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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【麻雀問題】不可和了(問題ページ

雀好きの友人・シゲルは先日、

九九九 ②②② ②③④ ④④ 東東

という聴牌形から、リーチ・門前清模和・三暗刻・東・ドラ1で和了したという。
しかし私は、そんな和了は不可能であると確信した。

いったい何故、この和了が不可能なのだろうか?


※要麻雀知識です。
※牌姿の漢数字は萬子、○付きの数字は筒子を表しています(挿絵参照)。
16年05月15日 22:53
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [牛削り]



解説を見る



九九九 ②②② ②③④ ④④ 東東

という聴牌形から役牌(東)が成立するのは、東が和了牌のときのみである。
つまり最終的な和了形は、このようになる。

九九九 ②②② ②③④ ④④ 東東 

リーチをかけて2巡目以降でツモったのであれば、

リーチ・門前清模和・三暗刻・東

が成立する。

さて、問題文によれば、ここにドラが1つ乗っているはずである。
そのドラはどれだろうか。

ドラの可能性があるのは、和了形を構成している九、②、③、④、東のいずれかである。
しかし九、④、東ならばドラは3つ②ならばドラは4つになるはずである。
また、和了形に数牌の5がないため、赤牌については考慮しなくてもよい。
したがって、ドラ1を成立させることができるのは、③がドラの場合だけである。

さて、③がドラである、とはどういうことか。
王牌について考えてみよう。
③がドラのとき、ドラ表示牌は②である。
しかし、シゲルの和了形を見ると、②が4枚使われている
これでは、ドラ表示牌と合わせて、②が5枚ある計算になってしまう。

したがって、各牌が4枚ずつしか存在しない麻雀のルールでは、シゲルの言う和了は不可能なのである。
総合点:1票  その他:1票  


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その他部門からす山
投票一覧
「麻雀の知識がないと、それも相当詳しくないと、問題文からして何のことやら全然分からない、珍しい要知識問題です。麻雀好きな人はぜひ解いてみたい問題でしょう。特殊過ぎる問題、その他投票します。」
2017年10月15日10時

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