【世界田中奇行】水上を誘う田中（問題ページ）

ﾏﾘﾝｽﾎﾟｰﾂ大好きな田中ゆりりはﾒｰﾙで水上を
水上(すいじょう)ｽｷｰに誘った｡

『水上ｽｷｰ付き合って｡
今度の日曜日､朝9時に駅まで来てね｡』

それを読んだ水上は頬を赤らめ､

『ゆりりのやつ…俺の事そんなにｽｷだったのか…
しかし大胆なﾒｰﾙだな…あいつめ♪(//▽//)』

と浮かれた｡

そして指定された日曜日の朝9時､
一輪の赤い薔薇をさりげなく胸ﾎﾟｹｯﾄに挿し､
ｽｰﾂでﾋﾞｼｯとｽﾀｲﾘｯｼｭにｷﾒた水上は駅で田中を待った｡

少し遅れて来た田中｡

田中『ごめん､待った?
つｰか何よ､その格好…
ﾏﾘﾝｽﾎﾟｰﾂしに行くんだよ?』

水上『へ? そうなの?

そんな事より､ゆりり…』

真剣な眼差しで田中を見つめる水上｡

田中『な… 何よ…』

後ずさりする田中｡



水上『こないだの(付き合ってっていう)答え､



“YES”　だよ｡』



いきなり田中に抱き着こうとした水上の頬はゆりりの奥底に眠る超拒絶的自己防衛本能から咄嗟に繰り出されるﾊｲﾊﾟｰｳﾙﾄﾗｽﾄﾛﾝｸﾞﾏｸﾞﾅﾑｻｲｸﾛﾝゆりりﾒｶﾞﾄﾝﾊﾟﾝﾁによって無惨なまでに陥没し､

田中『このゲス野郎が！！！！！！！！！！』

田中はその場を去った｡





血の混じった唾を吐き散らしよろめきながら､
水上は自分の中に“痛みを痛みと感じず､むしろどこか快楽的に気持ちが高揚している新しい感覚”が芽生えている事を
確かに感じ取っていた｡