、問題文の状況だけでは「不可解な状況」や「明白な謎」があるとも言い切れません。
しかし、それらを全て引っ繰り返すのがこの表現のトリックです。
「そういうことか、やられた!」という、思わず笑ってしまいそうになりながら納得する心地いい感覚。
問題文のお堅い印象に反してバラエティ的な、つるんとした後味のスープですね。フルーツポンチ的な。
推薦文でも述べさせて頂いた「どういうことだろう?」の表現に加え、「Dさん」も特筆すべきでしょう。
真相が判明してから分かる、何故「Dさん」だったのかについて。
ラテシン独特の「カメオ」「カメコ」「ウミオ」などの登場人物を用いず、「Aさん」「Bさん」「Cさん」にした理由。
この「Dさん」のための人物表現も、「そういうことか、やられた!」の感覚につながるでしょう。(第四アルカ騎士団さん)
あの遊びを、そう表現するの?!という驚き。「Dさん」の正体。何度読んでも素晴らしい作品です。(と☆んさん)
この状況を「Dさんの失敗」と表現するところが見事なトリックだと感じました。
解説を見て納得しない人はいないと思います。(ドラ猫さん)
コンパクトな問題文ながら無駄がなく、何気ない一コマをこう切り取るのか、と驚かされる作品です。Dさんとなっているのも、お見事。(風木守人さん)
「やられた!」という感がとても強い作品でした。(kinnsadaさん)
問題文はとても抽象的なもので、少々想像が難しいかもしれません。
しかし、その【抽象的部分】が見事なベールとしても、更には、問題上で非常な役割をもつクルーとしても解説の絶妙な納得感を生み出しているのです。
そしてそれを生み出したのはやはり、出題者の表現力の為せる技であると私は考え、今回の投票に至りました。
すごく綺麗な問題であると思います。(ごがつあめ涼花さん)
キャラクターの名前を「Aさん」「Bさん」とすることが最適解であるというのが非常に珍しいと思いました。普通はここまで考えて問題を作らないでしょう。出題者のこだわりが感じられる問題です。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.24 #b#「ラテナ・ド・ブルゴーニュ」#/b#
こちらもまた、推薦文で既に多くの部分は語っています。
が、こちらでは推薦文で述べたことについてもう一歩踏み込みます。
この問題は、チャーム要素を全て取り払っても問題として成立自体はします。
「ワイン評論家が酷評したワインは、大人気のワインだった。何故?」→「○○だったから」
削ぎ落しと文章表現を改造しすぎて別物ですが、主旨としてはこれだけでも問題にはなってしまいます。
しかし、これだといかにも味気ないですね。
この問題は、ウミガメのスープにおけるチャームの重要性をよく表した作品であると言えます。
チャーム要素となる様々な装飾こそが、この問題に奥行きと物語をもたらしています。
もちろん物語が薄くても名作は生まれますが、物語あってこその名作といえばこのスープでしょう。
しかも推薦文で述べた通り、それらの装飾はただのチャームではないのですから。
付け加えるなら、解説の表現についても見逃せません。
地の文らしい地の文は存在しません。簡単な説明のついた発言者とその台詞だけで構成されています。
シンプルながら、この表現こそがこの問題に物語性を与えてくれたと思われます。
ここが説明口調の地の文だと、問題全体の印象は大きく変わった事でしょう。
SoMRさん曰くミスがあって解説の最後の一文が切れたため、まとメモで補足しています。
結果的にはそれがまた味わいを生んでいるという点も面白い所と言えます。(第四アルカ騎士団さん)
トリックが巧みで身近な素材をぴったりなシチュエーションに仕立ててあるのが素晴らしいです。
個人的には2016年で一番好きです。(みんさん)
解説を読めば「なんだそんなことか」と思いますが、問題文からはなかなか想像がつかないでしょう。こういう問題は、自分の目指していきたいところではあります。(コメントのみ)(フィーカスさん)
この問題を良問たらしめている最大の要因は、冗談抜きで、タイトル、
すなわち「ラテナ・ド・ブルゴーニュ」という作中ワインにつけられたネーミングでしょう。
これが「ウミガメワイン」だった日には、同じ問題文でも、此処までの問題文の格調の高さは生まれなかったと思います。
細部まで言葉選びに気を使っているであろうこの問題ですが、固有名詞ばかりは問題のアイデアとは別にひらめきが必要です。
出題者はこのネーミングが降りてきた時、絶対心の中でガッツポーズしたと思います。(佐山さん)
NO.25 #b#「小野寺さん」#/b#
とてつもないインパクトを受けたのは推薦文の通り。「答えは野の百合」と同じ作者と後で気づいて驚きました。(kinnsadaさん)
NO.26 #b#「世界征服入門」#/b#
好きです。作戦を考えるまでの過程と至った結末を見比べるのがたまらなく好きです。(しゅんわさん)
NO.28 #b#「その問題を解いたなら」#/b#
この問題、めちゃくちゃ大好きです。
解説を読んでから、じわーっと心が温まり涙がこみ上げてきます。
