美少女伊吹ちゃんの肌面積の増えた姿を目にした亀雄君は、死を覚悟した。何故?
17年05月14日 17:12
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[煙突屋]
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旧暦2067.5.14 核戦争の勃発。
旧暦2067.5.29 人類の99%以上の死亡が確認された。
新暦0001.7.28 新人類の祖、IV生誕。
(「世界目録-歴史編-0章 旧暦について」 より抜粋)
-DIARY 所有者:水平寺 亀雄-
68.7.24
瓦礫と化した東京の中で、日記帳なんて洒落たものを拾っちまった。せっかく見つけものだし、この人類滅亡後の世界について書いていこうと思う。と言っても、読む奴なんていないと思う。何しろ今生きてるのが男7名だけだ。体が弱い女性とか子供とかご老輩とかはみんな先に逝っちまった。関西のほうまで行けばいるのかもしれないけど、まぁ絶望的だな。
68.7.25
所長が保護服を開発したらしい。あ、所長っていうのは俺たちが住んでる研究所の長だ。なんでも、もともと大学の工業系の教授だったらしい。食糧生産機とか浄化機とか作ってくれたから頭が上がらん。で、この保護服ってやつがすごくて、ある程度なら放射能をカットしてくれるらしい。現状だと長時間外にいるとお釈迦だからな。今度からはこの服使って遠出できるぜ。
68.7.28
とんでもないものを発見した。女の子だ。病院の地下室にいて、生命維持カプセルが奇跡的に壊れていなかったらしい。所長に連絡したら飛んできて保護服を持ってきてくれた。女の子は目を覚まさないけど、生きてることは確かだ。これから研究所に連れて帰る。
68.7.31
女の子が目を覚ました。驚くことに、ほとんど体に異常は無いらしい。あと、お腹が酷く空いてるらしく、めっちゃ食ってた。名前は思い出せないていうから、所長が人類再興の希望、ということで「IV」って名付けた。でも俺は日本人っぽく「伊吹」って呼ぶことにした。なんだかIVじゃあかわいそうだしね。
67.8.28
伊吹と一緒に過ごし始めて1か月弱が過ぎた。伊吹は性格がいい子で、よく俺に懐いてくれている。そこそこ平和に暮らしていたが、地下水に問題が生じたらしく、治るまで渋谷の方の第2シェルターへ引っ越すらしい。何も起きずに移動できるといいが…
67.9.2
所長たちとはぐれた。足をくじいた伊吹を待っていたら、先に行ってしまったみたいだ。幸い、非常食などはあるので、後から追いかけていくことにする。
67.9.3
伊吹の保護服が破けた。足を痛めたのがまだ残っていたらしく、ちょっとしたくぼみに引っかかって転んだ時に破けたらしい。俺は死んでもいいが、伊吹はこの日本、いやもしかしたらこの地球最後の女性かもしれない。死なせるわけにはいかない。まだ拒んでいるが無理にでも押し付ける
67.9.4
結局服を伊吹に押しつけた、なるべく放射せんの影きょうがでるまでにあっちにたどりつく、いぶきを助ける。がんばる。
67.9.6
すこしあたまがいたいたくなって(以下、判読不能)
67.?.?
い#きいkt
きみが@きdった
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