動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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カラオケボックス

作成者:SNC
部屋名:カラオケボックス
ルームキー:10分前に電話が鳴る
#big5#※注意※#/big5#
このチャットルームは、ツキノワグマさん、ししゃもさん、インパラさん、オコジョさんのみ利用できます。

それ以外の方は#red#立ち入り厳禁#/red#ですのでよろしくお願いします。

この部屋は、猛者のスープの問題を制作するためにあります。
目的がそれであれば、何をしても構いません。
問題制作の時間を、どうぞごゆるりとご堪能下さいませ。

改めましてラテシンチーム対抗戦~最強のスープはどれだ~にご参加アリガトウございます

つきましてはこの先のルールの補足についてご説明させていただきます
名前は匿名のまま、お伝えしましたが、チーム内では明かしても構いません
ですが、チーム外に明かすのはお止めください

この部屋を利用して問題を作成し、終了後公開をお許しいただければ、他の方の勉強にもなると思うので、ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます

何かご質問があれば忌憚なくどうぞ

****************************

EN3:ツキノワグマ
あっさりした問題文であるにも関わらず過不足無くクルーが含まれ、盲点を突いたトリックを解き明かしたのちには、そのトリック自身を核とした豊かな物語が待っている問題を作りたいです。
せっかくこんな豪華な企画に参加するからには、とばかりに2に自分の理想とする問題像を叩きつけました! どんなチームで問題を作れるのか、今からとても楽しみにしています。最高のスープ目指して知恵を絞ります!

EN7:ししゃも
シンプルなことばかり考えてるのでたまには難しいことを考えてみたいです。
他人の芸風をパクるのが得意です。頑張ります。

EN19:インパラ
納得感重視で、問題→解説の衝撃の強いもの。
ネタの用意は何点かございます。

EN43:オコジョ
 日頃は見落としがちなことを意外な角度から切り込んだ問題、
 あるいは心に温かいものが残る問題を作ってみたいです
 なかなか思うような問題が作れませんが、1人ではなく仲間とならやれる!
 力を合わせて良い問題を作れるように頑張ります!


****************************

①インパラ「生まれなければ良かった」(287680)
②インパラ「断末魔モンスター」(287682)
③ししゃも「恋の一方通行」(287986)
④ししゃも「屋上の抜け殻」(288118)
⑤ツキノワ「コールドスリープ少女」(288144)
⑥ツキノワ「減刑と殺意」(288144)
⑦ツキノワ「ダイイングメッセージ」(288144)
⑧ツキノワ「浪人ピアス」(288144)
⑨ししゃも「読めないと食えない」(289188)
⑩ししゃも「サンタなんて居ない」(289376)
⑪ツキノワ「密室でバラバラ」(290067)
⑫ツキノワ「凶器は花」(290067)
⑬ツキノワ「窃盗メイド」(290067)
⑭ツキノワ「両手用グローブ」(290067)
⑮ツキノワ「毒対策大皿」(290067)
⑯ツキノワ「電車の上に乗る」(290067)
⑰ツキノワ「扉とスイッチ」(290067)
⑱ツキノワ「足の指紋」(290067)
⑲ツキノワ「靴を落とさないシンデレラ」(290067)
⑳オコジョ「かわいい子」(290186)

問題文
私は、私の夫を殺した男を殺してやりたいほどに憎んでいます。
けれど今は、男の命を助けてしまったことに誇りを感じています。
なぜ?


#b#要約解説#/b#
男は、夫と同時に別の人物にも危害を加えていた。
医者である『私』が手術でその別の人物の命を救ったことで男の罪状が軽くなり、
判決に影響を与え求刑の死刑ではなく無期懲役になった。
『私』が別の人物を治療したことにより、男の命をも救った、と言える。
しかし、『私』は医者として当然の行いをしたまでであり、別の人物を救ったことを誇りに思っている。



#b#解説#/b#
あの日見た夫の亡骸は、これまで医師の仕事で散々見てきたはずのそれとは、まったく重ならなかった。
自分のことを気丈な方だと思っていたけれど、ただの思い込みだったらしい。
霊安室にいた刑事が何やら言っていた言葉は、何ひとつ頭に入らなかった。

どうにか葬儀は済ませたものの、私は夫の死を受け入れきれていなかった。
コーヒーは未だに二人分淹れてしまうし、墓参りにも行っていなければ、まだ位牌に手を合わせてさえいない。
でも、今日は、夫を殺した男の裁判だ。
そろそろ区切りを付けなければ、きっと私はいつまでも彼を弔えない。
その思いだけで、私は今どうにか傍聴席に座っていた。

被告人が入廷し、淡々と手続きが進められていく。
民家に強盗目的で侵入した被告人が、住人の女性と、電気工事に来ていた私の夫を刺したという事件。
検察に罪状を告げられると、被告人は全ての犯行をあっさり認めた。
私の夫は死んだが、 彼が死の直前にした救急への通報のおかげで、女性は一命を取り留めた。
そう説明した後、検察官は被害者二人の受傷箇所を図で示した。
その図を見た瞬間、私の鼓動は速まった。
女性のものとして示された特徴的な受傷箇所に、はっきり見覚えがあったからだ。
以前担当したある手術の患者の負っていた怪我と、全く同じだった。
その手術の直後に夫の亡骸と対面したせいか、いやに生々しく記憶に焼き付いている。
……どうりで、彼女が今こんなところにいて、被告人に鋭い視線を向けている訳だ。
左隣に座る女性にちらりと視線をやった私は、深く頷くとまた裁判に集中し直した。

やがて弁護側の立証が始まると、弁護士がこんなことを言った。
「被害者二名の受傷箇所に致命傷となり得るものはありません。
現に、被害者のうち一名は命を取り留めています。
これは、被告人は被害者の動きを止めたかっただけで、
強い殺意による行為ではないことを証明しています」
ふざけるな。
彼女が死ななかったのは、今ここで被告人に鋭い視線を向けているのは、
夫の通報が早く、私が手を尽くしたからだ。
断じて、殺意の強さは関係ない。
あの男の罪は、そんなことで軽くなっていいものじゃない。

その後検察官は、一件の強盗致死と二件の強盗致傷を罪名として挙げ、死刑を求刑した。
判決の言い渡しは二週間後。
遠い。
すぐにでも判決を出して、そのまま首を吊らせてやりたいくらいなのに。
そう思ったけれど、人一人死に追いやる判決を出すのにそれだけの時間を要することは、
頭では理解できたから、その日は大人しく家に帰った。
そこからの二週間は、思っていたよりずっと早く過ぎた。
あの男を私自身の手で殺してやりたい、そんな衝動がよぎることこそあったけれど、
ほとんどの時間は仕事に追われていたからだろう。

