腹を空かせた猫の前を、ねずみが横切った。
しかし、猫はねずみを襲わなかった。
なぜだろう?
16年08月15日 22:28
【ウミガメのスープ】
[高岡はいんりひ]
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あるところに動物嫌いの人間がいた。人間は、家にねずみが出るのが嫌で、仕方なく猫を飼い始めた。
しかし、動物嫌いな人間はまともに猫の世話をせず、猫はいつも腹を空かせていた。
腹を空かせた猫は必死でねずみを捕り、ねずみは減っていった。ねずみが最後の一匹になったとき、猫は飼い主のつぶやきを聞いてしまう。
「ねずみが居なくなったら、ついにあの忌々しい猫ともおさらばだ」
最後のねずみを捕れば自分が捨てられてしまうと悟った猫は、ねずみを襲うのをやめたのであった。
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納得感部門ですとん【
投票一覧】
「初出題でこれとは恐ろしい 文章すべてにちゃんと思いもよらない意味があります」
2016年08月16日14時