問題文の一つ一つの言葉が無駄なく綺麗に配置されていて、解説を読み終わった後に読み返すと、解き明かすべき「最後の問題」を全力で私たちに示してくれていたことに驚くと同時に強く感動しました。
この問題に出会えて良かった。今後、人にウミガメのスープを教えるときに最初に出したい問題です。(ふりかけさん)
扉の意義があまりわからなかった私に、素晴らしさを気づかせてくださった1問です。扉を出そうと思うとき、この問題をいつも目標にしています。(ひゅーさん)
この時期になると思い出す、そんな美しい情景が描かれていて大好きです。(ツォンさん)
解説が素敵。タイトルの「その問題を解いたなら」から「希望に満ちた五つの笑顔が並んだ」の解説で、卒業の日の美しい情景が目に浮かびます。(OKinBakoさん)
2016年の扉問題でも最上位に位置するであろう問題。多分この題材を扱おうと思った人はいたでしょうが、このような問題文に仕立て上げた点は、さすが叙述トリックを得意とする出題者のなせる技だと思います。(コメントのみ)(フィーカスさん)
アイデア自体が良い物なので、もっと適当な問題文でも十分良問になったと思われる当問題。
練りに練り込んだ問題文から生まれる構成の美しさもさることながら、このアイデアを扉にしてしまうという贅沢さ。
仮に私が同じアイデアを思いついた所で、絶対ウミガメにしていたと思います。
扉問題の定義「物当ては扉」の「物」を「物品」だと勘違いしている人に、
こういうもの扉なんだよ、提示にしたい、
凝っているけど捻っている訳ではない、模範のような綺麗で高品質な扉問題だと思います。(佐山さん)
NO.29 #b#「エレベーターの姿煮」#/b#
タイトルと問題文を見て、一瞬にしてこの問題に惹きつけられました。
好きな食べ物がエレベーターであることは一般的に考えればあり得ないこと。
この明らかにあり得ないことが日常の中で起こりうることだったと気付いたときの強い衝撃。解説を読んだときの圧倒的な納得感は本当に素晴らしいと思いました。(ふりかけさん)
タイトルと本文のチャームが強烈な1問です。日常で役立つ知識を生かした問題は納得感が目立つものが多いですが、本問題は高いチャームまで存在します。水平思考を紹介するときに教えたい1問です。(ひゅーさん)
これ、やってる人いそうだけど、こうして魅力的な問題にできるのがすごい。 タイトルを見た時、魚の煮付けみたいなものを想像しました。(と☆んさん)
NO.30 #b#「くろいおもい」#/b#
私も参加していて、その時「シンプルでチャームあって良い問題だ!埋もれずに評価されてほしい!」って心から願ったのですが、全く杞憂で当然名作として評価されていて、人の問題なのに嬉しいし誇らしいです。タイトルも「黒」のチョイスもチャームを最大限にしているし、クルーも明確で解説は誰しも経験がある100%の納得感。(コメントのみ)(letitiaさん)
NO.32 #b#「名前を失った鳥たち」#/b#
「この構成で即バレず、数日もつ問題になる」とどうやって判断して出題したのかに興味があります。個人的な話になりますが、登録数日でこの問題の観戦から解説を見ることが出来たのは少々贅沢すぎました笑(SoMRさん)
「ンゴヤギギ」が何かを当てる物当てだと思いきや、まさしく水平思考を取り入れた美しい問題。
問題文をよく読まないと答えにはたどり着けません。(ドラ猫さん)
チャーム、トリック、物語の3つの要素が鮮やかな色を持つ、20の扉問題です。
出題者によっては単純な物当てになりがちである20の扉の問題で、ここまで水平思考性の高い問題を作り上げた牛削りさんの力は本当に素晴らしいと思います。
名前を失った鳥たち、解説を読んでタイトルの意味を理解した私は、驚きと感動のあまり涙を流しました。それほどまでに、私はこの物語が大好きです。書籍化希b(ry
ごめんなさいなんでもないです。 とにかく、以上の理由から私は投票しました。(ごがつあめ涼花さん)
この問題は、「仮に○○とする」という言葉やそれまでの出題を利用した迷彩のギミックが素晴らしい作品であると共に、物語、問題の構成としても非常に美しい作品だと思います。
答えに納得し、解説の物語を読み感動し、そして最後に改めてタイトルを見てその意味にまた納得する。
最初から最後までその流れが理想的に完成しているこの問題は、私の最も好きな問題のひとつであり、いつかこのような問題を作りたいという憧れの対象です。
また、この問題に関し、ぜひとも推薦したいと思っていたもののギミックの肝を上手く説明・表現出来ず悩んでいた私にとって、SoMRさんの見事な推薦文もまた憧れの対象であります。
素敵な問題を作成して下さった牛削りさん、そして素敵な推薦文を書いて下さったSoMRさんへの感謝を込め、投票コメントとさせて頂きます。(てんぐもさん)
NO.33 #b#「隠者が贈る100問目」#/b#
協力して謎を解いていく感覚がとても楽しく、長時間夢中になりました。物語の中に参加できたような、不思議な幸福感も体験できました。
参加した一人として、投票という形で、この素晴らしい問題を改めて称えたいと思います。
