校舎裏

#big5#※注意※#/big5#
このチャットルームは、ボンベイさん、ひよこさん、ラーテルさん、シンゲツオオカミさんのみ利用できます。

それ以外の方は#red#立ち入り厳禁#/red#ですのでよろしくお願いします。

この部屋は、猛者のスープの問題を制作するためにあります。
目的がそれであれば、何をしても構いません。
問題制作の時間を、どうぞごゆるりとご堪能下さいませ。

改めましてラテシンチーム対抗戦～最強のスープはどれだ～にご参加アリガトウございます

つきましてはこの先のルールの補足についてご説明させていただきます
名前は匿名のまま、お伝えしましたが、チーム内では明かしても構いません
ですが、チーム外に明かすのはお止めください

この部屋を利用して問題を作成し、終了後公開をお許しいただければ、他の方の勉強にもなると思うので、ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます

何かご質問があれば忌憚なくどうぞ

EN5:ボンベイ
参加者を観客として問題の舞台へ惹き込ませるような、ストーリー性が高く、謎解きやミステリーの要素を含む問題を作ってみたいです☆（ゝω・）v
諸事情により頻繁には参加できませんが、できるだけ皆さんと協力して良い問題を作り上げたいです（＊´˘｀＊）♡
よろしくお願いしますっ(*･ω･)*_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ

EN17:ひよこ
チャームが高くて納得感のある問題をつくってみたい。印象に残る解説が書けるとなお良い
名前の通りまだひよっこなのであまり戦力にはなれませんが、私なりに頑張るのでよろしくお願いします。また、 この機会を自分の問題作りに活かせたらなと思います。

EN18:ラーテル
問題文の起・承・転・結のうち「転」の時点でとんでもないことが起こっているようなチャーム抜群の問題を作りたいです。
とにかくいい問題が出来るように頑張ります！

EN45:シンゲツオオカミ
アイデアも出していきたい。参加者が楽しめる問題や面白い問題を作っていきたい。
良さも引き出していきたい。かけもちも興味あり。

--------------------------------------------------
【問題文】
女は駐車場に車を止めて、店で買い物を楽しんでいた。

女「あら、このお洋服は坊やに似合うかもしれないわ。でも、坊やは駐車場の車の中だし……もう、一緒に連れてくればよかった！」

女が駐車場に戻ると、停めてあった車のガラスを割られていることに気付いた。


「車内にいる子どもが危ない！熱中症の危険が！」
そう判断した通りすがりの男が、女の車の窓を割ったのだ。

車の周りには野次馬の人だかりができていた。ガヤガヤと話し声が聞こえてくる。

「車内に子供が……」
「……まぁ置き去り！？それで……」
「死んでしま……」

急いで車のもとに向かい、その場にいた警官から全てを聞いた女。
女は愕然とした。

車内に置き去りにしてしまったことが原因となって
子どもが死んだのだという事実と向き合わされた女は
そのことで悲しんで泣き、子どもの命を救おうとした男に感謝した。
しかし、この一連の騒動で女は罪に問われることはなかった。

一体なぜ？

【解説】
ある人形職人の女がいました。

女とその夫はずっと子を欲しがっていましたが、
不運な夫婦は長らくその願いを叶えることができませんでした。

女の夫は、流行り病で若くして亡くなりました。

しかし、独り残された女はその時、
夫の子をその身に宿していました。

夫の忘れ形見を、女は持てるだけの愛情で、
懸命に育てました。

しかし、女の想いが実を結ぶ事はなく、
子もまた、歩けるようになる前に、亡くなってしまいました。

夫の分まで愛していた子にも先立たれたその女は、
仕事に励みました。
赤ん坊の人形を作り続けました。

亡き子をしのび、子が生き返るのを願うかのように。

人形を子に似せれば、子がその手に戻るとでも思うかのように。


子を愛する替わりに、人形を愛するかのように。


いつしか女の作る人形は、
本物の赤ん坊と見分けがつかなくなっていました。

そして女自身、その人形が生きている我が子であるように考えるようになりました。

（私の子は亡くなってなどいない。こうして私に抱かれているではないか。）
その考えが間違っているという現実に女は目をそらし、『我が子』をかわいがるようになりました。

女のそのような行動は、たくさんの人に気味悪がれました。

しかし、もう一度手に入れた幸せを、
今度こそ手放すことがないように、
女は大事に、大事にしました。



ある夏の日のこと。

女が買い物を終え、
駐車場に停めてある車に向かうと、
警察官が自分の車を取り囲んでいるのが見えました。

車のガラスは割られていて、
困り果てたかのような顔をした警官の手には、
我が子が不慣れな手付きで抱かれていました。

連れて歩く訳には行かずに車に残してきた赤ん坊の人形を、
本物と勘違いした別の利用客が、
心配して警察に通報したのでした。

女は泣き崩れました。



私の子どもを

助けてくれてありがとう



そして、私に現実を気付かせてくれたことも

ああ、私は、本当は気付いていたのだ。『我が子』が本物ではないということに。
本当の我が子であったならば、車内に置いていくようなマネなどしないと。
心のどこかで、ほんの少しの正常な意識が、人形であることを示したのだ。
そして、自分が車内に置いていったことが原因でこの騒動が起こったことによって、女は本当の我が子が亡くなった現実を受け入れることが出来たのだった。


現在 甘木さん が入室してます。(1人)
【総発言数：341】