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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

急がばやっぱり回っちゃダメ(問題ページ

平高校から最寄り駅まで歩くには、大通りをまっすぐ行くルートと、住宅の間を縫って行く近道という2本のルートがある。
大通りなら15分はかかるが、近道を通れば10分程で駅に着く。ただし、大通りの方が店も人通りも多く、街灯も狭い間隔で並んでいるのに対し、近道は夜になるとほとんど人が通らず、一本の街灯もない。
そんな訳で、水平高校の教師であるラテオは、遅い時刻に下校する生徒には大通りを通るよう勧めているのだが、
ある生徒――名前はカメオである――が一人で遅い時刻に下校しようとするのを見かけた時だけは、肩を掴んで呼び止め、近道から帰るようにしつこく勧めるのだという。
一体なぜ?
17年10月21日 13:35
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]



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メオは、徹底した本の虫である。
立てば読書、座れば読書、歩く姿は二宮金次郎とばかりに始終本を読んでおり、先生が注意してもやめない。
もちろん通学路でも読書をしており、その集中力は、走る車がそばを掠めていっても平然と本を読み続けているレベル。教師や友人が声をかけても、ほぼ無反応だ。
そんなカメオに夜道を歩かせるのは、滅茶苦茶危ない。一人ではなく、友達と話しながら歩くならまだしも、本を読みながら歩いていたら、事故にあっても尚本を読み続けるのではないか。
そう危惧したラテオは、本が読めてしまう明るい大通りではなく、一本の街灯もなく本が読めない近道をカメオに勧めるのだった。
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トリック部門からす山
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「カメオが予想外の極端な性格でした。カメオの性格というか特性にトリックがあります。そこが解けた時の納得感も高いです。」
2017年10月21日19時

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