愛しのカメコにフラれる(無論、恋愛的な意味で)かもしれないとカメオは感じたため、
急いでお汁粉を飲むことを選択。
お汁粉を飲み終えたカメオは、「カメコさんにフラれないで済んだ……」と、心の底から安心したという。
一体どういうことだろう?
17年03月28日 19:11
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[甘木]
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学校の帰り、通学路で待機しているカメオ。
カメオ(ドキドキ……今日こそは、愛しのカメコさんに告白するぞ!……き、きた!)
遠くから同級生のカメコが歩いてくる。
カメオは、カメコに近づくように歩いて行った。
正面から歩いてくるカメオに気付いた様子のカメコ。
しかし、カメコに目を向けられたカメオは……
カメオ(……あぁ、やっぱりダメだ!なんかフラれるような気がする!やめやめ!)
ヘタレのカメオは、告白を中止することに決定。
そして、とっさに二人が向かい合って歩く道のちょうど真ん中あたりにある自販機の前まで急いで歩き、そこで足を止めた。
カメオ「何を飲もうかな~……お汁粉しか残ってないか……よし、お汁粉っと!ポチっとな!」(横目でカメコが素通りするのを確認)
こうしてカメオは『自販機で飲み物を買うためにそちらへ向かっていたわけで、別にカメコさんへ話しかけるために向かっていたわけでないですよ』的なスタンスを醸し出すことによって、歩いて近づいた自然な理由付けをした……つもりなのであった。
お汁粉を飲み終えた亀夫は、告白そのものを回避したことで取りあえずはカメコにフラれるかもしれないという恐怖から逃れたのだ。
総合点:1票 納得感:1票
納得感部門からす山【
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「うん、なんか……凄い気持ちわかります。似たようなこと、何度もやったことある……。ヘタレな人ほど納得がいってしまうでしょう。」
2017年10月23日20時