煙草を使って5問出題した者に与える称号（問題ページ）

お急ぎの諸君には、下部にて短い解説を用意した。

さて、カメオはクイズ同好会の部長だ。彼の出題するマッチ棒クイズにはいつも驚かされる。

しかしその日、カメオはこともあろうか伝家の宝刀マッチ棒を忘れてしまったのだ。

マッチ棒を失いあわやデクノボーというその時、彼は閃いた。

煙草で代用すればいいではないかと。

吸いかけの煙草なら多くとも10数本、 それで足りるのだろうか…
という私の心配もつかの間、彼は即興で手持ちの本数ぴったりの問題を作り上げた。

「さあ！この煙草を一本動かし、正しい式とせよ！」

そしてその難易度たるや尋常ではなかった。
煙草を我慢している彼のことを思う一方、それが雑念となってか、いくら頭を捻れど解ける兆しがない。

「もう限界。ギブアップだ。」

私がそう言うと、
彼は無言でその一本を動かし、私に解答を示した後、その煙草を口に運んだ。

言葉を失うほどの納得感、それは所謂スッキリ！というやつだったが、
どう見ても彼の方がスッキリしているように見えたのだった。


余談だが、お察しの通り、私もクイズ同好会の会員である。
専門はもちろんウミガメのスープだ。お楽しみ頂けただろうか。



以下、短い解説
友人は私にマッチ棒クイズを出そうとしたが、マッチを忘れたので煙草で代用した。

残り本数ぴったりでの出題だったので、その間煙草を我慢していたが、「もう限界。ギブアップだ。」と私が言ったので、
彼は解答を示し、ライターで煙草を吸った。