そして、判決の日。
被害者の女性は、また私の左隣に座っていた。
「主文。被告人を、無期懲役に処す」
聞こえた主文に、痺れた頭が煮立ったように熱くなった。
無期懲役? そんなこと許されるのか。
「被告人には強い殺意がなかったことを考慮し……」
強い殺意がないなら、どうして夫は死んでいるのだ。
一人は死ななかったけれど、一人は死んでいるのに。もういないのに。
涙が膝に落ちた時、弁護士の言葉がこだました。

――現に、被害者の一名は命を取り留めています――

私があの時彼女を治したから、無期懲役になったとでも言うのか。
もし彼女を見捨てていれば、死刑判決が出たとでも言うのか。
私の、せいで、あの男は、死を免れた、のか?
その考えが浮かんだ途端、私のすぐ隣で判決に怒りを湛えている女性が疎ましく見えてきた。
彼女さえ、いなければ?

くらくらした頭のまま裁判所を出ると、門の前に誰かを待つ父娘を見つけた。
私が外に出たとき、父娘の女の子の方が笑顔で手を振った。
自分に手を振られたのかと思い面食らったが、よく見ると私の後ろで、さっきまで私の左隣に座っていた女性が小さく手を振っていた。
どうやら、彼女の夫と娘らしい。
女性が門の方へ向かうと、女の子が駆け寄って抱きついた。
夫らしき男性が、女の子の頭を撫でて悲しげに笑った。
女性が何やら話すと、男性は女性を抱きしめて背中を撫でた。
……いい家族だ。
あの父娘から笑顔を奪わなくて良かった。
犯人への憎悪は驚くほどに薄れ、そんな温かい気持ちだけが心を満たした。
そう、私はあの光景のために医者になったのだ。
彼女を救えたことが誇らしくなった私は、下を向いていた顔を上げた。
あなた、見ててね。私、これからも救い続けるわ。

****************************
できることならば、今日という日が永遠に来なければいいと思っていた。

案内された場所には、木製の立派な椅子が席が置かれていた。
どうやら、本日行われる裁判をここで見ろ、という意味らしい。
私はどのような立場の人間なのだろう。
関係者なのか、被害者の親族なのか、それともあるいは……。

私は、子供を殺された。
殺されてしまったジロウは、私が言うのもなんだが、とても優秀な子供だった。
品行方正、成績優秀。
高齢で出産したため必要以上に可愛く思え、甘やかせて育てたかったが、私は自分を律してジロウを厳しく躾けた。
なぜなら、私自身、両親にそう育てられたからだ。
幼いころから分刻みでスケジュールを管理され、両手では数えきれない習い事を学ばされた。
当時は息の詰まる思いをして反発もしたが、今では両親の教育に感謝している。
だって、私はこんな立派な人間に成長することが出来たのだから。

だから私も両親からされたように、ジロウに厳しく接した。
同世代の子供と遊ぶ時間を削り、余計な娯楽を排除して、義務教育が始まる前に机に座らせた。
それは、凡人ならばすぐに逃げ出す環境だ。
むしろ、私の息子ならば耐えられるはずだ、これに耐えられないなら私の息子ではない、という気持ちでジロウと向き合った。
結果、ジロウは私の期待に沿おうと頑張ってくれた。
将来が、とても楽しみな息子だった。
それなのに……。
私は、犯人を絶対に許さないだろう。

裁判が始まると、犯人の男が入廷した。
男は私の視線に気が付くと、嫌らしい笑みを浮かべて可笑しそうに肩を揺らした。
その瞬間、怒りのあまり眼の前の景色が真っ赤に染まったような気がした。
私はなんとか自制してその場から一歩も動かなかった。
よく、飛び出して犯人の首を締めなかったなと自分で自分を褒めてあげたい。
いくら仇を目の前にしても感情的に動いてはいけない。
私は必死に自分をなだめた。
特に、今日はその理由が強かった。
なぜなら、今日はジロウを殺された事件の裁判ではなく、別の事件の裁判だったからだ。

犯人である男は複数の人間を死傷させた。
その中にジロウが含まれてしまっているわけだが、今日の裁判はジロウの裁判ではない。
なのに、何故私がここにいるのか。
それは、私の職業が医者で、男に殺されかけていた原告の命を、私が手術で救ったからだ。

最初に手術室で瀕死の原告を見たとき、私はひどく動揺した。
なぜなら、原告の傷が、既に殺されてしまっていたジロウとまったく同じものだったからだ。
数日前、警察署の霊安室で見たジロウは、アニメに出てくるチーズみたいに体中デコボコになっていた。
医療用メスを何年も扱い、様々な傷口を見てきた私には断言できた。
原告を傷つけた人物は、ジロウを殺した人物と同一人物であると。
ということは……。

ええい考えるな私! 今は目の前の人間を助けることに集中するんだ!
私は心の中で自分を叱咤した。
ここで余計なことを考える私は、両親によって厳格に育てられた私ではない、と思ったからだ。

手術には長い時間を要した。
途中、助手に汗を拭いてもらって少し落ち着けた私は、また余計なことを考え始めた。

犯人を殺す、殺してやりたい。
もし犯人が目の前にいたら、このメスで喉をかっ切ってやりたい。
手術を行いながら、私はそんな愚考をした。

……いや、待てよ。
医者だからこそ、私にしか出来ない復讐の仕方があった。
仮にここで患者が死んでしまえば、犯人の男は二人以上殺したということになる。
そうすれば今よりも罪が重くなり、極刑が望めるかもしれない。
そうだ、わざと失敗して……。

馬鹿な! 何を考えている私! 
今、私がするべきことは犯人を貶めることではない。
目の前の患者を、助けることだ。

何度か愚かな考えをしてしまったが、私はなんとか職務を全うすることができた。
これも、両親のおかげだ。
両親の厳しい教育があったからこそ、私は間違いを犯さずに済んだ。
やはり、両親は間違っていなかったのだ。
そして、私の教育も。

裁判の途中、私にも発言する機会が与えられた。
検察から手術中に気づいたことを言ってほしい、と頼まれたのだ。
私が自己紹介すると、場が少しざわついた。
おそらく、私のような立場の人間が発言するのは珍しいことなのだろう。
注目されるならば好都合だ。
私はありったけの言葉を駆使して犯人の残虐性、異常性を主張した。
私の発言が終わると、すぐに判決が下された。
判決は有罪で、有限の懲役刑というもだった。

