夏の風物詩、レモネードスタンド。
私は夏が来ると、様々なレモネードスタンドのレモネードを飲むのが趣味だった。
しかし、去年の夏から私はその趣味をぱったりとやめた。
一体何故
11年07月05日 20:50
【ウミガメのスープ】
[アイゼン]
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去年の夏、私は片隅にぽつんと立っているレモネードスタンドに立ち寄った。
可愛らしい二人の女性の笑顔。爽やかなレモネードの香り。
やっぱりこの趣味をやっていてよかった。私はそう思いながら、差しだされたレモネードに口をつけました。
味が変だ。不味さの中にある甘味に気持ち悪くなる。それと同時に身体が、瞼が重くなる。
霞む視界。グラスの中で揺れてるのは赤い液体……? そしてグラスの縁には――
気が付くと、そこは薄暗い倉庫だった。
拘束はされてないようなので、立ち上がり、歩き回ってみる。
笑顔に見とれていて大変なものを飲まされた。頭がぐらぐらする。
そう思いつつ、適当にふらふら歩いていると、何かに足が当たった。
何だろうと、足元を見ると、そこには死体が無造作に積み重なっていた。
悲鳴を抑え、それをよく観察する。両目が、なかった。
それを確認したとどうじに脳内にフラッシュバックする意識を失う前の光景。
赤い液体。
グラスの縁に飾られていた、レモンのように輪切りされた、
目玉。
私は逃げ出した。
鍵はかかってなかった。きっと、もっと長く寝ているのだろうと、彼女たちは思っていたのだろう。
走った。無我夢中で走った。
何とか交番に辿り着き、今までの事を説明し、半ば引っ張るように警察官をレモネードスタンドがあった場所に連れて行った。
が、そこには何もなかった。警察は私を嫌な目で見て、立ち去った。
それ以来、私はレモネードにすっかりトラウマを持ってしまった。
彼女たちを見かけた事はないが、女性の笑顔を見ると、必ず背筋が寒くなる。
きっと、何処かで同じような事をしているのだろう。そう思い、また背筋が寒くなるのだった。
元ネタは、HTFの「Eyes Cold Lemonade」
グロいので、検索する時はご注意下さい。
YouTubeのやつは、サムネからして……
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斬新さ部門天童 魔子【
投票一覧】
「(;゚д゚) ぎゃああああ でも面白い」
2014年11月28日15時