いろんな方々に参加者としても体験して欲しいけれども、再放送は難しいであろうことがもどかしい。私自身も可能であれば、記憶を消してまた参加したい問題です。(希少種佐藤さん)
わたしは亀夫君問題の場合、質問数が100を超えるようなものは「設定が複雑すぎる」ものや「誘導がちゃんとされていない」ものが多いため、あまり好きではありません。しかし、これだけ複雑な設定をきちんとこなした出題者の誘導の腕は素晴らしいと思いました。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.39 #b#「『私が泣いていることを証明せよ』」#/b#
シンプルだけど深い味。ずっと表情が変わらなかった理由にたどり着くと、驚かされます。楽しさの凝縮スープ。(OKinBakoさん)
「証明せよ」とは…?全く答えが想像つかないまま質問を読み進め、正解を見た時の感動ったらありません。顔文字の可愛さも相まって大好きな作品になりました。(と☆んさん)
NO.40 #b#「新説・カメゼルとラテーテル」#/b#
誰もが知っている童話を題材としながらも
誰もが納得できる驚異の語り継ぎたい名作なのです。(天童 魔子さん)
美しすぎて、個人的にはもはや芸術的と感じる1問。納得感だけでなく、素晴らしい物語性まで備えた作問能力は本当にうらやましいです。(ひゅーさん)
童話の設定を汲んでいて非常に納得感が高い解答でした。ブラックなところも魅力です。(みんさん)
童話の内容設定を生かした問題は数ありますが、斬新な解釈ではなく、正面から向き合った感が好印象でした。(なぜこれが瞬殺・・・)
これで、継母が即効性の毒を仕込んだのが、「餓死などよりは苦しまないように~」みたいな心情っだったりすると、なんだか物語としても広がりそうですね~(BB弾さん)
自画自賛ですが自信作でした。瞬殺されたのはチョー悔しいです( (コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.42 #b#「ファンファーレの鳴る頃に。」#/b#
美しく切ないストーリーがしっかりと問題の謎に組み込まれており、非常に心に残る作品です。(QQSさん)
ラテシンでこんなに切なく、胸がしめつけられるような気持ちになることもあるんだなぁ…(と☆んさん)
NO.44 #b#「ハンドメイドボックス」#/b#
問題文を解説の後に読み返した時、「これもこれもこれも伏線だったのか!」と気付き鳥肌が立ったのが忘れられません。(ぞたさん)
チャーム、トリック、納得感、物語でレーダーチャートを作ったとすれば、全てが満点で、特に物語とトリックが振り切れるだろう。
参加者を驚かせたい、楽しませたい、喜ばせたい、そういう純粋な気持ちを一生懸命問題に込めたんだということがとてもよく伝わってくる。
生きる伝説、水上さんの生み出したひとつの到達点であるこの傑作、オブザイヤーにしない手は無いでしょ。(牛削りさん)
洗練された問題構成に加え、心に染みる物語が追い打ちをかけてきます。美しすぎる問題です。(みんさん)
今年参加した問題の中で一番記憶に残っています。質問している時から、これは歴史的名作に参加しているのでは…という予感があり、解説を読んで確信に変わりました。全てがハイレベルでまとまっているだけでなく、解説に卓越した工夫があって、飛び抜けた名作だと思います。(letitiaさん)
悲しくなる原因を問われ、この真相までの落差、そしてベールの厚さ、まさに絶妙です。想像もできないエンディングと、さらなる納得感はラテシンオブザイヤーノミネート作の中でもトップクラスの問題であると思います。(風木守人さん)
NO.45 #b#「そっか。」#/b#
ジャムパン問題として多くの人に愛されているであろうと、私も勝手に思っております。
解説を読んで心震えました。大好きな問題です。(OKinBakoさん)
なぜジャムパンを踏んでしまったら泣くのか。
そんな疑問が解説文で見事に消えました。
「涙を流す」という言葉を巧みに使った納得させられる問題です。(ドラ猫さん)
牛削りさんには代表作が多すぎて、全部挙げるのが大変なくらいなのですが、この問題でまた代表作が増えちゃいました。問題文も解説もさほど長くはなく、シンプルですが、シンプルだからこそ深みがある行間を読ませる大人の名作だと思います。理屈で評価できるところは沢山ありますが、理屈抜きで大好きな作品です。(letitiaさん)
視点のずらし方が巧みで、奇をてらわない王道たる問題。
そうでありながら、綺麗に整った問題文が纏う雰囲気と選び抜かれたワードのチョイスによって確かな個性を持っているのが素敵です。推薦文にもある通り、"ジャムパン"でなくても成立するものの、あらためて見ても「やっぱりジャムパン」と思わせられます。誰もが真似るべき王道を誰にも真似できない個性で進む、匠の1問です。(azさん)
NO.46 #b#「未完の泥棒」#/b#
私が推薦した問題ではない中から一問選ぶならこの問題です。
こちらもまた、普遍性と強い納得感を兼ね備えた作品です。
現実でも起こり得て、そういった際に役立つ問題でもあるでしょう。
