【勝手にコラボ祭】イガイガドーナツ（問題ページ）

こ
こ
は大きなデパート。とても広く、色んな店が並ぶ。

そんなデパートなので迷子も多い。今日もめんどくさい子どもが迷子になった。

迷子の男の子を見つけた店員は、とりあえず自分の持ち場のスタッフルームに連れて行き、迷子の放送をかけた。じきに母親が迎えに来るだろう。それまで子どもの面倒をみることにした。

好奇心旺盛な男の子。とりあえずおやつでも、と思い自腹を切ってドーナツをあげた。

男の子は笑顔でドーナツにかぶりつく。まぁこれで大人しくなるなら安いものだ。

ところがどっこい、ドーナツをペロリとたいあげると、もう一つよこせと、ぐずり出す。仕方ない。またもやドーナツを買い与える。

そして五個目。さすがの店員も早く来ない母親に苛立ち始める。それでも止まらぬドーナツ要求。

七個目。大量に買ったドーナツに飽きたのかドーナツで遊び始める男の子。机の上のつまようじをぶすぶすとドーナツに刺し始める。ついには、穴につまようじを詰め、店員に向かって投げ始める始末。さすがに店員も限界だった。

店員はいい事を思いつく。母親ならこの男の子を黙らせる事が出来るだろう。そう思い、自ら母親になりきる為に女装をし、男の子の前に出ていった。

男の子「あっ、お母さーん！」

ほらみろ。子どもなんてちょろいもんさ。

走ってくる男の子。ほら、おいで。手を広げた店員を素通りし、後ろにいた本物の母親に抱きついた。

母親と目が合う店員。ものすごく冷たい視線で店員を見る母親。店員は一言も喋ることが出来ず、お辞儀をすると顔を真っ赤にしながら部屋にこもった。

次の日、店員は化粧品売り場に飛ばされた。