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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

【三題噺】最初で最後の謎。(問題ページ

人のカメコが作ってくれた手料理は衝撃的だった。
生まれて初めて体験する見た目、匂い、味。
カメオは思わず「これ…一体何?」とカメコに尋ねてしまい
とても気まずい空間となってしまった。
しかし「得体の知れない謎の手料理」だったからこそ
カメオはカメコに感謝したという。
一体なぜ?

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※この問題は「謎」「空間」「感謝」
のお題をもとに作られた三題噺の問題です。

~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、下記からご確認ください。
ルール説明>ラテシンWIKI>データベース>イベント>無茶振り三題噺
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17年10月01日 22:08
【ウミガメのスープ】 [221aの住人]



解説を見る
人のカメコが作ってくれた手料理を初めて食べたのは
遭難した船の中だった。
何週間も海を漂い、食料はとうに尽きたはずなのに
その日、カメコは肉が入ったあたたかいスープを持ってきた。

僕は体を起こした。
やせ我慢してカメコに食料を譲り続けていたら
僕の方が衰弱してしまって、最近は立ち上がる気力がない。
カメコは自分のせいだと落ち込んでしまうし、本当に情けない。
早く回復しなければとスープを口に運んだ。

不思議な味がした。そういえば見た目からも匂いからも
スープの中の肉が、何の肉だか判断できない。
一瞬嫌な考えが頭をよぎり、僕は思わずカメコに尋ねた。
「これ…一体何?」

気まずい時間が流れた。
カメコはうつむいていた顔を上げると微笑んで言った。
「何か食料がないか一等室を探していたら、
部屋に備え付けの冷蔵庫にこの食材を見つけたの。
私にも何の肉か分からないんだけど、一等室の客の持ち物だろうし
外国の珍味なのかも。私たちの口には合わないけど。」
ぎこちなさを微塵も感じない完璧な微笑みだった。
ただ、右頬に涙が一筋伝っていた。
「そうなんだ。庶民の僕らには難しい味だねぇ。」
僕は何も考えずカメコの言葉を信じることにした。

その数日後、僕らは救助された。
後日聞いた話だと、僕らと一緒に救助された人の中に
「ウミガメのスープ」を食べて生き延びた人がいたらしい。
その人はその後、レストランで「ウミガメのスープ」を食べ
自殺してしまったらしい。
僕は何も考えないことにした。

僕は「謎のスープ」を食べた。
だから今、ここにいる。
それだけで十分だ。


【要約】
本家「ウミガメのスープ」の「スープの男」が自殺しない方法。
人肉スープを食べる際、「何の肉か分からないスープだ」と嘘をつかれたため
食べた人が『人肉のスープを食べた』という確証をつかむことができなくなった。
(「Aのスープだ」と嘘をつかれるとAを食べた時に、確証をつかめる。
「何の肉か分からないスープだ」と嘘をつかれると再び人肉を食べなければ、
謎のスープは謎のまま、確証をつかむことはできない。)
総合点:1票  斬新さ:1票  


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斬新さ部門甘木
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ネタバレコメントを見る
「本家ウミガメを参照にした意外な発想。確かに、その手があったか!と思えます。」
2017年10月01日22時

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