azさんの推薦文がまた素晴らしいので、むしろ書くことに困りますが。
「これぞ水平思考」というものを、分かりやすく解説できる問題の一つでしょう。
「情報の補完」「視点の切り替え」などの、水平思考問題ならではの特徴。
その流れを非常に端的に表すことのできる作品になっています。
何故なら、問題の構造そのものがとてもシンプルかつ分かりやすいものになっているからでしょう。
私の解釈では、「一連の事実のうち状況設定や連続する事象のうち一部を隠して、不可解さを加える」というタイプです。
解くためには、隠された状況設定を明らかにした上で、視点を切り替えて隠された事象を暴く必要があります。
この構造が整えられて、いわゆる「強烈な個性」とは対極にある、洗練されたお手本のような作品と言えます。
加えて、この問題を気に入った理由として、状況の身近さがあります。
この問題文の前提となる「とある状況」、私の近所にはたくさんあります。
そのおかげでより身近な印象を受けるのかもしれません。
私が登録していた時期であるのに、時間帯の関係で参加できなかったことが悔やまれます。(第四アルカ騎士団さん)
水平思考問題としてあまりにも完成度が高く、もはや芸術品と言えるレベルの大傑作。投票しない訳には行きません。(QQSさん)
状況が鮮明にイメージできます。子供に解かせてみたい問題です。(kinnsadaさん)
状況設定を一つ隠しているだけでここまで明確な謎が生まれることに驚きです。それもまた、「隠している」ことにも気付かせないし、「解き明かす」ためのクルーもしっかり用意されているし、ぐうの音も出ないとはこのこと。納得感抜群で、かつこの謎ってシンプルにめちゃくちゃ面白くて、人に出したくなる問題です。(コメントのみ)(letitiaさん)
これぞ水平思考、という一問。
故意に隠した情報はなく、事実を全て書いているのに、それでも矛盾が起きる。
洗練された技術などなくても、着眼点一つで素晴らしいウミガメは作れるという事をこの問題は見せつけてくれます。
いえ、出題者が技術的に未熟とかいう事は絶対ないのですが。(佐山さん)
NO.47 #b#「もってるけど貸して」#/b#
これは借りるしかない!シンプルで、周りに出題しやすい。良問です。(と☆んさん)
こちらもまさしく水平思考のお手本で、納得感の強い作品です。
納得感の強い作品、やっぱり大好きですね。(コメントのみ)(第四アルカ騎士団さん)
「日常の謎」と呼ばれるタイプの名作の中でも、もっとも日常的で必然性のある問題の一つ。誰しも経験のある、でも誰も気付かない「矛盾した」状況に目を付ける。これぞコロンブスの卵!タイトルもすごく、なんていうかじわじわと良い。「もってるけど貸して」…かぁ。声に出したくなる日本語です。(コメントのみ)(letitiaさん)
NO.48 #b#「チョイト一杯のつもりで飲んで♪」#/b#
個人的にはこれはかなりの完成度なのででいつまでも眺めていたいまであります。(松神さん)
問題文を読んだ瞬間から先入観に囚われました。(ドラ猫さん)
先入観を利用したトリックに見事にはめられてしまいました。
このタイプのトリックを上手く使えるようになりたいですね。(コメントのみ)(第四アルカ騎士団さん)
NO.49 #b#「魔女のなぞなぞ歌」#/b#
こんなことを言ったら花鳥さんは気分を悪くされるかもしれないが、この問題は「決して万人受けしなさそうだけど大好き部門」かもしれない。
個人的に「ブクマがやたら伸びていてその割にMVSが少ない問題」は「万人受けする問題ではないが好きな人はめちゃ好き」という印象を受けるが、この問題は現在の時点で10ブクマ1MVS。まさにそれ。
こういう凄い問題がまた生まれて欲しいという意味を込めて、投票。(SoMRさん)
NO.50 #b#「【私立ラテシン学園】七転八郎の宴会【学園祭】」#/b#
ほんまに精巧にできてる。
でも解説で「こいつらはアカン」と思ってもうた…(しゃっくり2さん)
NO.51 #b#「おくりもの」#/b#
本当に美しい問題です。(SoMRさん)
いっぱい投票されると信じているので、私からは「とうひょうします」のひらがな8文字だけをお贈りします。さりげないながら、文句なしの名作。(ゴトーレーベルさん)
「これが『20の扉』というものなのか」と感動させられるほど、シンプルで洗練されていて納得感も非常に高い問題です。(ShiMaさん)
他の方々も仰る通り、美しい問題だと思います。解説の納得感、そして斬新性。どちらも凄まじいパワーを持っていました。(相須 楽斗さん)
20の扉が「ただの物当て」には収まらない事を体現した問題です。
それでいて納得できる、この発想、羨ましいです。(コメントのみ)(第四アルカ騎士団さん)
NO.52 #b#「ヤサイマシマシアブラカラメ」#/b#
見事な騙しが好きです(ツォンさん)
こちらも先入観を利用した見事なトリックの問題です。
ラーメン、時々無性に食べたくなります。(コメントのみ)(第四アルカ騎士団さん)
