楽しいデートの帰り道、恋人のカメコの手を握ったカメオは、
「もうカメコとデートすることはないだろうな」
と直感した。
何故?
17年09月27日 20:13
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[アメミヤ]
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山デートの帰り道、崖から滑り落ちそうになったカメオ。
カメコの差し出した手を握ったが、
非力な女性であるカメコが自分を引き上げることはできないだろうと考え、
「(死ぬ自分は)もうカメコとデートすることはないだろう」
と思ったのだ。
☆以下、読まなくても良いストーリーです☆
「山デート、とっても楽しかった!」
カメオは笑顔のカメコを見てほっとした。
ペットボトルの蓋さえ開けられない非力で可憐なカメコは、こういうアウトドアなデートは苦手かと思ってたけど…誘ってよかった。
「…!?カメオくん、崖!危ない!」
慌てて差し出されたカメコの手を握るカメオ。
恐る恐る下を見るととんでもない高さ。
この手を離したらきっと死ぬ…!
(華奢な手…。
…女の子のカメコに引き上げられるわけないよな…。)
カメオの頭の中では走馬灯が流れていた。
カメコと出会ったこと。カメコに告白したこと。カメコとデートしたこと…
(死んじゃうのかな…。
もう、カメコとデートすることはないんだ…。)
そんな感傷に浸っていると、突然ものすごい力で上に引き上げられた。
「…よかった!引き上げられた!」
「えっ」
「私、今まで隠してたけど、すっごい怪力なの…引いちゃった?」
「…そんなわけないよ!カメコが怪力でよかった!」
「カメオくん…♡」
「カメコ…♡」
〜Happy end〜
総合点:1票 トリック:1票
トリック部門からす山【
投票一覧】
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「まさかの状況でした。この状況を完全に覆い隠している問題文のトリックが素晴らしいです。(そして何気にハッピーエンドなのも好きですw)」
2017年09月27日20時