「そんな馬鹿な!」

公衆の面前であることを忘れて、私は大いに取り乱した。
複数の人間を死傷させた男は、極刑になると信じていたからだ。

「落ち着いてください、お母さん」

検察官と弁護人が私を両脇から抑えた。
私は不自由になった両腕のことなど忘れて、必死に裁判官に訴えた。
死刑にして下さい、と。
しかし、裁判官は槌を勢いよく叩くと、無慈悲な声で私に言った。

「犯人は過酷な環境で生活していたため人格に異常をきたしてしまいました。それは情状酌量の余地があり、また更生の可能性があるかもしれません」

ふざけるな! そんなの関係あるか! 私はありったけの正論を裁判官にぶつけたが、判決は覆らなかった。

やはり、原告を死なせておくべきだったか……。
一瞬、そんな後悔をしてしまったが、そんなの言語道断だ。
そんなことをしてしまうと、両親に会わせる顔がない。
私はこれからもたくさんの人々を助け続けなければならない、両親の教育が正しかったと証明するために。
私が医者として正しければ、両親の教育を肯定出来るはずだ。
その代償が、ジロウを殺した男の減刑だったとしても、それは仕方のないことだ。

閉廷後、外に出るため私は犯人の男の傍を通った。

「死刑に出来なくて残念だったね、母さん」

「話しかけるなタロウ。家から逃げたお前は私の息子なんかじゃない」

久しぶりに男と話をしても、私の正義は揺らがなかった。
私はこれからも人間を助け続けるだろう、両親に育てられて自分に誇りを抱きながら。

現在 春雨さん 黒井由紀さん ちくわさんさん エリムさん が入室してます。(4人)
【総発言数:658】
[296707]エリム[★上等兵]
お疲れ様です、春雨さんよろしくお願いします!
[16年09月25日 21:00]
[296698]春雨[豪傑]
YESですね。
YESです。ええ。
NOですね。
NOです。ええ。
重要ではありませんね。
重要ではありません。ええ。
YES、ミスリード注意です。ええ。
NO、ミスリード注意です。ええ。
YESNOとしておきます。ええ。
YESNO、ミスリード注意です。ええ。
NOYESとしておきます。ええ。
何をおっしゃっているのでしょうか(笑)

コピペ用
[16年09月25日 17:41]
[296697]春雨[豪傑]
問題文 「男」→「その男」
その他もろもろ調整清書最終稿
[16年09月25日 17:29]
[296696]春雨[豪傑]
私は、私の夫を殺した男を殺してやりたいほどに憎んでいます。
けれど今は、その男の命を助けてしまったことに誇りを感じています。
何故だか分かるでしょうか。

 

#b#要約解説#/b#
男は、夫と同時に別の人物にも危害を加えていた。
医者である『私』が手術でその別の人物の命を救ったことで男の罪状が軽くなり、
判決に影響を与え求刑の死刑ではなく無期懲役になった。
『私』が別の人物を治療したことにより、男の命をも助けた、と言える。
しかし『私』は医者として当然の行いをしたまでであり、別の人物を救ったことを誇りに思っている。



#b#解説#/b#
あの日見た夫の亡骸は、これまで医師の仕事で散々見てきたはずのそれとは、まったく重ならなかった。
自分のことを気丈な方だと考えていたけれど、ただの思い込みだったらしい。
霊安室にいた刑事が何やら口にしていた言葉は、何ひとつ頭に入らなかった。

どうにか葬儀は済ませたものの、私は夫に起きたことを受け入れきれていなかった。
コーヒーは未だに二人分淹れてしまう。
墓参りにも行っていなければ、まだ位牌に手を合わせてさえいない。
でも、今日は夫を殺した男の裁判だ。
そろそろ区切りを付けなければ、きっといつまでも彼を弔えない。
その思いだけで、今どうにか傍聴席に座っていた。

被告人が入廷し、淡々と手続きが進められていく。
民家に強盗目的で侵入した被告人が、住人の女性と、電気工事に来ていた私の夫を刺したという事件。
検察に罪状を告げられると、被告人は全ての犯行をあっさり認めた。
夫は死んだが、 彼が死の直前にした救急への通報のおかげで女性は一命を取り留めた。
説明した後、検察官は被害者二人の受傷箇所を図で示した。
その図を見た瞬間、鼓動が速まった。
女性のものとして示された特徴的な受傷箇所に、はっきり見覚えがあったからだ。
以前担当したある手術の患者の負っていた怪我と、全く同じだった。
その直後に夫の亡骸と対面したせいか、いやに生々しく記憶に焼き付いている。
……道理で、彼女が今こんなところにいて、被告人に鋭い視線を向けている訳だ。
左隣に座る女性にちらりと視線をやった私は、深く頷くとまた裁判に集中し直した。

やがて弁護側の立証が始まった。
「被害者二名の受傷箇所に致命傷となり得るものはありません。
現に、被害者のうち一名は命を取り留めています。
これは、被告人は被害者の動きを止めたかっただけで、
強い殺意による行為ではないことを証明しています」
ふざけるな。
彼女が死ななかったのは、今ここで被告人に鋭い視線を向けているのは、
夫の通報が早く、私が手を尽くしたからだ。
断じて、殺意の強さは関係ない。
あの男の罪は、そんなことで軽くなっていいものじゃない。

その後検察官は、一件の強盗殺人と一件の強盗傷人を罪名として挙げ、死刑を求刑した。
判決の言い渡しは二週間後。
遠い。
すぐにでも首を吊らせてやりたいくらいなのに。
そう思ったけれど、人一人死に追いやる判決を出すのにそれだけの時間を要することは
頭では理解できたから、その日は大人しく家に帰った。
そこからの二週間は、思っていたよりずっと早く過ぎた。
あの男を私自身の手で殺してやりたい、そんな衝動がよぎることこそあったけれど、
ほとんどの時間は仕事に追われていたからだろう。

そして、判決の日。
被害者の女性は、また私の左隣に座っていた。
「主文。被告人を、無期懲役に処す」
聞こえた主文に、痺れた頭が煮立ったように熱くなる。
無期懲役? そんなこと許されるのか。
「被告人には強い殺意がなかったことを考慮し……」
強い殺意がなかった?
なら、どうして夫は死んでいるのだ。
一人は死ななかったけれど、一人は死んでいるのに。
もう、いないのに。
涙が膝に落ちた時、弁護士の言葉が蘇りこだました。

――現に、被害者の一名は命を取り留めています――

私があの時彼女を治したから、無期懲役になったとでも言うのか。
もし彼女を見捨てていれば、死刑判決が出たとでも言うのか。
私の、せいで、あの男は、死を免れた、のか?
その考えが浮かんだ途端、すぐ隣で判決に怒りを湛えている女性が疎ましく見えてきた。
彼女さえ、いなければ?