解説を見た時に「うわ、こんなところにも問題の種が!」と驚かされました。こんなにも身近に謎の種があるなんて、日常にはおもしろいものがたくさんあるのだと気づかせてくれる問題です。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.56 #b#「満月魔法「ニレイニハクシュ」」#/b#
問題文で自分が想像していた情景と、解説文での情景が全く違いました。それにより、非常に気分の良い敗北感を得ました。(相須 楽斗さん)
NO.57 #b#「不吉なプレゼント」#/b#
必要十分な情報のみでビシっと締まった問題文、そこに隠されたトリックを解くためには正に水平思考が求められます。納得感も高く、総合的にレベルの高い作品です。(QQSさん)
「比較する」という1つの見方を端的に示していて良いと思います。
また、シンプルな問題構成とタオルというマクガフィンのチョイスも良いと思います。(ディダムズさん)
散々考えながら答えに行き着き、ただ一言、そっちかよ!?と叫びたくなります。まさに、視点の切り替えが大切な問題です。(風木守人さん)
クルーのチョイスが見事です。私は選外としましたが、投票する人は多いのではないでしょうか。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.58 #b#「この映画を作ったのは誰だ!?」#/b#
私は自薦した五つに投票させていただきたいと思います(総評より抜粋)(かもめの水平さんさん)
NO.59 #b#「覚醒ノ光」#/b#
私は自薦した五つに投票させていただきたいと思います(総評より抜粋)(かもめの水平さんさん)
水平思考らしい扉問題。「光」と言われれば視覚を問われているという固定観念が産まれますが、問題文を良く読めば「だからこういう書き方なのか」と納得できます。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.60 #b#「横恋慕」#/b#
mvs三票も入れた情熱に嘘はありません。やはり個人的に大好きな問題です。(松神さん)
トリックに気付くことができなかった自分を恥じるばかりです。悔しい。公平でクリアな視点がなければ作れない問題だと思います。(ぞたさん)
振られたのに希望を持ったというチャームが良いと思います。
また、ベール1つで見方も変わり納得の解説が現れる点が面白いと思います。(ディダムズさん)
この問題はただの水平思考問題というだけでなく、社会に対する問題提起としての問題としても通用するほどだと思います。勝手な解釈ですが。(ShiMaさん)
私は自薦した五つに投票させていただきたいと思います(総評より抜粋)(かもめの水平さんさん)
NO.61 #b#「殉教者」#/b#
問題文と解説が一体であるかのような不思議な感覚を覚えました。この問題文こそが、この物語にとって最良の形であるということの証なのではないでしょうか。(ぞたさん)
当問題を映画だとするならば、解説の中の問いに答えている核の部分は、まさしくそのラストシーンとピタリ一致するだろう。
ウミガメのスープによって映画のワンシーンを作ることはできる。しかしラストシーンと一致させるのは至難の技だ。
納得感と感動とが同時に襲い掛かってくる、ウミガメならではの貴重な体験を提供してくれるこの作品、オブザイヤーに輝いてほしいなあ。(牛削りさん)
これは凄い。解説を読んだとき、感情が高ぶって叫びそうになりました。こんなに綺麗なことがあっていいのか、と。
問題文を見返して、さらに心が揺さぶられました。「深く信仰していた」からこその棄教。この問題は素晴らしすぎます。
大切なものは人それぞれであり、そのときの状況によって変わる可能性も大いにあると考えていますが、この男はきっと本人にとっての最良の選択をできたのだと思うと、ぎゅーっと胸が苦しくなります。
とても心が温まり、大切なことに気付かせてくれる、素晴らしい作品だと思います。(ふりかけさん)
私がラテシンに登録したばかりの頃、MVS一覧の一番上にあったのはこの問題でした。「このサイトはこんな凄い問題が出題されるのか……!」と衝撃を受けた、思い出深い1問です。強烈な矛盾と、その矛盾を解決する鮮烈な真相。短い問題文の奥にある物語に心打たれました。(azさん)
私は自薦した五つに投票させていただきたいと思います(総評より抜粋)(かもめの水平さんさん)
【宗教を深く信仰していた】ので【棄教する】という、因果関係の中で生じた矛盾を【謎】とし、かなりチャームが高い問題が生まれています。
納得感、物語でもかなりの作品であり、だからこその投票となりました。(ごがつあめ涼花さん)
問題文からは予想できない納得感があった。(大和守さん)
NO.62 #b#「神の鑑定人」#/b#
自画自賛ですが好きなんです。(ツォンさん)
私は自薦した五つに投票させていただきたいと思います(総評より抜粋)(かもめの水平さんさん)
NO.63 #b#「他人の粗探しは楽しい」#/b#
チャーム満載の問題文とそれにぴたり適合する解説文。また、問題文の人物の感情にも温かみを覚え、とても好みの問題です。(相須 楽斗さん)
NO.65 #b#「要らないですが要ります」#/b#
