子供連れの家族や女性を見つけると、近づいて、少し後ろを歩く男がいる。
男の行いが一般的に「良い」とされるなら、一体どんな理由だろう?
17年10月08日 13:43
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[白露もみじ]
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男の子は一人で塾に行き帰りしている。帰りは夜遅くで道も暗く、とても不安だ。
最近このあたりで不審者も出たらしい。男の子は、比較的安全そうな人を見つけると、近づいて少し後ろを歩く。
そうすることで、危険なことに巻き込まれる確率を少しでも下げるのだ。
1行:男の子は塾から帰る夜道を、安全そうな人の近くを歩くことで、不審者から身を守るため。
総合点:2票 チャーム:1票 伏線・洗練さ:1票
チャーム部門からす山【
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「どう見ても不審人物の描写。なのに「良い」とされる行い。かなりのチャームではないでしょうか。」
2017年10月09日13時
伏線・洗練さ部門からす山【
投票一覧】
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「タイトルも含めて、見事な納得の解説です。不審者ではなく、むしろ逆に不審者を警戒しての行動だったのですね。逆説トリックも素晴らしい、またここにもタイトルが絡んでいます。こういうことをしなければならない男の子の心理も分かりやすく描写され、またそれが描写の仕方によっては問題文のような「不審者」になってしまうのだな、ということも考えさせてくれます。全体的に高い完成度、洗練さに1票です。」
2017年10月09日13時