くらくらした頭のまま裁判所を出ると、誰かを待っているような父娘らしき二人が門の前に見えた。
女の子が笑顔で手を振っている。
自分に手を振られたのかと思い面食らったが、
よく見ると、さっきまで私の左隣に座っていた女性が私の後ろで小さく手を振り返していた。
どうやら、彼女の夫と娘らしい。
女性が門の方へ向かうと、女の子が駆け寄って抱きついた。
夫らしき男性が、女の子の頭を撫でて悲しげに笑う。
女性が何やら話すと、男性は彼女を抱きしめて背中を撫でた。
……いい家族だ。
あの父娘から笑顔を奪わなくて済んで良かった。
そんな温かい気持ちだけが心を満たし、犯人への憎悪は驚くほどに薄れていた。
そう、私はあの光景のために医者になったのだ。
誇らしくなった私は、青空の方へと顔を上げた。

あなた、見ててね。私、これからも救い続けるわ。
[16年09月25日 17:28]
[296688]エリム[★上等兵]
296615に追記。
「その手術の直後」→「その直後」の方がいいかもです。
直前の文に手術の描写があるので。
[16年09月25日 15:00]
[296642]ちくわさん
>春雨さん
当日は職場で春巻き食べながら応援しています!

>エリムさん
やっぱり。
文章に対するこだわりからプロ意識を感じました。
それにしても文章で飯食べてるとか、うらやましいなあ!
[16年09月25日 00:58]
[296640]黒井由紀
承知しました。当意即妙に何か言える自信は一切無いので、当日は一観戦者として見守るつもりです。ひたすら「頑張れ春雨さん!」と祈ってます。
[16年09月25日 00:52]
[296639]エリム[★上等兵]
一応、ぺーぺーですが文章書いて食べてます。
まだまだ上司の手直し入れてもらうレベルですが^^;。

そして事件の件数見落としてました、確かに!
[16年09月25日 00:51]
[296637]春雨[豪傑]
あと当日控えてくださる場合、緊急の何かがあっても「出題者のみ」くらいしか確認できなさそうです(他のポトフにも見えてしまいますが
[16年09月25日 00:48]
[296634]ちくわさん
それにしてもエリムさん文章に対して造形が深いですね。
なにか専門的な勉強でもされたんですか?
[16年09月25日 00:43]
[296633]黒井由紀
もしかすると、解説最初の言葉にエフェクトかける場合は、最初の文字を避けた方がいいかもしれません。最初の文字は自動大文字なので、二重エフェクト扱いになって無効になる恐れがあると思われます。詳細はプレビュー使いつつ確認するしかありませんが。
[16年09月25日 00:42]
[296631]春雨[豪傑]
あと強盗致死→強盗殺人、強盗致傷→強盗傷人かな

[16年09月25日 00:42]
[296630]春雨[豪傑]
改めて見ると
>その後検察官は、一件の強盗致死と二件の強盗致傷を罪名として挙げ、死刑を求刑した。

ここ一件と一件かな?
[16年09月25日 00:41]
[296629]黒井由紀
あ、要約解説は春雨さんですね。すみません、読み違えていました。結びもお任せします。
[16年09月25日 00:37]
[296628]黒井由紀
エリムズブートキャンプが開催されている……! 段違いにスッキリして読みやすくなっていますね。要約解説も分かりやすく……! どっちもそれでお願いしたいです。
[16年09月25日 00:32]
[296624]エリム[★上等兵]
多分、これで大体のいじったところの意図は説明した、はず。
[16年09月25日 00:25]
[296622]エリム[★上等兵]
それから、弁護士の言葉の回想が、リアルタイムのものでないことを示すために言葉補ってはどうかと。
[16年09月25日 00:24]
[296620]エリム[★上等兵]
あと、主人公が受け入れていないので「死」という直接的な単語を生活描写の場面では置き換えました。
墓・位牌という直接的な描写と、コーヒーという日常描写はカット切り替えがあった方がいいかと思い、文を分けています。
[16年09月25日 00:21]
[296619]エリム[★上等兵]
あと「笑顔を奪わなくてよかった」に補足入れたのと、その後の文の節を前の文との関連性を踏まえて入れ替えてみました。
緊迫感のある場面は、極力語数が少ない方がいいので、ちょっと削らせていただいています。
あくまでも提案ですので、ご検討よろしくお願いします。
[16年09月25日 00:19]
[296617]ちくわさん
いや、前日だからか。
[16年09月25日 00:15]
[296616]ちくわさん
前日なのに、皆さんのやる気ときたら。
[16年09月25日 00:15]
[296615]エリム[★上等兵]
あの日見た夫の亡骸は、これまで医師の仕事で散々見てきたはずのそれとは、まったく重ならなかった。
自分のことを気丈な方だと考えていたけれど、ただの思い込みだったらしい。
霊安室にいた刑事が何やら口にしていた言葉は、何ひとつ頭に入らなかった。

どうにか葬儀は済ませたものの、私は夫に起きたことを受け入れきれていなかった。
コーヒーは未だに二人分淹れてしまう。
墓参りにも行っていなければ、まだ位牌に手を合わせてさえいない。
でも、今日は夫を殺した男の裁判だ。
そろそろ区切りを付けなければ、きっといつまでも彼を弔えない。
その思いだけで、今どうにか傍聴席に座っていた。

被告人が入廷し、淡々と手続きが進められていく。
民家に強盗目的で侵入した被告人が、住人の女性と、電気工事に来ていた私の夫を刺したという事件。
検察に罪状を告げられると、被告人は全ての犯行をあっさり認めた。
私の夫は死んだが、 彼が死の直前にした救急への通報のおかげで女性は一命を取り留めた。
説明した後、検察官は被害者二人の受傷箇所を図で示した。
その図を見た瞬間、鼓動が速まった。
女性のものとして示された特徴的な受傷箇所に、はっきり見覚えがあったからだ。
以前担当したある手術の患者の負っていた怪我と、全く同じだった。
その手術の直後に夫の亡骸と対面したせいか、いやに生々しく記憶に焼き付いている。
……どうりで、彼女が今こんなところにいて、被告人に鋭い視線を向けている訳だ。
左隣に座る女性にちらりと視線をやった私は、深く頷くとまた裁判に集中し直した。