色んな状況を考えたが、最も納得感のある解説だと感じた。(大和守さん)
NO.66 #b#「失踪」#/b#
こんなに良い問題がノミネートされないわけがありませんよね。出来ることなら自分で推薦したかったものです。(松神さん)
素晴らしい物語性はもちろんですが、個人的にはクルーがしっかり含まれているところが好みです。「やられた!そういうことか!」と清々しい気持ちになる1問です。(ひゅーさん)
物語と、それを問題にする手際に感動しました。(旭さん)
NO.67 #b#「大空へ」#/b#
この問題を初めて見た時にどうリアクションすればいいか分からなかったのですが、ここで投票するのが正解だと本能が訴えかけてきました。(ぞたさん)
非現実なのに誰もが共感できる解説が素晴らしいです。(kinnsadaさん)
基本、非現実要素が入った問題というのは納得感が低いものがとても多いのですが、この問題では、問題の根本が非現実要素であるのにも関わらず、納得感がかなり高い、異色のものとなっています。はじめてこれを見たときは、(shinshinさんがラテシンを同じ時期に始めたとこもあり)このような問題を作ろうと意気込んだのを覚えています。
今となっても忘れられない大好きな問題の1つです。(ごがつあめ涼花さん)
NO.68 #b#「ルイを偲ぶ」#/b#
ベルサイユ宮殿って本当にでかいらしいですよ(弟情報)。自分は知りませんが。
まぁ田舎の子って東京ドームのでかさを知らんからびっくりするわな。
…東京ドームってどれだけ大きいん?(しゃっくり2さん)
NO.71 #b#「愛・シンディ教」#/b#
問題文の言い回し一つ一つに気が遣われていて、そんな気配りを発見する度に感心してしまう。
最小限の物言いでその裏にある物語を暗示させてしまうこのスマートな技巧に脱帽。
ラテシン問題に小さな革命を起こしたこの問題はに、オブザイヤーの冠はよく似合う。(牛削りさん)
嫉妬することすら憚られるほどクールでカッコいい作品。1%で良いからセンスを分けて欲しいです。(QQSさん)
シチュエーションを当てる、というありそうであまりなかった扉。扉形式にすることで、ウミガメのように別解の存在に対して神経質になる必要がなくなっている分、シュールなギャクとしての解説の切れ味が増しています。状況設定の面白さ、ジョークとしてのキレは格別。扉問題の新たな可能性とも言えるこの問題に1票。(azさん)
NO.73 #b#「【オリオンボール】」#/b#
まさかの勘違いwでもありそうなのですw(ツォンさん)
NO.74 #b#ゴリラ「タスケテー!」#/b#
「初出題/衝撃のデビュー作/★美味イイネ!問題/第4回ラテシンオブザイヤーノミネート作」っていうタグの並びがすごいですね。「※非現実的要素はしゃべるゴリラがいるだけです。」というのは初出題らしい初々しさというか、はにかんだ感じなのに大胆な注釈が面白くて、チャームはもう100点満点。解説は蓋を開けてみれば論理的でそう難しい問題ではない(実際瞬殺されている)のですが、”ゴリラ”を選んでこの問題文を生んだことが紛れもない発明です。(letitiaさん)
しゃべるゴリラが登場する事で、答えの納得感を上げているところが面白いです。非現実要素の使い方のある種のお手本だと思います。初出題がこれとは信じられません。(風木守人さん)
初出題とは思えないこのクオリティ。2016年登録の人は実に素晴らしい出題者が多い年だったと思います。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.75 #b#「やる気のないヒーロー」#/b#
思わずほっこりとする真相でした。私は普段あまり顔文字を使わないのですが、この問題ばかりはこのやる気のない顔文字を使いたくなります。ヒーロー、おつかれさま。ゆっくり休んで。(´・ω・`)(低空飛行便さん)
NO.78 #b#「【数学スープ】げしゅたると崩壊」#/b#
インパクトが強烈でした。見た瞬間から解きたくなります。(旭さん)
NO.80 #b#「パシりパシられ・ウミオの場合」#/b#
この問題文の技巧は最高レベルです。普通に書いたら不自然な描写があちこちに出てくるでしょうが、それをひらひらとごく自然に回避している印象です。名作。残念ながら作者はしばらくお見かけしませんが、再登場が待たれます。(ゴトーレーベルさん)
この素材にこのシチュエーションを合わせるとはお見事です。とてもチャーミングな問題でした。(みんさん)
NO.83 #b#「あのね」#/b#
正直なところ、オブザイヤーで初めて知った問題でした。天童魔子さんの素晴らしい作問能力がぎゅーっと詰まった1問ではないでしょうか。1つの劇が作れるような、美しい問題です。(ひゅーさん)
悲しいけど、前向きの妹にウルッとしてしまいました。(ツォンさん)
美しい解説文。湧き上がる納得感。魔子さんの技術が詰まった至高の一杯。(OKinBakoさん)
NO.84 #b#「ペンとリンゴとパイナップル」#/b#
問題・解説・進行、すべてにおいて高い次元の一問。昨年彗星のごとく現れた彼を表現する、代表作といえるスープ。(OKinBakoさん)
