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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

裏目電話(問題ページ

メコは、自宅の一部を利用して料理屋を営んでいる。
カメコの料理は美味しいことで評判で、いつも店の外には行列が出来ているほどだ。
ある時、その評判を聞きつけた雑誌に取り上げられ、カメコの店はますます繁盛した。
だが、彼女の家は、閑静な住宅街にあったため、行列が騒がしくなったり、長くなったりすることについて、近隣の住民から苦情の電話が多くかかってくるようになった。
それに悩まされたカメコは、整理券を配ることで、行列を無くすことに成功した。
ところが、整理券を配ってからの方が、その前よりもカメコにかかってくる電話の量は増えてしまったのだという。
一体なぜ?
17年10月14日 16:48
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]



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メコの家は、閑静な住宅街にある。それも、少し入り組んでいるだけでなく、近所に並んでいる家同士の形が良く似通ってもいるような。常連や近隣に住んでいる人ならともかく、一見さんは間違いなく迷うだろう。
行列があるうちは、それに付いていけば必ずカメコの店に着けたが、整理券で行列を無くしてしまった後は、近くまで行けても、どれがカメコの店かが分からなくなりがちなのだ。
そこで、店がどれか分からない客は、カメコに電話をかける。
「どれがあなたのお店ですか?」
行列に対する苦情はなくなったものの、それ以上に場所の問い合わせが増えてしまい、カメコは困ったという。

後日、家の前に看板を立てたら電話が減りました(*^_^*)
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伏線・洗練さ部門からす山
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「「閑静な住宅街」がほぼ唯一のクルーで、それによって、整理券を配るまいと苦情の電話が増え、逆に配ろうと電話はさらに増える、というこの奇妙な状況が見事に説明されます。アイデアもそこからの問題の構築もうまい、よく練られた見事な問題だと思います。」
2017年10月14日17時

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