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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

女心はうつろうもの(問題ページ

る手術を受けた女は、麻酔から目覚めてほどなくして、手術にまつわる説明を受けた。
すると女は、「私はもう死ぬ!」と叫んで暴れた。

しかし数日を経て平静に戻った後は、二度と死ぬとは言いださなかった。
そして、一月もしないうちに退院していった……健康体で。

なぜ女は「私は死ぬ」と叫び暴れたのか。なお、病気や薬で精神状態が一時的に異常だったわけではない。
16年06月05日 21:28
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]



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の初老に近い婦人は、退院後、経過を確認するために外来を訪れる。


「その後心臓の調子はどうですか」

「はい。……息子の心臓は問題ありません」

「そうですか。……移植待ちのあなたに心臓を提供したのが事故にあった息子さんというのは悲劇でしたが、息子さんもあなたを守ってくれているのでしょう」

「そうなのでしょうか……そうなのでしょうね。ところで先生、臓器の提供元を知らせるのは規則違反だったのでしょう?」

「……ええ。ご内密に願いますよ。ただ、最愛の息子さんが亡くなったということを聞いて、あなたが絶望することは目に見えていましたので……あなたが死んだら息子さんの心臓まで死んでしまうことはお知らせしなければと思ったのです」


そして診療を終えた婦人は帰っていく。胸の中にいる息子と二人で。
総合点:1票  物語:1票  


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物語部門蓮華
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「「二度と死ぬとは言いださなかった」の重みがあります。命について、生について考えさせられる一問です。」
2016年06月22日22時

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