オブザイヤーですし、昨年大流行した題材をうまく調理してしっかりとした問題に仕立て上げたこの問題にも投票します。個人的には「ペンと汁でペンシル」に質問オブザイヤーを差し上げたいですね。(ShiMaさん)
NO.85 #b#「【最後の一行】上を向いて進もう」#/b#
解説文を読みながら、「イイハナシダナー」とのんきに考えていると、最後の一行で衝撃を受けました。
これほどの完成度の解説文を作れる天童さんはさすがだなと感じました。(ドラ猫さん)
この『最後の一行』の企画そのものがこの問題のためにあるのではないかというほどの問題です。
戦慄、その一言に尽きます。本当に魔子さんの引き出しは大きいですね…(コメントのみ)(第四アルカ騎士団さん)
NO.86 #b#「ガソリン満タンで!」#/b#
問題文を見た瞬間に植え付けられる、圧倒的な先入観。
その先入観を咄嗟に取り払うことは大変難しく、私たちはいとも容易く、問題文から予想される一部の可能性を切り捨ててしまうことでしょう。
解説を見て「うわあ、だまされた!」と気付く気持ちよさ、爽快感はそうは味わえないと思います。
言葉選びが巧妙で、素敵な問題でした。(ふりかけさん)
NO.87 #b#「台風一家」#/b#
問題文の印象から描ける情景と、解説の情景のギャップが良いと思います。
また、空間的な視点の重要性を示している点も良いと思います。(ディダムズさん)
あまり指示語は好ましくないですが、あえて「その家」と表現した点は細かいながら素晴らしい表現だと思いました。なるほど、これは見事な慧眼だと思います。(コメントのみ)(フィーカスさん)
あまり感心できない要素のある問題文に見えて、解説をみれば他になかったと納得せざるを得ないという構成。
考えようによっては納得度や問題と解説のギャップの為に問題文のチャームを犠牲にした作りとも言えます。
それでいて、限りなくシンプルな文章にする事によって、問題文のチャームを保ち、
僅か一行、問いかけ以外全てがクルーという絶妙な綱渡りの様な構成です。(佐山さん)
NO.89 #b#「シンプルな広告」#/b#
考え方の方向性を大きく変える必要がある点が良いと思います。
また、誰もが見たことあるものをスープとして捉えた着眼点も良いと思います。(ディダムズさん)
NO.90 #b#「肉肉そして肉」#/b#
非常に現実的で納得感があり、ベール1つで納得の解説の現れるワンワードベールの傑作。
また、ちゃんと別解を潰して解説のネタを活かしている点も良いと思います。(ディダムズさん)
焼肉を食べに行く時には忘れられない問題となりそうです。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.93 #b#「おやすみなさい」#/b#
この問題を作るのにどれほどの試行錯誤を必要としたことだろうと思うと、物語の優しさも相俟って、涙が出てくる。
忘れられない素敵な物語を心の中に残してくれたこの問題こそ、オブザイヤーにふさわしい。(牛削りさん)
私が他に挙げている4つは、「トリック」や「納得感」が強めに出ています。
基本的に私は、それらの要素を重視する傾向にあるのでしょう。
逆に普段はあまり「物語」に注力したスープを見ない傾向にもあります。
しかしそんな私でも推薦したい「物語」のスープが、この作品です。
この問題も、語りたいことの多くは推薦文で述べていますが、まだ語れます。
というより、推薦文が我ながらちょっとこっ恥ずかしい文章になってしまったので、真面目な形で。
最初、問題文での彼女は「ただ歌っているだけ」です。
そこからは、まだ解くべき謎も問題点も見えてきません。
ですから、質問者側は歌っている彼女に声をかけるところから始めるのです。
しかも、「何も困っていることはない」とまで言われてしまうので、何をすべきかを探すのには少々骨が折れます。
ようやく解決すべき問題が見つかったので、素直な解決法を取りたいところ。
ところがここで、いくつかの制約があることが判明し、別の方法を取らざるを得なくなります。
それまでにもいくつかの少し不思議な点がありましたが、それが判明するのは何とかして問題を解決した後の事。
この構成の絶妙さはやはり熟練の技というべきでしょうか。
そして何より、最後の問題を解決する方法にハッとさせられます。
全てが繋がり、問題文の構成がこうなった理由を察したときには言葉を失いました。
このような流れによる最後の問題とその解決法は、まさしく愛がなければ思いつきません。
付け加えて、推薦文や投票理由を書くためにもう一度じっくり見直してハッと息を呑んだ部分があります。
最初に読了したとき「どうしてこのタイミングで彼女が『そこ』にいたのか」という疑問がありました。
その答えは、質問23への回答にあったのですね。
様々な要素の繋がりで紡がれている物語であると、改めて実感しました。
よくよく見れば解説でもきちんと触れられていたのですが、恥ずかしながら後から見直して初めて気付いた次第です。
推薦文では敢えて「感動」という言葉を使っていないのですが、私がこれほど感動したスープはありません。