やがて弁護側の立証が始まった。
「被害者二名の受傷箇所に致命傷となり得るものはありません。
現に、被害者のうち一名は命を取り留めています。
これは、被告人は被害者の動きを止めたかっただけで、
強い殺意による行為ではないことを証明しています」
ふざけるな。
彼女が死ななかったのは、今ここで被告人に鋭い視線を向けているのは、
夫の通報が早く、私が手を尽くしたからだ。
断じて、殺意の強さは関係ない。
あの男の罪は、そんなことで軽くなっていいものじゃない。

その後検察官は、一件の強盗致死と二件の強盗致傷を罪名として挙げ、死刑を求刑した。
判決の言い渡しは二週間後。
遠い。
すぐにでも首を吊らせてやりたいくらいなのに。
そう思ったけれど、人一人死に追いやる判決を出すのにそれだけの時間を要することは、
頭では理解できたから、その日は大人しく家に帰った。
そこからの二週間は、思っていたよりずっと早く過ぎた。
あの男を私自身の手で殺してやりたい、そんな衝動がよぎることこそあったけれど、
ほとんどの時間は仕事に追われていたからだろう。

そして、判決の日。
被害者の女性は、また私の左隣に座っていた。
「主文。被告人を、無期懲役に処す」
聞こえた主文に、痺れた頭が煮立ったように熱くなる。
無期懲役? そんなこと許されるのか。
「被告人には強い殺意がなかったことを考慮し……」
強い殺意がなかった?
なら、どうして夫は死んでいるのだ。
一人は死ななかったけれど、一人は死んでいるのに。
もう、いないのに。
涙が膝に落ちた時、弁護士の言葉が蘇りこだました。

――現に、被害者の一名は命を取り留めています――

私があの時彼女を治したから、無期懲役になったとでも言うのか。
もし彼女を見捨てていれば、死刑判決が出たとでも言うのか。
私の、せいで、あの男は、死を免れた、のか?
その考えが浮かんだ途端、すぐ隣で判決に怒りを湛えている女性が疎ましく見えてきた。
彼女さえ、いなければ?

くらくらした頭のまま裁判所を出ると、誰かを待っているような父娘らしき2人が門の前に見えた。
女の子が笑顔で手を振っている。
自分に手を振られたのかと思い面食らったが、
よく見ると、さっきまで私の左隣に座っていた女性が私の後ろで小さく手を振り返していた。
どうやら、彼女の夫と娘らしい。
女性が門の方へ向かうと、女の子が駆け寄って抱きついた。
夫らしき男性が、女の子の頭を撫でて悲しげに笑う。
女性が何やら話すと、男性は彼女を抱きしめて背中を撫でた。
……いい家族だ。
あの父娘から笑顔を奪わなくて済んで良かった。
そんな温かい気持ちだけが心を満たし、犯人への憎悪は驚くほどに薄れていた。
そう、私はあの光景のために医者になったのだ。
誇らしくなった私は、青空の方へと顔を上げた。

あなた、見ててね。私、これからも救い続けるわ。
[16年09月25日 00:14]
[296614]エリム[★上等兵]
解説文を読み直して、ちらほら気になった点がありますので修正提案させていただきます。
具体的には「一人称であるのが明らかなので、主語の『私』はなるべく省いた方が緊迫感を損ねないのではないか」、
「ラストシーンの主人公の顔は、親子を見ているので下を向いていたわけではないという違和感がある」、
その他、同じ理由で代名詞の省略、また状況のわかりやすさのために語順の変更、同じ文末の連続の回避、などを行っております。
わかりやすいように投稿を分けますね。
[16年09月25日 00:13]
[296506]ちくわさん
脳内再生できないので大丈夫でしょう、ええ。
[16年09月24日 22:23]
[296505]春雨[豪傑]
何故だかわかるでしょうか。ええ。

にしたら感動がポテトヘッドに上書きされる
[16年09月24日 22:20]
[296504]ちくわさん
いいと思いますよ、ええ。
[16年09月24日 22:19]
[296501]春雨[豪傑]
あと、結びを「なぜ?」じゃなく
「何故だかわかるでしょうか」みたいな丁寧にしたい感
(統一
[16年09月24日 22:15]
[296500]ちくわさん
おお~、なってるなってる。
[16年09月24日 22:13]
[296499]春雨[豪傑]
された
[16年09月24日 22:11]
[296497]春雨[豪傑]
反映されなかった(´・ω・`)
[16年09月24日 22:09]
[296496]ちくわさん
なるへそ。
あまりやったことなかったので分かりませんでした。
[16年09月24日 22:08]
[296495]春雨[豪傑]
太くなるね

上のチャットルームの説明に貼ればサンプル見れるので貼るね
[16年09月24日 22:07]
[296492]ちくわさん
生粋のスナイパーが本気になりおったで……。
[16年09月24日 22:06]
[296490]ちくわさん
#b#要約解説#/b#

↑これ、本番だと太くなるってことですか?
[16年09月24日 22:05]
[296489]春雨[豪傑]
超速で質問を捌いてやる
[16年09月24日 22:05]
[296487]春雨[豪傑]
要約これで良いのでは?と思ってます



#b#要約解説#/b#
男は、夫と同時に別の人物にも危害を加えていた。
医者である『私』が手術でその別の人物の命を救ったことで男の罪状が軽くなり、
判決に影響を与え求刑の死刑ではなく無期懲役になった。
『私』が別の人物を治療したことにより、男の命をも救った、と言える。
しかし、『私』は医者として当然の行いをしたまでであり、別の人物を救ったことを誇りに思っている。



#b#解説#/b#
あの日見た夫の亡骸は、これまで医師の仕事で散々見てきたはずのそれとは、まったく重ならなかった。
自分のことを気丈な方だと思っていたけれど、ただの思い込みだったらしい。
霊安室にいた刑事が何やら言っていた言葉は、何ひとつ頭に入らなかった。

どうにか葬儀は済ませたものの、私は夫の死を受け入れきれていなかった。
コーヒーは未だに二人分淹れてしまうし、墓参りにも行っていなければ、まだ位牌に手を合わせてさえいない。
でも、今日は、夫を殺した男の裁判だ。
そろそろ区切りを付けなければ、きっと私はいつまでも彼を弔えない。
その思いだけで、私は今どうにか傍聴席に座っていた。

被告人が入廷し、淡々と手続きが進められていく。
民家に強盗目的で侵入した被告人が、住人の女性と、電気工事に来ていた私の夫を刺したという事件。
検察に罪状を告げられると、被告人は全ての犯行をあっさり認めた。
私の夫は死んだが、 彼が死の直前にした救急への通報のおかげで、女性は一命を取り留めた。
そう説明した後、検察官は被害者二人の受傷箇所を図で示した。
その図を見た瞬間、私の鼓動は速まった。
女性のものとして示された特徴的な受傷箇所に、はっきり見覚えがあったからだ。
以前担当したある手術の患者の負っていた怪我と、全く同じだった。
その手術の直後に夫の亡骸と対面したせいか、いやに生々しく記憶に焼き付いている。
……どうりで、彼女が今こんなところにいて、被告人に鋭い視線を向けている訳だ。
左隣に座る女性にちらりと視線をやった私は、深く頷くとまた裁判に集中し直した。

やがて弁護側の立証が始まると、弁護士がこんなことを言った。
「被害者二名の受傷箇所に致命傷となり得るものはありません。
現に、被害者のうち一名は命を取り留めています。
これは、被告人は被害者の動きを止めたかっただけで、
強い殺意による行為ではないことを証明しています」
ふざけるな。
彼女が死ななかったのは、今ここで被告人に鋭い視線を向けているのは、
夫の通報が早く、私が手を尽くしたからだ。
断じて、殺意の強さは関係ない。
あの男の罪は、そんなことで軽くなっていいものじゃない。

その後検察官は、一件の強盗致死と二件の強盗致傷を罪名として挙げ、死刑を求刑した。
判決の言い渡しは二週間後。
遠い。
すぐにでも判決を出して、そのまま首を吊らせてやりたいくらいなのに。
そう思ったけれど、人一人死に追いやる判決を出すのにそれだけの時間を要することは、
頭では理解できたから、その日は大人しく家に帰った。
そこからの二週間は、思っていたよりずっと早く過ぎた。
あの男を私自身の手で殺してやりたい、そんな衝動がよぎることこそあったけれど、
ほとんどの時間は仕事に追われていたからだろう。

そして、判決の日。
被害者の女性は、また私の左隣に座っていた。
「主文。被告人を、無期懲役に処す」
聞こえた主文に、痺れた頭が煮立ったように熱くなった。
無期懲役? そんなこと許されるのか。
「被告人には強い殺意がなかったことを考慮し……」
強い殺意がないなら、どうして夫は死んでいるのだ。
一人は死ななかったけれど、一人は死んでいるのに。もういないのに。
涙が膝に落ちた時、弁護士の言葉がこだました。

――現に、被害者の一名は命を取り留めています――

私があの時彼女を治したから、無期懲役になったとでも言うのか。
もし彼女を見捨てていれば、死刑判決が出たとでも言うのか。
私の、せいで、あの男は、死を免れた、のか?
その考えが浮かんだ途端、私のすぐ隣で判決に怒りを湛えている女性が疎ましく見えてきた。
彼女さえ、いなければ?

くらくらした頭のまま裁判所を出ると、門の前に誰かを待つ父娘を見つけた。
私が外に出たとき、父娘の女の子の方が笑顔で手を振った。
自分に手を振られたのかと思い面食らったが、よく見ると私の後ろで、さっきまで私の左隣に座っていた女性が小さく手を振っていた。
どうやら、彼女の夫と娘らしい。
女性が門の方へ向かうと、女の子が駆け寄って抱きついた。
夫らしき男性が、女の子の頭を撫でて悲しげに笑った。
女性が何やら話すと、男性は女性を抱きしめて背中を撫でた。
……いい家族だ。
あの父娘から笑顔を奪わなくて良かった。
犯人への憎悪は驚くほどに薄れ、そんな温かい気持ちだけが心を満たした。
そう、私はあの光景のために医者になったのだ。
彼女を救えたことが誇らしくなった私は、下を向いていた顔を上げた。
あなた、見ててね。私、これからも救い続けるわ。
[16年09月24日 22:03]
[296483]ちくわさん
ひょえ~。
参加した人が全員二回質問しただけで56ですかあ。
ひょええ~~。
[16年09月24日 21:45]
[296478]黒井由紀
参加表明を数えてみたら、28人も参加されていたみたいです。
[16年09月24日 21:40]
[296450]ちくわさん
こらアカンわ。
やっぱ猛者はぱねえなあ。
[16年09月24日 21:08]
[296338]ちくわさん
自分は参加表明した時点でSNCさんから笑い取れたし、ここでも皆さんを騙せたので大大満足です。
[16年09月24日 01:13]
[296330]エリム[★上等兵]
事務局の方、笑うだろうなぁ・・・w>チームMVS投票
ある意味、我々すごく猛者のスープ満喫しているチームじゃないですか?
[16年09月24日 00:39]
[296325]ちくわさん
目指せ兵長!
[16年09月24日 00:31]
[296323]春雨[豪傑]
かぶった!(
[16年09月24日 00:26]
[296321]春雨[豪傑]
ウチのチーム全員MVS投票達成です!
1番!
[16年09月24日 00:26]
[296320]ちくわさん
うちのチーム、MVS投票大好きだなあ。
[16年09月24日 00:25]
[296319]春雨[豪傑]
ほい
ダッシュの前後は改行付けても良いかな、とか思ってる

あとやっぱり要約の罪状周りを少し考えてみます
[16年09月24日 00:25]
[296282]ちくわさん
装飾はなくてもいいと思います。
単純に、自分が彩るセンスが皆無なだけで、いい案が出てこないというだけですけれど。
[16年09月23日 22:13]
[296280]ちくわさん
どちらかと言えば、某事務局員の方が気になるかなあ。
[16年09月23日 22:11]
[296255]黒井由紀
なるほど、ポトフさんの口調再現は指定だったのですね。ちょっと楽しそうです。
出題者が分からない方がワクワクするので、まだ秘密でお願いします。
[16年09月23日 20:27]
[296236]春雨[豪傑]
(覗く気満々だった)

解説、太字大文字赤字などの装飾は要るかな?
[16年09月23日 16:16]
[296228]ちくわさん
知りたいです! なんて野暮なことはもちろん言いません。というか、送信履歴消せないことの方が驚きですね。
[16年09月23日 12:31]
[296218]春雨[豪傑]
因みにこのポトフさんの指示をポトフさん自身で送ってしまったせいで、ポトフの送信履歴見れば出題者が誰か分かってしまうと某事務局員が後悔してましたけど、出題者が誰か知りたいですか?