「物語」のスープをあまり読まない理由は「あまりにも心を動かされ過ぎるから」だったことを思い出しました。
感情移入しすぎて、たまに実生活に影響してしまうのです。(第四アルカ騎士団さん)
名状しがたき優しさと少しの不気味さが合わさって独特な雰囲気になっているなと感じました。解説の物語も心を揺すります。(相須 楽斗さん)
亀夫君からも1つ。えてして複雑になりやすく、誘導が難しい問題を、「単純な問題文」のみで構成し、「しっかりと誘導していく」という出題者はさすがだと思いました。亀夫君問題の中でも特に優れていたと感じたので1票。(フィーカスさん)
NO.94 #b#「てのひら」#/b#
問題文、解説の両方から伝わる暖かな雰囲気がとても素敵な問題です。問題文の雰囲気を解説でひっくり返す問題もいいですが、裏切らない問題は素敵だと思います。(ぞたさん)
非現実要素とか非日常要素とか何もない、ただただありふれた光景を切り取ったほっこりする問題なのですが、今年一番あったかい気持ちになりました。これから先も年に二回は思い出す問題になるでしょう。この問題を読むとき、読む人それぞれの人生に合わせて「愛の光景」が胸に湧き上がってくる。四行のシンプルな解説がこれ以上ない効果を持っています。(letitiaさん)
NO.103 #b#「サプライズ人事?」#/b#
「絆の糸」が凄すぎて過小評価になってる気がするのですが、この問題見た時ひな壇芸人みたいに「ガクーッ!」っと倒れこみました。やられたー!オイオイオーイ!って感じ。こういうしれーっとひっくり返すような問題大好きです。時系列を使ったトリックは色々ありますが、のりっこ。さんの「【カメなら良し!】」と双璧をなす名作だと思います。(コメントのみ)(letitiaさん)
NO.105 #b#「クールガイカメオ」#/b#
どうすればこんなに素晴らしい問題が作れるのでしょうか?好みのど真ん中一直線です。
シンプルであることの良さが詰め込まれています。(松神さん)
クールなアイドル、クールな問題。実は心の温かいアイドル、温かい問題。(低空飛行便さん)
「本人の望みと逆のことが起こった、でもOKだった」な構成で非常に参加しやすい(質問しやすい)良い問題文だと思いました。
さらに良質を重ねたいと解けない、状況の隠し具合がバランス良かったと思います。
(参加者にネタ質問を引き出させるのも個人的には高ポイントですねw)(BB弾さん)
納得感が素晴らしい。(大和守さん)
問題だけ読むと、ちょっとカメコの好みのタイプって・・・と思ってしまいましたが、答えを読むと納得と共に、キャーカッコイイと思わず(・∀・)ニヤニヤしてました。言い方ひとつで印象を変える大好きな問題です(花鳥さん)
推薦しようか迷った問題。これがオブザイヤーを取ってもおかしくないでしょう。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.107 #b#「【魔法の杖】」#/b#
答えを知った後に凄さがじわじわと感じられてくる、そんな洗練された問題です。(みんさん)
のりっこ。さんはもう一人だけやってることの質とレベルが違いすぎて、のりっこ。さんというジャンルだしのりっこ。さんオブザイヤーを作りたいくらいなのですが、今年の一問はこれかなと思います。解説見て一瞬「?」となって、問題文見返したら凄すぎて笑いました。今もまた投票のために見返して声出して笑いました。圧倒的すぎて笑ってしまう。(letitiaさん)
NO.109 #b#「無意味な石鹸」#/b#
これほどまでに舞台設定やクルー、言葉のチョイスが素晴らしい問題もなかなかないでしょう。どれ一つ言い換えてもほぼ成立せず、100点満点の問題文と思います。(コメントのみ)(フィーカスさん)
NO.110 #b#「Bullet or Bread?」#/b#
非現実要素を含みながら納得感のある問題を作るのは難しいものです。しかし、問題文にしっかり組み込むことで、フェアな造りとなっています。
こういうことをしれっとできてしまうのがこの出題者の素晴らしいところではないでしょうか。(コメントのみ)(フィーカスさん)
※ #b#「【猛者のスープ】断片推理」#/b#
対象外となってしまいましたが今年1番衝撃を受けた作品です。制約も多い中、ここまで完成度の高い問題を産み出されたことには驚きました。(kinnsadaさん)
部門賞
#b#・物語部門#/b#
7 ジョーカーあがり http://sui-hei.net/mondai/show/23931
9 魔術師の選択 http://sui-hei.net/mondai/show/23166
15 キン、コン、カン、コン http://sui-hei.net/mondai/show/28848
26 世界征服入門 http://sui-hei.net/mondai/show/28656
28 その問題を解いたなら http://sui-hei.net/mondai/show/22138
37 ツナグ http://sui-hei.n
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。