私はまだポトフで入ってないので知らないですが
[16年09月23日 09:46]
[296205]エリム[★上等兵]
うちのチーム「断片推理」好き過ぎワロタですよw

そしてなるほど、ポトフさんRPで出題するのですね、ええ。
何のためにサンプルがあるのか、やっと理解しましたよ、ええ。
自分がやっても意味がないんですが、これ楽しいです、ええ。

なるべく出題には立ち合いたいと思います、改めまして当日は春雨さん、よろしくお願いします。
[16年09月23日 01:41]
[296196]ちくわさん
と思ったら貼られてた(笑)
[16年09月22日 23:44]
[296193]ちくわさん
どうなんでしょ? 
前者なら春雨さんがなにか言われているでしょうし、校舎ならなにも言われていないんじゃないでしょうか?
[16年09月22日 23:43]
[296191]春雨[豪傑]
ポトフ

ええ、どうもどうも
称号申請所の受付ポトフでございます。ええ。

猛者のスープで出題の際にお願いしたい事が発生いたしました。
出題の際はある程度で構いませんのでポトフになってお答えください。

ポトフの特徴としては、
1、言葉使いが丁寧。
2、語尾がええ。
3、wはつかわない。が、(笑)はウザさ加減的に使います。
4、正解が出るまではまじめである。

詳しい事はサンプルが出ているので、それをご覧いただき何となく掴んでください。
仮に雰囲気が違ったとしてもポトフはまじめな顔してウソを付くので、大丈夫ですのでお気軽に。ええ。

それでは、良きウミガメライフを。
ええ。
[16年09月22日 23:41]
[296178]黒井由紀
気付けば流れるようにMVS入れてましたとも、ええ。
……ポトフさんの口調再現は、事務局から言われていることなのでしょうか? それとも何となく皆で示し合わせているのでしょうか。
[16年09月22日 23:29]
[296114]ちくわさん
こりゃすげーや。
猛者のスープ参加できなひ。
[16年09月22日 21:57]
[295872]ちくわさん
そういやあ、出題に関してなにか考えることありましたっけ?
(法律関係は分らんから全てスル―してるけれど)
[16年09月22日 13:48]
[295871]ちくわさん
やっと休日だぁ!

25日、泊まりで仕事なんで立ち合いすら出来そうにないです、すんません。
あと、断片推理はメッチャオモロイですね。
問題傾向といい、初日に出題するところといい、ネーミングセンスといい、モノすっごい牛削りさんが関わってそう……。

今日は21時にPC前にいるぞぉ!
[16年09月22日 13:47]
[295814]エリム[★上等兵]
いやぁ・・・あれは悔しいけど入れざるを得ませんね・・・
[16年09月22日 10:26]
[295813]エリム[★上等兵]
いやぁ・・・あれは悔しいけど入れざるを得ませんね・・・
[16年09月22日 10:26]
[295749]春雨[豪傑]
タイトルは清らかで行きましょう
[16年09月22日 00:12]
[295748]春雨[豪傑]
うちのお二人がMVSまっさきに入れてて面白い(
[16年09月22日 00:11]
[295747]エリム[★上等兵]
そして他チームの完成度の高さに震えております。
これはもう、うちは物語性で勝負しましょう。
[16年09月22日 00:01]
[295686]エリム[★上等兵]
投稿できていなかった・・・。
春雨さん、事務局とのやり取りありがとうございます。
日曜ですので立ち会える可能性が高そうです。
当日はよろしくお願いします。

強盗傷人は知りませんでした・・・法律難しいです。
[16年09月21日 22:02]
[295531]春雨[豪傑]
そーですねー
ふわっとさせても良いかもです

(強盗殺人と強盗致死と強盗傷人と強盗致傷とがあるようです
[16年09月21日 00:38]
[295518]エリム[★上等兵]
「強盗殺人」は「強盗+殺人」ではなかったでしたっけ?(記憶があいまいのため、ちょっと調べてみます)
なので「検察は殺人+殺人未遂を主張するも認定されず強盗致死+強盗致傷となった」ですかね。

ただまあ、あまり現実に即し過ぎなくてもいいかなと。
現実だとまだ控訴審で戦えるので。
[16年09月20日 23:57]
[295421]春雨[豪傑]
猛者のスープ事務局

お疲れ様です。
出題日が決まりました。
あなたのチームは9月25日(日)に決定したしました。
当日は「ポトフ」より出題をお願いいたします。

ポトフの注意事項
ポトフは公式キャラなので今回の出題以外での使用は固く禁じられています。
もしも破られた場合は最悪ラテシンの出入り禁止になる可能性もあるのでID、パスの取り扱いには細心の注意を払って下さい。

ポトフ
ID:********
PASS:********

何かご質問がありましたらお気軽にどうぞ、それではよろしくお願いいたします。
[16年09月20日 21:11]
[295387]黒井由紀
要約解説及び解説、最新バージョンです。
出てくる罪名を「強盗致死」「強盗致傷」に統一しました。
要約解説末尾に但し書きを足しました。
解説の「ーー」を「――」に直しました。

要約解説
男は、夫と同時に別の人物にも危害を加えていた。
医者である『私』が手術でその別の人物の命を救ったことで、男の罪状は2件の強盗致死ではなく、1件の強盗致死と1件の強盗致傷になってしまった。
そして、判決も死刑ではなく無期懲役になった。
ある意味では、『私』が別の人物を治療したことにより、男の命をも救った、と言えるだろう。
しかし、『私』は医者として当然の行いをしたまでであり、別の人物を救ったことを誇りに思っている。
※死刑判決が出るであろう確率や、状況説明のため強盗としたが、「強盗致死」は「殺人」、「強盗致傷」は「殺人未遂」と置き換えても成立するので、「強盗致死」を「殺人」、「強盗致傷」を「殺人未遂」とした質問でもFAとする


解説
あの日見た夫の亡骸は、これまで医師の仕事で散々見てきたはずのそれとは、まったく重ならなかった。
自分のことを気丈な方だと思っていたけれど、ただの思い込みだったらしい。
霊安室にいた刑事が何やら言っていた言葉は、何ひとつ頭に入らなかった。

どうにか葬儀は済ませたものの、私は夫の死を受け入れきれていなかった。
コーヒーは未だに二人分淹れてしまうし、墓参りにも行っていなければ、まだ位牌に手を合わせてさえいない。
でも、今日は、夫を殺した男の裁判だ。
そろそろ区切りを付けなければ、きっと私はいつまでも彼を弔えない。
その思いだけで、私は今どうにか傍聴席に座っていた。

被告人が入廷し、淡々と手続きが進められていく。
民家に強盗目的で侵入した被告人が、住人の女性と、電気工事に来ていた私の夫を刺したという事件。
検察に罪状を告げられると、被告人は全ての犯行をあっさり認めた。
私の夫は死んだが、 彼が死の直前にした救急への通報のおかげで、女性は一命を取り留めた。
そう説明した後、検察官は被害者二人の受傷箇所を図で示した。
その図を見た瞬間、私の鼓動は速まった。
女性のものとして示された特徴的な受傷箇所に、はっきり見覚えがあったからだ。
以前担当したある手術の患者の負っていた怪我と、全く同じだった。
その手術の直後に夫の亡骸と対面したせいか、いやに生々しく記憶に焼き付いている。
……どうりで、彼女が今こんなところにいて、被告人に鋭い視線を向けている訳だ。
左隣に座る女性にちらりと視線をやった私は、深く頷くとまた裁判に集中し直した。

やがて弁護側の立証が始まると、弁護士がこんなことを言った。
「被害者二名の受傷箇所に致命傷となり得るものはありません。
現に、被害者のうち一名は命を取り留めています。
これは、被告人は被害者の動きを止めたかっただけで、
強い殺意による行為ではないことを証明しています」
ふざけるな。
彼女が死ななかったのは、今ここで被告人に鋭い視線を向けているのは、
夫の通報が早く、私が手を尽くしたからだ。
断じて、殺意の強さは関係ない。
あの男の罪は、そんなことで軽くなっていいものじゃない。

その後検察官は、一件の強盗致死と二件の強盗致傷を罪名として挙げ、死刑を求刑した。
判決の言い渡しは二週間後。
遠い。
すぐにでも判決を出して、そのまま首を吊らせてやりたいくらいなのに。
そう思ったけれど、人一人死に追いやる判決を出すのにそれだけの時間を要することは、
頭では理解できたから、その日は大人しく家に帰った。
そこからの二週間は、思っていたよりずっと早く過ぎた。
あの男を私自身の手で殺してやりたい、そんな衝動がよぎることこそあったけれど、
ほとんどの時間は仕事に追われていたからだろう。

そして、判決の日。
被害者の女性は、また私の左隣に座っていた。
「主文。被告人を、無期懲役に処す」
聞こえた主文に、痺れた頭が煮立ったように熱くなった。
無期懲役? そんなこと許されるのか。
「被告人には強い殺意がなかったことを考慮し……」
強い殺意がないなら、どうして夫は死んでいるのだ。
一人は死ななかったけれど、一人は死んでいるのに。もういないのに。
涙が膝に落ちた時、弁護士の言葉がこだました。
――現に、被害者の一名は命を取り留めています――
私があの時彼女を治したから、無期懲役になったとでも言うのか。
もし彼女を見捨てていれば、死刑判決が出たとでも言うのか。
私の、せいで、あの男は、死を免れた、のか?
その考えが浮かんだ途端、私のすぐ隣で判決に怒りを湛えている女性が疎ましく見えてきた。
彼女さえ、いなければ?

くらくらした頭のまま裁判所を出ると、門の前に誰かを待つ父娘を見つけた。
私が外に出たとき、父娘の女の子の方が笑顔で手を振った。
自分に手を振られたのかと思い面食らったが、よく見ると私の後ろで、さっきまで私の左隣に座っていた女性が小さく手を振っていた。
どうやら、彼女の夫と娘らしい。
女性が門の方へ向かうと、女の子が駆け寄って抱きついた。
夫らしき男性が、女の子の頭を撫でて悲しげに笑った。
女性が何やら話すと、男性は女性を抱きしめて背中を撫でた。
……いい家族だ。
あの父娘から笑顔を奪わなくて良かった。
犯人への憎悪は驚くほどに薄れ、そんな温かい気持ちだけが心を満たした。
そう、私はあの光景のために医者になったのだ。
彼女を救えたことが誇らしくなった私は、下を向いていた顔を上げた。
あなた、見ててね。私、これからも救い続けるわ。
[16年09月20日 19:06]
[295136]黒井由紀
タイトルは「清らかな殺意」に一票入れます。
問題文から読み取れるストーリーにも合っていると思いますし、なんだか文学的で素敵だと思います。

「強盗殺人」「強盗殺人未遂」はどちらも罪名ではなさそうですね。「強盗致死」と「強盗致傷」に変えればいいでしょうか。
要約解説の方は、罪名を解説と揃えて「2件の強盗致死ではなく、1件の強盗致死と1件の強盗致傷に」とした上で、最後に「※「強盗致死」は「殺人」、「強盗致傷」は「殺人未遂」と置き換えて質問されてもFAとする」といった但し書きを付けておくのはどうでしょうか?
[16年09月19日 18:11]
[295130]エリム[★上等兵]
私なら

非現実要素はありますか? → NO
人死にますか? → NO、夫以外の死者はいません[良質]
 (夫が亡くなったのは重要なのでさりげなく強調、また助けたのが重要になるのでNOとしておく)
カニバりますか? → NO
恋愛要素はありますか? → NO
犯罪要素はありますか? → YES[良質]
私・夫・犯人の他に重要な登場人物はいますか? → YES[良質]
 (患者の性別などはどちらでもいいし、私との関係性は質問で解いてもらいたいので基本的に補足なし)
職業は重要ですか? → YES[良質]
 (医者はヒントになるので行き詰っている時以外は明言しない、いくつか職業候補が出るまたは近い物が出たら医者を明かす)
性別は重要ですか? → NO
嫌々助けましたか?/仕方なく助けましたか? → NO(ミスリード注意)[良質]
犯罪は殺人ですか? → YES[良質]
[16年09月19日 16:38]
[295129]エリム[★上等兵]
タイトルは2「清らかな殺意」に1票です。
次点で「ラストブレス・オブリージュ」ですかね。
[16年09月19日 16:30]
[295061]ちくわさん
なんとなく遺言っぽいなあ。
そして、もうネマッシュ!
[16年09月19日 02:48]
[295059]春雨[豪傑]
ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)とラストブレス(最期・臨終・死)の造語です。

解釈は任せますが、考案者の意図としては、
語呂がかっこいいと思いました(こなみかん)
[16年09月19日 02:37]
[295050]ちくわさん
タイトルすっかり忘れてた。

④に一票。
理由は、横文字がカッコいいからです。
[16年09月19日 02:28]
[295048]春雨[豪傑]
タイトル案再掲。 
頭に【猛者のスープ】付けるそうです

①殺意に基づいた救命
②清らかな殺意
③殺意と矜持
④ラストブレス・オブリージュ
[16年09月19日 02:23]
[295046]ちくわさん
そして、思いの外長丁場。
最初に質問が溜まれば、それだけで2~30くらいまで伸びるかも。
[16年09月19日 02:18]
[295043]ちくわさん
はじめの一歩の影響で、ガゼルパンチの練習をしてた頃が懐かしいなあ。
[16年09月19日 02:17]
[295042]春雨[豪傑]
因みに100いかない程度に、そこそこは長引く予想。
スナイパーどもが居るので分かりませんが
[16年09月19日 02:13]